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Web広告とは?専門家が徹底解説|ターゲット別のおすすめ広告も紹介

「Web広告ってよく聞くけれど、具体的にどういうことかわからない」
「Web広告ってなんのことなのか詳しく教えてほしい」

この記事では、「Web広告とは」を知りたい方のために専門家が以下の点を解説します。

  • Web広告とは
  • Web広告の5つのメリット
  • ターゲット別のおすすめWeb広告

これらを把握しておくことで「Web広告とは何か」がわかり、マーケティング戦略を考えるうえで必要な知識が身につきます。

Web広告とは

Web広告とは「インターネット広告」とも呼ばれ、WebサイトやSNS、動画サイトなどに自社の広告を掲載して配信することです。
たとえば、Yahoo!を開くとトップページにこのようなバナーが表示されます。

これはWeb広告の一つです。

Web広告

このように、さまざまなメディアやSNSなどに自社の商品・サービスのバナーを掲載させるのが「Web広告」です。

Web広告のメリットとは

Web広告には3つのメリットがあります。

  • 購買ニーズの高いユーザーに届けられる
  • 費用が少なくて済む
  • 効果が出るのが早い
  • 簡単にアップデートできる
  • 効果を測定しやすい

オフライン広告と比較しながら説明します。

購買ニーズの高いユーザーに届けられる

Web広告は潜在的・顕在的なユーザーに適切な情報を届けられます。
なぜなら、Web広告は細かくターゲット設定できるからです。

オフライン広告は不特定多数にしか届けられません。
しかし、Web広告は次のようなターゲット設定ができます。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • ◯◯に関心を持っている人、など

このようにターゲットを絞って発信できるため、潜在的・顕在的なユーザーに対して適切な情報を届けられるというメリットがあります。

費用が少なくて済む

Web広告はマーケティングに予算をかけられない場合でも検討できます。
オフライン広告と違って最低限の費用しかかからないからです。

詳しくは以下をご覧ください。

オフライン広告Web広告
広告に必要なもの
  • テレビCM
  • 折込広告
  • ラジオ広告
  • 新聞広告
  • バナー広告
  • 商品・サービスページ
広告に必要な費用
  • テレビCM製作費・放映費
  • スポンサー費用
  • 折込広告製作費・配送費用
  • 配送管理費
  • ラジオ広告製作費・放送費
  • 新聞広告掲載料
クリックやインプレッション(表示)の際に、個別に発生する
相場【テレビCM製作費】
約15万円〜【テレビCM放映費】
1秒あたり25〜100万円【スポンサー費用】
年間契約で約4,000万円〜

【折込広告製作費】
約35,000円〜

【折込広告配布費用】
全国区で1枚あたり約3円〜

【配送管理費】
1枚あたり0.1円〜

【ラジオ広告製作費】
約20万円〜

【ラジオ広告放送費】
1回(10秒)あたり74,800円〜

【新聞広告掲載料】
全国区で約30万円〜

【クリック課金費用】
1クリック1円〜数百円【インプレッション費用】
1,000回あたり10円〜数百円【広告表示回数ごとの費用】
1PVあたり20円〜200円

【動画視聴回数ごとの費用】
1視聴あたり5円〜200円

【コンバージョンへの費用】
1成果あたり100円〜数万円

以上のとおり、オフライン広告に比べ、Web広告は大幅に費用を抑えられます。

効果が出るのが早い

すぐに「売上を上げたい」「認知させたい」という場合、Web広告がおすすめです。
Web広告はオフライン広告より効果が出るのが早いからです。

たとえば、オフライン広告でテレビCMを打つ場合、どれだけ早くても企画・脚本に約1か月、撮影から仕上げまでに1か月半〜2か月を要します。
出演者のキャスティングも考えれば、さらに時間がかかることも珍しくありません。

一方、Web広告は、早ければ即日から広告を出すこともできます。
このようにオフライン広告と比べてスピーディーに広告を制作・出稿できるため、すぐに「売上を上げたい」「認知させたい」という場合に効果を発揮します。

簡単にアップデートできる

Web広告は情報の修正や改善が簡単にできます。
すべてオンラインで完結するからです。

オフライン広告で情報をアップデートしようとすると、広告を作り直したり貼り替えたりしなければなりません。
テレビCMなどの場合も、細かく微調整しなければならないうえに再び料金が発生します。

Web広告はオンライン上で文章を変更するだけです。
専門家やデザイナーに頼まなくても自分たちで修正できることも多く、手間がかかりません。

効果を測定しやすい

Web広告は効果をどんどん高めることができます。
さまざまな情報を測定できるからです。

たとえば、以下の情報を取得できます。

  • クリック率
  • コンバージョン率
  • 広告費用対効果
  • ライフタイムバリュー
  • エンゲージメント率
  • ページビューなど

Web広告は様々な情報をリアルタイムで取得して分析できるためオフライン広告と比べて、広告の効果をどんどん高めることができます。

Web広告のターゲット層とは

ここではWeb広告のターゲット層について詳しく解説します。
開設するポイントは以下の2点です。

  • Web広告で検討すべき4種類のターゲット層
  • 効果的なWeb広告の出し方

それぞれ解説します。

Web広告で検討すべき4種類のターゲット層

Web広告で検討すべきターゲットは4つの層に分類できます。

  • 低関心層:自社の商品やサービスに関心がない、もしくは認知されていない
  • 潜在層:自社の商品やサービスの隠れたニーズに気づいていない
  • 顕在層:自社の商品やサービスのニーズに気づいていて他社と比較検討している
  • 顧客層:自社の商品やサービスを利用または購入したことがある

このように、それぞれの層を「いかに深化させていくか」が大事です。

Web広告で検討すべき4種類のターゲット層

効果的なWeb広告の出し方

Web広告を効果的に出すためには4つのターゲット層がどんな層なのか理解した上で、最適な広告を出すことが必要です。
なぜなら、Web広告はターゲットの属性によって出すべき広告の種類が異なるからです。

それぞれのターゲット層に最適な広告の種類は以下のとおりです。

広告の種類
低関心層【純広告】

純広告とは、Webサイトの広告枠を一定期間買い取り出稿する広告です。

【動画広告】

動画広告とは、YouTubeやSNSで流される動画の広告です。

潜在層【ディスプレイ広告】

ディスプレイ広告とは、Webサイト上で解放されている広告枠にターゲットを絞って出稿する広告です。

【アフィリエイト広告】

アフィリエイト広告とは、自社の商品やサービスを紹介してもらってコンバージョンの発生時に広告費を支払う成果報酬型の広告です。

顕在層【リスティング広告】

リスティング広告とは、検索エンジンの上部や下部に表示されるテキスト形式の広告です。

【リマーケティング広告】

リマーケティング広告とは、自社サイトに訪れたことのあるユーザーに出す広告です。

顧客層【リマーケティング広告】

リマーケティング広告とは、離脱ユーザーに対する広告です。

【メール広告】

メール広告とは、自社の商品やサービスの紹介をメールで流すことです。

Web広告はユーザーの属性によって効果的な広告方法が異なります。
ユーザー属性にもっとも効果的なWeb広告を出すことで、費用対効果を上げたりコンバージョン率を高めたりできます。

まとめ

Web広告とは何かについてまとめます。

  • Web広告とはインターネット広告とも呼ばれ、ネット上に出す広告のこと
  • 購買ニーズの高いユーザーに届けられ、費用が少なくて済む
  • さらに効果が出るのが早く、簡単にアップデートできる
  • Web広告のターゲット層は「低関心層」「潜在層」「顕在層」「顧客層」に分けられる
  • それぞれのターゲット層にもっとも効果的な種類のWeb広告を出すこと重要

Web広告と同時に、マーケティング戦略を考えるうえで重視すべきなのが「SEO」です。

「SEOとは何か詳しく教えてほしい」

このような方は以下の記事をご覧ください。

SEOとは?専門家がわかりやすく説明|メリット・デメリットも6つ紹介

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