「SEOキーワードの選び方を知りたい」
「でも、どうやって選べばいいか分からない」
SEOマーケティングする際、このような疑問を持つ方も多いでしょう。
SEOキーワードは「具体的な選び方」があるため、ポイントさえ抑えておけば迷うことはありません。
この記事ではSEOキーワードとはどんなものなのかを解説し、選ぶポイントや具体的な方法を中心に解説します。
SEOキーワードとは
SEOキーワードとは、ユーザーが検索するキーワードのことです。
ユーザーは何かしらの意図を持って検索します。
たとえば「おすすめ プログラミング教室」で検索する場合、「プログラミングを習得したい」という意図があるわけです。
こういった意図をあらかじめ汲み取って記事制作するのが「SEOマーケティング」です。
SEOキーワードの重要性・必要性
SEOマーケティングするうえで、キーワードの選定は非常に重要です。
Googleの記事はすべて、ユーザーが「キーワード」を入力して検索した際に表示されるものだからです。
例を挙げると、「新宿の美味しいラーメン屋さんを知りたい」と考えるユーザーが「新宿 ラーメン」で検索したとしましょう。
あなたが新宿のラーメン屋さんだった場合、「新宿 ラーメン」と検索したときに表示されなければ、お店に来てもらえません。
このように、記事を作る場合は「検索されるキーワード」から考えるのがSEOのセオリーなのです。
SEOキーワードを選ぶ方法
ここからは具体的にSEOキーワードを決める方法を紹介します。
SEOキーワードを選ぶ具体的な方法は、主に以下の5つです。
- 検索ボリュームから選ぶ
- 検索サジェストやLSIから選ぶ
- キーワードプランナーなど外部ツールで選ぶ
- 競合を参考にする
- ターゲットの立場になって考える
具体的に解説します。
検索ボリュームから選ぶ
サイトを立ち上げたばかりの場合、検索ボリュームが小さいキーワードを狙いましょう。
検索ボリュームが大きいキーワードは競合が強く、上位表示されにくいからです。
具体的には、以下の数字を目安にしてください。
- 月間検索ボリューム10,000以上:ビッグキーワード
- 月間検索ボリューム1,000〜9,999:ミドルキーワード
- 月間検索ボリューム1,000未満:スモールキーワード
まずはスモールキーワードで記事を書き、ある程度サイトの専門性が高まったら「ビッグキーワード」を狙うのがおすすめです。
検索ボリュームはGoogleのキーワードプランナーや「aramakijake」というサービスで調べられます。
検索サジェストやLSIから選ぶ
Googleサジェストとは、検索キーワードを予測してくれる機能のことです。
たとえば、「検索キーワードとは」で検索すると次のようなサジェストが表示されます。
こういった点から、関連するキーワードを自動的に表示してくれます。
この中からキーワードを選定することも可能です。
LSIとは「潜在的な需要を表すキーワード」を意味します。
LSIを調べるには、特定のキーワードで検索した際に、画面を一番下までスクロールしてください。
「他のキーワード」と表示されている部分がLSIです。
キーワードプランナーなど外部ツールで選ぶ
有料の外部ツールで選定することもできます。
キーワードを選定できるツールは以下のとおりです。
無料 | 有料 |
|
|
外部ツールを使うと、「競合がどういったキーワードで集客しているか」「検索ボリュームが増えているキーワードはなんなのか」がわかります。
競合を参考にする
ライバルを参考にするのも効果的です。
たとえば、SEOキーワードにしたいキーワードで検索して上位サイトを見てみましょう。
上位サイトの「人気記事」や「おすすめ記事」のタイトルに注目してください。
SEOはタイトルにキーワードを設定するのがセオリーです。
具体的に言うと、「おすすめプログラミング教室◯選!」といったタイトルだった場合、「おすすめ プログラミング」のキーワードで書かれた記事であると推測できます。
「人気記事」や「おすすめ記事」として取り上げられているということは、それだけ「閲覧数が多い記事である」とわかります。
つまり、同じキーワードでより質の高い記事を書き上位表示させられれば、そのサイトを訪れているユーザーを自サイトにすべて誘導できるわけです。
ターゲットの立場になって考える
サイトや自社商品のユーザー・ターゲットの立場になって、その人が「何を考えて検索するだろう?」と考えるのもおすすめです。
この場合、実際にユーザーやターゲットにヒアリングしても構いません。
ターゲットが明確でない場合、しっかりとペルソナを作り上げるのも大事です。
SEOキーワードから記事を書く際のポイント
キーワードを選定しただけでは意味がありません。
ここではSEOキーワードから記事を書く際のポイントを3つ紹介します。
- 記事の目標や方向性・専門性をはっきりさせる
- 記事のペルソナを考える
- ユーザーの検索意図を理解する
それぞれ項目ごとに解説します。
記事の目標や方向性・専門性をはっきりさせる
記事で重要なのは「目標や方向性、専門性をはっきりさせる」という点です。
それぞれにおいて考慮すべき点を以下にまとめました。
目標 | 方向性 | 専門性 |
商品の購入 ページビュー お問い合わせ、など | レビュー記事 比較記事 ランキング記事、など | 監修 独自性、など |
たとえば自社商品を売り込む場合、ライターやユーザーに使ってもらい、レビュー記事にするのがおすすめです。
さらに、監修者を付けることによってコンテンツの信ぴょう性が増します。
こういった点を踏まえて記事を作成しましょう。
記事のペルソナを考える
記事の目標や方向性、専門性を明確化したら、ペルソナを考えましょう。
ペルソナを設定することでSEOキーワードを深堀りでき、コンテンツのクオリティアップが期待できます。
ペルソナとは、アクセスが想定されるであろう人物像のことです。
たとえば「ラーメン」の記事を書く場合、次のような例が挙げられます。
- 30歳男性
- 会社員
- 独身
- 趣味は食べ歩き
- 電車での移動が多い
- ネットニュースや掲示板サイトをよく見る
年齢や性別だけではなく、職業や世帯構成、行動パターン、趣味、閲覧するメディアまで詳細にイメージするのが大事です。
ユーザーの検索意図を理解する
ユーザーは4つの意図で検索します。
- Do(したい)
- Buy(買いたい)
- Know(知りたい)
- Go(行きたい)
これらの検索意図から記事を作成しましょう。
具体的に言うと、「おすすめ ラーメン」で検索するユーザーは「おいしいラーメン屋さんに行きたい(Go)」というニーズを持っています。
こういったユーザーに「Buy(買いたい)」「Do(したい)」の意図で記事を書いても、ニーズは満たされません。
かならずユーザーニーズを満たした記事にするよう意識してください。
まとめ
SEOキーワードについてまとめます。
- SEOキーワードと記事の内容を一致させる
- 専門性を意識してSEOキーワードのテーマに一貫性を持たせる
- SEOキーワードは検索ボリュームもチェック
- 競合が予想される上位サイトを調べる
- ターゲットを予測してそれに合ったSEOキーワードを選定する
今回紹介したSEOキーワードの選定を実践して、SEO効果を高めましょう。