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メタディスクリプションはSEOに有利なの?書き方で変わるWebサイトへのアクセス数

ユーザーが困り事を解決するとき、検索エンジンでキーワードを検索して、所望の情報を得られるWebサイトがあるか確認します。このとき、タイトルやURLとともに、「メタディスクリプション」と呼ばれる数行の文章が表示されます。

この記事ではメタディスクリプションの書き方について解説しています。メタディスクリプションの書き方に困っているブロガーやWebライターの方は、最後まで読んでみてください。

メタディスクリプションとは

困り事があって所望の情報を得たいとき、検索エンジンで検索すると検索結果が表示されます。しかし、タイトルを見るだけだとそのWebサイトの内容がよくわからないこともあります。そこで、Webサイトの内容(コンテンツ)を補足的に説明(紹介)するのがメタディスクリプションです。

ユーザーはタイトルとともにメタディスクリプションを読み、所望の情報がそのWebサイトに記載されているか確認します。そして、メタディスクリプションの内容に納得したときに、クリックしてそのWebサイトにアクセスするのです。

メタディスクリプションをしっかり書くメリット

メタディスクリプションをしっかり書くメリットは大きく二つあります。

一つ目はアクセス数を稼げるという定量的な効果を期待できることです。Webサイトには、同様の悩みを持った不特定多数の人が訪れます。そのため、メタディスクリプションを読んで「所望の情報がありそうだ」と判断されるとクリックしてもらえるのです。メタディスクリプションがしっかり記載されていると、そういった人が多く訪れ自然にアクセス数がアップするのです。結果的にGoogleの検索順位向上という効果も期待できます。

二つ目はユーザー満足度を高められるという定性的な効果を期待できることです。定性的とは書きましたが、ユーザー満足度は数字で測ることができます。それはWebサイトの滞在時間です。メタディスクリプションとWebサイトの内容が合致しており、かつ所望の情報が記載されていると、自然に滞在時間が長くなります。そして、Webサイトの信用度が高まると、関連リンク(関連ページ)を訪れたり、同じWebサイト内を回遊してくれたりすることがあります。そうなると、ますますユーザー満足度が高くなり、同じようなことで困った場合にふたたびWebサイトに訪れてくれるのです。

メタディスクリプションのSEO対策に効果的な書き方のコツ

文字数に気を付ける

メタディスクリプションはタイトルだけで説明しきれないWebサイトの内容を補足的に説明する役割があります。そのため、メタディスクリプションを最後まで読んでもらい、その内容を理解してもらう必要があるのです。

しかし、検索結果の画面で表示されるメタディスクリプションの文字数はPCとスマートフォンで差があります。PCでは90文字〜120文字程度表示されるのに対して、スマートフォンでは70文字程度しか表示されません。そのため、70文字以内でメタディスクリプションを設定する必要があるのです。

メリットではなくベネフィットを記載する

たとえば、冷蔵庫を買いたいと思ったとき、「◯◯を■℃から▲℃まで、◎◎分で冷却できます」と、その性能をアピールされてもピンとこないでしょう。しかし、「この冷蔵庫を買うと、家族が好きな食材を保管できて食卓に笑顔が広がります」と言われると、定性的でありながらも冷蔵庫を買った後のことをイメージしやすいと思います。

前者をメリット、後者をベネフィットといいます。人はメリットよりベネフィットを言われた方が、商品購入後の未来を想像しやすいという特徴があります。定量的な話も大切なのですが、定性的な方が難しく考えずにイメージできるのです。

メタディスクリプションにも同じことが言えます。「◯◯という情報がわかる」というメリットだけを記載するのではなく、その結果どのような未来が待っているのかというベネフィットも記載しましょう。

SEO対策のメタディスクリプションの書き方で注意するべきポイント

どのような人に向けた記事なのか記載する

Webサイトに訪れる人は何か特定の問題を抱えており、所望の情報を求めています。そのため、Webサイトの内容がわからないと、そこに所望の情報が記載されているのかわかりません。しかし、やみくもに記事を探して最後まで読むと、「最後まで読んだのに、所望の情報が書かれていなかった」ということになりかねません。

そこで、メタディスクリプションの中でどのような人に向けた記事なのかを謳うとよいのです。そうすることでユーザーがフィルタリングされ、記事とユーザーのミスマッチを減らせるでしょう。

記事の内容を端的、かつ具体的に記載する

メタディスクリプションでは記事の内容を端的に記載する必要があります。ここで勘違いしてはならないのは、端的であることと具体的でないことは異なります。次の例文を確認してみましょう。

  • このWebサイトでは、犬について解説しています。
  • このWebサイトでは、高齢期の犬がかかりやすい病気について解説しています。

後者の方がやや文字数は多いですが、基本的にはどちらも端的です。しかし、前者は必要な情報を省略しすぎて、対象とする読者が非常に広くなっています。あるいは、メタディスクリプションを読む限りは、そう捉えられても仕方ない書き方になっています。

一方、後者は具体的に説明してユーザーをフィルタリングしています。犬→高齢→病気と階層を下げていくことで、ユーザーが、そのWebサイトの中に所望の情報がありそうか判断しやすくしているのです。

サジェストキーワードや関連キーワードを記載する

ある言葉を検索しようとして検索窓に記載すると、エンターキーを押す前に、プルダウンのように縦に列挙されるキーワードがあります。これらは、ユーザーが検索しようとしている言葉と一緒に検索される可能性が高いキーワードです。これをサジェストワードといいます。

一方、検索結果を画面の下までスクロールしていくと、「◯◯(検索した言葉)に関連する検索キーワード」が表示されます。これは、関連性が高く、実際に検索回数も多いキーワードで「関連キーワード」といいます。

これらのキーワードは、ユーザーがより所望の情報にアクセスしやすいように自動で表示されるものです。これらのキーワードをあらかじめメタディスクリプションに記載しておくことで、ユーザーがクリックしやすくなる可能性が期待できます。

メタディスクリプションを記事ごとに検討する

メタディスクリプションは、そのWebサイトの内容を補足的に説明するものです。そのため、本来ならWebサイトごとに異なるメタディスクリプションが必要になるはずです。しかし、中にはメタディスクリプションを使い回していることもあるでしょう。そのような場合は、個別具体的なメタディスクリプションを検討することで、Webサイトのアクセス数向上が期待できるのです。

まとめ

この記事ではメタディスクリプションの書き方について解説しました。メタディスクリプションはWebサイトの内容を補足的に説明するもので、その内容によってユーザーのアクセス数に影響が出ます。ユーザーは困り事を抱えており、所望の情報がないか探しています。メタディスクリプションをきちんと書くことで、「そのWebサイトに所望の情報がある」と思ってもらえ、そして実際に問題が解決するのです。

このようにメタディスクリプションは、ユーザーとWebサイトをつなぐ架け橋になっているのです。

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