webページの編集の重要性
Webページの編集とは、古くなった情報を最新のものに更新したり、よりページを見やすくわかりやすいものにするためにコンテンツの変更や追加を行うことです。
定期的な更新を行うことで、普段からページを閲覧しているユーザーが何度も訪問したいと思わせるような飽きさせない工夫や、ユーザーのニーズを取り入れていくことで、新規ユーザーの取り込みにも役立ちます。
一度webページを作成したら、それで満足してしまい更新を怠ってしまうと、ユーザーが何度も足を運ぶことがなくなり、最終的には離脱してしまうでしょう。またその結果として、検索エンジンからの評価が下がったりアクセス数が減少して、検索結果の順位が落ちてしまう可能性もあります。
webページを定期的に更新して、新たな情報を提供したりページ内のレイアウトをより見やすく改善するなどの作業は、企業の信頼性を高めることやSEO対策にも繋がる重要なものです。
したがって、定期的に編集の必要の有無を確認して、必要に応じて更新していく必要があるといえます。
webページの編集の前に確認するべき事項
webページ編集にあたって、事前に確認すべき事項とはどのようなものなのでしょうか?
1,webページの構成を確認
webページの構成にはおおきくわけて3つのタイプがあります。タイプによって構成が違い、編集方法にも違いが出てくることから事前の確認が必要となります。
①CMSで構成されている場合
CMSとは、Contents Management Systemの略で、webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像などを一元的に保存・管理するシステムのことです。
オープンソースなので無料で利用できるのがメリットです。
代表的なものとしてWordPress、Joomla!、 Drupal、 Concrete5が挙げられます。
②ホームページ作成ソフトで構成されている場合
基本的に誰でも簡単にホームページを作成することのできるソフトウェアです。
ホームページ制作に必要な素材が最初から準備されているため、初心者でもすぐに使いこなせるのがメリットです。
シリウス、Wix、ペライチ、Jimdoなどが代表的なものです。
③HTML/CSSから構成されている場合
①②のいずれも利用していないという場合には、素のHTML/CSSで構成されているという可能性が高いです。
ホームページの構成を制作会社等に確認したい場合には、①②のいずれかに該当するかを確認し、そうでなければ③であるという認識で良いかどうか聞いてみましょう。
2,ドメインおよびサーバーのアカウント情報の確認
ドメインとはインターネットの住所にあたるものであり、webサイトがどこにあるかを判別するものです。
次にサーバーとは、データや情報などのコンテンツを提供するコンピューターのことで、ホームページのデータを保管する役割も担っています。
サーバーとドメインが不明な場合には、ホームページの制作会社等に設定を問い合わせて情報を取得しましょう。
3,FTPサーバーのアカウント情報の確認
FTPサーバーとは、ファイルやデータのやり取りをする際に使用するサーバーのことです。
FTPサーバーの情報に関しては、契約しているサーバーレンタル会社のアカウント情報から確認することができます。
webページの編集方法を種類別に解説
続いては、実際にwebページを編集する際の手順を先にご紹介した種類別で解説していきます。
1,CMSで構成されている場合
①CMSアカウントにログインして管理画面を開く
②修正したいコンテンツの編集画面を開く
③必要に応じてテキストや画像、レイアウトを編集の上更新ボタンを押す
CMSの編集作業は管理画面より簡単におこなうことができるのがメリットです。
また、アカウントごとに各ページの編集・承認権限を割り当てることで、webサイト編集の分業を図ることができます。
2,ホームページ作成ソフトで構成されている場合
ホームページ作成ソフトの場合も、HTMLやCSSの専門知識が不要で編集を行うことができます。
選択するソフトによって編集方法が変わってくるため、編集の際には今一度機能等の確認が必要です。
ここでは、一例を取り上げ流れを見ていきましょう。
①編集が必要なコンテンツのページを開く
②コンテンツの編集ページで編集・修正を行う
③編集・修正した内容を保存して内容を確認する
ホームページ作成ソフトはテンプレートを使用していることから、修正が可能な部分が限られていることが多いです。そのため、初心者でも手軽に作業を進めることができます。
3,HTML/CSSから構成されている場合
HTMLとCSSから構成されたホームページの編集は専門的な知識を必要とすることから最も編集や修正の難易度が高くなっています。きちんとした知識がない状態で編集作業をおこなうと、ホームページのレイアウトが崩れてしまったり、データが消えてしまうなど大変な事態を招く可能性がありますので、注意が必要です。
①FTPソフトを準備して、サーバーにアクセスする
②編集するホームページのHTMLファイルをダウンロードする
③HTMLファイルを編集して保存する
④ファイルをサーバーにアップロードする
⑤編集した部分の動作及びデザインの確認を行う
HTMLとCSSから構成されたホームページの編集の際には、編集前のファイルを別でダウンロードしておくようにしましょう。そうすれば、万が一ホームページが消えてしまったりファイルが壊れてしまったりしても、再度アップロードして元に戻すことが可能です。
webページの編集の際の注意点
最後にwebページ編集における注意点をお伝えします。
1,必ずバックアップをとる
先にもお伝えしましたが、編集箇所のバックアップを取っておけば、編集作業が失敗した場合でもデータを編集前の状態に戻すことが可能だからです。
データが壊れてしまったり、一部が消えてしまった状態でホームページをアップしておくことは、ユーザーの不信感や企業の信頼度を低下させることにもつながるでしょう。
そのようなリスクを回避するためにバックアップを取ることは必須だといえます。
2,編集後は動作確認を行う
編集が完了した後には必ず公開前に動作確認を行います。編集画面ではきちんとできているように見えても、実際の動作確認を行うとレイアウトにずれがあったり画面が非表示になっているなどの不具合が生じている可能性があります。
動作確認はパソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンなどホームページを閲覧することのできるすべてのデバイスからおこなうことで、完璧なチェックをおこなうことができます。
また、作業は一人ではなく複数人で担当することで、ミスを防いだり不具合を見つけることがしやすくなります。
まとめ
以上、今回の記事ではwebページの編集の重要性やwebページ構成の種類、また種類別の編集方法などについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
構成によって編集の仕方は異なり、特にHTML/CSSから構成される場合には専門知識を必要とするなど、事前に理解しておかなくてはいけないこともあったのではないでしょうか?
CMSやホームページ作成ソフトで構成されている場合には、初心者でも比較的簡単に編集作業を行うことができますが、どのような編集方法においてもバックアップを取ることや、動作確認を行うことは必須です。
確実な情報提供や企業としての信頼度を維持するためには、ホームページの編集は大変重要な役割を担っているということを念頭において、作業を進めていく必要があると言えるでしょう。