「web広告デザインで成果を出したい」
「でも、成果の出し方がわからない」
web広告のデザインは広告配信の結果を大きく左右する重要な要素であり、企業のブランドイメージと消費者への訴求力の両方が必要です。
本記事ではweb広告デザインの仕事を解説し、実際にweb広告の作成に役立つ知恵や参考サイトを紹介します。
web広告デザインとは
web広告デザインとは、その名の通りweb広告をデザインすることです。商品の販売やブランド認知の向上など、広告の目的に合ったデザインを制作します。
web広告のデザインは、消費者への訴求力と広告主のブランドイメージとの両立が大切です。
web広告デザインの種類
web広告デザインの仕事には大きく2種類の制作があります。
- 広告バナー
- LP(ランディングページ)
広告バナー
広告バナーとはwebサイトやアプリケーションに表示される広告のことで、テキストや画像、動画などさまざまな形式があります。InstagramなどのSNSやGoogleなどの検索エンジン上で、我々が見ている広告のほとんどがバナー広告です。
広告バナーは画像やテキストの使い方が自由であり、視覚的に消費者に訴求できるメリットがあります。バナー広告のデザインには企業のブランドイメージを活かしながら、消費者に最大限の訴求ができるデザインが求められます。
LP(ランディングページ)
LPとは、ユーザーが検索エンジンや広告などから最初にアクセスするwebページを指します。一般的にwebデザインにおけるLPは、広告からの遷移先である商品・サービスの説明を目的とした縦長のページを指すことが多いです。
LPの制作も広告バナーの制作と一緒にwebデザインの担当者が行うことがあります。LPには広告バナーを見て興味を持ってくれた人がアクセスするため、商品・サービスのことを詳しく書きます。
web広告のデザインで成果を上げるために重要なポイント
web広告のデザインで成果を上げるために、下記のポイントに注意しましょう。
- 事前に広告の目的やターゲットを明確にする
- 広告の配信媒体を確認する
- 視線を留めるテキストや配色にする
事前に広告の目的やターゲットを明確にする
広告をデザインする前に、広告の目的やターゲットを明確にしましょう。
web広告では新聞やチラシなどの広告と違い、特定の狙ったターゲットに広告の配信がされます。そのためweb広告のデザインは不特定多数の人ではなく、そのターゲットに刺さることが大切です。
また、web広告は商品の販売やブランドの認知拡大などその目的もさまざまです。web広告のデザイン制作にとりかかる前に、社内やクライアントと広告の目的とターゲットを明確にすることをおすすめします。
広告の配信媒体を確認する
web広告のデザインは、広告の配信媒体にも影響されます。同じ目的やターゲットのバナー広告でも、配信媒体によってデザインを変えることが必要です。
主な配信媒体としてGoogleやYahoo!などの検索エンジン、Facebookやyoutubeがあります。これらの配信媒体ではバナーの推奨サイズや入稿規定が異なり、規定に合わない広告を使用すると広告が正しく掲載されず効果が落ちてしまいます。
web広告のデザインをする際には、どの媒体で使う広告なのか事前に確認しておきましょう。
視線を留めるテキストや配色にする
web広告のデザインでは、ユーザーの視線を留めるテキストや配色の使用が重要です。
スマホのように画面が小さく、スクロールなどで簡単に画面を切り替えれてしまう媒体では、いかにユーザーの視線を留められるかが大切になります。ユーザーの印象に残りやすく、ユーザーが画面を止めてくれるようなテキストや配色の使用がおすすめです。
デザインのテキストや配色については次に紹介するギャラリーサイトが参考になります。自身の視線を留める広告デザインをぜひ探してみてください。
web広告のデザイン作りに参考になるサイト
ここからはweb広告のデザイン作りに参考になるサイトを紹介します。
実際にバナー広告をたくさん見ることで、自身の制作の幅を広げられます。また実際に自身のバナーデザインにも取り入れられるフリー素材のサイトも紹介していますので、使いたい画像を探す時にも合わせてご活用ください。
バナーデザインを見れるギャラリーサイト
バナーデザインを見れるギャラリーサイトには下記があります。
- retrobanner
- BANNER LIBRARY
- バナーデザインアーカイブ
これらのギャラリーサイトを見ることで、効果的なバナー広告のデザインを学べます。また、自身では思いつかないようなデザインからインスピレーションを受けられるので、デザインに行き詰まったときにもおすすめです。
retrobanner
「retrobanner」は、12,000を超えるバナーが掲載されているギャラリーサイトです。平日に4つの新しいバナーが追加されるため、常に最新のトレンドのバナーを確認できます。
retrobannerの特徴の1つにカラーコード確認機能があります。サイト内に気に入ったバナー広告があれば、実際に使用されている主要16色のカラーコードが見られるのです。すぐに自身のデザインに反映できるのは大きなメリットです。
BANNER LIBRARY
「BANNER LIBRARY」は、おしゃれなデザインのバナー広告を見たい人におすすめなギャラリーサイトです。各バナーはそれぞれの特徴のハッシュタグで分類されているので、イメージに合うデザインの広告を見つけやすいです。
また、BANNER LIBRARYには、SNSごとの広告を閲覧できる機能があります。自身が作成したいバナー広告の配信媒体に絞って確認することで、よりデザインのイメージを作れるでしょう。
バナーデザインアーカイブ
「バナーデザインアーカイブ」は、業種や広告サイズを問わず2,100を超えるバナーを閲覧できるサイトです。広告の業種・サイズ・色の3つの項目からバナーを絞り込めるため、自分のイメージにあったバナーを探せます。
自社と類似の商品の広告を見たい時や、広告のサイズとイメージカラーが決まっているときにおすすめです。
バナーデザインに使えるフリー素材サイト
バナーデザインに使えるおすすめのフリー素材サイトは以下の通りです。
- イラストAC
- イラストナビ
上記のサイトでは、バナー広告に使えるイラストを探せます。フリー素材のイラストであればイラストレーターに外注する必要がないため、経費を抑えて制作可能です。
イラストAC
「イラストAC」は、国内最大級のイラスト素材サイトです。240万点を超えるイラストが掲載されており、すべてのイラストが商用利用できます。
1日4回のキーワード検索と最大9点のイラストのダウンロードが無料でできるため、経費を抑えたweb広告デザインには欠かせないサイトになっています。イラストのファイル形式もPNGやJPGに加えて、Ai形式に対応しておりデザインの色の編集なども可能です。
月額1,569円(税込)のプレミアム会員に登録することで、検索回数とダウンロード上限が無制限になります。
イラストナビ
「イラストナビ」は、手書きのようなタッチのイラストが特徴的なフリー素材サイトです。イラストの数は決して多くはありませんが、シンプルでかわいいデザインが多いため、汎用性が高いです。
イラストナビも無料での商用使用が可能ですが、30点以上をまとめて使用する場合は有料になるため注意が必要です。
まとめ
本記事では、web広告デザインの仕事内容や成果が出るweb広告デザインのポイントを紹介しました。
web広告では広告の目的やターゲット、配信媒体を意識したデザインが大切です。また、ターゲットの視線を引き付けるために、配色やテキストの大きさなどにも気を遣いましょう。
ご紹介したサイトの中から見本となるデザインを探しつつweb広告デザインを勉強し、ターゲットを引き付ける広告を作成してください。