SEOを考える上ではさまざまことに注意する必要があります。
その中でもキーワードは特に重要な部分であり、なんとなくで考えるといつまでたってもアクセス数の少ないメディアとなってしまうかもしれません。
そこで今回は、SEOにおいてキーワードが重要である理由やキーワードの選定方法などを紹介します。
SEOでなぜキーワードが重要なのか知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
SEOにおいてキーワードが重要である理由
SEOにおいてキーワードが重要である理由、それは以下の3つが挙げられます。
- 狙いたいターゲットに記事を伝えられる
- ユーザーが流入しやすくなる
- メディア全体としての質が向上する
それぞれ具体的にどのようなものなのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
理由1.狙いたいターゲットに記事を伝えられる
1つ目の理由は狙いたいターゲットに記事を伝えられるためです。
どんな記事にも読んで欲しいターゲットが存在します。
例としてタイの観光スポットを紹介する記事ならば、タイへ旅行に行きたい方をターゲットとするでしょう。
本来ターゲットを決める際は上記で挙げた例よりも詳しく設定しますが、ターゲットに読んでもらうためにはその人が検索するであろうキーワードを含める必要があります。
そのためにキーワードが大切になるのです。
理由2.ユーザーが流入しやすくなる
2つ目の理由はユーザーが流入しやすくなるためです。
ユーザーは自分が調べたいことをキーワードで入力して検索しています。
上記と同じくタイの観光スポットを知りたい人ならば、「タイ 観光スポット」のようなキーワードを検索するでしょう。
この際、「タイ 観光スポット」というキーワードがタイトルに含まれていると、ユーザーは自分が求めている情報があると思ってクリックしてくれます。
反対にキーワードが含まれていなければ、自分に合わない記事としてアクセスしてくれないでしょう。
理由3.メディア全体としての質が向上する
3つ目の理由はメディア全体としての質が向上するためです。
そもそもSEOというのはメディアが上位に表示されるように最適化することを指します。
そのためには、検索エンジンにメディアを見つけてもらう必要がありますが、この際に重要となるのがキーワードです。
きちんとキーワードを組み込んでいるメディアならば、ユーザーの悩みの解決を目指すメディアとして上位に表示されやすくなります。
その上、メディアとしての質も高まり、さらにユーザー第一のメディアを作り上げられます。
SEOのキーワードを選定する上で知っておくべきこと
冒頭で述べたように、キーワードはなんとなく探せば良いというわけではありません。
あらかじめ知っておくべきこともあるため、そこまで知った上で探すようにしましょう。
キーワードの種類を把握しておく
SEOにおけるキーワードには、いくつかの種類があります。
簡単に紹介すると、「ビッグキーワード」と「ミドルキーワード」、そして「ロングテールキーワード」です。
「ビッグキーワード」は検索ボリュームが大きいキーワードであり、「SEO」や「タイ」のように1語で構成されることが多いものです。
検索ボリュームが大きいというのは魅力ですが、多いがゆえに記事単体で検索上位に表示させることが難しいという注意点もあります。
一方の「ロングテールキーワード」は、検索数の少ないキーワードを組み合わせたものであり、「ビッグキーワード」と比べると検索ボリュームが少ないです。
しかし、少ないからこそ上位表示されやすいメリットがあります。
なお、「ロングテールキーワード」で複数の記事を上位表示させて集客する方法を「ロングテールSEO」と呼びます。
「ミドルキーワード」は、「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」の中間にあるものです。
「ミドルキーワード」のコンテンツを増やすことにより、「ビッグキーワード」で検索上位に表示されやすくなります。
過去記事と同じキーワードはNG
どれだけ魅力的なキーワードであっても、過去記事と同じキーワードは避けましょう。
同じキーワードの記事を作ってもメディアとしての質は向上せず、SEOを考える上でも避けるべきものです。
また、コンテンツが似たようなキーワードも避けることをおすすめします。
キーワードがまったく同じものでなくても、コンテンツがほぼ同じになればSEOとしても悪影響を及ぼします。
もし似たようなキーワードがあれば、1つのコンテンツにまとめましょう。
メディアのテーマに合うキーワードを探す
キーワードを探す際には、メディアのテーマに合うものを選びましょう。
例として高級家具を紹介するメディアの場合、「ダイニングチェア 安い」のような低価格帯を紹介するキーワードは避けたほうが良いものです。
また、キーワードによっては意味が異なるものもあります。
そのようなキーワードを使うとメディアのテーマとコンテンツにズレが生じてしまいます。
メディアとしての統一性もあるため、キーワードを探す場合にはメディアのテーマに合うかどうかチェックしましょう。
SEOのキーワード選定方法
上記の内容を踏まえつつ、最後の項目ではキーワードの選定方法を見ていきましょう。
どのような流れでキーワードを決めていくのでしょうか。
1.メディアのターゲットが抱える悩みを書き出す
まずはメディアのターゲットが抱える悩みを書き出します。
メディアというのは基本的にターゲットの悩みを解消して挙げることが大切です。
そのため、まずはメディアのターゲットがどのような悩みを抱えているのか書き出していきましょう。
その後、悩みをカテゴリに分けてマインドマップをしていきます。
マインドマップにすることで、さまざまな悩みの全体像が把握できます。
それらの後に各悩みで検索しそうなキーワードを設定しましょう。
2.軸となるキーワードを決める
悩み別で検索しそうなキーワードを設定する際、まずは軸となるキーワードを決めます。
軸となるキーワードを決めることは重要であり、ここで失敗すると伝えたいターゲットとコンテンツの内容にズレが生じてしまいます。
例として旅行関係のメディアならば、「国内旅行」や「海外旅行」などのキーワードが挙げられるでしょう。
3.軸のキーワードに付随するキーワードを探す
軸のキーワードが決まったら、それに付随するキーワードを探していきます。
この際、ツールを活用して効果的なキーワードを見つけましょう。
活用できるツールはさまざまあり、「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」、「Google トレンド」などが挙げられます。
例として「ラッコキーワード」の場合、サジェストキーワードや共起語などを一括で調べられます。
アカウント登録不要で費用もかからないため、手軽に誰でも利用できるツールです。
4.ターゲットのニーズを合うキーワードを見つける
キーワードはさまざまなものがあるため、その中からターゲットのニーズに合うものを探しましょう。
上記でさまざまなツールがあることを紹介しましたが、それらを使ってもターゲットのニーズには関係のないものが出てきます。
そのため、キーワードの中からターゲットのニーズに合うものだけを見つけましょう。
5. 最終的なSEOのキーワードを決める
キーワードがある程度絞り込めたら、最終的なキーワードを決めるために、検索ボリュームを調べましょう。
検索ボリュームが大きいキーワードは、検索上位になった際に多くの方からアクセスしてもらえる一方で、難易度が高いことに注意する必要があります。
ボリュームが少ないキーワードは検索上位になりやすいですが、ニッチであるからこそ大量のアクセス数を稼ぐことができません。
また、検索ボリューム以外に競合記事の確認も大切です。
どのような記事があるのかチェックすることで、ターゲットが求めている情報や反対に競合記事が書いていない情報などを把握できます。
また、競合メディアとの勝ち目があるかどうかチェックすることも必要です。
SEOのキーワードは重要だからこそしっかり決めよう
SEOを考える上でキーワードは重要なものであり、コンテンツだけではなくメディアとしての質にも大きな影響を与えます。
だからこそ、この記事で紹介したキーワードの重要性や選定方法を踏まえつつ、キーワードをしっかりと決めてユーザーのためになるメディアを作り上げていきましょう。