「wordpressってセキュリティ対策必要?」
「どういう対策をしたらいい?」
wordpressは世界中で使用されており6割以上のシェアを誇るCMSです。
自社のサイトを運営するためにwordpressを導入する人は多いですが、セキュリティ対策は行っていますか?
この記事ではwordpressにおけるセキュリティ対策の必要性や具体的な対策方法を解説します。
wordpressを開設したばかりでセキュリティ対策に迷っている方の参考になる内容をまとめました。
wordpressにセキュリティ対策は必要か
wordpressにセキュリティ対策は必要です。
なぜなら、wordpressはハッカーから狙われやすいといわれており、セキュリティ対策を行わないと情報漏洩などの危険性があるからです。
wordpressは世界中で使用されており、2022年時点ではCMSの6割以上をシェアしています。
利用者が多いシステムで脆弱性が見つかると、ハッカーはそのシステムを利用する多数のサイトを標的にハッキングできます。
そのため利用者の多いwordpressはセキュリティ対策が重要なのです。
どのようなwordpressのセキュリティ対策をするべきか
セキュリティ対策は脆弱性が見られる部分に実施する必要があります。
脆弱性とは、ソフトウェアでプログラムの不具合や設計ミスなどにより、安全性を脅かす恐れのある欠陥のことです。
wordpressには下記の2つの脆弱性に対してセキュリティ対策を実施する必要があります。
- コアの脆弱性への対策
- プラグイン・テーマの脆弱性への対策
ここでは、wordpressでどのようなセキュリティ対策をすべきか解説します。
コアの脆弱性への対策
wordpressのコアとは主要機能を構成するファイルのことです。
wordpressのコア部分にも脆弱性が見つかることがあるため、セキュリティ対策が必要です。
定期的なメンテナンスにより脆弱性や不具合が見つかると新しいバージョンが配布されるため、こまめに最新のバージョンに保つことでセキュリティ対策が可能です。
プラグイン・テーマの脆弱性への対策
wordpressはプラグインやテーマをインストールし、目的に合わせたカスタマイズを行えます。
プラグインやテーマなどの拡張機能はwordpressの運営元だけでなく、不特定多数のユーザーが独自に開発し提供されているものが多いです。
そのため、プラグイン・テーマによっては脆弱性があり、インストールすることでハッカーに狙われてしまうきっかけになる可能性もあります。
拡張機能をインストールする際には更新状況や脆弱性などを確認しましょう。
wordpressのセキュリティ対策におすすめのプラグインランキング
プラグインにはセキュリティ対策ができるものもあります。
ただし、先ほど紹介した通りプラグインによっては脆弱性があるため、信頼できるプラグインをインストールすることが大切です。
多くのユーザーに使用されており、wordpressのセキュリティ対策におすすめできるプラグインは下記の3つです。
- SiteGuard WP Plugin
- iThemes Security
- All In One WP Security & Firewall
ここでは、wordpressのセキュリティ対策におすすめのプラグインをランキング形式で紹介します。
1.SiteGuard WP Plugin
「SiteGuard WP Plugin」は日本のJP-Secureというセキュリティソフトウェア会社が開発したプラグインです。
日本語対応なのはもちろん、インストール後に有効化するだけで簡単にセットアップできるため初心者にもおすすめです。
- 管理ページへのアクセス制限
- ログインページURLの変更
など、設定することでよりセキュリティ対策を有効にする機能も付いています。
2.iThemes Security
「iThemes Security」はさまざまなセキュリティ対策を施せることで有名なプラグインです。
主な機能は下記の通りです。
- セキュリティチェック
- 禁止ユーザーのブロック
- ファイル変更の検出
- ブルートフォース保護
- 404の検出
一部日本語に対応しているため、操作もしやすいのが人気の理由です。
幅広いセキュリティ対策を行いたい方におすすめします。
3.All In One WP Security & Firewall
「All In One WP Security & Firewall」は世界中で使用されている有名なプラグインです。
主な機能は下記の通りです。
- スパムメールの防止
- ログインページURLの変更
- ログイン試行回数の制限
- バージョンの非表示
- コピーの禁止
海外製ですが日本語対応もしているので安心です。
専門的な用語や設定する項目が多いため、中級者向けのプラグインといえるでしょう。
プラグイン以外でwordpressのセキュリティを高める方法
プラグイン以外のセキュリティを高める方法には下記があります。
- バージョンを更新する
- 不要なプラグインを削除する
- 独自のパスワード設定する
- WAFを導入する
プラグインの脆弱性が不安で、できる限りプラグインのインストールを避けたい方は参考にしてみてください。
バージョンを更新する
wordpressはセキュリティ対策のために、日々アップデートが繰り返されています。
コアの脆弱性を改善するためにも、こまめにバージョンを更新しましょう。
バージョンの更新する流れは下記の通りです。
- 現在のバージョンを確認する
- バックアップを取る
- プラグインを停止する
- バージョンを更新する
なんらかのエラーが発生した時のために、バックアップは必ず保存しておきましょう。
また、プラグインを稼働させたままアップデートを行うとエラーを引き起こす可能性があります。
プラグインは一時的に停止した状態でバージョンを更新しましょう。
不要なプラグインを削除する
プラグインの脆弱性からハッキングされる恐れがあるため、使用していないプラグインがあれば削除しましょう。
プラグインを無効にするだけではファイルやディレクトリが残っており、そこから攻撃される恐れがあります。
機能を無効化するのではなく、必ず削除しましょう。
独自のパスワード設定する
他のサイトと同じパスワードは使用せず、独自のパスワードを設定しましょう。
万が一他のサイトからパスワードが流出し、wordpressにログインされると全権を乗っ取られてしまいます。
セキュリティ対策のためにも、wordpressのパスワードは独自のものを決めましょう。
記号・英語・数字が混じった複雑なパスワードだとなおセキュリティ対策に効果的です。
WAFを導入する
WAFとは「Web Application Firewall」の略称で、webアプリケーションを守るためのセキュリティ対策製品です。
wordpressにアクセスするユーザーの情報をひとつずつチェックし、不正アクセスや攻撃からサイトを守ります。
セキュリティ対策として高い効果が見込めますが、費用が発生するため導入の際には予算を慎重に検討しましょう。
まとめ
wordpressはハッカーから狙われやすいといわれており、セキュリティ対策を行わないと情報漏洩などの危険性があります。
こまめにアップデートを行いwordpressのコア部分の脆弱性を減らすとともに、信頼できるプラグインを用いて強固なセキュリティ対策を実施しましょう。
なかでも「SiteGuard WP Plugin」は日本製のプラグインで、インストール後に有効化するだけで簡単にセットアップできるため初心者にもおすすめです。
セキュリティ対策を駆使し、サイトやユーザーの安全に努めましょう。