webページとwebサイトの違いとは?
webページとwebサイト、同じような意味合いだと思っている方も多いのではないでしょうか?
実際には双方の意味は異なり別のものを示します。
まずはじめにwebページとwebサイトの意味を理解し、それぞれの違いについて見ていきましょう。
1,webページとは
パソコンやタブレット、スマホなどのウインドウ上に表示されるページのことで、1ページずつのブラウザーで表示されるものです。
レイアウトや見やすさを考慮し、大抵の場合1ページに1つのテーマでまとめられることが多くなっています。
なお、webページの中の最初のページをトップページと呼びます。本で言う表紙にあたるものです。
2,webサイトとは
1ページずつのwebページがまとまったものをwebサイトと呼びます。
構成例として、リクルートサイトを挙げてみましょう。
・トップページ
・事業内容
・経営理念
・トップメッセージ
・会社概要
・先輩社員インタビュー
・採用情報
・選考スケジュール
・応募フォーム
などといった内容をすべて含んだものがwebサイトです。
このように、webページとwebサイトでははっきりと意味に違いがあります。
webサイトの種類
次に、webサイトにはどのような種類があるのかについて見ていきましょう。
1,コーポレートサイト
企業の情報や商品、サービスの紹介をするサイトのことです。
コーポレートサイトの特徴としては、全てのステークホルダーが閲覧し企業の状況を確認したり、新たな情報を収集するという点です。
ステークホルダーを具体的に挙げると顧客、取引先、就活生、投資家、従業員などです。
したがって、幅広い情報の提供と、情報の更新が必要とされるのがコーポレートサイトだと言えるでしょう。
2,サービスサイト
企業が提供する特定の商品やサービスに特化して作られたサイトです。
顧客にサービス・商品を購入してもらうことを目標として、より詳しい情報の提供や他の商品との比較などを通じて、商品やサービスの良さをアピールしていきます。
コーポレートサイトとの違いは、ターゲットを絞っているか否かという点です。
3,リクルートサイト
コーポレートサイトのうち、採用情報をピックアップして取り上げたサイトです。
募集要項求人情報といった応募に必要な情報のほかにも、代表メッセージや社員インタビュー、企業の就活イベントの参加情報など、就活生が知りたい情報や、企業が自社をアピールするためのさまざまなコンテンツが充実しています。
就活では、多くの就活生が多数のリクルートサイトを閲覧することになるでしょう。
したがって、他者との差別化を図り、自社ならではのコンテンツ内容やページの見せ方が求められます。
4,ECサイト
ECサイトでは、サービスサイトと同様に商品やサービスの紹介をおこなうほか、商品を購入して決済まで完了することができます。
もう少しわかりやすく言うと、サイト上で買い物ができるものであり、ネットショップやオンラインショップと同じ使い勝手で利用することができるものです。
ユーザーにとってはいつでも好きな時に買い物をすることができる手軽さが人気であり、企業側にとっても実店舗を持たずに販売することができる、もしくは実店舗以外にも販路を拡大することができるというメリットがあります。
5,LP
LP(ランディングページ)とは、特定の商品やサービスの紹介を1ページにまとめたものです。サービスサイトの内容を1ページにまとめたものをイメージすると良いでしょう。
LPの目的は、顧客が実際に商品やサービスを購入したり、購入に関する問い合わせや資料請求などを行ってもらうように促すことです。
6,ブランドサイト
顧客向けに、自社の特定のブランドや商品、サービスを知ってもらうためのサイトです。
最終的には販売促進を目的とするものであり、ブランドについての認知拡大や信頼性を高めることにも役立つものです。
7,メディアサイト
ニュースやコラム、ブログなどのコンテンツをまとめたサイトのことで、ターゲットが知りたいと思うような情報をまとめて発信するものです。
主な例として、Yahooニュースやクックパッド、Amazonなどが挙げられます。
メディアサイトは、外部からの報酬を目的として運用されるものです。
webサイトとホームページの違いは?
webサイトと同じように使われる言葉としてホームページがあります。
この2つに違いがあるのかというと、本来的には意味が異なり、英語圏では使い分けされているものの、日本においては同様の意味合いで使われています。
本来の意味としては、ホームページはwebサイトのトップページのことです。
ホームページのhomeには出発点や拠点という意味があり、その名の通りwebサイトの出発ページ、拠点ページという意味となります。
そのほか、ブラウザや各種webサービスの最初のページについても同様にホームページと呼ばれます。
webサイトの種類別によるseo対策方法
続いてはサイトの種類ごとにseo対策の仕方をご紹介していきましょう。
1,コーポレートサイト
ページの表示速度を改善したり、パソコン以外にもスマホやタブレットなどどのモバイル端末で閲覧しても使いやすいレイアウトにします。
また、webサイトデータを暗号化し、常時SSL化することで訪問したユーザーの安全性を高めることも、差異との信頼性を高める上で重要な対策となります。
2,サービスサイト
アピールしたい商品やサービス名が含まれるキーワードの取り逃がしがないような設計にすることや、現在対象となっていない将来的な顧客に対して、認知度を高め最終的には購入したいと思わせるようなコンテンツを作ることが重要になります。
3,リクルートサイト
自社が求める人材を明確に設定し、ターゲットに向けたサイトにすることで求める人材の取り込みを目指します。
ターゲットが明確に定まったら、ターゲットとなる人材が求めているキーワードを選んでいき、それに基づいたコンテンツを作成していきます。
4,ECサイト
どのモバイル端末からも見やすいモバイルフレンドリーな設計にしたり、常時SSL化をするといった対策は、コーポレートサイトと重なるものになります。
その他ECサイト独自の対策としては、重複ページをなくしてユーザーが使いにくかったり混乱を招くような仕組みにしないということや、販売終了した商品についてはページを削除するというものです。その場合には、類似商品を紹介することで、ユーザーのニーズをより捉えたサイトとなるでしょう。
5,LP
本文やタイトル、見出しなどに適度にキーワードを入れることで関連性を高めます。
また、関連記事のない分リンクを作成、添付することでLPに促します。
さらに被リンクと呼ばれる外部サイトから自社のサイトに向けられたリンクを増やすことで、アクセス数の増加や検索順位を上げることが期待できます。
6,ブランドサイト
商品ページをカテゴリーに分けることで、ユーザーが欲しい、見たいと思うページに効率的にたどり着くことができるようになります。その他、実際に商品やサービスを購入した人の口コミを掲載することでより信ぴょう性の高い情報として確立します。
7,メディアサイト
目的及びペルソナを具体的に設定することで、サイトのコンセプトや方向性を明確にします。
その上で、キーワードや競合他社に関する情報収集を進め、コンテンツの規格や制作を進めていきます。
まとめ
以上、webサイトの定義や種類、また種類別のseo対策について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
webサイトには目的別にいろいろな種類があり、それぞれにサイトのコンセプトやレイアウトが変わってきます。
どのサイトを作成するにあたっても、重要なのが目的を明確にするということです。
そこがぶれてしまったり、定まらずに中途半端な状態であれば、ターゲットにとって魅力的なサイトにはなりません。
今回お伝えしたことを参考にして、効果的なサイトを目指しましょう。