SEM対策

WordPressの移行のやり方は?移行方法から移行するタイミングなどを解説!

wordpressを移行すべきか迷っている

WordPressでWebサイトを運営しているなかで、何かしらの理由でサーバーの引っ越しをしたい、WordPressの移行を考えることもあるでしょう。

本記事ではWordPressの移行先を選ぶポイントや移行の流れ、移行の際の注意点を解説します。サイトを移行すべきか迷っている方に参考になる内容です。


どんな時にwordpressの移行を考えるべき?

下記のケースに当てはまるときはWordPressの移行を検討しましょう。

  • Webサイトの表示速度を向上させたい
  • SEO対策したい
  • 現在のサーバーでは満足できない
  • 使用しているサーバーの価格が高い

ここでは、なぜ上記のケースで移行を検討したほうが良いのか詳しい理由を解説します。

Webサイトの表示速度を向上させたい

ページが表示されるまでの処理速度が遅いときはWordPressの移行を検討しましょう。

Googleの調査によると、モバイルサイトの読込み速度が3秒以上かかるWebサイトは、53%ものユーザーが途中で離脱することがわかっています。
充実したWebサイトをせっかく制作しても、ページの表示に時間がかかるのが理由でユーザーが離脱してしまうのはは惜しいものです。

Webサイトの表示速度は、サーバーが大きく関係してるため、WordPressの移行を考えた方がいいでしょう。

SEO対策したい

Webサイトの表示速度を速くすると、SEOの観点からも非常にいい影響が期待できます
Googleでは、モバイル検索順位の決定要素として、ページの読込み速度を使うと明言しています。

レンタルサーバーの変更は直接的にSEOへの効果があるわけではありませんが、性能が高いサーバーに移行することはWebページの表示速度の改善になり、結果的にSEO対策につながります。

現在のサーバーでは満足できない

WordPressを運営するうちに、下記の不満が出てくることがあります。

  • Webサイトの表示速度が遅いなどの障害が発生する
  • 操作画面が使いにくい
  • セキュリティに不安がある

こういったケースもWordPressの移行を検討した方がよいでしょう。各サーバーの強みや特徴などを比較検討したうえで移行してください。

使用しているサーバーの価格が高い

サーバーの価格は販売元の会社によって異なります。
WordPressを収益化している場合には、収益性が落ちてきたら安い価格帯のレンタルサーバーに切り替えることで、ランニングコストがおさえられます。

ただし、安易に価格だけで判断でせず、表示速度などの機能性やアクセスや収益に悪影響がでないものを選びましょう。

wordpressの移行先を選ぶポイント

WordPressを実際に移行するときのポイントは以下の3つです。

  • 性能
  • 価格
  • サポート体制

ここでは、移行先を選ぶときに確認すべきポイントについて詳しく解説します。

性能

性能が高いレンタルサーバーを使用すると表示速度が速く、安定して稼働できます
レンタルサーバーの性能の高さは下記を確認するとわかります。

  • CPU:コア数が多い→処理速度が速い
  • メモリ:容量が大きい→処理能力が高い
  • ストレージ:HDDよりSSDのほうが速い
  • データ転送量:数字が大きい→サーバーダウンのリスクが少ない
  • Webサーバー:表示速度と安定性が優れているのは「NGINX」と「Litespeed」

求めている性能を満たしているかどうか確認してから移行しましょう。

価格

性能がいくら高いといっても運用コストが高いと負担になります
個人で運営しているブログやWebサイトでは月額1000円が一般的な価格帯です。

低額レンタルサーバーもありますが、性能が低かったり、障害発生時のサポートが十分でなかったりするのでなるべく避けましょう。

サポート体制

初心者の場合、サポート体制が充実しているかどうかを確認しておきましょう。
メールなどのテキストでのやり取りよりも電話の方が説明がしやすいかもしれません。
どういうサポートを実施しているかチェックしておくと安心です。

wordpressの移行の基本的な流れ

WordPressを移行する際の基本的な流れは下記の通りです。

  1. 旧サーバーの契約期間を調べる
  2. 新サーバーを契約する
  3. 新サーバーでドメイン設定をする
  4. バックアップを作成する
  5. 旧サーバーのバックアップデータをアップロードする
  6. 旧サーバーを解約する

なお、「Duplicator」や「All-in-One WP Migration」などのプラグインを用いた移行方法もありますが、サーバーによっては不具合が発生する可能性があるためおすすめできません。

ここでは、WordPressを移行する際の基本的な流れや事前に準備しておくべきことを解説します。

旧サーバーの契約期間を調べる

新しいサーバーに移行する前に、旧サーバーの契約期間を確認しておきましょう。
データ移行が完全に終了し、問題なく利用できるまでは、新旧サーバーの並行契約をしておくのが無難です。

新しいサーバーに引っ越した後に、正常にWebサイトが表示されなかったり、データの移行漏れがあったりと問題発生するケースがあるからです。

旧サーバーの契約期間が十分に残っていることを確認したうえで、移行しましょう。

新サーバーを契約する

旧サーバーの契約期間に問題がなければ、新サーバーを契約しましょう。
新サーバーは下記のポイントを元に探すと失敗しにくいです。

  • 性能
  • 価格
  • サポート体制

新サーバーでドメイン設定をする

新しいサーバーを契約したら、ドメイン設定を行いましょう。
一般的にレンタルサーバーの管理画面には、ドメイン設定項目があるので、設定画面でドメインを追加します。

バックアップを作成する

ドメインの追加が終わったら、旧サーバーのデータベースのバックアップを作成しましょう。
一般的には旧サーバーのバックアップデータを取得後、新サーバーでアップロードするという手順で移行します。
ここでは、FTPソフトを使ったバックアップデータの作成方法をご紹介します。

  1. FTPソフトサーバーに接続後ログイン
  2. バックアップデータを取得するためにフォルダを開く
  3. 「public_html」というディレクトリをPCにコピーする
  4. ダッシュボードの左側のメニューのツールからエクスポートに進む
  5. すべてのコンテンツを選択する
  6. エクスポートファイルをダウンロードボタンを押し、バックアップを取得

なお、ディレクトリはWordPress上でも取得可能です。

旧サーバーのバックアップデータをインポートする

バックアップが完了したら、新サーバーにデータをインポートしましょう。

取得したバックアップデータを新サーバーにアップロードするには、FTPのアカウント作成とソフトの設定が必要です。FTPのファイルマネージャーでアップロードする形になります。

旧サーバーを解約する

新サーバーへの移行が全て完了したら旧サーバーの解約に移りますが、移行してすぐは解約しないことをおすすめします。
WordPressへの引っ越し終了後に動作の不具合が起きる可能性もありますし、旧サーバーに必要な情報が残っている場合もあるからです。

そのため、しばらくの間は旧サーバーと新サーバーを並行して契約したままにしておきましょう。新サーバーが問題なく動作することを確認してから解約してください。

wordpressの移行の際に気をつけるべきポイント

WordPressを移行する前に関係者へ事前に周知しておきましょう。
移行前の最新データを引き継ぐはずが、事前周知をしておらず更新前の古いデータのまま移行してしまうケースがあるからです。
移行の手順やスケジュールなどはあらかじめ共有しておくことをおすすめします。

まとめ

Webサイトの表示速度を早くしたかったり、サーバーの費用が高く感じたりしたら移行を検討してみてください。
新しいサーバーは性能・価格・サポート体制に満足いくかどうかで選ぶと失敗が少ないでしょう。
特に性能は、CPUやメモリ、ストレージが足りていないとさらに移行が必要になることにもなりかねません。必要な容量を満たしているか必ず確認することが大切です。

また、WordPressの移行はうまくできないこともあります。事前に関係者に周知することを忘れないようにしてください。

関連記事

TOP