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SEOとSEMの違いとは?どちらを重要視するべきか5つのポイントを解説

Webを利用して収益を得ている方、あるいは得たいと思っている方にとって、マーケティング上重要なキーワードに「SEO」があるはずです。

一方、同じマーケティング用語に「SEM」があります。今回は、それらの特徴や違いについて解説します。

seoとsemの違いとは?

SEM concept with smartphone on white table

SEOとSEMの違いとは、一言で言えばSEOが検索結果の上位を目指すための手法、SEMはSEOを含めた検索エンジンの性質を活かした手法になります。つまり、SEMの一つとしてSEOがあるといえるでしょう。

SEMはSEOの他にリスティング広告と呼ばれるマーケティング施策が挙げられ、SEOとリスティング広告の両方を含めたものがSEMといえるのです。さらには、これら以外の新しく生まれた(生まれる)Webマーケティング手法、あるいはマイナーなWebのマーケティング手法をも加えて説明できる、広い意味を示す言葉になります。

たとえると、SEMが野菜だとしたら、SEOやリスティング広告がじゃがいもやトマトといった関係といえるでしょう。次の項目では、SEMとは何か、SEOとは何か、そしてリスティング広告とは何かについて、それぞれ解説していきましょう。

semとは一体何か?

最初にマーケティング手法であるSEMについて解説します。SEMとは、Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)の頭文字をとったものです。Webマーケティングのうち、SEMは世界にある様々な検索エンジン上で行うマーケティングすべてを指します。SEMをうまく施策できれば、検索エンジンを活かして大きな収益を得ることが期待でき、検索流入やWebをきっかけにした申し込みや問い合わせ(コンバージョン)の増加につながります。

一方、SEMをしない、あるいは失敗した場合は、売り上げが伸びなくなるという一面もあります。そのため、SEMを適切に施策してWeb上でのマーケティングを円滑化させることが売上アップを狙ううえで重要なのです。このように重要なマーケティングであるSEMですが、具体的な例として主にSEO施策の実施と、リスティング広告を出稿することが挙げられます。

SEO施策とリスティング広告の出稿によって検索しているユーザーに自身のサービスや商品を認知してもらうことができ、Webサイトや広告で売り込むことが可能です。

seoとは

SEMで重要な役割を果たしている手法にSSEOがあります。SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization、サーチ エンジン オプティマイゼーション)という意味で、検索結果で順位を上げる施策のことです。

単に順位を上げるだけでなく、自然検索からの流入数やコンバージョン数を増やすことも含まれます。このSEOには、手法によって内部施策と外部施策があり、それぞれ項目ごとに解説していきましょう。

ウェブサイト内の改善をする内部施策

内部施策は、サイトマップの作成、購入ボタンのレイアウトの工夫、ユーザーの場所が視覚的に理解できる誘導表示(パンくずリスト)を作成します。このような施策をすることで、内部リンクを増やし、検索エンジンがチェックをした場合も質の高いコンテンツのウェブサイトとして評価してもらえるように対策します。以上のような施策で、検索順位を上げることが可能です。

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ウェブサイトの被リンク数を増やす外部施策

内部施策が自身のサイトを改造することなのに対し、外部施策は被リンク数や品質を向上させる施策です。例えば、SNSの拡散が挙げられます。

大手のSNSからの被リンクが多いほど、品質の高い被リンクを多く獲得しているとみなされて、検索順位を上げることが可能です。内部施策とあわせて運用することで高い効果を発揮できるでしょう。

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SEOの外部リンクとは?すぐに実践できる内部・外部施策10選

リスティング広告とは

リスティング広告とは、検索結果の上部に表示される広告です。検索エンジンを利用したことがある方なら、一度は見たことがあるでしょう。検索結果の横に「広告」とついたサイトがリスティング広告を利用したサイトになります。

特定のキーワードで検索した場合、上位に表示されるリスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告でもあります。そのため、目的が明確なニーズのユーザーを自身のサイトへ誘導することが可能です。一言で言えば広告費を払って、ユーザーの流入を促せる手法がリスティング広告といえるでしょう。

seoとリスティング広告どちらを重要視するべきか

seoとリスティング広告どちらを重要視するべきか
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seoとリスティング広告どちらを重要視するべきかは、状況によって重要視すべきものが変わってきます。ここでは、最初にSSEOとリスティング広告の違いについて解説し、その上で、どのような状況の場合にどちらを優先すべきかみていきましょう。

SEOとリスティング広告の違い

共に検索の上位に自身のサイトを持っていく手段であるSEOとリスティング広告は、効果の継続性、コントロール性、費用、クリック率、そして効果の出るスピードの点で異なります。

効果の継続性

SEOの方が高いと言えます。リスティング広告は、一時的な効果なので途中から流入に支障をきたす場合があります。一方、SEOの場合は検索エンジンの順位付けのルールが変わらない限り、検索の上位にいやすくなり、効果が継続する時間は長めです。

コントロール性

流入量のコントロールのしやすさは、リスティング広告の方が高いと言えます。専用の管理画面からターゲットとなるユーザーの属性を変更すれば、自在にターゲットを変更できるコントロールが可能です。

一方、SEOは特定のキーワードに絞って施策をするので、別のターゲットに変更しようとした場合、相当な手間がかかることや、流入も検索エンジンの評価しだいになります。

費用

費用はSEO施策の方が安価です。リスティング広告は文字通り、広告費用として検索エンジンの運営会社へ料金を支払う必要があります。

一方、SEOの場合は、専門の企業に依頼する方法もありますが、自分たちでも行うことが可能です。

クリック率

クリック率はSEOに成功した場合の方が高いと言えます。リスティング広告は、上位に表示されるものの、SEOで一位になったサイトに比べるとクリックされにくい、つまり流入しにくい傾向があります。そのため、よりクリック率を高めるにはSEO施策によって上位に入ることが求められます。

即効性

即効性を求めるのであれば、リスティング広告です。即座に検索上位に持っていくことができるので、リスティング広告を出稿すれば流入量が増えやすくなります。

一方で、SEO施策は効果が出にくいことも多く、効果が出てくるのに時間がかかります。

何を目的にするかによって重視するポイントが異なる

リスティング広告とSEO施策は、何を目的にするかによって重視するものが変わってきます。たとえば、即効性を重視するのであればリスティング広告を最重要視すべきです。一方で、将来的なクリック率の向上や効果の持続性、少ない費用で対策をしようとした場合、SEO施策を最重要視する必要があるでしょう。

ただ、理想としては組み合わせることが望ましいと言えます。初期はリスティング広告で流入量を増やして、SEO対策を進め、流入量を持続させることがポイントです。また、SEO施策と並行して一時的な流入をリスティング広告で狙うといった手法も良いでしょう。

まとめ

検索エンジンへのアプローチによってサイトへの流入を増やしたり、コンバージョンを増やしたりといったマーケティング手法がSEMです。SEOとSEMはいずれも重要な手法であり、状況によって最重要視するタイミングや目的が異なるものの、可能な限り両方の手法を用いてSEMに活かすことが大切です。

まずは両者の特徴を理解したうえで、検索エンジンに対するマーケティングを試みてみましょう。

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