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webサイトに引用先を記載する際に、気を付けるべきポイントとは?引用条件や方法を解説

webページに引用先を書く重要性とは

ホームページを閲覧していると、ページの最後に引用先と記載されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか?

引用とは他の人が書いた書籍や文章、事例などを表現を変えずにそのまま使用することです。ポイントはそのままという点であり、少しでも表現を変えてしまうと引用とはなりません。また、間違った引用は著作権の侵害となる可能性もあるため、引用を行う際には間違いのないように注意する必要があるといえます。

そもそも他人が書いた書籍や文章を無断で勝手にwebページに掲載することは著作権侵害にあたります。

そのため、ルールに基づき正しく引用するには、引用先を明記することが必須です。

また、webページ内の情報をより根拠のあるものとして提示するうえでも引用先の記載は重要になります。第三者による客観的な意見やデータがあることで、より信頼性の高いwebページを作ることが可能となります。

さらに、ページ内の情報を編集したり更新したりする際に引用先があることで、必要な資料やデータを探す手間を省略し、効率的に内容の見直しを図ることができます。

ページを作成する側にとってはもちろんのこと、ユーザーにとっても情報更新がスムーズであることは使い勝手の良さにもつながり、アクセス数の増加にも貢献するものとなるでしょう。

webページに引用できる条件とは

続いては、webページに引用するにあたっての条件を3つご紹介していきます。

1,転載が禁止でない

引用しようとするものが転載禁止となっている場合には、引用することができません。

したがって、引用しようとする場合にはまず転載禁止の記載の有無を確認しましょう。

2,引用の必要性があること

ページを作成するにあたって、他人の著作物を引用しなければ説明ができないという場合でなければ、引用する必要がないとみなされます。

そのため、関連性が薄かったり、ただ単にページの内容を充実させたいという理由だけでは引用することができません。

3,引用はあくまでも補足的役割

ページ内において、引用はあくまでも補足的役割でなければなりません。

引用の量が多すぎてオリジナル部分の割合の方が少ないような状態のページは、コピペとみなされ著作権の侵害に当たる可能性が出てきます。必ずしも何対何であればよい、という決まりはりませんが、作成したページや文章が引用に引っ張られていないか、どちらがメインであるか判断しにくい状態ではないかどうかを確認する必要があります。

したがって、あくまでもページはオリジナル部分がメインであり、引用は少しだけであるというバランスで作成しなければなりません。

webページに文章や画像を引用する方法

続いては、文章・画像を引用する場合の方法についてそれぞれポイントをおさえながら見ていきましょう。

1,文章を引用する場合

書籍から引用する場合には、

題名

著者名

発行社

発行年

総ページ

を記載します。

雑誌や論文から引用する場合には、

著書名

タイトル

発行社

発行年

該当ページ

の範囲を記載します。

次に、インターネット上で他のサイトの引用を行う場合には、

サイト名、著者名、記事の公開日時、URL、サイトを最後に確認した年月日

を記載します。

インターネット上の情報で気を付けるべきポイントとして、情報が更新されたり削除することが簡単であり、その可能性があるということです。

そのため、「サイトを最後に確認した年月日」を加えておくことで、明確な情報元を残しておくのです。

なお、引用先を証拠として残しておくために、該当ページをプリントアウトして残しておくと必要に応じて情報を提示することができるためおすすめです。

2,画像を引用する場合

画像引用に関しても、基本的な方法は文章の引用と同様です。

まずはじめに、ネットの画像を引用する場合には、

著作者名

画像のタイトル

URL

サイト

を最後に確認した年月日

を記載します。

画像を載せる際には直リンクが良いですが、サーバーへの負荷がかかることから直リンクが不可とされている画像もあります。引用の際には必ずチェックしておきましょう。

また、直リンクが不可の場合には、著作者に許可を取ったうえで自分のサーバーにアップロードして掲載、引用する流れとなります。

次に、書籍から画像を引用する場合には、

題名

著者名

発行社

発行年

該当ページ

を記載します。

画像を引用する際には、引用しようとしている画像の利用規約を一つずつ確認することが重要になります。具体的には、商用利用、加工の可否、クレジット表記の仕方などです。

また、特に人物が映っている写真やイラストの画像の場合は、著作権だけでなく、肖像権、パブリシティ権に触れる可能性も出て来るため、より慎重に作業を進める必要があります。

3,参考文献として記載する場合

参考文献は、引用のように原文をそのまま抜粋して使用するのではなく、自分の意見や文章を作成する際に参考とした文献のことです。

参考文献は、

記事のタイトル

サイト名

書籍名

該当ページ

のように記載します。

引用との大きな違いとして、参考文献の場合には必ず記載しなければならないというルールはありません。ただし、作成した文章や意見の後ろ盾があることがわかれば、より説得力のある内容となるでしょう。

webページの引用における著作権違反やそれの回避方法

引用は方法を誤ってしまうと、著作権違反になってしまう可能性があります。

そのため、引用するにあたっては、著作権違反に該当することのないように適切な方法でおこなうことが必要になります。

ここでは、著作権違反にならないように引用を行うためにおさえるべきポイントをご紹介していきます。

1,公表されている著作物を使用する

公に出版、放送、開示されている文章や画像であるか否かを確認します。

非公表である著作物を引用しようとするのは著作権違反にあたります。

2,公正な慣行に合致する

具体的には、引用部分を区別して引用していることがはっきりとわかるように区別することや、引用先を正しく明記するということ、そして引用する文章等を改変しないことです。

引用部分の区別に関しては、カギかっこやフォントを変える、段落を変えるなどの方法により明確に区別することができます。

3,引用が正当な範囲内でおこなわれている

先の「webページに引用できる条件とは」のコンテンツでもお話ししましたが、引用はあくまでも自分の文章や意見を補足するために利用するものであることから、主従関係を逆転するようなことがないようにしなければなりません。

この場合の主従関係とは、分量だけでなく質の部分にも該当するものです。

また、引用はあくまでも自分で作成した文章やページの内容に関連するものである必要があります。そのため、たとえばウェブサイト上での広告収入を得るために、内容とは無関係の不要な引用を多数おこなうことは、著作権の侵害にあたる可能性があります。

まとめ

以上、書籍や画像等を引用する場合に明記しておくべき内容や、引用する方法、また著作権侵害を回避するために理解しておきたいポイントなどについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

引用は、正しい方法で行えば、自分の意見や文章をより根拠のあるものにすることや、信頼性を高めることができるものです。

しかしながら、方法を間違えてしまうと、著作権侵害にあたるリスクもあります。したがって、引用する場合には、まずは正しいルールや方法を事前におさえておくことが重要になると言えるでしょう。

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