「商品ページのデザイン制作のコツが知りたい」
商品ページのデザインは、ECサイトの売上に直結する重要な要素です。商品ページのデザイン制作にはコツがあり、ポイントを踏まえることで売上アップにつながります。
この記事では、効果的な商品ページのデザイン方法について解説します。売れるECサイトにするためのポイントがわかるようになるでしょう。
商品ページとは
商品ページとは、ECサイトやECプラットフォームにおいて、個々の商品に関する情報を掲載するページです。
一般的には、商品の画像や価格、詳細な特徴、仕様、在庫状況、レビューや評価などが掲載されます。
商品ページは、顧客が商品を購入するかどうかを判断する際に重要な情報源として機能します。
SEOを行うことも重要です。検索結果を表示するページに上位表示されることで、多くのユーザーに商品を知ってもらう機会を増やせます。
なお、ユーザーは検索エンジンや広告などを経由して商品ページに訪れるのが一般的です。
ランディングページ（LP）と同様の流入経路で商品ページにアクセスすることから、商品ページはランディングページの一種として捉えてもよいでしょう。
ランディングページは特定の目的を持ち、ユーザーのアクションを促すためにデザインされています。
商品ページも特定の商品の購入や詳細情報の閲覧などを目的に訪れるユーザーを対象とし、商品に関する情報を効果的に伝えるために設計されているのが特徴です。
商品ページの基本的な構成
商品ページの基本的な構成は以下の通りです。
- 商品のタイトル
- 商品画像や写真
- 商品説明
- 価格
- 在庫状況
- カートボタン
- 評価とレビュー
- 配送情報
- よくある質問（FAQ）
- サポート情報
- 関連商品
- 会社情報
これらの要素を適切に組み合わせることで、ユーザーにとって理解しやすく、購買意欲を高める効果的な商品ページとなります。
商品のタイトル
商品ページの一番上には、商品名やブランド名など商品のタイトルを記載します。
SEOを意識してH1タグを設定し、ユーザーが検索するであろうキーワードをタイトルに含めることが重要です。
商品画像や写真
商品の外観や特徴を表現した画像や鮮明な写真を掲載します。
複数の角度からの画像やズーム機能があるとユーザーの理解が深まります。
なお、商品画像もSEO対策が必要です。画像のファイル名やAlt属性（代替テキスト）には、対策キーワードを含めましょう。
商品説明
商品の特徴やサービス内容、仕様、使用方法などを記載します。
ユーザーが商品について詳細な情報を的確に把握できるよう工夫することが大切です。オリジナルの文章を用意して競合他社との差別化を図り、ベネフィットを伝えましょう。
価格
商品の販売価格や割引価格、セール情報などを記載します。
商品の価格はユーザーが購入を決める重要な要素です。不透明さや混乱を避けるためにも、正確に表示されることが求められます。
在庫状況
商品の在庫の有無や数量を記載します。
品切れの場合はその旨を明示し、再入荷予定や代替商品の提案などの対応を行いましょう。
カートボタン
ユーザーが商品をカートに入れることを促す「カートに入れる」ボタンを配置します。
カートボタンは重要なCTA（Call To Action）であり、目立つように工夫してコンバージョン率を高めましょう。
評価とレビュー
商品の評価やレビューは、ユーザーの購買意欲を高め、顧客満足度を向上させる重要な要素です。
他のユーザーによる商品の評価やレビューを記載することで、ユーザーは商品の信頼性を確認できます。
配送情報
商品の配送に関する情報や送料を記載します。
配送情報はユーザーにとって重要な情報であり、配送にかかる時間や方法、地域制限などを正確に記載しましょう。送料無料などの特典を記載することで、購買意欲を喚起できます。
よくある質問（FAQ）
ユーザーがよく尋ねる質問とその回答を記載します。
よくある質問を記載することで、ユーザーの迷いや不安が解消され、購入やサービスの申し込みの後押しにつながるでしょう。
サポート情報
サポート情報は、顧客満足度を高めるために非常に重要な要素です。
カスタマーサポートへの連絡方法（電話番号、メールアドレス、お問い合わせフォームなど）や、返品・交換ポリシーなどの情報を提供します。
関連商品
他の関連商品や類似商品を提示することで、コンバージョンの可能性を向上できます。
関連性があることやユーザーにとって価値のある提案であることが重要であり、顧客の利便性と満足度を考慮した商品の提示が求められます。
会社情報
特定商取引法により、ECサイトは「特定商取引に基づく表記」が必須です。
ECサイト内に運営会社に関するページを作り、販売業者の名称・所在地、電話番号、代表者名、商品の価格や支払い方法、送料、返品・キャンセルに関する条件などを開示します。
商品ページをデザインして制作していく流れ
商品ページをデザインして制作していく流れは以下の通りです。
- 企画
- 設計
- デザイン制作
- 実装
- リリース
企画では、商品ページの目的やターゲットユーザーを明確にし、必要なコンテンツや機能などを洗い出しましょう。次に、ユーザーが直感的に情報を見つけられるよう、スムーズなユーザーエクスペリエンスを意識して、ページのレイアウトやコンテンツ配置を設計します。
デザイン制作では、設計で決定したレイアウトに基づいて、商品画像やテキスト、アイコン、ボタンなどをデザインします。ブランドイメージに合った見栄えの追求が大切です。
デザインが完成した後は、HTML、CSS、JavaScriptなどを使用して、商品ページを動作させるためのコードを作成します。
実装が終われば商品ページを公開します。
同時にテストを行い、不具合や問題がないことを確認してから本番環境にリリースしましょう。
効果的な商品ページをデザインしていくポイント
効果的な商品ページをデザインする際の重要なポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ファーストビューが最も大事
- CTAボタンを目立つようにする
- サイトを回遊しやすいようにする
これらのポイントを考慮しユーザーにとって魅力的で使いやすい商品ページをデザインすることで、購買意欲の向上やコンバージョン率の向上に寄与します。
ファーストビューが最も大事
最初にユーザーが目にする部分（ファーストビュー）が非常に重要です。
ユーザーがファーストビューで興味を持った場合、その後のページを閲覧する可能性が高まります。商品の魅力を引き出すような鮮明な商品画像やタイトルを配置し、ユーザーの興味を引きつけましょう。
CTAボタンを目立つようにする
CTAボタンはユーザーに特定のアクションを促す重要な要素です。
「購入ボタン」や「カートに追加する」などのCTAは目立つようにデザインし、ユーザーがクリックしやすいようにしましょう。また、CTAの文言も具体的で魅力的なものにすることで、ユーザーのアクションを促進します。
サイトを回遊しやすいようにする
商品ページだけでなく、サイト全体を回遊しやすいデザインにすることも重要です。
具体的にはナビゲーションメニューや関連商品のリンクを適切に配置し、ユーザーが他のページに簡単にアクセスできるようにします。顧客の興味を引き続けるために、関連性のあるコンテンツや商品を提示することで、サイト内での滞在時間やページビュー数を増やせるでしょう。
まとめ
商品ページとは、ECサイトやECプラットフォームにおいて、個々の商品に関する情報を掲載するページのことです。
効果的な商品ページをデザインするには、商品ページの基本的な構成を理解し、ユーザーの行動をコンバージョンにつなげる工夫が重要です。
特に、ファーストビューとCTAボタンは商品ページの成功に影響を与える重要な要素であり、念入りに設計しましょう。
具体的には鮮明な商品画像と魅力的なタイトルを用いてユーザーの興味を引きつけ、CTAボタンを目立つようにデザインしてコンバージョンを促進するのがポイントです。
商品ページを魅力的にデザインして、ECサイトの売上アップにつなげましょう。
