「WordPressを始めたいけどレンタルサーバーの選び方がわからない」
WordPressでブログやサイトを開設するには、レンタルサーバーが不可欠です。WordPressはサーバーにインストールすることで使えるようになります。しかし、レンタルサーバーは数多くあり、初心者の方はどれを選べば良いのかわからない場合があるでしょう。
そこでこの記事では、WordPressにおすすめのレンタルサーバーと選び方のコツをご紹介します。レンタルサーバー選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressに必要なサーバーとは一体何?
WordPressを始めるにはサーバーが必要です。そもそもサーバーとは何なのでしょうか?
ここでは、サーバーについて初心者にもわかりやすく解説します。
サーバーとは?
サーバーとは、ネットワークにあるデータの保管庫のようなものです。WordPressを開設するには、サーバーにWordPressのシステムをインストールしなければなりません。画像などのファイルは、サーバーにアップロードして保管します。
サーバーの本体価格は10万円~100万円以上と高額で、構築して運用するには高度な専門知識が要求されます。大企業や官公庁などは自前のサーバーを保有していますが、個人の場合はレンタルサーバーを利用するのが一般的です。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出すサービスのことです。レンタルサーバーを利用すると、自前のサーバーがなくてもWordPressを開設してブログやサイトを運営できます。
レンタルサーバーは以下の4種類があり、初心者の方には共用サーバーがおすすめです。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
共用サーバーは、1台のサーバーを複数人で使用するもので、賃貸マンションのようなイメージです。共用サーバーは料金が安く専門知識も不要で、初心者に向いています。
専用サーバーは料金が高額で、VPSやクラウドサーバーは専門知識が要求されるため、初心者には向きません。
WordPressに使用するレンタルサーバーの選び方のコツ
レンタルサーバーを運営している会社は数多くあり、初心者の方はどれを選べば良いのかわからないことも多いです。選び方に迷ったら下記の項目をチェックしてみましょう。
- WordPressの自動インストール機能を搭載しているか
- 初期費用と月額料金
- 無料SSL機能
ここでは、WordPressに使用するレンタルサーバーの選び方のコツを紹介します。
WordPressの自動インストール機能を搭載しているか
WordPressの自動インストール機能を搭載していると、とても簡単にWordPressをサーバーにインストールできます。画面の指示通りに作業を進めると初心者でも短時間でWordPressを使えるようになります。
初期費用と月額料金
レンタルサーバーの料金プランは、月額100円~1万円以上とさまざまです。
料金が安いプランは魅力ですが、あまりにも安すぎると機能が制限されてしまうため、おすすめできません。
月額2,000円以上になると高機能でサポートも手厚くなりますが、規模の大きな法人向けです。
個人がWordPressで使用するのであれば、月額500円~1,500円程度のプランが価格と機能のバランスが最も良く、初心者におすすめします。
無料SSL機能
レンタルサーバーを選ぶ際は、無料SSL機能を提供しているかをチェックしましょう。
無料SSL機能を提供しているとサイトを無料でSSL化でき、セキュリティが大きく向上します。SSL化していないサイトは情報漏洩のリスクがあり危険です。
2023年WordPressにおすすめのレンタルサーバーランキング
初心者の方は、シェアが上位の大手のレンタルサーバーがおすすめです。ここでご紹介するレンタルサーバーはいずれも大手で運営歴が長く、数多くのユーザーが利用している実績があります。
ここでは、2023年におけるWordPressにおすすめのレンタルサーバーランキングをご紹介します。以下の3社の料金プランや機能などを比較して、自分に最適なレンタルサーバーを選びましょう。
- エックスサーバー
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバー
いずれも無料お試し期間があり、実際に使ってみてから契約ができます。
なお、料金などの情報は2023年3月1日時点のものです。料金などは改定されることがあるため、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
1位 エックスサーバー
エックスサーバー(Xserver)は、国内シェアトップのレンタルサーバーです。
高性能なサーバーを使用しており、安定した通信環境でWordPressを始められます。
「WordPress簡単インストール」「無料独自SSL」「自動バックアップ」など、WordPressでサイト運営をするために必要な機能は全て揃っています。
スタンダードプランだと料金は3ヶ月1,320円で初期費用は無料。ディスク容量は300GBです。電話・メールサポートがあるので、初心者でも安心して利用できます。
2位 ロリポップ
ロリポップ(Lollipop)は、コストパフォーマンスとスペックを両立させているのが魅力のレンタルサーバーです。
「WordPress簡単インストール」を使用すると、わずか60秒で初心者でも簡単にWordPressをインストールできます。
全ドメインを無料でSSL化でき、困った時には電話サポート・メール・チャットで相談できるので初心者でも安心です。
ハイスピードプランの料金は月額1,430円で初期費用は無料。12ヶ月契約にすると月額532円、36ヶ月契約だと月額467円とお得になります。ディスク容量は400GBです。
3位 さくらのレンタルサーバー
さくらのレンタルサーバーは長年にわたる実績がある老舗のレンタルサーバーです。
安定した実績があるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。クイックインストール機能を使用すると、簡単に素早くWordPressをインストールできます。
無料SSLやバックアップ&ステージング機能などを搭載しており、セキュリティやバックアップ、テスト環境構築などが充実しています。電話・メールサポートは無料です。
プレミアムプランの料金は月額1,571円で初期費用は無料。36ヶ月一括にすると月額換算900円になるのでお得に利用できます。ディスク容量は400GBです。
レンタルサーバーをWordPressに導入する方法
WordPressの自動インストール機能を搭載しているレンタルサーバーであれば、画面の指示通りに作業を進めると簡単にWordPressをインストールできます。
エックスサーバーの場合は下記の手順で導入が可能です。
- 必要な項目を入力する
- WordPressをインストールする
ここでは、エックスサーバーの「WordPress 簡単インストール」でWordPressを導入する方法を解説します。
なお、他社も基本的なインストール方法は同じです。
必要項目を入力する
サーバーパネルにログインして、「WordPress簡単インストール」をクリックします。
マニュアルに従って各項目を入力できたら、「確認画面へ進む」をクリックすると確認画面が表示されます。
WordPressをインストールする
確認画面を確認し、タイプミスがないかをチェックできれば、「インストールする」をクリックするとWordPressが自動的にインストールされます。
インストールが終わったあとに表示されたリンクをクリックすると、WordPressのログイン画面が表示されます。
WordPressにログインして、表示されたダッシュボードからブログのタイトル部分をクリックし、ブログが表示されれば完了です。
なお、エックスサーバーはSSL化まで自動でされますが、SSL化が自動でされないレンタルサーバーは、SSLサーバー証明書(SSL証明書)の発行手続きを行ってください。
まとめ
WordPressを開設するには、システムをインストールするためのサーバーが必要です。
レンタルサーバーを利用すると、自前のサーバーがなくてもWordPressを開設してブログやサイトを運営できます。
WordPressを始めたいけどレンタルサーバーの選び方がわからない場合は、エックスサーバー・ロリポップ・さくらのレンタルサーバーの大手3社がおすすめです。
いずれもWordPressを自動的にインストールする機能を搭載しており、簡単にWordPressを導入できます。サポート体制も充実しており、わからないことがあればカスタマーセンターがサポートしてくれます。
なお、いずれのレンタルサーバーも無料お試し期間があるため、実際に使ってみてから本契約をすることをおすすめします。