「サイトマップの作り方が知りたい」
サイトマップを作成すると、ユーザーの利便性が増しSEO対策にも役立ちます。
作成する方法は簡単ですので、自社サイトへの設置がおすすめです。
この記事では、サイトマップとは何かを説明し、sitemap.xmlなどの作成方法をわかりやすく解説します。
サイトマップとは何か?
サイトマップとは、Webサイト全体の階層構造やページの関係をリスト形式でまとめたものです。
Webサイトに掲載するコンテンツが増えると、全体の構造がわかりにくくなります。階層構造やページの関係が不明瞭だと、閲覧ユーザーは目的の情報にたどり着けなくなることもあるでしょう。
サイトマップを作成して設置すると、階層構造やページの関係が一目瞭然でわかります。
閲覧ユーザーは目的の情報に容易にたどり着け、ユーザビリティの向上につながります。
なお、サイトマップの役割は、ユーザビリティの向上だけではありません。XMLサイトマップを作成すると、検索エンジンに階層構造やページの関係を伝えられ、検索エンジン最適化(SEO)にも寄与します。
したがって、サイトマップの作成と設置は、ユーザビリティの向上とSEO対策の一環として非常に重要です。
Webサイトを運営する際には、生成と設置をおすすめします。
サイトマップはSEO対策において重要?
サイトマップはSEO対策において重要な役割を果たします。
先述した通り、適切なサイトマップの作成・提供は検索エンジン最適化に貢献し、検索順位のランキング向上につながる可能性があります。
サイトマップの作成と提供がSEO対策に有効な理由は、検索エンジンがサイト内のページの関連性を理解する上で重要な要素であるためです。
実は検索エンジンは、Webサイトをクロールしてインデキシングする際に、サイト内のすべての重要なページやコンテンツを一覧化しているサイトマップを活用することがあります。
検索エンジンのクローラーはサイトマップを参照して、具体的には以下の部分で活用します。
- インデックス効率の向上
- 隠れたページの発見
- 内部リンクの強化
インデックス効率の向上
サイトマップによって、検索エンジンはサイト内のすべての重要なページを把握しやすくなります。
これにより、クロールの効率が向上し、サイトのインデックスがより正確かつ迅速に行われるようになるでしょう。
隠れたページの発見
Webサイト内には、ナビゲーションメニューやリンクからたどり着くのが難しいページが存在することがあります。
サイトマップにそれらのページを含めておくと、検索エンジンは隠れたページを容易に発見でき、インデックス化が可能です。
内部リンクの強化
サイトマップには内部リンクが含まれており、ページ間の関連性が示されます。
これにより、検索エンジンはサイト内のページの関連性を理解しやすくなり、ランキングに影響を与える可能性もあるでしょう。
サイトマップの種類とその違い
サイトマップは一般的に、ユーザー向けのサイトマップ(HTMLサイトマップ)と検索エンジン向けのサイトマップ(XMLサイトマップ:sitemap.xml)の2種類に分類されます。HTMLサイトマップとXMLサイトマップは、作成する目的と提供する対象が異なります。
両者の特徴と違いは以下の通りです。
ユーザー向けのサイトマップ (HTMLサイトマップ) | 検索エンジン向けのサイトマップ (XMLサイトマップ:sitemap.xml) |
ユーザーのナビゲーション | クローラーのナビゲーション |
ここでは、サイトマップの種類や特徴、違いについて詳しく解説します。
ユーザー向けのサイトマップ(HTMLサイトマップ)
HTMLサイトマップは、ユーザーがサイト内の特定のページを見つけやすくするためのナビゲーション支援の役割を果たします。HTMLサイトマップの対象はユーザーであり、Webサイトのナビゲーションや階層構造をユーザーに分かりやすく表示するのが目的です。
通常、HTML形式のWebページとして提供され、リンクや階層的な構造でWebサイトの各ページを示します。
HTMLサイトマップを設置することでユーザーは必要な情報の収集が容易になるでしょう。
検索エンジン向けのサイトマップ(XMLサイトマップ)
XMLサイトマップは、検索エンジンのクローラーにWebサイトの構造とコンテンツを効率的に把握させるために作成されます。XML形式で記述され、Webサイト内の重要なURLやページの関係をリストアップするのが特徴です。
検索エンジンのクローラーはXMLサイトマップを参照してサイトを円滑にクロールでき、インデックス化を容易に行えます。XMLサイトマップは、検索エンジン最適化(SEO)の一環として重要な役割を果たします。
サイトマップの生成方法とその設置のやり方
最後に、サイトマップの生成方法と設置方法、注意点について解説します。
サイトマップの生成方法
サイトマップを生成する方法は、手動で生成する方法と自動生成ツールを使用する方法があります。
手動で生成するには、HTMLやXMLの知識とコードの記述が必要であるため、自動生成ツールの使用がおすすめです。
手動で生成する際はWebサイトのページ構造を把握し、階層関係や重要なページをリストアップします。
生成したリストをもとに、ナビゲーションが容易になることを意識して、HTML形式やXML形式のサイトマップページを作成します。
自動で生成する際はサイトマップ生成ツールやプラグインなどの自動生成ツールを使用します。
ツールを使用するとWebサイトの構造やページを自動的に検出して自動生成ができるため、誰でも簡単に設置できます。
多くのCMS(コンテンツ管理システム)には、サイトマップ生成のためのプラグインや拡張機能が提供されています。
具体的な手順はWebサイトのプラットフォームやツールによって異なります。それぞれのマニュアルを参照してご確認ください。
サイトマップの設置方法
HTMLサイトマップとXMLサイトマップは、Webサイトに設置する方法が異なります。
HTMLサイトマップは、HTMLファイルをアップロードしてWebサイトのナビゲーションメニューやフッターにリンクを設置するのが基本です。
ユーザーがアクセスしやすいように、サイトマップへのリンクを追加しましょう。
XMLサイトマップは、FTPやファイルマネージャーを使用してサーバーにXMLファイルをアップロードして設置します。なお、XMLサイトマップは、Webサイトのルートディレクトリ(通常は「/」または「/sitemap.xml」)へのアップロードが必要です。
XMLファイルをアップロード後は、Google Search ConsoleやBing Webmaster Toolsなどの検索エンジンのウェブマスターツールにアクセスし、サイトマップのURLの提出が推奨されます。
設置時の注意点
サイトマップには、Webサイトの全ての重要なページを含めることが大切です。
サイトマップは定期的に更新し、新しいページやコンテンツを追加した際には速やかに反映させ、常に最新の状態にしておきましょう。
なお、特定のページを検索エンジンから非表示にするために、該当のページを省くことも可能です。
まとめ
サイトマップとは、Webサイト全体の階層構造やページの関係をリスト形式でまとめたものです。
サイトマップを作成するとユーザビリティの向上とSEO対策につながります。集客アップにつなげるためにも、作成して設置するのがおすすめです。
ユーザー向けのHTMLサイトマップとクローラーのためのXMLサイトマップ(sitemap.xml)の2種類があります。
どちらのサイトマップも自動生成ツールを使用すると簡単に作成できますで、設置してみましょう。