webマーケティングは今注目されており、webマーケターを目指したい方も増えてきています。
しかし興味があるけれど自分に向いているかどうかわからないという人は多いです。
この記事ではwebマーケター向いている人・向いていない人の特徴や必要なスキル、webマーケターへのなり方を紹介します。
webマーケティングに向いている人の特徴は？
webマーケターは、従来の営業・マーケティングに比べてデジタルへの知識や情報を分析して改善するロジカルな思考力が必要です。以下の特徴を持つ人は、webマーケターに向いているでしょう。
- webマーケティングに向いている人の特徴
- 数字での分析が好き
- ITなどの最先端の技術に興味がる
- コミュニケーション能力が高い
- 失敗を恐れず、粘り強い
- 人の行動や心理に興味を持ち、気遣いができる
数字の分析をロジカルに行える
webマーケティングでは、数字を見て物事を判断します。
webマーケティングにはアクセス数やクリック率、コンバージョン率など多くの指標があります。これらの数字を日々管理することで、費用対効果などマーケティング活動の効果測定を行うのです。
そしてwebマーケティングでは測定結果のロジカルな分析、改善施策の立案が大切です。webマーケターには、企業のマーケティング施策のPDCAをロジカルに回すことが求められます。
ITなどの最先端の技術に興味がある
webマーケティングの世界では、マーケティングの手法がIT技術の進化に大きく左右されるのもひとつの特徴です。
スマートフォンの登場やSNSの普及、昨今のYouTubeの人気などwebマーケティングの置かれている状況は日々変化しています。
webマーケターはIT技術の変化に素早く対応していくことが重要です。日頃からITなどの最先端の技術にアンテナを張っている人は、webマーケティングに向いているといえます。
コミュニケーション能力が高い
webマーケティングの仕事は社内外の多くの人と関わる仕事です。
自社のwebマーケティングであれば、宣伝したい商品やサービスの担当者との打ち合わせを行います。また社外のwebマーケティングの委託サポートであれば、クライアントとの連絡や報告は必須です。
さまざまな立場の人と、円滑なコミュニケーションをとることがwebマーケティングでは重要になります。
失敗を恐れず、粘り強い
webマーケティングでは、失敗を恐れずに粘り強く取り組むことがとても大切です。近年のトレンドの変化が激しいなかで、最初から効果のある施策を出すのはとても難しいことです。
どんな施策も分析と改善、検証を繰り返すことで大きな成果につながります。最初の施策が失敗してもそこから粘り強く改善を繰り返せる人がwebマーケターに向いていると言えます。
人の行動や心理に興味を持ち、気遣いができる
人の行動や心理について考える能力はwebマーケティングの分野においても重要です。
「商品を購入したユーザーの気持ち」や、「購入しなかったユーザーには何が足りなかったのか」を考えることがwebマーケティングの成功につながります。
webマーケティングに向いていない人の特徴は？
次にwebマーケティングに向いていない人の特徴をまとめます。
- 数字での分析が苦手
- デスクワークが苦手
- 安定志向
webマーケティングはPCを使った作業が多く分析と改善を繰り返す仕事のため、それらが苦手な人には向いていません。
数字での分析が苦手
数字を使った精密な分析が苦手な人はwebマーケティングには向いていないでしょう。
webマーケティングでは、ユーザーの行動やマーケティング施策の結果もすべて数字で表現されます。webマーケターはこれらの数字から現状の分析と改善を行うため、数字が苦手な人には大変な仕事です。
デスクワークが苦手
長時間のデスクワークが苦手な人には、webマーケティングは向いていません。
webマーケターはほとんどすべての業務をPCで行います。クライアントなどとのミーティングもありますが、これらもオンライン化されつつあります。
立ち仕事や、現場で顧客とコミュニケーションを取るような仕事が好きという方には慣れない仕事です。
安定志向
安定志向の人はwebマーケティングの仕事は不安に感じるでしょう。
webマーケティングは技術の進化やトレンドの移り変わりなど、変化の激しい業界です。仕事の成果も時間に比例するようなものではなく安定しません。またwebマーケティング業界は人の移り変わりも激しく、転職が多いのも事実です。
webマーケティングは安定した成果を出したい人や、正社員として一つの会社で勤め上げたい人には向いていません。
webマーケターになるには何が必要か
webマーケターになるには以下の4つのスキルが必要です。
- マーケティングの知識
- webサイト作成などのPCスキル
- データ収集・分析スキル
マーケティングに関する知識や、ロジカルに結果の分析を行うスキルなどどれもwebマーケティングで成果を出すために大切なスキルになります。
マーケティングの知識
マーケティングに関する知識はwebマーケターに必須です。
マーケティングを行う市場の調査や戦略設計など、従来からあるマーケティング知識もwebマーケティングでは活用します。３C分析などのマーケティングの基本的な知識やフレームワークの習得をおすすめします。
webサイト作成などのPCスキル
webマーケティングを行う際は、ExcelやPowerPointなどをはじめとするPCソフトの知識が必要です。
webマーケティングは、マーケティング施策の効果の測定や分析が大きな仕事のひとつです。PC操作が不慣れでは、これらの分析に時間がかかってしまいます。
またwebマーケターが自らwebサイトを作るケースもあるため、基礎的なPCスキルに加えてwebサイトを作成するような知識もあるとなお良いでしょう。
データ収集・分析スキル
データを収集し分析するスキルは、webマーケターにとって最も重要なスキルです。
一般的にwebマーケティングでは、収集したデータの分析・改善を繰り返すことでよいマーケティング施策を作り出します。この分析ができなければwebマーケターにはなれません。
しかしこのスキルは実践から身に着けていくところもあるため、必ずしも最初から習得している必要はありません。
webマーケターになる具体的な方法
最後に実際にwebマーケターになる方法を紹介します。
webマーケターという登場してからまだ日が浅く、確立されたなり方がないのが事実です。そのためwebマーケターになりたい人は、以下のステップを踏むことをおすすめします。
- IT業界への転職
- スクールに通う
- フリーランス/副業を始める
IT業界への転職
まずはIT業界へ転職する方法です。IT業界では現在、webマーケターへの需要が高い傾向にあります。
いち早くwebマーケターになりたいのであれば、最もおすすめな方法です。
しかし一言にwebマーケターと言っても、大手企業や中小企業、広告代理店など会社によって業務内容は大きく変わるため注意が必要です。
スクールに通う
webマーケティングに関する知識をしっかりと習得してからwebマーケターになりたいという方は、webマーケティングスクールに通う方法がおすすめです。
近年ではwebマーケティングが学べるスクールも増えており、その多くがオンライン形式です。本業が忙しい方でも隙間時間でwebマーケティングが学べます。
また卒業時にwebマーケターとしての転職先の紹介等を行っているスクールもあるため、より確実にwebマーケターになれます。
フリーランス/副業を始める
すでにwebマーケティングの基礎知識を持っている方は、フリーランスや副業としてwebマーケターになる方法もあります。
近年ではクラウドソーシングを利用してフリーランスとして活動している人が増えており、webマーケターも例外ではありません。webマーケティングの案件は1本30万円を超えるものもあるためフリーランスとして十分生活可能です。
まとめ
webマーケティングはIT化が進む現代の社会で、企業が宣伝活動を行うためには欠かせない手法です。
webマーケティングには、従来のマーケティング手法同様にコミュニケーション能力や人の行動心理学の知識に加えて、データを正しく分析するロジカルな思考力も必要です。
webマーケターになるには転職の他、スクールに通うという方法もあるため、未経験の方でも目指しやすいでしょう。
