会社を知ってもらうことや自社サービスへの集客においてホームページの活用は非常に大切な要素といえます。もともとホームページを持っている企業であれば活用することはできますが、立ち上げて間もない会社では自社のホームページを作っていないという場合も少なくありません。
ホームページの作成には「web制作会社に依頼する」方法と「自社で作成する」方法があります。なるべく費用を抑えて作成したいという方にとっては「自社で作成する」がおすすめです。自社で作るには難しそうと感じる方も多いですが、web制作ツールを活用するだけで簡単に作成することができます。
自社で作成するには難しそうと感じる方のためにこの記事では
- web制作ツールの選び方
- web制作に役立つツール
- 無料ツールと有料ツールのどちらを活用するべきか
など、web制作ツールに関する情報を解説していきます。
web制作ツールの効果的な選び方
web制作ツールにはさまざまな種類が存在していますが、どのように選んだらいいのかわからないという方も多いです。
そこでここでは、web制作ツールをどのような基準で選んでいったらいいのかを解説していきます。
独自のドメインを利用できるか
web制作ツールを選ぶ際に「独自ドメインが使用できるかどうか」は確認しておきたいポイントのひとつです。
ドメインとはインターネット上の住所といわれており、URLの文字列で表されます。よくわからない文字列を並べたURLよりもブランド名や企業名が入ったURLの方が信頼性の高さをアピールすることができます。
独自ドメインは有料オプションで提供される場合もありますが、SEOやブランディングなど、マーケティングを意識する場合には独自ドメインが利用できるかを確認しましょう。
初心者でも使いやすいか
ホームページを自身で作成したことがない方にとっては「web制作ツールの使いやすさ」も選ぶうえで重要な要素といえます。ツールを選ぶ際には編集画面が操作しやすそうか、見やすいかを確認するようにしましょう。
web制作ツールのなかにはクリックした部分を直接編集できるタイプがあり、出来上がった際のサイトをイメージしやすいツールも存在します。実際使用してみないとわからないことも多いので、トライアルや無料お試しなどで確認することがおすすめです。
サポート体制は充実しているか
web制作ツールを利用していると、設定や使用方法で悩む場面も多く出てきます。web制作ツールをはじめて利用する方は、困ったときにサポートが受けられるかどうかを確認するようにしましょう。
サポートといっても有料でしか受け付けていないものやメールサポートしか受け付けないといったツールも存在します。
無料でサポートを受けられるかどうか、電話サポートに対応しているかなどをあらかじめ確認しておくことが重要です。
デザイン性が高く、カスタマイズ可能か
ホームページを作成した際に、完成度に差が出てきやすいものが「デザイン性の高さ」です。デザインにこだわる際にはフォントやフリー画像にどれだけ対応しているかを確認しておくようにしましょう。
また、作成するホームページのパーツごとにテンプレートとなるデザインが用意されているツールもあります。そのようなツールはデザイン性をキープしつつも好みにカスタマイズできるのでおすすめです。
料金と質は妥当か
有料のweb制作ツールを利用する場合には、ツールの利用料金と質の高さが見合っているかを確認することが大切です。
コストを下げたいがために安いツールを利用してしまうと操作性やデザイン性に不満が出てしまいます。反対に、高い料金で高品質なサイトを作れるとも限りません。
料金だけでツールを選ぶのではなく、自身に必要な機能を明確にしてそれに見合った利用料金のツールを選ぶようにしましょう。
【無料】web制作に役立つおすすめツール
ここでは無料で利用できるおすすめのweb制作ツールを紹介します。
WordPress(ワードプレス)
数ある無料web制作ツールのなかで世界でもっとも利用されているツールが「WordPress」です。
サーバー代を除けば、無料で利用することが可能で、記事の追加・更新も簡単に行うことできます。
また、サービスの拡張性が高いのも大きな魅力です。「プラグイン」という拡張機能をインストールしておくことで、セキュリティ対策やサイトマップの自動生成、問い合わせフォームの設置など、さまざまな機能を追加することができます。プラグインは数千以上の種類があり、自身の使いやすいようにカスタマイズできるので、自身と相性のいいプラグインをみつけてみましょう。
Wix(ウィックス)
世界で1億人以上のユーザーが利用しているweb制作ツールが「Wix」です。
パーツを編集する際にはドラッグやドロップで簡単に編集することができるため、コーディングの知識がなくても気軽にホームページを作成することができます。
また、スライダーのような動きのあるデザインもデザインやアニメーションを利用した動きのあるデザイン作成など、動きのあるページの作成が可能です。
コードを書くことなく動的なコンテンツ作成ができる無料web制作ツールは多くはないので、動きのあるサイトを作りたい場合にはおすすめです。
Jimdo(ジンドゥー)
LINEやX、Facebookなど、その他18種類のSNSと連携できるweb制作ツールが「Jimdo」です。
多くのSNSと連携できるため、記事や商品などの情報をユーザーに拡散してもらえることが大きな魅力といえます。
JimdoにはAIを活用してサイトを作成できる「Jimdo AIビルダー」とドラッグ&ドロップで簡単にサイト制作ができる「Jimdoクリエイター」の2種類があるということが特徴です。初心者でも簡単に利用できる操作感が人気となっています。
ペライチ
簡単さを重視したweb制作ツールでおすすめなものが「ペライチ」です。
テンプレート、テキスト、画像を選択するだけでホームページを作成することができます。難しい操作はなく、初心者の方でも簡単に自身のサイトを作ることができるのが大きな魅力です。
日本企業が行っているサービスで、サポートも充実しているのが嬉しいポイントです。
基本的にはページ数が少ないサイトの作成を想定しているため、少数ページで構成されるホームページを作成したいという方におすすめのツールといえます。
【有料】web制作に役立つおすすめツール
ここでは有料で利用するおすすめのweb制作ツールを紹介します。
Movable Type
複数のホームページを一括管理できるweb制作ツールが「Movable Type」です。
基本的な操作は無料ツールのWordPressに似ていますが、ページの表示速度がより速くなっています。ページの表示速度が遅いと、閲覧者がホームページから離れてしまう可能性が高くなってしまうため、それを防ぐためにも表示速度の速さは非常に大切な要素といえます。
独自のMTタグという機能が搭載されており、運営するスタイルに合わせてカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。
Goope
業種やジャンルごとに豊富なテンプレートが用意されているツールが「Goope」です。4,000種以上のテンプレートに分かれており、ジャンルや業種でさまざまな選択が可能になっています。テンプレートをもとに配色やフォントを変更することで、本格的なホームページを作成することが可能です。テンプレートの中には有料のものも存在しますが、多くは会員費用のみで利用することができます。
サポートページではロゴや画像など、デザインの知識がない方でも提携会社へ依頼できるような仕組みになっているので、はじめての方やデザイン知識がない方にはおすすめのツールです。
おちゃのこさいさい
店舗のホームページ運用などに力を入れており、日本企業がサービスを提供しているツールが「おちゃのこさいさい」です。管理画面がわかりやすく、初心者の方でも扱いやすい仕組みになっています。
店舗業態におすすめのweb制作ツールとなっており、クーポンの発行やメルマガ送信、店舗集客機能など、店舗を運営する側にとってはメリットの多いツールといえます。
スマートフォンやタブレットからでも作成・編集が可能なため、すべての作業をスマートフォンで完結させることも可能です。
PAGEKit
最短15秒でホームページを作ることができるweb制作ツールが「PAGEKit」です。
PAGEKitでホームページを作成する際には
- ホームページのタイトル
- 業種
- デザイン
の3つだけ用意すれば簡単に作成することができます。
これまで19,000人以上の利用者がホームページを作成した実績を持ち、サービスを開始して約20年の歴史を有している信頼度の高いツールです。スマートフォンやタブレットからの編集に対応しているため、場所を選ばずに編集できるのも嬉しいポイントといえます。
デザイン選びや編集に時間をかけたくないという方にとってはおすすめのツールです。
web制作の無料と有料のツールどちらを選ぶべきか
web制作ツールには無料で利用できるものと有料のものが存在しています。
どちらを選ぶべきか迷う方もいますが、結論からいうとどちらを選んでも問題ありません。それぞれのメリット、デメリットを把握したうえで選択していきましょう。
ここではそれぞれのメリット、デメリットを紹介していきます。
無料ツールのメリット・デメリット
無料で利用できるweb制作ツールのメリットはコストをかけずにweb制作を行える点にあります。また、更新などを自身で行えることから運用しやすいという点も大きなメリットです。
しかし、使い方を把握することができず、しっかりと使いこなせないということも多くなります。また、広告が表示されてしまったり、保守運用や情報の更新を自身で行わなければならなかったりと手間に感じてしまうという方も多いです。
無料で利用できる反面、サポート体制が充実してないツールもあります。無料ツールを選ぶ際には、自身でしっかりと中身を把握して選んでいくことが重要です。
h3 有料ツールのメリット・デメリット
有料のweb制作ツールのメリットは、ショッピングカートやメール配信などといった機能が充実しており、サポート体制が整えられている点が大きなメリットです。
web制作ツールを使用していると、使い方がわからないといった場面に遭遇することも多くなります。その際に使用方法や問い合わせできる体制が整っているのも大きなメリットといえます。
しかし、有料ということもあって毎月費用がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。有料のweb制作ツールのなかでも機能などに大きな差が出てくる場合も多いので、自身に合ったツールを選ぶことが重要です。
まとめ
この記事ではweb制作ツールについてみてきました。
自身でホームページを作成する際には、有料ツールと無料ツールの両方のメリットを把握したうえでどちらを使うか判断していくことが大切です。
理想のホームページを作成できるように最適なツールを選んでいきましょう。