「PPCアフィリエイトは難しいの?」
PPCアフィリエイトを始めようと思っている人は、本当に収益を出せるのか不安になります。PPCアフィリエイトを成功させるには、仕組みからしっかりと理解して、どのようにすれば収益を出せるのかを知っておくことが大切です。
この記事では、PPCアフィリエイトの仕組みと始め方を解説し、成功するためのポイントをご紹介します。PPCアフィリエイトを始めようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
PPCアフィリエイトとは?
PPCアフィリエイトとは、PPC広告を使用するアフィリエイトを指します。PPC広告とは、ユーザーが広告をクリックすると課金される仕組みのWeb広告で、クリックされるたびに広告費が発生します。
広告費は広告主ではなくアフィリエイターが支払う点がSEOアフィリエイトとの違いです。SEOアフィリエイトとは仕組みが異なるため、始めに、PPCアフィリエイトの仕組みについて解説します。
PPCアフィリエイトの仕組み
PPCアフィリエイトでは、アフィリエイターが広告を出稿し、ユーザーが広告内の商品を購入すると広告主からアフィリエイト報酬が支払われる仕組みです。広告主ではなくアフィリエイターが広告を出稿するため、広告費はアフィリエイターが支払うことになります。
支払った広告費よりもアフィリエイト報酬が多ければ黒字で、広告費よりもアフィリエイト報酬が少なければ赤字です。収益を上げるには、広告のクリック率やコンバージョン率、報酬などを定期的に監視し最適化を図る必要があります。
PPCアフィリエイトは3種類ある
PPCアフィリエイトは、PPC広告の種類によって以下の3つのタイプがあります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
ここでは、PPC広告の種類とそれぞれの特徴について解説します。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに連動して表示される検索連動型広告を指します。画像や動画を含めることも可能ですが、主にテキスト広告が使用されます。
検索エンジンにキーワードを入力した際に、検索結果ページの上部や右側に表示される広告がリスティング広告です。リスティング広告を掲載できる検索エンジンはいろいろありますが、PPCアフィリエイトではGoogle広告に出稿するケースが大半を占めています。
以前はYahoo!広告でもPPCアフィリエイトは可能でしたが、2019年6月3日をもって全面禁止になっています。
Google広告では現在でもPPCアフィリエイトは可能ですが、YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれるジャンルは特に審査が厳しくなっており、注意が必要です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやモバイルアプリなどの広告枠に表示される広告を指します。一般的に「バナー広告」と呼ばれる広告がディスプレイ広告の一種です。グラフィカルな広告であるため、化粧品や食品などがディスプレイ広告に適します。
リスティング広告は検索結果ページに表示されるのに対して、ディスプレイ広告はWebサイトやアプリなどのデジタルメディアに表示されることが大きな違いです。リスティング広告は主に顕在層にアプローチするのに対し、ディスプレイ広告は潜在層にアプローチするのに適します。
PPCアフィリエイトをする際に、リスティングとディスプレイ広告の違いを理解することは、戦略を立てる上で重要です。
SNS広告
SNS広告とは、SNS(ソーシャルメディア)に表示されるディスプレイ広告を指します。FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディアのタイムラインに表示される広告がSNS広告です。
SNS広告はユーザーの年齢や性別、趣味などを絞ってターゲティングがしやすく、ターゲットになる人に広告を表示できます。SNSは拡散力に優れており、潜在層にアプローチすることも可能です。
PPCアフィリエイトの始め方
PPCアフィリエイトの始め方は以下の通りです。
- 広告のリンク先になるランディングページとWebサイトを制作する
- ASPに登録する
- PPC広告を使用できる商材を選ぶ
- 広告プラットフォームに登録してキャンペーンを作成する
ここでは、PPCアフィリエイトを始める手順について詳しく解説します。
①広告のリンク先になるランディングページとWebサイトを制作する
ユーザーが広告をクリックしたときのリンク先になるランディングページ(LP)とWebサイトの作成が必要です。ユーザーの購入意欲を高める情報や記事を掲載し、コンバージョンにつなげることを意識しましょう。
Webサイトはワードプレス(WordPress)を使用する方法が一般的で、ランディングページはLP作成ツールやWordPressテーマなどを使用して制作します。
②ASPに登録する
ASPとは、商品やサービスを売りたい広告主とアフィリエイターを繋ぐ存在で、A8ネットやバリューコマース、アクセストレードなどがあります。登録料は無料なので複数のASPに登録しましょう。
③PPC広告を使用できる商材を選ぶ
次に、登録したASPの中からPPC広告を使用できる商材を選び、以下の手順が終われば広告を出稿します。
④広告プラットフォームに登録してキャンペーンを作成する
Google広告などの広告プラットフォームに登録後、キャンペーンを作成し、予算やターゲットオーディエンスなどの詳細を設定し、キーワードを選定します。
以上の手順が終わるとPPC広告の出稿が可能です。広告を出稿すれば終わりではなく、クリック数やコンバージョン数、報酬金額などの成果を分析して、改善を続けなければ黒字化は望めません。
PPCアフィリエイトを成功させるポイント
PPCアフィリエイトを成功させるには、以下のポイントが重要です。
- メンテナンスを徹底的に行う
- 稼げる案件を見つける
- キーワード・広告文・ランディングページ(LP)に一貫性を持たせる
なぜこれらのポイントが重要なのか、詳しく解説します。
メンテナンスを徹底的に行う
PPCアフィリエイトでは、メンテナンスを徹底して改善を続けることが重要です。クリック率、コンバージョン率、報酬金額などは常にチェックして、良好なパフォーマンスの維持を図りましょう。
パフォーマンスが悪いままの状態で放置すると広告費の負担が重くなり、赤字になってしまいます。改善できない場合は撤退を決断することも重要です。
稼げる案件を見つける
PPCアフィリエイトを成功させるには、稼げる案件を見つけることが大切です。報酬単価が低すぎると広告費を上回る報酬は獲得できないため、最低でも3,000円以上の報酬単価の商品を選びましょう。
ただし、報酬単価の高い商品は競合との競争が激しいことが多いため、競合に対して何らかの優位性がなければ売れにくいです。リサーチをしっかり行って、売れる見込みのある商品を選びましょう。
また、実店舗では販売しておらず、ネットでしか購入できない商品であれば売れる可能性が高まります。メディアで紹介されて話題になっている商品も利益につながりやすい傾向があります。ただし、流行は絶えず変化するため、柔軟に対応することも大切です。
キーワード・広告文・ランディングページ(LP)に一貫性を持たせる
キーワードと広告文、LPに一貫性を持たせることが、PPCアフィリエイトを成功させるコツです。LPにマッチしたキーワードを入札しないと、いくらLPの質が高くてもコンバージョンにはつながりません。
また、LPに記載していない内容を広告文に書くと、LPを訪問しても離脱してしまいます。逆に、キーワードや広告文に問題がなくても、LPの内容がユーザーの検索意図に答えられていなければ離脱されるでしょう。
キーワード・広告文・LPに一貫性があるかを絶えず意識することが、PPCアフィリエイトを成功に導きます。
まとめ
PPCアフィリエイトとは、PPC広告を使用するアフィリエイトを指します。報酬と広告費の差額が利益になり、成功させるにはメンテナンスを徹底して改善を続けることが大切です。
また、キーワード・広告文・ランディングページに一貫性を持たせることが成功に導きます。初心者がいきなり利益を出すのは難しいかもしれませんが、ポイントを踏まえれば成功できるチャンスは十分あります。この記事を参考にPPCアフィリエイトを始めてみてください。