何かを周知したり、目的があってホームページを作成したいと考えていませんか？webページ作成にむけて、ネットで情報を集めていても何から始めればいいのか整理ができない人も少なくありません。これからwebページを作成したいと考えているのであれば、基本的な流れや必要なスキルなど基礎知識を押さえておくといいでしょう。そこで今回は、初心者向けにホームページの作り方や必要な知識について紹介していきます。ぜひ参考の一つにしてみてください。
webページ作成の基本的な流れ
まずは、webページ作成に向けて作成の流れを把握していきましょう。大きく分けて以下の通りの手順となります。
- 設計
- 制作
- テスト
- 公開
一つずつ解説していきます。
設計
webページを作成していく場合、まずは設計が重要となります。よく耳にする”サイトマップ”が、ホームページ全体の構造設計にあたります。具体的には、ホームページの内容や数はどうするのか。さらに、ページ同士の関係性をどうしたいのか、構成を練っていく必要があります。
デザイン制作
設計が一通り落ち着いたら、続いて見た目となるホームページの具体的なデザインについて考えていきます。細かいデザインやコンテンツの配置場所、webページで使いたい文字の種類や配色、見栄えをよくするためにオシャレな装飾などを決めていきます。前工程の設計段階でどの層をターゲットにすべきか整理しているはずなので、ターゲットや目的に合わせたデザインに仕上げていきましょう。
コーディング制作
webページのデザインの方向性が決まったら、コーティング制作に移っていきます。プログラミングでも使用するHTMLやCSSなどを使用して、ホームページを制作していきましょう。このHTMLやCSSを使いこなせることも重要ですが、最近ではコードがなくても作成できるツールなども流通しているため、自分がやりやすい方法でコーディングを進めていきましょう。
ブラウザチェック（テスト）
webページのデザインやコーティング制作が落ち着いたら、パソコンやAndroid、iPhoneなどのさまざまなブラウザで、問題なく表示ができているか確認しましょう。テストとも呼ばれますが、表示だけでなく動作や操作感にも異常がないかテストを行っていきます。テストを行うことで、正常に表示されない部分を把握できたり、レイアウトに違和感を覚えたりします。納得がいくように、適宜修正していきましょう。
公開
テストを通して、表示や動作、操作感に問題がなければ、とうとう制作してきたwebページ公開となります。ただし、安心するのは早いです。公開をした後に、テストの際には気付かなかった問題点や異常が発覚するケースも少なくありません。何か気付いたことがあれば、迅速に修正対応ができるようにしておきましょう。
webページ作成において必要な知識やスキル
先でも紹介したように、webページを作成する場合には、マークアップ言語と呼ばれる「HTML」や「CSS」を用いるため、必要なスキルの一つといえるでしょう。webページの骨組みとなるHTMLとデザイン要素のCSSについて、紹介していきます。
HTML
HTMLは、HyperText Markup Languageの略語で、webページの基礎や骨組みと表現されることが多いです。スマホなどでよく見かけるGoogleやYahoo!など、ほとんどのwebページで、HTMLが使用されています。HTMLを使用することで、「見出し」や「本文」などの各構成要素にタグをつけてマークアップしていきます。
【例】
見出し
<h1>ここにテキストを入れる</h1>
本文の段落
<p>ここにテキストを入れる</p>
マークアップをしていくことで、ホームページの異常に気付いた時に正しく修正しやすくなります。ただし、HTMLではデザインを担うことができずシンプルな状態となっています。webページを華やかで見やすいものに仕上げるためには、次で紹介するCSSを使っていくのがおすすめです。
CSS
CSSは、Cascading Style Sheetsの略語で、HTMLで骨組みを作った後に色や形、エフェクトなど肉付けとなるデザインを施すのに必要となります。webページでよりユーザーに伝えていきたい部分を、文字サイズを調整して目立たせるなどデザインで細かく表現していきます。
【例】
サイズ
font-size: 40px;
色
color: #F3F3F3;
CSSで記述することで、見た目も華やかでターゲットに向けた目的達成に大きく前進することが期待できるでしょう。
webページの作成はプログラミングのスキルを取得する必要がある？
先で紹介したようなHTMLやCSSなどのプログラミングのスキルを取得していると、たしかにホームページの構築はできます。しかし、スキルや経験がなくても、簡単にホームページを作成できるサービスも世の中には存在しているので安心してください。
具体的なサービス内容としては、ホームページのデザインがすでにテンプレート化されており、内容を打ち込んでいけばホームページを簡単に作成することが可能です。
もちろん、HTMLやCSSの知識があれば、無料でよりツールの機能による制限を受けず自分が好むデザインに仕上げることができます。他社との差別化を図りたい場合には、習得には時間を要するもののやはり持ち合わせておいたほうがいいスキルだといえるでしょう。さらに、動きのあるデザインを追加したい場合には、JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語も役立つため、スキルとして用意しておくのもおすすめです。
webページ作成完了までかかる期間はどのくらい？
webページ制作に要する期間が気になっている人も多いでしょう。一般的なwebサイト制作期間は、平均1〜3ヶ月程度とされています。
どこかに依頼してwebページを作成する場合には、依頼準備として発注までにかかる期間が別途2〜3週間かかることが多いです。ただし、webページのページ数や構成内容によって制作期間が左右することもあるため、具体的な期間については、依頼する業者に確認することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は初心者向けにホームページの作り方や必要な知識について紹介してきました。
webページを作成する場合には、まず設計が重要となります。土台ができたうえで肉付けとなるデザインを決めていき、コーティング、テストを経て、公開という一連の流れがあることがお分かりいただけたかと思います。スキルについては、HTMLやCSSの知識を持っておくと役立つでしょう。スキルや経験がなかったとしても、初心者向けにホームページ作成ソフトを提供しているサービスなどもあるため、利用してみてはいかがでしょうか。webページをこれから作っていきたいと考えている場合には、サイトのページ数にもよりますが最低でも3か月〜長くて9カ月程度見込んでおくと、余裕をもって制作にあたれるため、参考にしてみてください。
