WordPressは世界中で多くの人が活用しており、Webサイトを作成する代表的なツールのひとつです。
自身のサイトを作りたいと考えている人もいますが、初心者ということもあってなかなか踏み出せずにいるという方も多いのではないでしょうか。WordPressで自身のサイトを作成するためには基本的な知識や使い方をマスターする必要があります。
この記事では
- WordPressを勉強する際に必要なスキルはあるのか
- 効率的な勉強方法
- 勉強するステップ
を解説していきます。
WordPressを使用するために必要な知識やスキルは？
WordPressは、初心者でもブログやサイトを制作できるコンテンツ管理システムのツールとなっています。日本だけでなく世界中で広く活用されていますが、使用するにあたって特別なスキルや知識が必要なのでしょうか。
一般的にサイト制作などではHTMLやCSSといったWeb関連の知識やスキルが必要になります。しかし、WordPressでは特別なスキルを必要とせず、用意されたテーマを選択していくことで初心者でも自分のサイトを作成することができるのです。
しかし「こだわったサイトを作りたい」「オリジナリティのあるサイトを作りたい」という場合にはHTMLやCSSなどのWeb知識は必須なものになってきます。
初心者でもWordPressで簡単なサイトを構築することは可能ですが、こだわりのあるサイトを作成したい場合にはHTMLやCSSを身に付けるようにしましょう。
未経験でもWordPressを勉強して習得は可能？
WordPressはページの編集が容易であることから、初心者でも気軽にサイト制作ができるようになっています。また、最低限のSEO対策が考慮されており、HTMLやCSSといった専門的なプログラミングスキルも必要としません。
上記のような理由から初心者でもWordPressを扱うことが可能です。
しかし、より高品質なサイトを手掛けたい場合には専門的なプログラミングスキルが必須になってきます。独学やスクールで学習することで効率よくWordPressを活用するためのスキルを身に付けることができるため、自身の力でWebサイトを作成したいという場合には勉強に取り組んでみましょう。
WordPressの効率的な勉強方法とは
WordPressを勉強する際に無駄なく、効率的に学びたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここではスキルを早く身に付けるために効率的な勉強方法を紹介していきます。
学習サイトを活用する
WordPressは簡単なサイトであれば初心者でも作成することができます。しかし、本格的なサイトを作成しようとするとHTMLやCSSなどといったプログラミングやコーディングのスキルが必要になってきます。
そのため、プログラミング学習サイトの多くはWordPressのコースを用意しているサイトが多いです。
学習サイトの多くはパソコンからオンラインで取り組めるものがほとんどで、WordPressを実際に触りながら勉強していくことができることが大きな魅力といえます。
また、スマートフォンに対応している学習サイトも多く、隙間時間で勉強したいという方にはおすすめの勉強法です。
参考書で勉強する
WordPressを学べる参考書は多く販売されており、手軽に勉強できるという意味では人気の学習法です。参考書は一冊のなかに幅広い知識が集約されており、後から複数しやすいという大きなメリットがあります。
ただし、参考書のなかにはWordPressで使用するプログラミング知識を前提知識として解説されているケースもあるので、参考書を選ぶ際には注意するようにしましょう。
勉強会に参加する
WordPressの勉強会というものがさまざまな地域で定期的に開催されている場合があります。そういった勉強会に参加するのも学習方法のひとつです。
勉強会に参加することで不明点を聞くことができる、周りに勉強仲間がいることで孤独感が薄まるなどさまざまなメリットがあります。
また、近年ではオンラインでの勉強会を開催するケースも多くなり、地域関係なく気軽に参加できるようになったのもおすすめする理由のひとつです。
プログラミングスクールに通う
上記で紹介した勉強会は単発での開催がほとんどで、深く学ぶためには物足りなく感じることもあります。幅広く学びたい、もっと深く学びたいという場合には、複数の勉強会に参加しなければスキルを身に付けることができません。
もし、WordPressの学習期間としてまとまった時間を確保できるようであればプログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールはカリキュラムに沿って学習をしていくため、プログラミングに必要なスキルを一通り学ぶことができます。勉強会よりもコストはかかってしまいますが、スキルを身に付けるうえでは最も効率がいい学習方法です。
プログラミングスクールにもサポート重視の通学型、学びやすさ重視のオンライン型などがあります。受講スタイルも自身で選ぶことができるので自分の相性に合った学習スタイルを選ぶようにしましょう。
h2 WordPressを初心者から勉強するステップ
初心者がWordPressを勉強する際にステップを踏んだ学習がおすすめです。ここでは学習を進めていくためのステップを紹介します。
WordPressでやりたいことを明確にする
まず、勉強を始める前にWordPressのスキルを身に付け、何をしたいのかという目標を設定するところからはじめましょう。
目的によって勉強の進め方も異なってくるので、効率的にスキルを身に付けていくためには目標を明確にしていくことが重要です。
代表的な目標は「Web制作の仕事をしたい」「Webサイトやブログを作成して運営したい」「オリジナルテーマを作成して販売したい」などがあります。
上記の目的のなかにはプログラミングの勉強が不要のものもあり、そのような場合はWordPressの基本的な使い方をマスターしておけば問題ありません。しかし、より洗練されたサイトを作成したいという場合にはWordPressの勉強は必須になることを覚えておきましょう。
WordPressに必要な言語を身に付ける
明確な目標が決まったらWordPressに必要な言語を身に付けましょう。
Webサイトの制作やオリジナルテーマの制作をしたい方は以下の3つを覚えておきましょう。
- HTML/CSS
Webサイトの骨組みを作っている言語で、Webサイトを扱うWordPressにとっては欠かせないスキルです。
- JavaScript
Webサイトにポップアップ表示などといった動的な要素を付け加えるために必要なプログラミング言語です。Webサーバーとデータをやり取りする役割があるため、Webサイトの制作には欠かせないスキルといえます。
- PHP
Webサイトに必要なデータの取得や加工の役割を担っているプログラミング言語です。PHPはWeb開発において需要の高い言語のひとつといえます。Web制作を仕事にしたいという方はしっかり勉強しておくことがおすすめです。
STEP③ 基本的な使い方を身に付ける
基礎的なプログラミング言語を身に付けたら、WordPressの基本的な使い方を学びましょう。
Webサイトの運営だけが目的だったとしても基本的な使い方はマスターしておくことが重要です。Webサイトの制作ではWordPressのインストールが必須になります。インストールしてから使用までの基本的な手順についても勉強しておくことが必要です。
STEP④ 環境を整備する
WordPressは実践によってスキルが向上していくため、実践を重ねることが重要です。
しかし、いきなりサーバー上で実践するのでは難易度が高いため、おすすめできません。まずは、作業用のパソコンに練習用の環境を作成しておくようにしましょう。ローカルな環境での練習が可能で第三者から見られる心配もないため、練習の場としてはおすすめです。
STEP⑤ WordPressでお手本となるサイトを模写する
練習用の環境が整ったら実際にサイトを作成してみましょう。
作成に慣れるまでは既存のサイトを真似して作り方のコツを掴んでいくことがおすすめです。プロの作成したサイトは魅力的なデザインが多く、自身で再現することでスキルアップに役立ちます。
慣れてきたら徐々に複雑なサイトへとステップアップさせていきましょう。
STEP⑥ 自身のサイトを作成してみる
既存サイトの模写で実戦経験を積んだら実際に自身のサイトを作成してみましょう。
作成する際の手順は以下の3つの手順で進めていきましょう。
- Webサイトのデザインを作成する
- HTML/CSS、JavaScriptでコーディングする
- WordPressへ組み込む
STEP⑦ 自作したサイトを運用してみる
自身で作成したサイトを実際に運営していきましょう。
記事の作成や投稿で実際にサイトを動かしていくことが重要です。また、デザインのカスタマイズなどを行ってさらに洗練されたサイトにアップデートさせていくと、より自身のスキルを伸ばすことができます。
まとめ
この記事ではWordPressの勉強についてみてきました。
効率的な勉強方法を理解しておくことでスキルアップのスピードが全く違うものになります。
WordPressのスキルを身に付けて何をしたいのか明確に目標を立てることで、勉強するための活力にもなるので勉強を始める前に、目標は必ず設定するようにしましょう。
