SEO施策は重要なものですが、実際どのような効果があるのか知らない方も多いでしょう。効果がわからないがゆえにSEO施策をしていない方もいるかもしれませんが、それは非常にもったいないことです。
今回の記事では、SEO施策における主な効果や対策方法などについて紹介します。効果を知ることで、すぐにでもSEO施策をしようと思うようになるでしょう。
SEO施策における主な効果
SEO施策における主な効果としては、以下の3つが挙げられます。
- CTRが向上する
- CVRが向上する
- ブランドの認知が向上する
それぞれどのような効果なのか、1つずつ見ていきましょう。
CTRが向上する
1つ目の効果は、CTRが向上することです。CTRとはクリック率のことであり、SEO施策を行って検索順位が高くなるほどCTRも向上します。反対に対策をしていないとCTRも低くなり、せっかくのコンテンツが誰にも読まれないという悲しい結果となってしまう恐れがあります。
そのようなことを防ぐためにも、SEO施策というのは重要なことです。もちろん、すぐに効果が表れるものではありませんが、それでもSEO施策をしっかりとすれば検索上位に表示されてCTRも高くなるでしょう。
CVRが向上する
2つ目の効果は、CVRが向上することです。CVRとはコンバージョン率のことであり、SEO施策によって検索上位に表示されるようになればアクセス数も増え、結果してCVRも向上しやすくなります。
なお、CVRは「CV数÷サイトセッション率×100」で算出できます。この際に注意したいのが、サイトセッション数をPV数やインプレッション数と混合しないことです。それぞれ意味が異なるものであるため、算出する際は注意しましょう。
ブランドの認知が向上する
3つ目の効果はブランドの認知が向上することです。SEO施策によって検索上位に表示されるようになることで、商品や企業のブランドのイメージを向上させることができます。ブランドとしてのイメージが高まれば検索ユーザーから信頼されやすくなり、ファンの獲得にもつなげることが可能です。
その上、上位に表示されるほど検索したキーワードの分野における主要な企業であると、検索ユーザーに思ってもらいやすくなります。そのような意味でも、SEO施策というのは重要なことなのです。
主なSEO施策とは？
SEO施策の効果を把握した上で、次に対策方法を見ていきましょう。
対策方法は幅広くありますが、主なものとしては以下のことが挙げられます。
検索ニーズの高いキーワードを選定する
コンテンツを作る際、キーワードの設定が重要です。この際、なんとなくで決めても効果が出ません。キーワードを選ぶ際には、検索ニーズの高いキーワードをしっかりと選定する必要があります。
検索ニーズの高いキーワードが何なのか調べる際には、「Googleトレンド」や「ラッコキーワード」、「Ubersugest」などが挙げられます。どれも無料で利用できるため、この機会に使ってみると良いでしょう。
内部リンクを最適化させる
内部リンクの最適化もSEO施策ですが、ただ単純に設置すれば良いというわけではありません。アクセスしたユーザーが求める情報にすぐ移動できるように、内部リンクを設置する必要があります。
さらに具体的なことに触れると、高品質なコンテンツへリンクさせたりパンくずリストを設置したりなどが挙げられます。内部リンクの最適化によってサイトの滞在時間も長くなり、他のコンテンツもチェックしてもらいやすくなるため、そのような意味でも内部リンクのことも考えた対策をしましょう。
定期的にリライトする
コンテンツは一度公開すればOKというものではなく、定期的なリライトが必要です。リライトをすることで常にコンテンツの情報を最新のものにすることができ、誤った情報や古い情報をユーザーに伝えてしまうことを防げます。
信頼性と専門性を意識したコンテンツ制作
コンテンツを制作する際は、信頼性と専門性を意識する必要があります。例えば、きちんと一次情報を参考にライティングしたり専門家に監修してもらったりなどが挙げられます。信頼性と専門性はSEO施策において非常に重要である上に、コンテンツの質を高められるため、これらのことを意識しながら作りましょう。
タイトルや概要文を調整する
コンテンツを作る際には、本文だけではなくタイトルや概要文も重要です。例えばタイトルの場合、基本的に32文字以内にまとめるのがおすすめ。なぜなら、それ以上だとGoogleの検索結果にタイトル全文が表示されないためです。
また、概要文もチェックしておきましょう。概要文は検索結果画面においてそのページがどのようなものなのか紹介するものであり、概要文が魅力的なものならばクリックしてもらいやすくなります。
サイトの表示速度を意識する
サイトの表示速度もチェックすべきポイントであり、速度が遅いとユーザーが離れてしまいます。それは非常にもったいないことであるため、快適に表示されるかどうか確認しましょう。
Googleに見つけてもらいやすいよう工夫する
Googleのクローラーに見つけてもらいやすいようにするためにも、クロールしやすい内部リンクに調整したり「Googleサーチコンソール」を使ってインデックス状況を確認したりしましょう。
「Googleサーチコンソール」とはインターネット検索における分析ツールであり、検索キーワードの状況やページの問題点、上記で述べたインデックス状況の確認などができます。SEO施策において欠かせないツールであるため、必ずチェックしておくようにしましょう。なおインデックス状況に関しては、インデックスカバレッジレポートを使うことでチェックできます。
質の高い外部リンクを獲得する
外部リンクの獲得もSEOに大きな影響を及ぼしますが、どんなリンクでも良いわけではありません。質の悪い外部リンクだと逆効果となってしまいます。質の高い外部リンクを獲得するためにも、コンテンツの質を高めたり信頼性と専門性を兼ね備えたコンテンツを制作したりしましょう。
SEO施策の効果はいつ出るのか？
別の項目で触れたようにSEO施策というのは、すぐに効果が出るものではありません。では一体、いつ頃効果が出るのでしょうか。
SEO施策の効果は状況によって異なる
SEO施策の効果は、ドメインパワーやサイトの運営期間など状況によって異なります。そのため、案外すぐに効果が出る場合もあればなかなか効果が出ない場合もあります。もし効果が出ない場合には、SEO施策として何らかのミスがある場合が懸念されることから、一度見直してみましょう。
キーワードの競合性も効果が出る期間に影響する
効果が表れる期間に関しては、キーワードの競合性も影響します。例えば検索回数の少ないキーワードだと効果が出やすいですが、多くのアクセス数が得られません。一方で検索回数の多いキーワードは多くのアクセス数を得られる可能性がある一方で、SEO施策が難しくなります。
SEOは対策をしっかりすることが大切！
今回は、SEO施策における主な効果や対策方法などについて紹介しました。SEO施策にはCTRやCVRの向上といった効果があり、対策方法もさまざまあります。だからこそ、この機会にしっかりと対策を行い、多くの方にアクセスしてもらえるサイトを作りましょう。
