「SEOってなんなのかよくわからない」
「わかりやすく説明してほしい」
このような方のために、SEOをわかりやすい言葉で簡単に解説します。
さらにこの記事ではSEOの具体的なメリット・デメリットを紹介し、「記事がGoogleに掲載されるアルゴリズム」も説明するのでぜひ最後までご覧ください。
SEOとは?わかりやすく説明
SEOとは「検索エンジン最適化」のことです。
Googleなどの検索エンジンで検索した際に、サイトを上位に表示させるための施策を意味します。
では、なぜSEOが重要視されるのでしょうか。
SEOで検索エンジンの上位に表示させることで、サイトがよりたくさんの検索ユーザーの目にとまりサイトへの訪問者が増え、商品販売や集客などのコンバージョン率を高める効果が期待できるからです。
2021年のseoClarityの調査によると、検索順位1位のサイトへのクリック率が約14%にのぼる一方、検索順位2位では8%を切る結果になっています。
検索順位3位以下ではクリック率がさらに下がっていく傾向があります。
この結果からもわかるとおり、SEOによって検索順位を上位表示させることがサイトのクリック率を高めるのです。
SEOのメリット
次に、SEOの具体的なメリットを4つ紹介します。
- コストパフォーマンスが高い
- 購買意欲の高いユーザーを獲得できる
- ユーザーを教育できる
- 会社自体を周知させられる
それぞれ解説します。
コストパフォーマンスが高い
マーケティングに予算をかけられない企業でも、高い成果を得られる可能性があります。
SEO対策は低予算ではじめられ、運用できるからです。
SEO以外にもGoogleなどの検索結果の上位に表示させる方法としてWeb広告があります。
Web広告でも検索結果の上位に表示できますが、クリックごとに課金されます。
SEOで検索上位に表示された場合、クリックで課金されることはありません。
読者のニーズを満たす記事を書く必要があるため時間と労力はかかりますが、マーケティングに費用をかけられない企業にとってはコストパフォーマンスが高いと言えます。
購買意欲の高いユーザーを獲得できる
SEO対策が成功し、Googleで上位表示されると売上UPにつながります。
ユーザーはかならず購買意欲を持った状態で検索するからです。
人は何か知りたいと思ったとき、目的を果たすためにインターネットで検索します。
さらに検索するまでには、注意→関心→検索→購買→情報共有というプロセスを踏みます。
「検索する」という行動を起こしているユーザーはすでに「注意→関心」というプロセスを経て検索しているため、購買意欲が高いわけです。
このようにSEOで上位表示させることは、検索意欲の高いユーザーを獲得できるというメリットがあります。
ユーザーを教育できる
購買意欲がないユーザーも見込み客に変えられます。
サイト内でユーザーを教育できるからです。
たとえば、内部リンクを貼って誘導できれば、ユーザーに「この商品良いかもしれない」「この企業は信頼できるかもしれない」と思わせることができます。
つまり、SEO対策によって上位表示することができれば「購買意欲のあるユーザー」を確実に捕まえられるだけでなく「潜在的なユーザー」を見込み客に変えられるのです。
会社自体を周知させられる
SEO対策は直接的な売上UPにつながらなくても、会社のブランディングにつながります。
Googleで上位表示されている=信頼性が高いという証拠だからです。
実際に、Googleは「E-A-T」という独自基準を用いて、「信頼性の高い記事」を優先表示させる傾向にあります。
SEOで上位表示させるためには、ユーザーの利益を最優先に考えて良質な記事を書く必要があります。
ユーザーファーストな記事を書けば、Googleから「信頼性の高い記事」を書いている会社として認めてもらうことになります。
つまり、SEOで上位に表示することができれば検索ユーザーから信頼性の高い会社として認知されるため、会社のブランディングにも繋がるのです。
SEOのデメリット
SEOのメリットばかり紹介してきましたが、デメリットもあります。
デメリットは以下の2つです。
- 効果が出るまで時間がかかる
- 売上が安定しないリスクもある
SEOのデメリットについて具体的に紹介します。
効果が出るまで時間がかかる
SEOは「すぐに売上を上げたい」というマーケティング方法ではありません。
記事を書いてもすぐにGoogleで上位表示されるわけではないからです。
具体的に言うと、SEO対策した記事を公開してもすぐに検索上位に表示されるわけではありません。
キーワード内容にもよりますが、1年を要することもあります。
良質な記事を半年から1年書きつづけてようやく上位表示されることが多いため、「すぐに売上をUPさせたい」「すぐに認知させたい」というマーケティングには向いていません。
売上が安定しないリスクもある
Googleで上位表示されても、その記事が常に上位表示されるとは限りません。
なぜなら、Googleは順位を定期的に入れ替えているからです。
たとえば、毎年軽微なアップデートが起こり、数年に1回の「コアアップデート」では順位が大きく入れ替わる可能性があります。
Googleで上位に表示させられても、アップデートの影響で検索順位がいきなり大きく下がることもあるのです。
ただ、アップデートは事前に対策可能です。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【2022年最新】GoogleのSEOアップデートとは?最新の対処法を5つ紹介
検索エンジンの仕組みについて
Googleは「クローリング」「インデックス」「ランキング」という3つのステップで検索順位を決めています。
それぞれ詳しく解説します。
クローリングとは
クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボットがインターネット上にあるページをたどって情報を集めることをいいます。
クローラーにサイトを見つけてもらいクローリングしてもらうことで、はじめて検索エンジンにサイトの存在を知ってもらえます。
Google検索では膨大な情報があるため、クローラーにサイトを見つけてもらうことがSEOの基本です。
インデックスとは
インデックスとは、クローリングして集めたサイト情報をGoogleのデータベースにカテゴリーごとに登録することをいいます。
カテゴリーに分けて登録することで、検索ユーザーに素早く最適な情報を返せるようにしているのです。
本が煩雑に並べられているよりジャンルごとで並べられている方が見つけやすいように、Google検索でもサイトをカテゴリーごとに分けて見つけやすくしています。
ランキングとは
インデックスされた情報が検索キーワードに関連性の高く、信頼性の高い順に並び替えることをランキングといいます。
Googleでは約200以上の評価基準を元に、検索アルゴリズムがランキングを決めています。
検索アルゴリズムとは、インデックスされた情報を適切な順に並び替える仕組みのことです。
この検索アルゴリズムによって、記事のランキングが決められています。
まとめ
SEOとは何かについてまとめます。
- SEOとはGoogleなどの検索エンジンで検索した際に、サイトを上位に表示させるための施策
- SEOはコストパフォーマンスが高く、売上に繋げやすい
- ユーザーを教育でき、会社自体を周知させられる
- ただ、効果が出るまで時間がかかり、売上が安定しないリスクもある
- Googleはクローラーによって集められた情報をインデックスし、記事のランキングを決める
SEOはデメリットもありますが、もはやWebマーケティングの基本になりつつあります。
SEOをしっかり理解して、サイトのクリック率やコンバージョン率を高めましょう。