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リスティング広告とSEOは異なるもの!それぞれの違いを紹介

Web業界においてリスティング広告とSEOは有名な存在ですが、なかにはそれぞれの意味をきちんと理解できていない方もいるのではないでしょうか。この記事では、リスティング広告とSEOの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しています。双方がどのようなものなのかしっかりと理解したい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

リスティング広告とSEOは大きく異なるもの

リスティング広告とSEOは大きく異なるものであり、それぞれの違いをきちんと知っておく必要があります。まずはこの項目で双方の基本情報を把握しましょう。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果の上部に表示される広告のことを指します。リスティング広告には必ず「広告」という文字が含まれており、検索結果と混合されないようにしています。

SEOとは?

SEO(Search Engine Optimizationの略称)は検索エンジン最適化という意味であり、コンテンツを検索結果の上位に表示させるための調整のことを指します。SEOに関する本も数多く出版されており、Webメディアを運営する上では欠かせない存在となっています。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

即効性がある

1つ目のメリットは即効性があることです。リスティング広告は配信設定して約10分後に検索結果に表示させることができ、即効性があります。そのため、できる限り早めに効果を得たい方にとってはありがたい存在でしょう。
とはいっても、広告文が魅力的でなければ思うように効果を得られない可能性があります。ただ展開すれば良いというものではないため、これからリスティング広告を展開するのであればターゲットの選定や魅力的な広告文の執筆など、しっかりと力を入れましょう。

無駄を減らして配信できる

2つ目のメリットは無駄を減らして配信できることです。リスティング広告は闇雲に広告を展開するのではなく、特定のキーワードの検索結果に絞って表示させられます。そのため、無駄な費用が発生することを防いで配信できます。
このことから、リスティング広告を展開する際はしっかりとキーワードを選定したり、ターゲットを絞ったりすることが重要です。もしそれぞれが間違っていると、思うような効果が得られない恐れがあります。

配信の開始と停止を自由に決められる

3つ目のメリットは、配信するタイミングを自由に決められることです。配信の開始と停止を決められるからこそ、自分が好きなタイミングでリスティング広告を展開できます。「商品の販売日に合わせて広告を展開したい」といったような特定のタイミングで広告を展開したい方にとっては、ありがたいものでしょう。

リスティング広告のデメリット

無駄を減らして配信できたり配信のタイミングを決められたりなどのメリットがある一方で、デメリットもあります。もしこれからリスティング広告を始めようと思っているのであれば、デメリットの部分までチェックした上で検討しましょう。

ある程度の予算が必要

無駄を減らして配信できるとはいっても、リスティング広告を展開するためにはある程度の予算が必要です。最低1,000円からでも設定できますが、代理店に広告運用を外注する場合だと最低出稿費用を30万円ほどに設定していることが多いです。実際に、リスティング広告の相場は20万円から50万円とされています。

嫌われる恐れがある

上記で述べたようにリスティング広告は表示される際に「広告」というアナウンスが記載されていますが、検索結果の一番上に表示される影響で検索ユーザーにとっては邪魔に思われてしまう恐れがあります。その結果、リスティング広告を展開することにより、魅力的な内容であっても嫌われてしまうかもしれません。

認知拡大には向いていない

リスティング広告は特定のキーワードに絞って表示されることから、幅広い方に広告を見てもらいたい場合には向いていません。そのことから、認知拡大を狙った広告を展開したい場合には不向きのタイプといえるでしょう。

SEOにこだわるメリット

SEOのメリットとしては、費用対効果が高いことやブランディング効果があることなどが挙げられます。こちらも1つずつ見ていきましょう。

費用対効果が高い

1つ目のメリットは費用対効果が高いことです。広告の場合はクリック数に応じて費用が発生する場合が多いですが、SEOの場合はどれだけ検索結果に表示されたコンテンツをクリックされても費用は発生しません。特にキーワードの規模が大きいほど、費用対効果も高まるでしょう。

中長期的にアクセスしてもらえる

2つ目のメリットは、中長期的にアクセスしてもらえることです。SEOで成果が出ると、検索エンジンのアップデートや競合記事が自分たちよりも優れたコンテンツを公開しない限り、検索ユーザーの流入を見込めます。その上、もし検索上位のコンテンツが複数あれば、その分多くのユーザーの流入を見込めるため、人気の高いメディアを目指せます。

ブランディング効果がある

3つ目のメリットは、ブランディング効果があることです。SEOに力を入れることでWebサイトの認知度も高まり、その業界や分野における代表的な企業や商品としてのブランドを持てるようになります。ブランドとして確立すれば被リンクの獲得にもつなげやすくなり、さらにSEOの強化ができます。

SEOにこだわるデメリット

リスティング広告と同じく、SEOにもデメリットがあります。SEOの場合は、どのようなデメリットなのでしょうか。

即効性がない

SEOはリスティング広告とは違い、すぐに効果が表れません。それどころか間違った施策だと力を入れても思うような効果がなかなか得られない可能性もあります。しかし、うまく成功すれば中長期的に効果を得られるため、きちんと自分のWebサイトに適したSEOの施策を実施しましょう。

Googleアップデートの影響を受ける

別の項目で触れたように、どれだけSEOに力を入れて検索上位に表示されていても、Googleのアップデートによって順位が下がってしまう恐れがあります。ただ、ユーザーを満足させるコンテンツならば基本的に影響を受けにくいため、SEOだけ考えるのではなく、ユーザーのことを考えたコンテンツを作りましょう。

質の悪いユーザーが集まる恐れがある

ビッグキーワードのSEOに成功した場合、質の悪いユーザーも集まってしまう恐れがあります。多くのユーザーを集められるビッグキーワードならではの問題ですが、ターゲットではないユーザーからの問い合わせに手間取ってしまうかもしれません。この場合は積極的にSEOの施策を実施するよりも、リスティング広告のようなある程度ターゲットを絞った広告展開がおすすめです。

リスティング広告とSEOは使い分けずに併用しよう!

リスティング広告とSEOは別のものであるため、使い分けるというよりも併用して使っていくのがおすすめです。同時並行に進めていけば、リスティング広告を停止せざるを得なくなってもSEOで集客できます。反対にSEOの成果がなかなか出ない場合には、即効性があるリスティング広告の効果が役立ちます。

リスティング広告とSEOは異なるもの!

今回は、リスティング広告とSEOの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しました。リスティング広告とSEOは異なるもので、それぞれメリットとデメリットがあります。だからこそ、併用する形でお互いのデメリットを打ち消し合いながら利用するのがおすすめです。

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