「SEOの外部対策を強化したい」
「ただ、どのようにすれば外部リンクが増えるかわからない」
内部リンクは自社で強化できても、このように外部リンクはなかなかうまくいきません。一方で、SEOにとって重要な要素の一つであることは間違いないでしょう。
本記事ではSEOの外部対策とは何かを説明し、対策におすすめなツールと具体的な獲得方法を紹介します。
seo外部対策とは
SEOの外部対策とは、Webサイトの改善を外部からおこなう方法です。主に、Webサイトへのリンクを増やすことを指します。
検索エンジンにはリンクが多いWebサイトと少ないWebサイトの2つがあります。このうち、Googleが評価するのは「リンクが多いWebサイト」です。したがって、SEOの効果を高めたい場合「いかにリンクを獲得するか」が重要なのです。
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外部対策に使えるseo対策ツール
SEOのツールを用いて外部対策することも可能です。外部対策に使えるseo対策ツールとしておすすめなのが以下の2つです。
- Google Search Console
- ahrefs
Google Search Console
まずおすすめなのがGoogle Search Consoleです。Google Search Consoleは、Googleが提供するサイトの管理とSEO分析ツールです。具体的には、以下の機能があります。
- Googleからのトラフィック分析
- インデックス状況の確認
- 検索エンジンからのメッセージの確認
- クロールエラーの検出
特に、「自社サイトのどのページがリンクされているのか」「どのような外部のサイトにリンクされているのか」などが無料で確認できます。
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ahrefs
Ahrefsは60万人が使うSEOの分析ツールです。以下の情報を取得できます。
- ウェブサイトのバックリンク
- 入手可能なキーワード
- 検索順位
専門的なツールですが、直感的に使えるため初心者でもすぐに使いこなすことができるでしょう。外部対策はもちろんのこと、競合との比較から「内部対策として足りていないのはなにか」も分析できます。有料のツールですが、試してみる価値は十分にあります。
外部対策の被リンク獲得方法
外部対策で被リンクを獲得する方法は以下の3つです。
- 他社に被リンク営業を持ちかける
- 最新のトレンドに合わせて記事を作成する
- 1次情報を用いた記事を作る
他社に被リンク営業を持ちかける
被リンク営業とは、他のサイトにリンクを張ってもらおうと営業を持ちかけることです。SEOにとって、他サイトからのリンクを受け取ることは重要な要素の一つです。上述したとおり、検索エンジンはリンク数や質をもとに、そのサイトの順位を決定します。被リンク営業をするとリンクが増えるため、順位の向上を目指せます。また、他サイトからのリンクを受け取ることで、自サイトへのアクセス数も増えます。
リンクを張ってもらう対象となるサイトは、関連する分野のサイトや有名なサイトなどを選んでください。さらに、適切な誘導でリンクを張ってもらえるように提案しましょう。このように被リンク営業はSEOの外部対策の一つとして有効な手法ですが、無理な提案や不適切な誘導文を使ったり、他のサイトに対して圧力をかけたりすることは絶対に避けてください。
最新のトレンドに合わせて記事を作成する
最新のトレンドに合わせて記事を作成することも、SEOの外部対策として重要です。検索エンジンにとって話題性の高い内容が好ましいためです。
また、トレンド記事は多くの人が関心をもつため、リンクを張ってもらえる可能性が高くなります。トレンドのリサーチに役立つのが「Googleトレンド」です。
Googleトレンドを使えば、どのようなトレンドがあるかすぐにわかります。無料で使えるため、ぜひ活用してみてください。
1次情報を用いた記事を作る
記事には1次情報を含めましょう。1次情報を用いることで、情報の新鮮さ、品質、深さなどが高くなります。実際に、Googleは記事の評価基準として、2022年12月に「E(経験)」という要素を追加しました。
このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。
出典:Google 検索セントラル |品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加
具体的には、特定の分野に関連する調査を行うことが大切です。例えば市場調査会社などから入手可能なデータを分析し、独自の見解を組み込んで発信しましょう。ユーザーは最新かつ高品質な情報を入手することができ、サイトの信頼性や権威性も向上します。
外部対策のサイテーションの獲得方法
サイテーションとは、日本語で「引用」「言及」を意味するものです。例えば、インフルエンサーに記事を引用リツイートしてもらったり、有名な番組で資料として使われたりするとSEOに大きな効果をもたらします。
サイテーションの獲得方法は以下のとおりです。
- シンプルなサイト名にする
- SNSを通じて自社サイトの情報を発信する
- OGPを設定する
シンプルなサイト名にする
サイト名は、検索エンジン上でのサイト識別やブランドアピールに大きな役割を果たします。わかりやすいサイト名をつけることで、検索結果での印象やクリック率の向上などが期待できるでしょう。
具体的には、キーワードを含めた適切なドメイン名やブランド名を使うことが重要です。特にTwitterなどで引用する場合、サイト名が長ければ文字数が圧迫されてしまい、拡散されにくくなってしまうため注意が必要です。
SNSを通じて自社サイトの情報を発信する
SNSを活用することは、サイテーションを向上させるために重要です。SNSでリンクを貼ってもらっても「nofollowタグ」が付いているため、被リンクのカウントにはなりません。ただ、良質なコンテンツを作って定期的に発信すれば、ユーザー間でシェアされ好意的なサイテーションの増加が期待できます。
このように好意的なコンテンツが拡散されれば、間接的に被リンク効果があるともいえるでしょう。
OGPを設定する
OGP(Open Graph Protocol)とは、SNS上でのコンテンツの共有時に表示されるタイトル、サムネイル画像、概要などを事前に指定する方法です。OGP設定を行うことでSNS側で自動作成された情報ではなく、ページに掲載している情報を適切に伝えられます。
OGP設定は、HTMLの <head> 部分に特定のタグを使って記述することで行います。OGP設定を行うことでユーザーが伝えられる情報量が多くなり、SNS上でコンテンツが拡散しやすくなることからサイテーションが発生しやすくなるでしょう。
まとめ
外部対策とは、外部リンクを獲得するための施策と考えて問題ありません。外部リンクを獲得するためには、外部対策ツールを使うことがおすすめです。
ただ、外部対策ツールを使っても、具体的な行動に起こさなければ意味はないでしょう。本記事で紹介した外部リンクやサイテーションの獲得施策を講じて、外部対策の効果を高めてください。