SEM対策

【2022最新】SEOの改善策とは?基本的な方法とツール、勉強方法などを徹底解説

SEOは改善を繰り返すことで効果を発揮します。単に記事を書いたりSEO対策を一回だけ講じただけではあまり意味がありません。

ただ、「どのように改善すればいいかわからない」というWebマーケティング担当者も多いことでしょう。そこで本記事では、SEO対策を改善するにはどうすればいいかを具体的に解説します。

目次
  1. SEOについて簡単に解説
  2. SEOは年月によって変わってくる
  3. SEO評価がサイト運営にとても重要
  4. SEO対策を始める前に自分のサイトを分析する
  5. 基本的なSEO対策
  6. 被リンクを獲得する
  7. SEOの評価を上げるためにやっておきたい改善策
  8. SEO対策にとても役に立つ対策ツール
  9. 実際に流入が増加した改善例
  10. SEOについてもっと詳しくなる勉強方法
  11. SEO対策を全て外部SEOサービスに任せるのもあり
  12. SEO対策におけるよくある疑問点
  13. まとめ

SEOについて簡単に解説

そもそも「SEOとはなにか」について、簡単におさらいします。SEOとは「Search Engine Optimization」が正式名称であり、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。

インターネット上で記事やサイトをサーバーにアップロードすると、Googleなど検索エンジンに表示されます。例えばGoogleはクローラーと呼ばれるボットをインターネット上で常に走らせており、ユーザーにとって価値のある順番に並び替えるのです。

ただ、「ユーザーにとって価値のあるページかどうか」は常に変わります。情報が古い記事よりも新しい記事のほうが価値がありますし、専門家が監修したほうがユーザーにとって有益です。このようにSEOは常に改善を繰り返し、内容をアップデートするのが大事なのです。

SEOは年月によって変わってくる

上述したとおり、SEOは年月によって「表示される順番の基準」が変わります。ここでは以下の3点を具体的に解説します。

  • コアアップデートによってSEOの評価も変化してきた
  • 新規コンテンツは4ヶ月〜1年の期間で効果が出る
  • ジャンルによって順位の変動差がある

コアアップデートによってSEOの評価も変化してきた

Googleは定期的にコアアップデートを実施します。

Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えており、このような変更を「コア アップデート」と呼んでいます。コア アップデートは、全体として、関連性と信頼性の高いコンテンツを検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすことを目的としています。また、コア アップデートは Google Discover に影響する場合もあります。

Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

なぜこのようなアップデートをするかというと、悪質なSEO対策を防ぐためです。例えば、2000年代に起きたのが「ブラックハットSEO問題」です。当時、Googleは被リンク(そのページがどれだけ他のサイトからリンクされているか)を重視していました。

つまり、悪質なページでも、被リンクが多ければ上位表示させることができたのです。悪質なSEO業者は中身のないサイトを大量に立ち上げ、そこに上位表示させたいページのリンクを貼り、強引に検索順位を上げました。

このように、ユーザーに対して「本当に価値のあるページ」を届けるためにGoogleはコアアップデートを繰り返しているわけです。コアアップデートすると、場合によっては検索順位が大きく動きます。

コア アップデートは大きな影響を広範囲に及ぼすため、その実施にあたっては周知を図ります。一部のサイトでは、コア アップデート後に掲載順位が下がったり、逆に上がったりすることがあります。

Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

このようなアップデートに対応するために、記事やサイトの改善が必要なのです。アップデートに関しては下の記事をご覧ください。

【2022年最新】GoogleのSEOアップデートとは?最新の対処法を5つ紹介

新規コンテンツは4ヶ月〜1年の期間で効果が出る

基本的に、SEOは古いサイト(古いドメイン)が優先されます。これはGoogleが公式で発表しているわけではありません。ただ、簡単なロジックで「なぜそうなのか」がわかります。

基本的に、長くサイトの運営を続けると、さまざまなページからリンクを貼られたりサイテーション(引用)されたりします。被リンクやサイテーションは、Googleがページを評価する基準の一つです。

I was referring to external ones. Those links translate in some sense to popularity and endorsement by others

Gary 鯨理/경리 Illyes@methode

翻訳すると、「Googleが評価対象にしているのは被リンクです。被リンクはサイトがどれだけ人気があるか、どれだけ支持されているかの指標になるからです」と述べているのです。

新しいドメインは被リンクが少ないため、Googleで評価されにくくなる傾向にあります。したがって、最低でも4ヶ月〜1年は様子を見るべきなのです。

ジャンルによって順位の変動差がある

SEOはジャンルによって順位の変動差があります。ジャンルのなかには、安易に検索順位を動かさないほうがユーザーのためになるものもあるからです。

例えば、YMYLと呼ばれるジャンルはほとんど順位が変動しません。YMYLとは「Your Money Your Life」の略で、人々の生活やお金に著しく結びつく分野のことです。

反対に、世の中のブームやトレンドなどは移り変わりが激しいとされています。このように自社が狙うSEOの分野・ジャンルによって、改善の頻度や方法などを検討するのが大事です。

SEO評価がサイト運営にとても重要

SEOの改善は非常に時間がかかるものですが、すべての企業が取り組むべきマーケティングの一つといえます。その理由を5つ紹介します。

  • 集客効果が望める
  • 広告費がかからない
  • 戦略次第で長期的な集客も可能
  • 狙った客層にアプローチしやすい
  • 自社のブランディングにつながる

集客効果が望める

SEOは高い集客効果を望むことができます。その理由は、多くの方がGoogleなど検索エンジンを使って情報を手に入れるからです。

2016年のデータではありますが、次のような調査結果があります。

Google did confirm to Search Engine Land that because it said it handles “trillions” of searches per year worldwide, the figure could be safely assumed to be two trillion or above. After all, you can’t do trillions of searches — plural — unless it’s two or more.

Search Engine Land|Google now handles at least 2 trillion searches per year

翻訳すると、Googleは1年に2兆回以上で検索の処理をおこなっているそうです。1日あたりで換算すると、55億回もの検索がされているとのことです。

これは全世界を対象としたデータではありますが、日本においても1日数千万回検索されていると推測できます。Googleの検索順位で1位を獲得できれば、1日に大量のユーザーを呼び込むことができるのです。

広告費がかからない

Googleに掲載するのは広告費がかかりません。つまり、0円で大量のユーザーを呼び込むことができるわけです。

通常、広告を出すにはさまざまな費用が発生します。

  • 広告制作費
  • 掲載料
  • 手数料など

たとえば、全国版の朝日新聞に1ページまるまる広告を載せる場合、費用は39,855,000円(税別)です。もし新聞の広告とSEOの集客効果が同じなら、39,855,000円も得することになるわけです。

さらに、広告で集客できるのは「広告を出したときだけ」ですが、SEOの場合、上位表示され続けている間は常に高い集客効果が期待できます。このように、SEOを改善するのは圧倒的にコスパの良い集客効果が見込めるわけですね。

戦略次第で長期的な集客も可能

上述したとおり、SEOは長期的な集客も可能ですが、それは簡単なことではありません。順位がコロコロ入れ替わるものだからです。

例えば、新聞広告はお金さえ払えば確実に掲載できます。しかし、SEOの場合、他の企業も「そのキーワードで上位表示を狙ってやろう」と考えているため、放置するとみるみるうちに順位が下がってしまうのです。

そのため、SEOは常に更新したり改善を繰り返したりしなければなりません。SEOのリライトに関しては、下の記事をご覧ください。

SEOリライトの方法・コツ8選!知っておくべき重要性や注意点も解説

狙った客層にアプローチしやすい

SEOはいわゆる「成約率」が非常に高いマーケティング手法です。Googleで検索するということは、ある程度「買いたい」「興味がある」という意図を持っているからです。

マーケティングの世界では、顧客は4つに分類できます。

一般的な広告では、顕在層〜準潜在層までしか届きません。さらに、一方通行的なものであり、読者のすべてが興味を持っているとは限らないのです。訪問販売的なイメージを持つとわかりやすいでしょう。

一方で、SEOは興味・関心を持ったユーザーが自分の意思でサイトを訪れます。フェアや展示会のようなものをイメージしてください。すでに興味や関心を持っているため、成約率が非常に高いのです。さらに、関心がなくても、記事やページを読んでいるうちに「良いかも」と思うようになり、潜在層が準潜在層に、準潜在層が顕在層にとレベルアップするケースも珍しくありません。

自社のブランディングにつながる

SEOは自社ブランディングにもつながります。なぜかというと、SEOで高く評価されているということは、Googleに「有益だ」と認めてもらっている証拠だからです。

さらに、内部リンクなどを上手に構築すれば、他のページや記事のSEO効果も改善されます。最終的に企業全体の価値が高まり、自社の知名度もユーザーの印象も大きく向上する可能性があります。

実際に、SEOで認知を高めてブランディングをおこない、売上などを増加させたケースは珍しくありません。このようにSEOはマーケティングだけじゃなく、企業全体に利益をもたらすきっかけになるのです。

SEO対策を始める前に自分のサイトを分析する

SEO対策はすぐにできるものではありません。始める前に、きちんと自社サイトを分析しましょう。分析する方法は以下の5点です。

  • サイト目標とKPIの設定が重要
  • 定量分析・定性分析する
  • アクセス数チェック
  • 流入方法確認と新規ユーザーの獲得施策の考案
  • ユーザー行動の最適化を目指した分析

サイト目標とKPIの設定が重要

まずはサイトの目標を決めましょう。なんに対してサイトを運営するのかを決めなければ、いくら資金を投入しても無駄になってしまいます。

ここで大事なのがKPIです。KPIとは「重要業績評価指標」を意味し、簡単に言えば目標数値のことです。例えば、SEOでは次のようなKPIがあります。

  • CVR(コンバージョン率。商品購入など、サイトに訪れたユーザーが具体的な行動を起こすこと)
  • 問い合わせ数
  • 訪問者数
  • 新規ユーザー
  • ページビューなど

SEOマーケティングの業界では「CVRが月に3件」「ページビューが1万回」などをKPIにすることが多いです。このような目標を定めてから、「どのような改善策を講じればKPIを達成できるのか」を考えましょう。

定量分析・定性分析する

次に、定量分析・定性分析します。詳しくは下をご覧ください。

定量分析定性分析
サイトのアクセス数
内部リンク数
外部リンク数
閲覧時間の長さ
アクセス時間帯
CVに至った数、経路
ユーザーの心情
市場などが抱えるニーズ・課題
業界のトレンド、など

SEO対策では、まず定量分析するのが基本です。次に、集めたデータから定性分析をおこないます。この2つを軸にして「どのような改善をおこなっていくか」を検討しましょう。

アクセス数チェック

定量分析のデータに関しては、正解はありません。ただ、ほとんどの企業やWebマーケターが最初に注目するのが「サイトのアクセス数」、つまりページビュー数です。なぜなら、ページビューが多ければ多いほど成約数も多くなるからです。

ページビューの基準は以下のとおりです。

  • 月間1万ページビュー:小規模サイト
  • 月間10万〜100万ページビュー:中規模サイト
  • 月間100万以上のページビュー:大規模サイト

あくまで一般的な基準値ですが、上記を参考にしてください。はじめのうちは、1万ページビューを目標にするのがおすすめです。

ページビューを確認する方法は簡単です。のちほど解説しますが、「Googleアナリティクス」と呼ばれる無料のツールを導入することで常に確認できます。

流入方法確認と新規ユーザーの獲得施策の考案

ある程度アクセス数が増えたら、次に確認するべきなのは流入経路です。例えば、1万ページビューあったとしても、すべてが一時的なSNSやリファラルの流入であれば、SEOの効果が高いとはいえません。一時的な施策を終えてしまうと、途端にページビューは少なくなってしまうでしょう。

だからこそ、流入経路をしっかり分析するのが大事です。一時的な流入ではなく、検索による流入の増加を目指しましょう。なかなかユーザーが伸びない場合、「どうすればいいか」をしっかり考えるのが大事です。ユーザーを獲得するための施策に関しては、下の記事をご覧ください。

【2022最新】SEOで上位表示を狙うまでの流れを徹底解説

ユーザー行動の最適化を目指した分析

ある程度、SEOからの流入が増えたら、それがコンバージョンにつながっているかどうかを検討してください。コンバージョン率は商材などジャンルによって異なりますが、一般的には1〜2%といわれています。

つまり、ページビューが100人だった場合、1件以上の契約を獲得できれば「最適化ができている」といえるでしょう。一方で、ページビューがどれだけ高くてもコンバージョンにつながらない場合、アクセスを分析する必要があります。

アクセス解析に関しては下の記事をご覧ください。

Googleにおけるアクセス解析とは|メリットや必要なサイト、方法などを解説

基本的なSEO対策

ここからは具体的なSEO対策について解説します。ぜひ講じてほしいSEO対策は以下のとおりです。

  • サイトマップの送信
  • ページ更新・新規作成を欠かさない
  • URLをわかりやすくする
  • ディレクトリ構造をわかりやすい形にする
  • パンくずリストを活用する
  • ナビゲーションをテキスト化しておく
  • クローラーに見せたいページを選ぶ
  • 重複ページを作らない
  • リンク切れがないか確認する
  • ページの表示スピード上げる
  • フッターにナビゲーションを設置する
  • 適切なアンカーテキストを用いる
  • キーワード含めたタイトルを設定する
  • メタディスクリプションを設定する
  • 説明文をテキストで表現する
  • 見出しタグを正しく使用する
  • 画像にaltタグを設定する
  • オリジナル情報を積極的に入れる
  • モバイルフレンドリーを目指す
  • 被リンクを獲得する

サイトマップの送信

サイトマップとは、サイトに含まれている記事情報を一覧化し、検索エンジンとユーザーに共有するためのものです。Googleのクローラーは「ユーザーにとってわかりやすいサイト」を優先します。反対に、わかりづらいサイトになっていると、順位が低くなってしまうのです。

サイトマップはこのような「サイトのわかりやすさ」を示すものをイメージしてください。もっとも、難しい設定などは必要ありません。WordPressで作用する場合、サイトマップを自動生成するプラグインを導入しておくと便利です。詳しくは下の記事をご覧ください。

SEOのサイトマップとは?重要性や効果、作成方法、注意点等を解説

ページ更新・新規作成を欠かさない

サイトは定期的な更新・新規作成が大事です。なぜなら、情報は常にアップデートされるものだからです。

たとえば、「2022年最新の◯◯紹介!」という記事を2023年になっても同じタイトルにしていれば、Googleから「情報が古い」と判断されてしまいかねません。情報を常にアップデートし、更新したり場合によっては新規作成したりするのが大事です。

ただし、やみくもに「更新すれば良い」というわけではないため注意してください。Googleも次のように述べています。

掲載順位が下がった場合はサイトを修正しようと思うかもしれませんが、間違った修正を行わないように注意してください。場合によっては、まったく修正の必要がないこともあります。

Google検索セントラル|Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

意味もなく手直しするのではなく、かならず意味を持って更新しましょう。

URLをわかりやすくする

URLをわかりやすくするのも大事です。SEOには直接関係ないものの、引用されやすくなります。

パーマリンクが日本語だった場合、エンコードされてURLが長くなってしまいます。例えば、シェアしたときに「https://valleyin.co.jp/f4iF94jgld93…」などといったような表示になるのです。すると、Twitterなどの文字制限があるSNSで拡散されにくくなります。

URLは「https://valleyin.co.jp/blog/」など、コンパクトにするのがおすすめです。

ディレクトリ構造をわかりやすい形にする

ディレクトリ構造をわかりやすい形にするしましょう。すこし専門的な話ですが、ここを間違うとサイトの修正が大変になります。

例えば、「パソコン」に関する記事と「お金」に関する記事があったとします。この2つが同じディレクトリに入っている場合、クローラーは「このサイトは情報が整理されていない」と感じてしまうのです。このような事態を避けるためには、「パソコン」に関する記事は「パソコン」のディレクトリ、「お金」に関する記事は「お金」のディレクトリに配置されるよう設計するのが大事です。

パンくずリストを活用する

サイトを作る際はパンくずリストを活用してください。パンくずリストを活用することで、Googleから「わかりやすいユーザーファーストなサイトである」と思ってもらいやすくなります。

パンくずリストとは、ページ内でユーザーがどの階層に入るのかを示すものです。

ページに表示されるパンくずリストは、そのページがサイト階層内のどこに位置するかを示しており、ユーザーはサイトを効果的に理解し、移動できます。ユーザーは、パンくずリスト内の最後のパンくずから順番にさかのぼることで、サイトの階層内を 1 レベルずつ上に移動できます。

Google検索セントラル|パンくずリスト

このようにGoogleが公式で解説しているとおり、SEOにおいて非常に重要な意味を持ちます。パンくずリストはWordPressを使えば自動的に生成されるものが多いので安心してください。

ナビゲーションをテキスト化しておく

ナビゲーションをテキストで表示しましょう。

テキストで表示すると、クローラーにサイトを把握してもらいやすくなります。

サイト上のページ間のナビゲーションの大部分をテキストリンクで制御すると、検索エンジンが容易にサイトをクロールして把握できるようになります。JavaScript を使ってページを作成する場合は、a 要素とともに href 属性の値として URL を使用し、ユーザーの操作を待つのではなく、ページ読み込み時にすべてのメニュー項目が生成されるようにします。

Google検索セントラル|検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

このように、ナビゲーションを用いることはSEOの基本です。

クローラーに見せたいページを選ぶ

「見せたいページ」「見せたくないページ」を区別するのも大事です。なぜかというと、「見せたくないページ」までクローリングされてしまうと、サイトの評価を下げてしまいかねないからです。

例えば、サイトの中には100文字程度しか文字数がないページも生まれます。このようなページをクローラーに見せてしまうと、「作りかけのサイトを公開している」と勘違いされてしまいかねません。noindexやrobots.txtなどを利用して、インデックスさせないようにしましょう。

重複ページを作らない

重複するページがないようにしてください。例えば、1つの記事・サイトでも、URLが次のように複数存在するケースがあります。

  • https://valleyin.co.jp/
  • https://www.valleyin.co.jp/
  • https://valleyin.co.jp/index.html
  • https://www.valleyin.co.jp/index.html

このように複数存在してしまうと、Googleのクローラーは「ページを無理やり複製しようとしている」と勘違いする恐れがあるのです。301リダイレクトやcanonicalタグを設定して、URLを正規化しましょう。

リンク切れがないか確認する

リンク切れがないかどうかもこまめに確認しましょう。リンク切れがあると、Googleに「ユーザーのことを考えていない」と思われかねません。例えば、道を尋ねてきた人を、行き止まりになっている場所に誘導するようなものです。

リンク切れがないかどうかはツールで簡単に確認できます。具体的には、Online Broken Backlink Checkerというツールを使えば無料で確認できるので、ぜひ試してみてください。

ページの表示スピード上げる

ページの表示スピード上げるのもSEO改善施策として有効です。Googleは公式で「読み込み速度を検索順位の基準にする」と述べているのです。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

Google検索セントラル|ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

表示スピードを上げるためにはさまざまな施策がありますが、まずは自サイト・自ページのスコアを知るのが大事です。「PageSpeed Insights」を使えば「どのくらいの表示スピードなのか」がわかります。

フッターにナビゲーションを設置する

フッターにもナビゲーションを設置しておきましょう。ページを最後まで読んだ人が、次のページに移動しやすくなります。例えば当社の場合、トップページに次のようなナビゲーションを設置しています。

ぜひこちらを参考にしてください。

適切なアンカーテキストを用いる

アンカーテキストを用いる場合、書き方に注意してください。

良くない例詳しくはこちら
良い例ITコンサルティング対策をご検討中の方は当社の「サービスページ」をご覧ください。

単に「詳しくはこちら」と書くよりもユーザーの利便性が高くなり、Googleの評価も改善されます。

キーワード含めたタイトルを設定する

タイトルには対策キーワードを載せましょう。タイトルはそのサイトやページをわかりやすく表すものだからです。

例えば「SEO 対策」の記事を書く場合、タイトルは「SEO対策◯選!」といった形に設定するのが大事です。タイトル自体はSEOに関係がありません。ただし、短すぎたり長すぎたりすると、ユーザーのクリック率が低くなってしまいます。30字前後でタイトルを決めましょう。

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは、検索画面で表示される説明文のことです。

メタディスクリプションはSEOに直接関係があるものではありません。ただ、ユーザーのクリック率が高くなります。内容に合ったディスクリプションを100字程度で設定してください。

説明文をテキストで表現する

サイト内で説明が必要な部分は、できる限りテキストで表現しましょう。2022年現在、クローラーはテキストしか読み込めないからです。ある程度、「画像も読み込める」とされていますが、テキストのほうがクローラーに情報を読み取ってもらいやすいのは事実です。

見出しタグを正しく使用する

記事を書く際は、見出しタグを正しく設定しましょう。簡単に言うと、以下のとおりです。

  • H1:タイトル
  • H2:大見出し
  • └H3:中見出し
  • └H4:小見出し

単に文章を書き連ねるのではなく、H2に大きく分類して、その下にH3、H4がある、というイメージで記事を書いてください。記事の書き方は下の記事で説明しています。

【保存版】SEO記事の書き方とは?プロが準備〜公開までの流れを解説

画像にaltタグを設定する

画像にaltタグを設定しましょう。altタグとは、画像の情報をテキストで伝えるためのものです。

WordPressの設定画面で簡単に設定できます。その画像を表すテキストを設定しましょう。

オリジナル情報を積極的に入れる

オリジナル情報を入れるのも大事です。Googleはそのサイトや記事に「独自性があるかどうか」を重要視します。

独自性を出すためには、競合となる他の記事にはない情報を記載するのが大事です。

モバイルフレンドリーを目指す

モバイルフレンドリーはSEO改善するうえで非常に重要です。Googleもモバイルフレンドリーにするよう推奨しています。

お持ちのウェブサイトがまだモバイル フレンドリーでなければ、ぜひモバイル フレンドリー サイトにしてください。おそらく、サイトを訪れるユーザーの大半がモバイル デバイスを使用しているでしょう。

Google検索セントラル|モバイル フレンドリーを導入する

ただ、WordPressでテーマを使ってサイト制作したり記事を書いたりする場合、最初からモバイルフレンドリーになっている可能性が高いです。モバイルフレンドリーかどうかは以下のサイトでチェックしましょう。

モバイルフレンドリーテスト

被リンクを獲得する

被リンクはいまだにSEOにおいて重要視されています。被リンクが多ければ多いほど、Googleの評価が高くなるのは上述したとおりです。

被リンクの増やし方は下の記事をご覧ください。

被リンクとは?4つのメリットや増やし方・注意点を詳しく解説

SEOの評価を上げるためにやっておきたい改善策

上述したのはすべてSEOの基本です。ここからは、よりSEOの効果を改善するための具体策を紹介します。

  • E-A-Tに則ったコンテンツ制作
  • 内部施策も忘れず実施
  • ページエクスペリエンスの最適化を目指す

E-A-Tに則ったコンテンツ制作

コンテンツ制作する場合、E-A-Tを把握しておきましょう。E-A-TはGoogleがSEOで重要視する3つの方向性です。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

専門性を高めるためには、サイトを一つの分野に特化するのが大事です。例えば、「ブライダル」と「DX」両方の事業を営んでいる場合、混ぜ合わせるのではなく「ブライダルのサイト」「DXのサイト」と個別に作りましょう。

記事を書く際は権威性も大事です。専門家に監修してもらったり、公的なサイト等から情報を引用したりするのが効果的です。

信頼性を高めるためには、一次情報や口コミ・評判などを載せてください。このようにして、E-A-Tを常に意識するのがコンテンツ制作において大事です。

内部施策も忘れず実施

ある程度サイトが充実してきたら、内部施策を講じましょう。内部施策は被リンクと違って、ある程度自社努力で高められます。

内部施策に関しては、下の記事をご覧ください。

【2022最新】SEO内部施策15選|即実践可能+効果が高いものを厳選

ページエクスペリエンスの最適化を目指す

ページエクスペリエンスは常に考えなければなりません。ページエクスペリエンスとは、ユーザーがページを閲覧する際に感じる体験のことです。例えば、ページがゴチャゴチャしすぎていると「ページエクスペリエンスが低い」と評価され、掲載順位が下がってしまいます。

ただし、大事なのはページエクスペリエンスよりもコンテンツの質です。あくまで「質の高いコンテンツがある」という前提がなければなりません。

ページ エクスペリエンスは重要ですが、それでも Google は、ページ エクスペリエンスが劣っていても、全体的に価値の高い情報を含むページを上位にランキングするようにしています。つまり、いくらページ エクスペリエンスが優れていても、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。ただし、関連性が同程度のページが多数存在する場合の検索ランキングにおいては、このページ エクスペリエンスが一段と重要になります。

Google検索セントラル|ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について

SEO対策にとても役に立つ対策ツール

ここではSEO対策に役立つツールを紹介します。

  • Googleアナリティクス
  • Google Search Console
  • MIERUCA
  • TACT SEO
  • SEOマスター
  • Link Explorer
  • Google広告キーワードプランナー
  • Google Trends
  • Ubersuggest
  • GRC
  • SEMRUSH

ツールは他にもたくさんあります。ぜひ合わせて下の記事もご覧ください。

【2022最新】SEO診断ツール25選|無料・有料ともにおすすめを紹介

Googleアナリティクス

アナリティクス
ツール名Google Analytics(アナリティクス)
運営会社Google
料金無料
URLhttps://www.google.com/analytics/

SEOを改善する場合、ほぼ確実といってもいいほど基本となるツールがGoogle Analytics(アナリティクス)です。Google Analytics(アナリティクス)では、ユーザーがどのくらいいるのか、どこから来たのか、どのようなアクションを起こしたのかがすべてわかります。

設定方法も簡単で、無料で利用することができます。詳しい導入方法や使い方は下の記事をご覧ください。

GA4(Googleアナリティクス4)の使い方5選|写真付きで解説

Google Search Console

ツール名Google Search Console(サーチコンソール)
運営会社Google
料金無料
URLhttps://search.google.com/search-console/

Google Search Console(サーチコンソール)もGoogle Analytics(アナリティクス)同様、必須といえるツールです。Google Analytics(アナリティクス)と違うのは、「どういったキーワードで流入があるのか」「どういったキーワードで表示されているのか」がわかる点です。

Google Search Console(サーチコンソール)も無料です。詳しくは下の記事をご覧ください。

【2022最新】サーチコンソールの使い方7選|導入方法も写真で説明

MIERUCA

ツール名MIERUCA(ミエルカ)
運営会社株式会社Faber Company(ファベル カンパニー)
料金月額15万円~20万円(税抜)
URLhttps://mieru-ca.com/

MIERUCA(ミエルカ)は17年もの運営歴を誇るSEOツールで、富士フイルム、花王、ビズリーチ、講談社、丸紅、コクヨ、NTTドコモなど大手企業が導入しています。

ユーザーニーズや競合が獲得しているキーワードをAIが自動分析してくれるうえに、検索意図の深堀りやページ内のユーザー行動を可視化してくれます。そうすることによって、SEOを改善できるのです。

TACT SEO

ツール名TACT SEO
運営会社株式会社ウィルゲート
料金初期費用:100,000円~(税抜)
月額利用料金:90,000円~(税抜)
URLhttps://tact-seo.com/

TACT SEOも14年の運営歴がある老舗のSEO改善ツールです。KADOKAWA、EPSON、明光義塾、BOXILなど名だたる企業が導入しています。

特に、「なかなか掲載順位が伸びない」という企業におすすめです。自サイトと競合上位サイトを比較し、SEOの観点で分析してくれて、ページ単位・サイト全体、それぞれの課題を調査してレポートしてくれるのです。

SEOマスター

ツール名SEOマスター
運営会社株式会社シンフィールド
料金月々:35,000円(税別)
オプション:月々15,000円(税別)
URLhttps://shin-field.com/

SEOマスターは独自の概念を持ったSEOの改善ソフトです。1,500以上の導入実績があります。上記2つに比べると料金が安い点もポイントです。

10万ページ以上ある統計結果から、自社のサイトを上位ページの傾向に合わせてアドバイスしてくれます。アドバイスの内容はGoogleのアルゴリズムに合わせて常にアップデートされます。

Link Explorer

ツール名Link Explorer
運営会社Moz, Inc.
料金1ヵ月10回まで無料
URLhttps://moz.com/link-explorer

Link Explorerはいわゆるドメインパワーを調べてくれるツールです。ドメインパワーとは、被リンクなどの数から「そのドメインがどれだけGoogleから評価されているか」を数値化したものです。ドメインパワーはGoogleが公式で発表しているものではないため、参考程度に考えてください。

使い方は簡単で、URLを入力するだけです。1ヵ月10回まで無料で使えるのも大きなメリットです。

Google広告キーワードプランナー

ツール名Google広告キーワードプランナー
運営会社Google
料金無料
URLhttps://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Google広告キーワードプランナーは、Google広告の中にあるキーワード抽出ツールです。Google広告に登録する必要がありますが、無料で使えます。

Google広告キーワードプランナーを使えば、キーワードがどのくらい検索されているのか、上位表示する難易度はどのくらいなのかがわかります。複数のキーワードをリサーチできるため、サイト設計時にも役立ちますし、定期更新の際にも便利です。

Google Trends

ツール名Google Trends
運営会社Google
料金無料
URLhttps://trends.google.co.jp/trends/

Google Trendsも無料で使えるツールです。Google Trendsを使えば、どのようなキーワードがトレンドなのかを調べることができます。

トレンドになっているキーワードでSEO対策すれば、高い集客効果が見込めます。ただし、そのトレンドが「一時的なブームなのか」それとも「カルチャーの変化なのか」はしっかり見極めなければなりません。

Ubersuggest

ツール名Ubersuggest
運営会社Neil Patel Digital
料金無料
パーソナル:2,999円/月
ビジネス:4,999円/月
エンタープライズ:9,999円/月
※すべて7日間無料お試し
URLhttps://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

Ubersuggestは、キーワードの月間検索数や対策難易度、関連キーワード一覧などの情報をチェックできます。一部の機能や情報は制限されてしまうものの、無料版でも幅広く使えます。

自社のSEO改善だけじゃなく、競合の分析もできることから、非常に情報量の多いSEOツールです。本格的にSEO対策したい企業におすすめです。

GRC

GRC
ツール名GRC
運営会社有限会社シェルウェア
料金ベーシック:495円/月
スタンダード:990円/月
エキスパート:1,485円/月
プロ:1,980円/月
アルティメット:2,475円/月
URLhttps://seopro.jp/

GRCはインストール型のSEO改善ツールで、2004年から運営されています。料金が非常に安く、ベーシック版でも月々495円しかかかりません。※2022年10月24日時点

使い方も簡単で、ボタン一つでSEOに必要なデータを収集してくれます。

SEMRUSH

SEMrush
ツール名SEMrush
運営会社株式会社オロ
Semrush Inc.,
料金Proプラン:$119.95/月
Guruプラン:$229.95/月
Businessプラン:$449.95/月
URLhttps://semrush.jp/

SEMRUSHは海外で幅広く使われているSEO改善ツールです。日本では株式会社オロが運営しています。

基本的なSEO対策ができるのはもちろんのこそ、SNS投稿まで分析してくれます。SNSも力に入れたい方は、導入を検討する価値があるでしょう。

実際に流入が増加した改善例

ここではSEOを改善して、実際に流入が増加した具体例を紹介します。ここで紹介するのは以下の3社です。

  • イーベイ・ジャパン株式会社
  • クックパッド株式会社
  • 株式会社ベネフィット・ワン

ぜひ参考にしてください。

イーベイ・ジャパン株式会社

イーベイ・ジャパン株式会社はSEOを外注化することによって、集客が1.5倍アップしました。それまでWebサイトの改善をさまざまな企業に依頼していたそうなのですが、あまり効果は得られなかったとのことです。しかし、本格的に依頼先を見極めてツールを導入したところ、アクセス数もコンバージョンも明確に改善したのです。

クックパッド株式会社

クックパッド株式会社は自社メディアである「自由研究」でSEOを改善。徹底的にキーワードリサーチし、ユーザーニーズを把握したそうです、結果として、約30日間でアクセスが大幅に増加しました。

株式会社ベネフィット・ワン

株式会社ベネフィット・ワンは自社メディア「ボーグル」でSEOを改善。広告運用コストを節約するためにはじめたSEOでしたが、コンテンツで働き方改革や福利厚生の現状を解説したところ、アクセス数が大きく伸びたそうです。なんと、約3ヵ月で1日に1件のコンバージョンを獲得できるようになったとのことです。

SEOについてもっと詳しくなる勉強方法

SEOについてより詳しくなりたいなら、勉強するのが大事です。おすすめの勉強方法は以下の4つです。

  • 本で勉強する
  • Webサービスを利用する
  • 動画を活用する
  • サイト運営を通じてスキルを身につける

具体的に解説します。

あわせて下の記事もご覧ください。

SEOの勉強方法6選!役立つ資格や本、おすすめのサイト等を紹介

本で勉強する

まず、本で勉強するという方法があります。本で勉強するメリットは、手元に置いておけば、わからないことがあったときにすぐ参照できるという点です。

おすすめの本を紹介します。

  • 土居健太郎『10年つかえるSEOの基本』
  • 鈴木 良治『成果を出し続けるための王道SEO対策実践講座』

この2つの本を読めば、SEOに関する基礎的な知識は身につきます。ただ、ネットの情報や今回紹介した内容と重複する部分もあるので注意してください。

本以外では、次のようなサイトで勉強することもできます。

  • PINTO!
  • ferret
  • Moz Blog(海外のSEOブログ)

これらを活用して、SEOの知識を身につけましょう。

Webサービスを利用する

Webサービスで知識を蓄えることもできます。方法はさまざまですが、まずはGoogleデジタルワークショップに参加するのがおすすめです。Googleデジタルワークショップとは、Googleが運営するオンライン上のワークショップです。

Googleのサービスに関連するワークショップをすべて無料で受講することができます。なかには資格を取得できるものもあります。

動画を活用する

UdemyやYouTubeなど動画を活用して学ぶこともできます。動画を通じた場合、文章やイラストよりもよりSEOに対する理解度が深まります。

サイト運営を通じてスキルを身につける

まだサイトを運営していない場合、思い切ってはじめてみるのもおすすめです。この場合、お金のかからない程度にミニマムスタートしましょう。ベータ版を走らせるイメージを抱くとわかりやすいかもしれません。

SEOは戦略を間違うとサイト設計からやり直さなければならないことも少なくありません。振り出しに戻らなくても途中で大幅な修正が必要になり、膨大な労力を要することもあります。そうならないよう、ベータ版のようなサイトを作って事前準備しておく、というやり方もあるでしょう。

SEO対策を全て外部SEOサービスに任せるのもあり

SEOを改善する場合、自社で取り組む以外にも「外注する」という方法があります。SEOに関する知見がない場合やリソースが足りない場合、外注したほうが効果が出やすいでしょう。

外注するメリットは以下の3つです。

  • SEO効果を期待できる
  • 多角的な視点で対策知識を身につけられる
  • 業務を効率化できる

それぞれ解説します。

SEO効果を期待できる

外注したほうがSEO効果を実感しやすいのは当然です。何も知識がない状態ではじめるよりも、プロに構築してもらうほうが手っ取り早いのは、どのような世界にもいえることです。

上述したとおり、SEOは非常に時間がかかります。SEO対策をしたことがない方が取り組むと、効果が出るまでに数年かかる、というケースも珍しくありません。そうすると、それまでにかけた時間や労力、さらにその時間・労力を別のことに費やしていれば生み出せていたであろう利益も無駄になってしまいます。

外注すると、最初に費用はかかるものの、それらを最小限に抑えられます。かかった費用もあとで回収できるため、ハードルが高いのは最初だけです。

多角的な視点で対策知識を身につけられる

SEO初心者がSEOを改善する場合、「コンテンツを育てよう」といった考え方しか出てこないこともあります。しかし、SEO対策はコンテンツの強化だけではありません。マーケティングも大事ですし、サイト設計など技術の面でもできることはたくさんあります。

外注すると、このような点も含めて支援してもらえます。支援してもらった点を自社でノウハウとしてまとめれば、今度は自社でSEOコンサルティングなどの事業を展開することもできるでしょう。

業務を効率化できる

外注化の最も大きなメリットは効率化できるという点です。SEOは常に向き合っていき、改善を続けなければなりません。例えば、社員が5人の場合、そのうち1人はSEO対策の専属にならないといけないくらい、SEOは手間がかかるものなのです。

さらに、やり方を間違うと最初からやり直さなければならないこともあります。莫大な時間とお金を投下しても、それらがすべて無駄になる恐れもあるわけです。このような事態にならないよう、外注して効率化するのがおすすめです。

「でも、どこに頼めばいいのかわからない…」という場合、ぜひ当社にお問い合わせください。当社はITコンサルティング事業もおこなっています。

SEO対策におけるよくある疑問点

最後に、SEOを改善するうえでWebマーケティング担当者が陥りがちな不安・疑問を解決します。ここで解決するのは以下の3点です。

  • Googleアップデートが入っても安定した順位を出すには?
  • キーワードを狙う際の基準はある?
  • 将来的に上位表示できそうなサイトの特徴は?

Googleアップデートが入っても安定した順位を出すには?

方法は2つあります。

  • アップデートの内容に即して改善策を講じる
  • アップデートの影響を受けない質の高いコンテンツを作る

アップデートされた場合、Googleのアルゴリズムに新しい基準が追加されたり、今までの基準が修正されたりします。いち早く「何がどう変わったのか」を判断し対応・修正するのが大事です。

ただ、基本的にGoogleは「ユーザーがどう思うか」を最も重要視します。したがって、どれだけ修正してもコンテンツの質が良くなければアップデートで大きく順位を下げてしまいます。逆に言えば、コンテンツの質が高いとどれだけ大きなアップデートが発生しても、順位を下げることはあまりないでしょう。

キーワードを狙う際の基準はある?

キーワード選定は非常に重要です。選定の仕方にはさまざまな方法があります。

  • ツールを使う
  • トレンドを狙う
  • 一次情報や二次情報から考える
  • Googleの予測、サジェストなどから判断する、など

詳しくは下の記事をご覧ください。

SEOキーワードの選び方5選|重要性や記事を書く際のポイントも解説

将来的に上位表示できそうなサイトの特徴は?

2つあります。

  • 質の高いコンテンツを持ったサイト
  • これから伸びるであろうキーワードを先回りして構築されたサイト

前者は説明する必要もないでしょう。Googleはコンテンツの質を最重要視します。コンテンツの質が高い記事は、自然と上位表示されるようになります。

後者を説明すると、例えば「XXX」という自社製品があるとしましょう。「XXX」は世の中に出ていないため、競合はありません。このとき、世の中に出る前に記事を作っておけば、競合がいないため100%上位表示されるようになります。このようにキーワードを先回りしてサイトを構築するという方法もあります。

まとめ

SEOの改善方法についてまとめます。

  • SEOは常に改善していくのが大事
  • まずはユーザーニーズを把握して、質の高いコンテンツを作る
  • 次に、E-A-Tを意識してコンテンツを強化し、内部施策やページエクスペリエンスの向上を図る
  • SEO分析ツールなどを利用すれば、簡単に改善施策を講じることができる
  • SEOの改善は外注するのも大事

SEOは簡単に改善できるものではありません。自社で取り組めば費用はかかりませんが、その代わり時間と手間がかかり、本業に割けるリソースが減ってしまう恐れがあります。

SEO対策でお困りなら、当社にお気軽にご相談ください。自社パッケージと最適化されたWordPressのテンプレートで、SEOの改善を目指します。

関連記事

スマホアプリ

画像のデモ Jarvis画像

SEOプロ

画像のデモ SEOプロ画像

DXプロ

画像のデモ DXプロ画像
TOP