「ホームページの検索順位を上げるには何をしたらいい?」
自社の製品やサービスを認知してもらい、コンバージョンにつなげるためには、ホームページの検索順位をあげることが欠かせません。
検索順位を上げるためには、どのようにして順位が決められているのかを理解し、効果的な施策を行う必要があります。
この記事では、検索順位を上げる際に効果的な8つの施策、および注意すべきポイントについて解説しています。
検索順位はどのように決められている?
ウェブサイトの検索順位は、検索エンジンのアルゴリズムによって決められています。
アルゴリズムとは検索エンジン内でサイトやコンテンツなどの順位を付けるためのルールのようなものです。
なお、国内の主な検索エンジンとしては「google」「yahoo!」「bing」「Baidu」などが挙げられますが、なかでもgoogleの検索エンジンがシェアのおよそ9割を占めているため、googleの検索エンジンを念頭にseo対策を行うことが基本です。
googleではウェブクローラーと呼ばれるソフトを利用して、インターネット上のすべてのサイトに関する情報を収集し、データベースに登録(インデックス)しています。
インデックスされたウェブページは検索サーバーに保存。アルゴリズムを使用してサイトを評価し、ユーザーが検索窓にキーワードを入力した際に合致していると考えられるサイトが上位に表示されます。
googleの検索エンジンのアルゴリズムには200以上のルールがあり、毎日のようにアップデートされているため、同じキーワードで検索しても順位が変わっていることも珍しくありません。
googleの検索エンジンのアルゴリズムはコンテンツの質やユーザビリティ、セキュリティ、被リンクなどを重視しているため、それらの点を意識したseo対策を行うことが重要です。
検索順位を1位にする効果的な施策
検索順位を1位にするためには、次のような施策を行うことが効果的です。
- E-A-Tを高める
- スマホに対応させる
- 被リンクを獲得する
- ドメインを正規化する
- クローラーの巡回を促す
- 適切なキーワードを選定する
- サイトの質や利便性を高める
- キーワードをタイトルや見出しの盛り込む
ここでは、検索順位を1位にする際に効果的な8つの施策を解説します。
E-A-Tを高める
ウェブページの検索順位を上げるために重要な施策の1つが、E-A-Tを高めることです。
E-A-Tとは以下の英単語を略したものです。
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)
googleでは根拠の不確かな情報をユーザーにとって好ましくないとして嫌う傾向にあるため、専門性や権威性、および信頼性に欠けるウェブページは上位に表示されないようになっています。
特に医療や健康、金融、法律、美容などは高度な専門性や権威性、信頼性が求められるため、コンテンツを作成する際には専門家の監修を受けるなど対策する必要があります。
スマホに対応させる
googleのアルゴリズムには200項目以上の判定基準があるのですが、ウェブページが「モバイルフレンドリー」かどうかも判定基準の1つです。
モバイルフレンドリーは簡単に説明すると、スマホでもウェブページが見やすいかどうかを意味します。
googleではスマホで閲覧しにくいウェブページをモバイルフレンドリーに欠けるとして、表示順位を下げる傾向にあるため注意が必要です。
被リンクを獲得する
被リンクは他のウェブサイトに設置されたリンクのことで、バックリンクと呼ばれることもあります。
googleでは「他のサイトにリンクが貼られているということは価値の高い情報だろう」と判断する傾向にあるため、被リンクが多いと検索順位が上がりやすくなります。
ドメインを正規化する
ドメインとはURLの一部であり、インターネット上の住所ともいわれます。
ウェブサイトのurlを入力する時に「www.」や「/index.html」を省略してもページ自体は表示されるのですが、検索エンジンはそれらの有無によって異なるページとして判断してしまいます。
そのため、同じページに対して複数のurlがあると、検索エンジンからの評価が分散するだけでなく、重複コンテンツとしてペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。
ドメインを正規化するためには「301リダイレクト」で正しいurlに飛ばしたり、「canonicalタグ」で正規のurlに評価を集めたりする方法があります。
クローラーの巡回を促す
適切なキーワードを選定して、ウェブサイトのコンテンツを充実させたとしても、googleのクローラーに見つからなければウェブページはインターネット上に存在していないとみなされます。
クローラーの巡回を促すためには、ウェブサイトのXMLサイトマップを作成し、googleに送信するのが効果的です。
適切なキーワードを選定する
検索順位を上げるために必須の作業の1つが、適切なキーワードを選定することです。検索窓に入力されるキーワードは、ユーザーとウェブサイトをつなぐ架け橋のような存在であるためです。
適切なキーワードを選定するためには、googleのキーワードプランナーなどを利用して、ユーザーのニーズを探ることが欠かせません。
ただ、検索ボリュームの大きなキーワードには競合サイトも多いため、ミドルキーワードやスモールキーワードを加えて、ユーザーの絞り込みを行うとよいでしょう。
サイトの質や利便性を高める
ウェブページの検索順位を上げるためには、サイトの質や利便性を高めることが欠かせません。
検索エンジンのアルゴリズムを全て追うのは困難ですが、googleでは原則として有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目的としています。
そのため、ユーザーの検索意図を汲んだ良質な記事を作成することが、検索順位を上げるための近道です。
サイトの質を高めるためにはユーザーが「このページは役に立つ」「興味深い」と感じるのはもちろん、独自性や読みやすさも備えておく必要があります。
また、どれだけ良質なコンテンツが揃っていても、サイト自体が見にくければユーザーの離脱を引き起こしやすくなります。
ウェブサイトの表示速度が遅い場合もユーザーの離脱を招きやすくなるため、urlをクリックしてから3秒以内にページが表示されるよう読み込み速度の向上を図りましょう。
キーワードをタイトルや見出しに盛り込む
ウェブサイトのコンテンツを作成する際には、適切に選定したキーワードをタイトルや見出しに盛り込むことも欠かせません。
タイトルや見出しにキーワードが盛り込まれているとユーザーにとって読みやすさが増すだけでなく、googleのクローラーにも認識されやすくなります。
検索順位を上げる際に気をつけるべき注意ポイント
ウェブページの検索順位を上げるためには、以下の4つの行為を行わないよう注意しましょう。
- キーワードを過剰に使用しない
- コンテンツのコピーや複製を行わない
- 外部リンクを不正に行わない
- 隠しテキストや隠しリンクを設置しない
ここでは、検索順位を上げる際に気をつけるべき注意ポイントについて簡単に解説します。
キーワードを過剰に使用しない
ウェブページの検索順位を上げるためには、タイトルや見出しにキーワードを盛り込む必要があります。
しかし、本文などのキーワードを盛り込みすぎると、検索エンジンによって「過剰seo」と判断され、検索順位が下がる可能性もあるため注意が必要です。
コンテンツのコピーや複製を行わない
ウェブページを作成する際に、既存のコンテンツをコピーすることは絶対に避けましょう。
コピーコンテンツはgoogleのガイドラインに違反するだけでなく、著作権侵害となる可能性もあります。
外部リンクを不正に行わない
ウェブページの検索順位を上げるためには、被リンクを獲得すると効果的ですが、被リンクは意図して獲得できるものではありません。
自作自演の被リンクはgoogleによってガイドライン違反とされ、ペナルティの対象になる可能性があります。
隠しテキストや隠しリンクを設置しない
隠しテキスト・隠しリンクとは「ユーザーには見えないが、サイト上には存在するテキストやリンク」のことです。
隠しテキストや隠しリンクはスパムと判断されるため、意図せずに画像の背後にテキストを配置したり、テキストカラーと背景色が重なったりしないよう注意しましょう。
現在の検索順位を調べる方法
現在の検索順位を調べるには、検索順位チェックツールを使う方法があります。
無料のものと有料のものがあるので、サイトの規模に応じて使い分けるとよいでしょう。
無料チェックツール | 有料チェックツール |
・ohotuku.jp ・SEOTOOLS ・検索順位チェッカー | ・GRC ・BULL ・キーワードファインダー |
まとめ
自社の製品やサービスをユーザーに認知してもらうためには、ウェブサイトの検索順位を上げることが必須です。
ウェブサイトの検索順位を上げるためには、ユーザーにとって有益かつ関連性の高い情報を提供することが絶対条件です。
今回ご紹介した8つのポイントを参考にしてウェブサイトを上位に表示させ、コンバージョン率アップにつなげましょう。