SEM対策

SEO対策を自分でやることはできる?基本的な対策方法と具体的な手順を解説

企業のWEB戦略において、低コストで安定的な集客を実現するためにはSEO対策が必要不可欠です。しかし、初心者にとってのSEOは敷居が高く、そうかと言って専門業者に外注する予算もなく諦めてしまっているケースは多いでしょう。

SEOはその道のプロに任せないと成果が出ないと思いがちですが、実はそんなことはありません。実際に自己流の個人ブログでも、素晴らしい成果を上げているプレイヤーは多数存在しています。そこで本記事では、SEO初心者でも自分で実施できるSEO対策について解説します。

そもそもSEOとは

search engine optimization word cloud – handwriting on a napkin with a cup of espresso coffee

SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)の頭文字を取った略語で、WEBマーケティング手法の1つです。直訳すると「検索エンジン最適化」となります。

もっと具体的に言うと、検索エンジンで検索した際に表示される「検索結果画面」にて自社サイトがより上位に表示されるようサイトの内外を最適化し、検索エンジン経由のユーザーを自社サイトに呼び込もうというものです。

自社サイトのページが、検索ユーザーの疑問や悩みを解決するものであれば、その先で紹介した自社商品やサービスの問い合わせや申込みの増加が見込めるというわけです。

検索エンジンで上位表示されるためには

そもそも検索エンジンは、どのように検索結果の順番を決めているのか?Googleに代表される検索エンジンは「検索ユーザーの検索意図を解決するページ」を良質なコンテンツと判断してランキングしています。

通常の広告であれば自社商品やサービスありきで、セールスポイントやスペック、他者と差別化しているポイントをアピールすることでしょう。しかし、検索エンジンから訪れるユーザーは「自社のことはおろか、自社商品も知らないし興味がない、興味があるのは自分の疑問や悩みに対する答えだけ」という状態でページを訪れます。

まずはそういったユーザーの疑問や悩みを解決することを優先し、それに見合った商品をおすすめすることで購買行動に移るという、従来の広告とは全くアプローチが異なることを覚えておきましょう。

すぐに取り組める基本的なSEO対策

SEO対策の基本として、大きく分けて3つの領域があります。

  • 内部SEO:サイトの内部構造を最適化するプログラミング寄りのSEO
  • 外部SEO:SNSなどで営業活動を行い、WEB上で紹介されることを目指すSEO
  • コンテンツSEO:検索ユーザーの検索意図を解決する良質なコンテンツを作るSEO

SEO対策を自分でイチから始める場合、最初に取り組むべきは間違いなくコンテンツSEOです。技術介入が少なく、サイトやページの内容が良ければ自然とWEB上で拡散される可能性があり、そうなれば間接的に外部SEOにも繋がるためです。

自分でもできるSEO対策とは

SEOの根本は「検索ユーザーの意図を叶える良質なコンテンツ」にあります。これは、自社がターゲットとしたい相手は何に悩み、何を解決したいと思っているか?そしてその人はどのようなキーワードで検索するか?というところから逆算してコンテンツを作る必要があることを意味しています。

これらを踏まえて、具体的な作業手順を見ていきましょう。

コンテンツSEOの作業手順

具体的な手順は以下の通りです。

  1. ユーザーの悩みや、解決したいこと、検索するであろうキーワードを考える
  2. ツールなどを使い、関連するキーワードを洗い出す(これは手作業では厳しいので、後半で紹介するツールを使いましょう)
  3. ツールを使い、洗い出したキーワードから適切なものを選定する(検索ボリューム(検索需要)を調べ、適度なものを選びましょう。ボリュームが大きすぎると競合が多く難易度が上がり、逆に少なすぎるとあまり検索されていないので自社サイトへの流入が見込めません)
  4. お互い関連性の高いキーワードから記事を作成する(引っ越しを例にすると「引っ越し 費用」「引っ越し 業者」などが関連性の高いキーワードです)
  5. 記事にはタグを付けるなど、SEOのルールに則った構成にする(記事のタイトルや見出し、文字装飾を施す場合、すべて「タグ」という決まった形式の表記をする必要があります)
  6. 書き上がった記事をリンクで繋ぎ、情報の網羅性を高める(基本的には「1記事1テーマ」が鉄則です。必要だからとあれこれ書いてしまうと、ユーザーが知りたい情報から遠ざかってしまい、すぐにページを離れてしまいます。補足が必要な場合は、それをテーマにした別の記事を作ってリンクで繋ぐことで情報の網羅性を高めましょう)
  7. 同じキーワードで上位表示されている競合サイトを研究、分析する
  8. コンテンツが完成した後も、継続的に改善を繰り返す(検索順位は、様々な外部要因の影響を受けて日々変動します。上位表示に成功したとしても、それを維持するためには継続的な改善が必要です)

上記は最小限の解説ですが、わからない箇所は調べつつ順番に作業していくと、どういったものかが肌感でわかってくるはずです。

自分でSEO対策をするために覚えておきたい基本的SEO用語

前項でもSEO用語をいくつか出しているので、こちらで補足します。

基本的SEO用語1:キーワード

検索エンジンに入力する単語のこと。「東京」は単一キーワード、「東京 マンション」は複合キーワードで、関連キーワードとも呼ばれます。ちなみにこの記事は「SEO対策 自分で」というキーワードで検索する人に向けて書いています。

基本的SEO用語2:検索ボリューム

あるキーワードが1ヶ月で何回くらい検索されたか、という大まかな数字のこと。この数字が多いほど需要が高く、少ないほどニッチなキーワードということになります。

基本的SEO用語3:タグ

WEBサイトの内部は、htmlという英語と記号の羅列で書かれたコードです。これをインターネットエクスプローラーやGoogle Chromeといったブラウザで私達が見慣れた表示に変換しています。タグの一例として、と書くとタイトル、<h2>や<h3>と書くと見出しが表示されるといった具合です。

基本的SEO用語4:CV(コンバージョン)

そのサイトの最終目的となるアクションを、ユーザーが実行すること。資料請求や申込ボタンの押下などがCVにあたります。

SEO対策ツールを利用して自分でSEO対策をしよう

System Content Management SEO Application Graphic Concept

前述したように、SEO対策にはツールが不可欠で、有料・無料さまざまなツールが企業や個人から提供されています。

Googleキーワードプランナー

Googleが提供するツールで、関連キーワードの洗い出しや検索ボリュームの確認、上位表示できた場合に期待できるアクセス数などを閲覧できます。

ラッコキーワード

関連キーワードの抽出に特化したツール。Google、yahoo!JAPAN、Bingといった検索エンジンの他、YouTubeやAmazonで検索されているキーワードも抽出できます。

Googleアナリティクス

Googleが提供するサイト解析ツール。時間帯別のアクセス数、訪問者の接続エリア、ページ毎のアクセス数など、ユーザーがサイトを訪問した後の情報を解析できます。

まとめ

SEO対策は自分で講ことが可能です。時間と労力はそれなりにかかりますが、個人のブロガーなどでも目覚ましい成果を上げている人が多数存在しています。

一方で、自己流でやると失敗した際にそれまでに費やした時間や手間が無駄になってしまうというリスクもあるでしょう。すぐに成果を出したい場合、当社にお問い合わせください。

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