「WordPressでリンクを設定したい」
SEO対策においてリンクは重要な要素です。不適切な貼り方をするとSEOに悪影響を及ぼし、検索順位の低下の原因になります。検索順位を上げるには、リンクの役割を理解して、適切に設置することが大切です。
この記事では、WordPressでリンクを設定する方法とSEOにおいての注意点を解説します。SEO対策に是非お役立てください。
SEO対策的にリンクは重要?外部リンクや内部リンクとは
リンクは、Webサイトやページの信頼性や権威性を示すうえで重要な要素の一つです。
Googleなどの検索エンジンは、他のWebページからのリンクを通じて、サイトの信頼性や品質を評価します。
ここでは、外部リンク・内部リンクの重要性のほか、近年注目されているソーシャルシグナルについても紹介します。
外部リンク
外部リンクとはバックリンクとも呼ばれ、他のWebサイトから自分のサイトへのリンクのことを指します。
外部からリンクされることで、検索エンジンに対してサイトの信頼性を証明する役割を果たします。質の高いバックリンクを持つと、検索エンジンからの評価が優位になるため、SEO対策において非常に重要な要素といえます。
ただし、リンクは量よりも質の方が重要です。関連性の高いWebサイトからのバックリンクは検索エンジンに評価されやすく、検索結果のランキング向上に寄与します。一方で、低品質なリンクやスパム的なリンクは逆効果となり、サイトの評価を下げる原因になります。
内部リンク
内部リンクとは、自分のサイト内で記事同士をつなぐためのリンクです。
適切な内部リンク構造を作ることで、検索エンジンのクローラーがサイトのコンテンツを効果的に巡回し、インデックスに追加できるようになります。
内部リンクはユーザーエクスペリエンスの向上にも役立ちます。
そのため、内部リンクは直接的・間接的にもSEO対策に重要といえるのです。
ソーシャルシグナル
ソーシャルメディア(SNS)や他のWebサイトからのシェアやコメントなど、ソーシャルシグナルも重要です。
これらは間接的な形でのリンクとなり、Webサイトの信頼性評価に影響を与えます。
総合的に言えば、リンクはSEO戦略の重要な要素であり、他のサイトとのつながりや信頼性を構築するために積極的に取り組む価値があります。
外部リンクと同様、量よりも質や関連性が重視されるため、自然な形で有益なリンクを増やすことに注力することが重要です。
WordPressでリンクを貼る方法
リンクはSEO対策に重要なため、積極的にリンクを張るようにしましょう。
ここでは、WordPress内でリンクを張る方法を紹介しますので、内部リンクを強化したい方はご確認ください。
- ブラウザでリンク先のページを開いて、URLをコピーする
- コピーしたURLはテキストエディタなどに貼り付けてメモする
- WordPressの管理画面にログインする
- ダッシュボードメニューの「投稿」を選択し、リンクを貼る記事の編集画面を開く
- 記事の文章の中からリンクを貼りたい箇所のテキストを選択し、「リンク」をクリックする
- 3.でメモしたリンク先ページのURLを入力し、「新しいタブで開く」に設定後、確定ボタンをクリックする
- 「更新」をクリックすると完了
リンクを貼った後はきちんと機能しているかを確認するために、リンクを貼ったページを開きます。
リンクを貼ったテキストをクリックして、リンク先のページが新しいタブに表示されれば成功です。
YouTubeの動画やSNS投稿などのリンクをWordPressに貼る方法
webサイト以外のSNSも記事に貼るときは、少し手順や方法が異なります。
ここではSNSでも代表的なYouTubeとTwitterの貼り方を紹介します。
YouTube動画の貼り方
YouTube動画は「URLをそのまま貼る」か「埋め込みコードを貼る」か2つの方法があります。
URLをそのまま貼るのが最も簡単な方法です。
動画のサイズは指定できませんが、ページに合わせて適切な大きさでリンク先の動画が表示されます。
- リンク先のYouTube動画を開きURLをコピーする
- WordPressの編集画面を開き、リンクを貼りたい箇所にコピーしたURLをペーストする
一方、埋め込みコードで張り付けると、再生開始位置やコントロールバーの表示の変更もできるため便利です。
埋め込みコードを貼る方法は下記の通りです。
- リンク先のYouTube動画を開き、動画の下の「共有」をクリックし、「埋め込む」を選択する
- 表示された埋め込みコードの「コピー」をクリックします。
- WordPressの編集画面を開き、リンクを貼りたい箇所にコピーした埋め込みコードをペーストする
Twitterの投稿の貼り方
Twitterの投稿の埋め込み方もYouTubeと同じで、「URLをそのまま貼る」か「埋め込みコードを貼る」方法があります。
URLをそのままペーストする方法は、下記の通りです。
- 埋め込みたいTwitterの投稿のURLをコピーする
- WordPressの編集画面で表示させたい箇所にURLをペーストする
埋め込みコードを貼るときは、Twitter Publishというツールを使用します。
- Twitter Publishを開く
- 埋め込みたいTwitterの投稿のURLを入力し、コードを取得する
- WordPressの編集画面で表示させたい箇所にペーストする
WordPressにリンクを貼る際の注意点
SEO対策においてリンクを貼るときはポイントに留意することで、検索エンジンにリンクの価値を明示でき、Webページのランキング向上に役立ちます。
- 信頼性の高いリンク先へリンクする
- リンク切れをチェックする
- 内部リンクを最適化する
- 過剰な内部リンクは避ける
- 適切なアンカーテキストの使用する
ここでは、WordPressにリンクを貼る際の注意点を紹介します。
信頼性の高いリンク先へリンクする
Webページからのリンク先は、信頼性の高いサイトや権威のある情報源を使用してください。
質の高いリンク先へのリンクは、Webページの信頼性と関連性を向上させます。
リンク切れをチェックする
リンク先のWebページにアクセスできないとSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。こまめにリンク切れは削除しておきましょう。
リンク切れはGoogleサーチコンソールの「インデックスカバレッジレポート」やWordPressプラグインの「Broken Link Checker」でチェックが可能です。
内部リンクを最適化する
Webサイト内の他のページへの内部リンクも重要です。
関連性の高いページ間でリンクを作成することでサイトの構造が明確になり、検索エンジンがページの関連性を理解しやすくなります。
過剰な内部リンクは避ける
SEOにおいて良かれと思って過剰に内部リンクを設置するのは逆効果です。
過剰な内部リンクはGoogleガイドラインに違反しており、手動ペナルティの対象になる可能性があります。
適切なアンカーテキストの使用
アンカーテキストとは、リンクに表示されるクリック可能なテキストを指します。
アンカーテキストを適切に使用するとユーザビリティが向上し、SEOにおいて良い影響を与えます。
関連性の高いキーワードやフレーズを使い、ユーザーに対してリンク先の内容を明確に伝えることが重要です。
まとめ
Googleなどの検索エンジンは、他のWebページからのリンクを通じてサイトの信頼性や品質を評価するため、SEO対策においてリンクは重要です。
内部リンクを最適化するとユーザビリティが向上しSEOに良い影響を与えますが、過剰な内部リンクの設置には注意しましょう。外部リンクは信頼性の高いリンク先を選び、アンカーテキストを使用するとユーザビリティが向上します。
内部リンクと外部リンクの役割を理解して、適切に設置することが検索順位のアップにつなげましょう。