Webメディアを運営する際に重要なSEOですが、初めて運営する方の場合だとSEOが何なのかわからない方々もいるのではないでしょうか。もしその状態で運営すると、思うような結果が得られない恐れがあります。
そこで今回は、SEOの基本情報や対策方法などについて紹介します。この記事を読んだ上で、Webメディアの運営を効果的なものにしていきましょう。
SEOを知る前に知っておくべきこと
SEOを知る前に、Googleの基本的なことからチェックしましょう。基礎を知っておくことで、この後に話すSEOの内容が把握しやすくなります。
そもそもGoogle検索の仕組みとは?
Googleでは、Webページや書籍のスキャン、インターネット上の公開データベースなどさまざまなものから情報を取得しています。また、探している種類の情報にもっとも役立つことを基準としており、さまざまな方法で結果をユーザーに提示しています。
Googleの検索機能は豊富であり、人物や場所、ルートなどを即座に表示。その上、天気の情報やスポーツの試合情報といった最新情報もスピーディーにユーザーへ届けています。そのこともあり、Googleは世界各国で利用されている検索エンジンとなっています。
Googleの検索結果が生成される仕組み
Googleの検索結果は、3つのステップによって生成されています。最初はインターネット上にどのようなコンテンツがあるのかチェックし、その上でページの内容を把握しようとします。その後、検索結果へ表示されるという流れです。
SEOとは?
SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジンの最適化を意味します。Googleといった検索エンジンにおけるオーガニックな検索結果において、上位に表示させる取り組みのことをSEOと呼びます。
SEOに関しては多くのWebメディアで取り組まれており、SEOに関する本も数多く出版されているため、本屋やネットショップで見たことがある方も多いはずです。SEOは非常に奥が深いものであり、Webメディアを運営する上では欠かせない存在です。
SEOにおけるGoogleの考え方
SEOにおいて、Googleの考え方として有名なものが2つ挙げられます。コンテンツを作る上で重要なものであるため、以下のことを踏まえてコンテンツを作っていきましょう。
E-A-T
E-A-Tは、Expertise(専門性)とAuthoritativeness(権威性)、そしてTrustworthiness(信頼性)の言葉を組み合わせた言葉です。どの3つもコンテンツを作る上で欠かせないものであり、Googleが品質を評価する上で用いられるガイドラインです。
もしE-A-Tを忠実に守ったコンテンツを作れば、ハイクオリティな記事として検索上位に表示されやすくなるでしょう。ガイドラインに含まれているからこそ、E-A-Tのことを含めたコンテンツを作るようにしましょう。
YMYL
YMYLはYour Money or Your Lifeの略称で、お金や生活、健康といった人の人生や生活に大きな影響を与えるジャンルを指します。YMYLはE-A-Tによって厳格化されており、YMYLのコンテンツを作るのであればきちんと守る必要があります。
YMYLのコンテンツは信頼性が非常に重要で、法律を無視したものやあいまいな情報のものは低いクオリティのコンテンツを評価されてしまうかもしれません。そうなると、検索結果に表示されない恐れがあります。
SEOにおける主な対策方法
SEO施策はさまざまあり、主なものとして以下のことが挙げられます。
- Googleのスターターガイドのチェック
- 質の高いコンテンツの作成
- サイトマップの作成
- 内部リンクの設置
- 被リンク対策
- モバイルフレンドリー化
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
まずはGoogleのスターターガイドをチェック
もしこれからSEOに関する作業をするのであれば、一度Googleのスターターガイドをチェックするのがおすすめです。スターターガイドには、この記事で紹介した検索結果の仕組みや専門用語などの基本情報が掲載されています。
スターターガイドにはSEOの基礎となる情報が数多く紹介されていることから、初めて取り組む方にとっては勉強になるでしょう。Googleが発表しているものであるため、まずはこちらを確認した上で細かい対策方法をチェックするのがおすすめです。
質の高いコンテンツの作成
SEOではコンテンツの質が非常に重要です。そのため、Webメディアのコンテンツを作る際は、量より質を重視して取り組むのがおすすめです。ある程度の量も必要とはいえ、一つ一つが低クオリティなら、検索結果の上位に表示させることが難しくなります。
質の高いコンテンツの特徴としては、以下のようなことが挙げられます。
- 一次情報をもとにして作成している
- ターゲットが求めている情報を過不足なく含めている
- オリジナリティがある
- 読みやすいように工夫されている
サイトマップの作成
サイトマップはWebサイト上のページを一覧にしたものであり、Googleにコンテンツを見つけてもらう上で重要なものです。もしこれからWebサイトを立ち上げるのであれば、サイトマップの作成も忘れずにしておきましょう。
内部リンクの設置
他の記事も読んでもらうために、内部リンクを設置しましょう。設置する際は、関連する内容に応じたものを設置することが大切です。関係ないところに設置しても、ユーザーはクリックしないどころか、邪魔な存在と思ってしまうでしょう。
また、内部リンクはユーザーをWebメディアでもっとも重要なコンテンツへ遷移できるというメリットもあります。その上、検索エンジンから質の高い記事と判断されやすくなります。
被リンク対策
SEOの外部対策として、被リンクを獲得しやすくすることも大切です。被リンクは運営者のできることが限られているものですが、コンテンツの質を高めたりSNSへ共有しやすいようにしたりなどの工夫をすることで、他のWebメディアにリンクを設置してもらいやすくなります。
モバイルフレンドリー化
現代ではスマホでWebメディアをチェックする方もいるため、モバイルフレンドリー化をしておきましょう。具体的には、スマホでもきれいにメディアが表示されるようにしたり、スマホでも読みやすい文章に調整したりなどが挙げられます。
こちらに関してはGoogleのモバイルフレンドリーテストを利用することで、自分のWebメディアがモバイルフレンドリー化しているかどうか確認できます。気になる方は、ぜひ一度確かめてみましょう。
SEOを考える上でおすすめのGoogleサービス
SEOを考える際、「Googleキーワードプランナー」や「Googleサーチコンソール」などを利用することで、効率よく効果的な対策ができるようになります。最後の項目では主なGoogleのサービスを紹介しているので、ぜひここまで読んで参考にしてみてください。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」は、コンテンツ作成や広告配信の際に欠かせないキーワードを探せるサービスです。コンテンツを作る上でキーワードは重要なものであり、「Googleキーワードプランナー」を使うことで、どんなキーワードをターゲットが求めているのか把握しやすくなります。
Googleトレンド
「Googleトレンド」は、あるキーワードがGoogle内でどれだけ検索されているのか調べられるサービスです。人気キーワードが把握できるようになるため、トレンド性の高いキーワードをチェックしたいときに活用できます。
Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」は、インターネット上の検索を分析するサービスです。検索キーワードの状況やページの問題点などをチェックでき、Webメディアを運営する上では欠かせない存在です。
Googleアナリティクス
「Googleサーチコンソール」と同じく欠かせないサービスとして、「Googleアナリティクス」が挙げられます。「Googleアナリティクス」はWebメディアの解析ツールで、アクティブユーザーの動向やデバイス別のセッション数、時間帯別のユーザー数などを調べられます。
SEOはコンテンツを多くの人に見てもらう上で大切
今回はSEOの基本情報や対策方法などについて紹介しました。SEOはコンテンツを多くの方に見てもらう上で大切なものであり、対策自体もさまざまあります。だからこそ、Webメディアを運営している方は、SEOのことをしっかりと考えた上で運営していきましょう。