「プラグインの導入方法や選び方がわからない」
wordpressはプラグインを入れることでさまざまな機能を追加できるのが特徴です。しかし、プラグインが無数にありすぎて、何を選んでいいのか迷います。
本記事ではおすすめのプラグイン7選と導入方法、導入する際の注意点について解説します。
wordpressにプラグインを導入するメリット
wordpressのプラグインとは、既存機能だけでは補えない機能を利用者の用途に合わせて追加提供するツールです。
既存機能だけでも記事は作れますが、プラグインを導入すると下記のメリットが得られます。
- ほしい機能を簡単に導入できる
- 難しいプログラミングなどの知識が不要
- アップデートにも自動で対応
ほしい機能を簡単に導入できる
プラグインはカスタム開発の必要はなく、特定の機能を簡単に追加することができます。
例えば、下記の機能のプラグインがあります。
- キャッシュを有効にすることで読み込み速度が向上する
- バックアップ作成を簡単にする
- SNSの投稿を自動的にシェアする
多くのプラグインは無料でインストール可能です。
インストールするだけで機能を追加できるため、機能の開発にかかる時間とお金を大幅に節約できます。
難しいプログラミングなどの知識が不要
プログラミングの知識がないユーザーでも、プラグインを活用すれば精度の高いWebサイト作りが可能です。
本来、Webサイトを作成するにはプログラミングの知識が必要です。プログラミングに関する知識が全くない場合、ほしい機能をひとつ追加するだけでも何十時間もかかります。
プラグインならばほしい機能をインストールするだけなので、プログラミングに関する知識がない方でも問題ありません。
アップデートにも自動で対応
プラグインはwordpressとの互換性を維持するために定期的に更新されます。
wordpressの新しいバージョンが登場するたびに同様にアップデートされるため、安心して最新の状態を維持できます。
wordpressのプラグインの設定と利用方法
wordpressプラグインの設定と利用方法は以下の通りです。
- プラグインをインストール
- プラグインの有効化
- プラグインの設定
- プラグインの機能を利用
ここでは、上記の手順に沿ってwordpressのプラグインの設定と利用方法を説明します。
手順1：プラグインをインストール
- wordpressダッシュボードの［プラグイン］をクリック
- 作業エリア左上の［新規追加］をクリック
- プラグイン名での検索窓や、ツールバー上に表示される［注目］［人気］［最新］［お気に入り］などの中から使用したいプラグインを検索
- 目的のプラグインをインストール
なお、zip形式のファイルをアップロードしたい場合は、画面上部の［プラグインのアップロード］から設定します。
手順2：プラグインの有効化
プラグインはインストールしただけでは機能を発揮しないため、インストール後には有効化しましょう。
- wordpressダッシュボードの「プラグイン」から「インストール済みプラグイン」を選ぶ
- 有効化したいプラグインにカーソルを合わせ「有効化」をクリック
手順3：プラグインの設定
プラグインによって設定方法は異なりますが、wordpressダッシュボードの「設定」欄やプラグインの設定ページから、必要な設定を行います。
設定項目はプラグインによって異なりますので、各プラグインのドキュメントやサポートページを参照してください。
手順4：プラグインの機能を利用
プラグインをインストールし、有効化後、プラグインが提供する機能を利用できます。
また、プラグインの削除や無効化は、ナビゲーションメニューの［プラグイン］→［インストール済みプラグイン］より編集が可能です。
wordpressにおすすめのプラグインランキング
実際に多くのユーザーが使用しているプラグインの中から、ランキング上位のプラグイン7選を紹介します。
- Akismet
- BackWPup
- Google XML Sitemaps
- Contact Form 7
- SiteGuard WP Plugin
- Broken Link Checker
- EWWW Image Optimizer
どのプラグインを迷っているか悩んでいる方の参考になるよう、おすすめの理由や機能を紹介します。
1.Akismet
「Akismet」は、wordpressに標準で搭載されているスパム(迷惑コメント)対策プラグインです。
コメント欄にスパムコメントが届くとAkismetにより自動的に検知・削除せれます。
Akismetは、wordpressサイト保護のための一番のプラグインであると言っても過言ではありませんが、利用するにはwordpress.comのアカウントを登録してAPIキーを入手する必要があります。
2.BackWPup
「BackWPup」は、サイトのバックアップ作成や復元を行うためのプラグインです。
データベースのバックアップやファイルの圧縮など、様々なバックアップオプションを用意しています。
設定画面から自動バックアップのスケジュールを設定することができ、定期的なバックアップ作成が自動で行われます。
3.Google XML Sitemaps
「Google XML Sitemaps」とは、サイトのSEO対策に必要なプラグインです。
プラグインを用いてXMLサイトマップを自動作成すると、検索エンジンがサイトをクロールする際に効率的に情報を収集できるようになります。
4.Contact Form 7
「Contact Form 7」とは、サイトにお問い合わせフォームを簡単に導入できるプラグインです。
このプラグインでは、フォーム作成画面から必要なフォーム項目の設定ができます。名前、メールアドレス、本文などの項目が既に用意されており、必要に応じて追加・削除の設定ができます。
5.SiteGuard WP Plugin
「SiteGuard WP Plugin」はwordpressのセキュリティ対策に特化したプラグインです。
パスワード試行回数制限などによる不正ログイン対策機能や、ファイルに関する操作履歴を記録し、セキュリティ上の問題を検知する機能があります。
6.Broken Link Checker
「Broken Link Checker」はブログ内のリンク切れを見つけてくれるプラグインです。
記事内のリンク切れを放置すると、ユーザビリティが低下してユーザー行動指標が悪くなり、SEOに悪影響を与えることがあります。Broken Link Checkerでリンク切れを発見し、すぐに対処すればSEOへの悪影響が少なくなるでしょう。
掲載しているリンクであれば、内部リンクだけでなく外部リンクもまとめてチェックしてくれるので便利です。
7.EWWW Image Optimizer
「EWWW Image Optimizer」はwordpressにアップロードする画像を自動で圧縮するプラグインです。
ウェブページにおいてデータサイズの大部分を占める画像の圧縮は、サイトの高速化に大きな効果があります。
プラグインの導入による注意点
wordpressのカスタムに欠かせないプラグインですが、多数導入し過ぎるとサイトの速度低下やセキュリティの問題を引き起こすこともあるため、選択には注意が必要です。
- 使用するプラグインが最新版であることを確認する
- 信頼できるソースからプラグインをダウンロードする
- データベースバックアップを取る
ここでは、プラグインの導入による上記の注意点について詳しく解説します。
使用するプラグインが最新版であることを確認する
古いバージョンのプラグインは、最新のwordpressに対応していない場合があります。
wordpressの安定性やセキュリティに影響がない最新版であることを確認しましょう。
信頼できるソースからプラグインをダウンロードする
ファイルにウイルスなどが含まれている可能性があります。プラグインは信頼できるソースからダウンロードしましょう。
データベースバックアップを取る
プラグインの導入によって、wordpressのデータベースに影響を与える可能性があります。
データベースバックアップを取ることで、意図しないトラブルが起こった場合に復旧することができます。
まとめ
プラグインは難しいプログラミングなどの知識が不要で、簡単に欲しい機能を追加できます。
wordpressの既存機能だけでも記事は作れますが、より効率良く効果的なサイトにするためにもプラグインのインストールを検討しましょう。
ただし、プラグインをインストールしすぎるとサイトの速度低下やセキュリティの問題を引き起こす可能性もあります。必要な機能だけを最低限インストールしてください。
