「SEOはなぜキーワード選定しなければならないの?」
「キーワードはどうやって選べばいいの?」
SEO対策する場合、このような疑問を抱くマーケティング担当者も多いでしょう。SEO対策はキーワード選定が非常に重要です。
本記事ではキーワード選定の重要性を紹介し、選び方とオススメのキーワード選定ツールを解説します。
seo対策におけるキーワードとは
SEO対策においてのキーワードとは、ユーザーがサイトを検索する際に使用する言葉・フレーズのことです。例えば、ユーザーは「東京駅の行き方を知りたい」と感じたときに、「東京駅の行き方を教えてください」とは検索しません。「東京駅 行き方」と調べるはずです。このような「単語と単語の組み合わせ」を「キーワード」と呼びます。
なぜキーワード選定が重要なのか
キーワード選定は、SEO戦略において重要な役割を果たします。Googleの順位に大きく影響するからです。適切なキーワードを選ぶことで、サイトにアクセスして欲しいターゲットを絞り込み、より効果的なSEO効果を期待することができるでしょう。
seo対策に効果的なキーワードの選び方
キーワードは以下の流れで選定するのがおすすめです。
- 検索市場の選定
- キーワード候補を出す
- キーワードを深堀りする
- キーワードを分類する
- キーワードに優先度を付ける
検索市場を選定する
SEO対策においてはじめにおこなうことは「検索市場の選定」です。まずはあなたの事業に属する検索市場を特定しましょう。例えば、当社のサイトなら「SEO」が検索市場になります。このように事業内容と合致した検索市場こそがSEO対策のターゲットであり、最終的に上位表示を目指すべきキーワードです。
キーワード選定基準としては、以下の要素が挙げられます。
- 検索数が多い
- 上位表示するとビジネスインパクトが大きい
- シンプルなワンフレーズ、など
重要なのは、「手っ取り早く1位を取るために」というスタンスでSEO対策を行わないことです。このキーワード選びは主戦場を選ぶための作業であることを忘れないようにしてください。
長期的に1位を目指すことは大事ですが、簡単に1位が取れるキーワードや検索数が少ないキーワードは市場として小さすぎるケースも珍しくありません。
キーワード候補を出す
次に、最初に選んだ単体キーワードからキーワード候補を出しましょう。キーワード候補の選定には、SEOツールを使うことが重要です。ツールによるキーワード選定方法は2つあります。
- 関連キーワードを出す
- 競合サイトの流入ワードを抽出する
このような方法で、検索ニーズのありそうなワードをいくつか挙げておきましょう。
キーワードを深堀りする
ツールで選んだキーワードを深堀りすることが重要です。競合企業も同じキーワードを選んでいる場合、検索結果上で競合することになるからです。深堀りする方法はいくつかあります。
- ユーザーの声を聞く
- 自社の営業にヒアリングする
- 業界の専門家に尋ねる
このように選定されたキーワードは、他社には簡単に真似できません。
キーワードを分類する
キーワードの数が多い場合は分類することが大切です。キーワードを分類ることで、弱みや強みを理解し優先順位を付けることができます。
また、キーワードの抜け漏れを防ぎ、次回の選定作業をスムーズにすることもできるでしょう。
キーワードに優先度を付ける
最後に、検索ボリュームや競合性を把握するためにツールを使用してキーワードに優先度を付けましょう。ただし、検索ボリュームが大きいだけでは、必ずしも売上につながるとは限りません。「ユーザーのニーズ」と「自社の強み」が重なり合ったキーワードを選ぶことが重要です。
つまり、可能な限りボリュームが大きいとともに自社が優位性を持っていて売上につながるキーワードを選びましょう。
オススメのキーワード選定ツール
キーワード選定はツールの使用が大切です。オススメのキーワード選定ツールは以下のとおりです。
- ラッコキーワード
- Google広告キーワードプランナー
- Whatsmyserp.
- Ubersuggest.
- ahrefs.
- キーワードマップ
- キーワードファインダー
- ミエルカ
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、検索エンジンやQ&Aサイトなどからキーワードをリサーチすることができるツールです。無料で使えるえうに、効率的なキーワード抽出が可能です。
ラッコキーワードには「見出し抽出」機能もあり、上位表示されているサイトの文字数や見出し構成など競合調査に必要な要素を表示することができます。
キーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、検索ボリュームを調査するツールです。複数のキーワードを一度に分析することができるため、サイトの開設やコンテンツの見直し時に役立ちます。
また、関連キーワードを探すうえでも重要な役割を果たします。メインキーワードと関連性が深いキーワードを絞り込めるため、SEOにおいて競合他社との差をつけられます。
Whatsmyserp
Whatsmyserpは、検索順位に関する分析やトラッキング、モニタリングのサービスです。Whatsmyserpの主な機能を紹介します。
- 検索順位トラッキング:検索エンジンの結果ページを定期的にモニタリングして、順位の変動や掲載情報の変化を確認します。
- 検索順位分析:検索順位を分析して、キーワード毎の検索順位や競合サイトの情報などを確認できます。
- キーワードリサーチ:検索順位の変化や競合サイトの情報から、新たなキーワードをリサーチできます。
- 検索順位ランキングモニタリング:検索順位の変化から、SEO対策の成否を確認できます。
このように、幅広い機能でSEO対策を支援してくれます。
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードリサーチツールです。以下が主な機能です。
- キーワードのトレンド分析:Googleの検索ボリュームなどをグラフ表示して、キーワードのトレンドを分析することができます。
- 関連キーワードの探求:与えられたキーワードに関連するロングテールキーワードを自動的に探し出します。
- SEO分析:SEOのスコアを評価します。
- コンテンツ分析:コンテンツに関連するキーワードを探します。
- ドメイン・ページランキング:特定のドメインやページが検索エンジンでどの順位かを分析します。
- 広告分析:広告キャンペーンのパフォーマンスを分析することができます。
無料で使える部分もあります。気になる方はまず登録してみましょう。
ahrefs
ahrefsは、Webマーケティングの分析ツールです。Ahrefsは、インターネット上の情報を整理し、各種のセオリーやメトリックスを提供することで、WebマーケターやSEOの仕事を支援するものです。主に以下の機能を持っています。
- バックリンク分析:被リンクを確認できます。
- キーワードリサーチ:サイトのトラフィックを向上させるためのキーワードを探すことができます。
- コンテンツ分析:他のサイトの成功要因を分析することができます。
- ドメイン分析:ドメインの検索ランキングや検索エンジンにおける表示順位を分析することができます。
- リンク品質分析:リンクの品質を判断することができます。
Ahrefsには60万人ものユーザーがおり、レベルの高いSEO分析に不可欠なツールです。
まとめ
キーワード選定はSEOにおいて基本となるものです。キーワードを選定しなければ、SEO対策ははじまらないといっても過言ではないでしょう。やみくもに記事を書いても、単に時間と労力を無駄にするだけです。本記事で紹介した方法で、キーワードを選定しましょう。
以下の記事でもキーワードの選定について解説しています。