「ホームページ制作会社にWebサイト制作を依頼する際の相場を知りたい」
Webサイト制作をホームページ制作会社に外注する際は、どのくらいの費用がかかるのかが気になります。この記事では、Webサイト制作をホームページ制作会社に依頼する際の相場を解説します。
依頼先の選び方のポイントや費用を上手に抑えるコツもご紹介するので、Webサイト制作を外注する際はこの記事を参考にしてみてください。
Web制作を依頼するときの相場はどのくらい?
Web制作をホームページ制作会社に依頼する際の相場の目安は20~30万円程度です。
これは5~10ページ程度のWebサイトを、テンプレートを使用せずにオリジナルデザインで制作する際の費用になります。
Webサイトの規模によって相場は異なり、ページ数が100ページを超える大規模サイトや、高度な機能を備えたWebサイトなどは、100万円以上の費用がかかる場合があります。逆に、テンプレートを使って簡単に作れるWebサイトであれば数万円程度で作成できるでしょう。
制作会社によっても費用は異なるため、見積もりを取得しないと実際の料金は判明しませんが、参考までに相場の目安をご紹介します。
- テンプレートで作れるWebサイト:3~10万円
- 5~10ページ程度のWebサイト:20~30万円
- 10~20ページ程度のWebサイト:30~50万円
- 20~30ページ程度のWebサイト:50~70万円
- 30~50ページ程度のWebサイト:70~100万円
- 50ページ以上のWebサイト:100万円~
Webサイトの制作にかかる費用の内訳
Webサイトの制作にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
- 企画費
- 設計費
- デザイン費
- コーディング費
- コンテンツ作成費
- 保守・運用費
ただし、制作会社によっては、この内訳に加えて別途費用が発生する場合もあります。また、Webサイトの規模や機能によっても費用が異なるため、見積もりを依頼することをおすすめします。
企画費
Webサイト制作プロジェクトの方向性を決定し、計画を立てるためにかかる費用です。
Webサイトの目的やターゲット設定、機能、要件などを文書化するための費用が含まれます。
設計費
Webサイトの外観や構造、ユーザーエクスペリエンスなどを計画し、サイトマップやワイヤーフレームを作成するための費用です。ページ数が増えるほど設計費は高額になります。
デザイン費
Webサイトのデザイン作成費用です。Webデザイナーの人件費やデザインソフトウェアのライセンス費用などが含まれます。
スマートフォンにも対応できるレスポンシブデザインにする場合は、パソコン用とスマートフォン用の両方のデザイン費がかかります。
コーディング費
Webサイトのデザインをコーディングするための費用です。
コーダーやプログラマーの人件費などが含まれます。ページ数が増えるほどコーディング費は高くなり、JavaScriptで動きのあるWebサイトを制作する場合はさらに割増になります。
コンテンツ作成費
Webページに掲載するテキストや画像、動画などのコンテンツを作成するための費用です。
費用はコンテンツの質と量によって決まります。コンテンツは外注せず自主制作することも可能で、料金を低く抑えられます。
保守・運用費
Webサイトをインターネット上で公開して運用し、更新やメンテナンスをするための費用です。
レンタルサーバーの維持費や独自ドメイン取得費・更新料、運用担当者の人件費などが含まれます。コンテンツの作成や更新、SEO対策を依頼すると、さらに料金がかかります。
Webサイト制作を依頼するときはどこに依頼するべき?
Webサイト制作を依頼するときは、ホームページ制作会社かフリーランスに依頼するのが一般的です。
ホームページ制作会社かフリーランスのどちらに依頼すれば良いのかは一概には言えません。
予算や目的、ターゲット層、機能、規模、納期などを明確にすることで、自分に合った制作会社やフリーランスを見つけやすくなります。
また、複数の制作会社やフリーランスから相見積もりを取得することで、費用や品質を比較できます。Webサイトは、企業にとって重要なツールです。費用をできる限り低く抑えることも大切ですが、品質や機能も考慮して、自社に合ったWebサイトを制作しましょう。
ここでは、両者の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
ホームページ制作会社
ホームページ制作会社はWebデベロッパーやWebデザイナー、プロジェクトマネージャーなど、多様なスキルを持つプロフェッショナルが協力してWebサイト制作を行います。
ホームページ制作会社に依頼するメリットは、複数のプロが協力することで質の高いWebサイトを制作してもらいやすいことです。デメリットは費用が高くなる場合があることですが、少人数で運営している会社だと低料金で制作してもらえる可能性があります。
フリーランス
フリーランスは、Webサイト制作に精通している個人が企画から運用までを1人で担当するのが特徴です。複数のフリーランスが協力してWebサイト制作を行うこともあります。
フリーランスに依頼することのメリットは、費用を低く抑えやすいことです。デメリットは、質や納期にばらつきがあることで、誰に依頼するかによって品質などが変わります。能力の高いフリーランスを見つけることが重要です。
Webサイト制作の費用を上手に抑えるコツ
相見積もりを取得して比較することは大切ですが、以下の方法でもWebサイト制作の費用を低く抑えられます。
- ページ数を少なくする
- デザインや機能をシンプルにする
- 運用や保守は自社で行う
ここでは、Webサイト制作の費用を上手に抑えるコツを解説します。
ページ数を少なくする
Webサイトのページ数を減らすことは、制作コストを削減する効果的な方法の1つです。
不必要なページやコンテンツを削除し、重要な情報を効果的に整理することで費用を低く抑えられます。
デザインや機能をシンプルにする
高度な機能や複雑なデザインは制作コストを増加させる要因です。
Webサイトの目的に合わせて機能を最小限に抑え、シンプルなデザインを採用することで、制作費用を低く抑えられます。また、シンプルなナビゲーション構造の設計で、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながります。
運用や保守は自社で行う
Webサイトの運用や保守を自社で行うと、外部の専門家やサービスへの支出を削減できます。
ただし、運用や保守には専門的なスキルや時間が必要です。自社で運用する場合、スタッフのトレーニングやリソースの割り当てを考慮する必要があります。
Webサイトを制作するだけでは、目標の達成にはつながりません。効果的に運用することで訪問者を増やし、PV数やコンバージョン率の向上につながります。
効果的に運用するには、良質なコンテンツを量産し、SEO対策も必要です。コンテンツ作成やSEO対策が自社のリソースでは難しい場合は、料金がかかっても外部委託することをおすすめします。
まとめ
Webサイトの制作をホームページ制作会社に依頼する際の相場は20~30万円程度が目安です。
ただし、ページ数が多い大規模サイトだと100万円以上の費用がかかることもあります。
ページ数を減らしたりデザインや機能をシンプルにしたりすると、Webサイト制作の費用を低く抑えられます。運用や保守を自社で行うと費用を抑えられますが、コンテンツの作成やSEO対策が難しい場合は、費用がかかっても外部委託がおすすめです。
Webサイト制作の依頼先として、ホームページ制作会社やフリーランスが挙げられます。どちらもメリット・デメリットがあるため、総合的に検討して自社に合っている依頼先を見つけましょう。