「バックリンクは増やせば有効?」
バックリンクはSEO対策に重要ですが、単に増やせばよいというわけではありません。以前は有効な一面もありましたが、今では通用しません。質の高いものを増やすことが大切です。
この記事では、バックリンクとは何かを説明し、SEOで重要な理由と効果的に増やす方法を解説します。質の高いバックリンクを増やして、検索順位のアップを目指しましょう。
バックリンクとは(被リンク)とは?
バックリンクとは、外部のサイトから自分のサイトに張られたリンク(ハイパーリンク)を指します。被リンクとも呼ばれ、簡単に言うと、他のサイトからリンクを張られることです。
バックリンクの質と量は検索順位に影響を与え、質の高いバックリンクが増えると検索順位が上昇する可能性が高まります。
バックリンクを増やすことは大切ですが、高品質なものを増やさなければ意味がありません。単に増やせば良いというわけではないので、この点には注意してください。
バックリンクはSEO対策に重要か
バックリンクはSEO対策において非常に重要です。
質の高いバックリンクを増やすことが検索順位のアップにつながります。
ただし、量が多ければいいというものではありません。低品質なバックリンクが多いサイトは、逆にランキングが低下する可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、SEO対策に重要な高品質なバックリンクと低品質なバックリンクについて詳しく解説します。
高品質なバックリンク
高品質なバックリンクが多いサイトは、検索エンジンから信頼性や権威性が高いとみなされ、ランキング向上につながります。
ここでいう高品質なバックリンクとは、信頼性の高いWebサイト・ページから取得したリンクです。たとえば、大手企業や官公庁、大学などのWebサイトからのリンクは高品質なバックリンクと考えられます。
GoogleはWebサイト・ページの専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)を重視しており、専門性・権威性・信頼性の高いWebサイト・ページは高く評価されます。
大手企業や官公庁、大学などの専門性・権威性・信頼性の高いWebサイトからバックリンクを受けることは容易ではありません。専門性・権威性・信頼性の高いWebサイト・ページからバックリンクを取得できるとGoogleから高く評価され、検索順位が上がります。
また、関連性の高いWebサイト・ページからのバックリンクも、検索順位のアップにつながるでしょう。
低品質なバックリンク
低品質なバックリンクとは、信頼性の低いWebサイト・ページから取得したリンクです。スパムサイトやリンクファームからのリンクは低品質なバックリンクと考えられます。
スパムサイトとは、いわゆるスパム行為を行うサイトで、危険性が高いと判断されます。リンクファームとは、大量のWebページ同士で相互にリンクを貼り合うことで、検索エンジンのランキングを上げようとするページ群のことです。
検索順位を上げようとして、他のサイトに自身のサイトURLを含んだコメントを残す行為もGoogleからは評価されず、検索順位を落とす原因になります。
また、バックリンクを大量に購入する行為もGoogleからは評価されません。
バックリンクを効果的に増やすポイント
検索エンジンで上位表示をするには、質の高いバックリンクを増やすことが大切です。
下記のポイントを押さえ、高品質なバックリンクを増やしましょう。
- 質の高いコンテンツを作成する
- Webサイト・ページにシェアボタンを設置する
- クローラビリティを高める
ここでは、バックリンクを効果的に増やすポイントを解説します。
質の高いコンテンツを作成する
高品質なバックリンクを増やすには、質の高いコンテンツを作成することが欠かせません。質の高いコンテンツとは、ユーザーに有益な情報を提供し満足感を与えるものです。
ユーザーから共感が得られると、自然な形でリンクしてもらえる可能性が高まります。
ユーザーに有益な情報を提供するには、ユーザーの検索意図の把握が必要です。ユーザーがWebサイトやページを訪問した理由は、何かしらの目的や欲求があるはずです。ユーザーのニーズや欲求を理解して、その悩みや問題を解決する情報を提供することで満足感を与えられます。
Webサイトに質の高いコンテンツが増えるとGoogleから評価され、検索順位のアップにつながります。
Webサイト・ページにシェアボタンを設置する
WebサイトやページにSNSのシェアボタンを設置すると、バックリンクを効果的に増やせる可能性が高まります。
シェアボタンとは、Webサイトのコンテンツページに設置されるボタンで、ユーザーがコンテンツを自分のSNSアカウントでシェアできる機能です。
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSに対応したシェアボタンを設置すると、ユーザーはボタンをクリックするだけで簡単にコンテンツをシェアできます。シェアボタンでコンテンツの露出やシェアを増やすことで、Webサイトのアクセス数向上や、SNSでの拡散効果を狙えます。
コンテンツの露出やシェアが増えると、バックリンクは自然に増えるでしょう。
クローラビリティを高める
クローラビリティを高めることで、バックリンクを増やすことは可能です。クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーがWebサイトをスムーズに巡回できるようにする施策です。
クローラーがスムーズに巡回できるようにすることで、検索エンジンがWebサイトを正しく評価し、高い評価を受けられる可能性が高まります。Webサイトが高い評価を受けることで、他のWebサイトからのバックリンクが増える可能性があります。
ただし、クローラビリティを高めるだけでバックリンクが増えるわけではありません。バックリンクを増やすには、Webサイトのコンテンツの品質や情報量など、さまざまな要因が影響してきます。
良質なコンテンツを作成した上で、クローラビリティを高めることが大切です。
自サイトのバックリンクの数を確認する方法
自サイトのバックリンクの数を確認するには、ツールの使用がおすすめです。
有料・無料のさまざまなツールがありますが、初心者であれば無料のGoogleサーチコンソールを使用してみてください。Googleサーチコンソールを利用すると、バックリンクされたURLとリンク元が簡単にわかります。Googleアナリティクスと連携させると、高度なSEO対策ができるようになります。
Googleサーチコンソールの他に、無料で利用できるおすすめのツールは以下の通りです。
- hanasakigani.jp
- Bing Webmaster Tool
- 被リンクチェックツール「LYNX」
- SEOチェキ!
- Online Broken Backlink Checker「Small SEO Tools」
いろいろ試してみて、最も使いやすいツールを使用すると良いでしょう。
まとめ
バックリンクとは、外部のサイトから自分のサイトに張られたリンクを指します。高品質なバックリンクが増えると検索順位が上がる傾向があり、SEO対策では重要になってきます。
高品質なバックリンクを増やすには良質なコンテンツを作成して、SNSのシェアボタンを設置したり、クローラビリティを高めたりする施策が有効です。Googleサーチコンソールなどのツールを使用すると、バックリンク数を確認できます。
この記事を参考にバックリンクを増やして、検索順位のアップにつなげてください。