「SEO記事の作り方がわからない」
「SEO記事ってどんな効果があるんだろう?」
これからWebマーケティングをはじめる方は、このような気持ちを抱きますよね。SEO記事は、基本をマスターしておけば難しく考える必要はありません。
ただ、その「基本」がわからない方も多いですよね。そこでこの記事では、SEO記事のメリット・デメリットと制作するうえでのコツ、注意点などを解説します。
SEO記事のメリット・デメリット
SEO記事には大きなメリットがあります。一方で、いくつかのデメリットがあることも知っておかなければなりません。
まずはそんなSEO記事のメリットとデメリットを紹介します。
SEO記事のメリット
SEO記事のメリットは以下のとおりです。
- 予算がほとんどかからない
- 安定した集客を見込める
- シェアされやすい
それぞれ簡単に説明します。
予算がほとんどかからない
SEO記事は予算がほとんどかかりません。なぜなら、すべて無料で運営できるからです。
たとえば広告を出す場合、かならず掲載料が発生します。Facebook広告だと最低でも200円/日、Googleのリスティング広告だと1,000円/日かかります。本格的に運用する場合、どちらも数十万程度の予算を考えなければなりません。
一方で、SEO記事は外注しない限り無料です。SEO記事の効果を分析するAnalytics(アナリティクス)やSearch Console(サーチコンソール)もお金はかかりません。
安定した集客を見込める
無料で制作できるうえに、集客効果も非常に高いです。強いSEO記事を作ってGoogleに上位表示されれば、常に一定の集客を見込めるからです。
検索ボリューム(月間で検索される回数)にもよりますが、掲載順位で1位を取れれば、毎日数百〜数千規模のアクセスを期待できます。
シェアされやすい
LPや広告と違って、SEO記事はSNSで「シェアされやすい」という性質を持ちます。その理由は、ユーザーが自発的にたどり着いたページだからです。
たとえば、「プログラミング教室」のページにアクセスするのは「プログラミング教室 おすすめ」などのキーワードで検索したユーザーです。「興味があるかもしれない」という判断で表示される広告やLPと違ってユーザーのモチベーションが高いため、拡散されやすくなります。
SEO記事のデメリット
一方で、SEO記事には以下のデメリットがあります。
- 時間がかかる
- 専門的な知識を身につけなければならない
詳しく説明します。
時間がかかる
SEO記事は効果が出るまで時間がかかります。記事を書いて公開しても、すぐにGoogleで掲載順位1位を取れるわけではないからです。
Googleが掲載順位を決める基準は「SEO記事の質」だけではありません。
- 記事に貼られているリンクの数
- サイテーション(引用)の数
- サイトのドメインパワー
- 専門性や権威性、信頼性など
これらはすぐに高められるものではありません。対策キーワードによりますが、SEO記事は半年〜1年かけて取り組む必要があります。
専門的な知識を身につけなければならない
SEO記事は、素人が作ってもなかなか効果が出ません。一般的な文章制作とは、評価される基準が違うからです。
詳しくは下の比較表をご覧ください。
一般的な文章 | SEO記事 | |
評価する人 | 読み手(ユーザー) | 読み手(ユーザー) |
このように、SEO記事はユーザーにとってわかりやすい内容にするとともに、Googleから評価されやすいものを作らなければなりません。
つまり、ユーザーにとってわかりやすくてもGoogleから評価されなければ意味がありませんし、その逆も同じように言えるわけです。
GoogleからみたSEO記事の質とは
Googleは次のような基準で記事の質をチェックします。
- ユーザーの検索意図を解決できているか
- タイトルや見出しタグは設定されているか
- 対策キーワードについて網羅性や独自性があるか
もっとも大事なのは「1」です。SEO記事はユーザーの検索意図を解決するものでなければなりません。なぜなら、検索を試みるユーザーはかならず何かしらの「意図」を持っているからです。
たとえば、「おすすめ プログラミング教室」というキーワードで検索する場合、ユーザーには「プログラミング教室に通いたい」という意図があります。検索意図を解決しないと記事を作っても、SEO効果は高められません。
コンテンツSEOを意識したブログ・記事の書き方
ここからは具体的にSEOを意識したブログ・記事の書き方を紹介します。
うえで解説したとおり、ユーザー・Googleという2つの目線で解説します。
ユーザー目線
ユーザー目線で大事なのは以下のとおりです。
- ユーザーニーズを把握した記事制作
- UI/UXに配慮したレイアウト
- わかりやすい構成
これらはすべてSEOにも大きく関係します。たとえば、サイトが見にくかったり表示されるのに時間がかかったりすると、Googleに評価されません。
SEO記事を書く際は、かならずユーザー目線に立って考えましょう。
Google目線
次に、Google目線で大事なのは以下のとおりです。
- E-A-Tを意識する
- 網羅性を高める
- 独自性を強める
このうち、特に大事なのが「E-A-T」です。Google自体も、公式ブログでこのように記載しています。
3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)
For all other pages that have a beneficial purpose, the amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T) is very important.
E-A-Tに関しては、以下の画像を参考にしてください。
これらを意識してSEO記事を制作しましょう。
E-A-Tを高めたうえで、網羅性と独自性を強めるのがおすすめです。
リライトについて
SEO記事を書いた場合、定期的にリライトするのがおすすめです。なぜなら、SEO記事の掲載順位は日々変わるからです。
たとえば、「プログラミング教室」というキーワードで掲載順位1位を取っていたしましょう。自分たちの記事より、さらにE-A-Tが強く網羅性・独自性に長けた記事が出てきた場合、2位に落ちてしまいかねません。そういった記事がどんどん出てくると、さらに下落してしまいます。
だからこそ、SEO記事は日々のリライトが必要なのです。競合などの動きを見て、必要な内容を加えたり削ったりしましょう。
SEO記事制作でやってはいけないこと
SEO記事制作では「やってはいけないこと」がいくつかあります。
- コピペ
- 法律に抵触する内容
- 事実に反する内容
このうち、コピペはかならず避けてください。その理由は、Googleからペナルティを受けてしまう危険性があるからです。
ペナルティを受けるとGoogleに掲載されないどころか、他のページにも悪影響を及ぼしかねません。投稿する際はコピペチェックツールなどを利用して、かならず確認しましょう。
まとめ
SEO記事についてまとめます。
- SEO記事はコスパ良く集客できる方法
- ただし、時間や専門的知識が必要
- ユーザー、Google両方から評価される記事が大事
- E-A-Tを意識して記事制作する
- 定期的にリライトする
- コピペはNG
今回紹介したことをかならず実践して、SEO記事の制作に取り掛かりましょう。