「webマーケターになりたいけれど、どのようなスキルが必要なのだろうか?」
「スキルを身につけるにはどうすればいいのだろうか?」
Web業界を目指す方は、このような疑問を抱くことも多いでしょう。Webマーケターは一般的な企業の会社員とは異なるスキルを求められることも少なくありません。
本記事ではwebマーケターに求められるスキルとは何かを説明し、磨く方法や資格について解説します。
webマーケターに求められるスキルとは
Webマーケターに求められるスキルは以下の5つです。
- Webサイトを構築するための基礎的なスキル
- Webを解析するスキル
- リサーチ力
- オンライン広告に関連する原理や手法、ツールなどの知識
- クリエイティビティ
Webサイトを構築するための基礎的なスキル
Webサイト構築スキルとは、Webサイトを構築するために必要なスキルのことを指します。主に3つあります。
- プログラミング言語であるHTMLやCSSなどを使用してWebページを作成する知識
- WordPressなどのCMS(Content Management System)を使う技術
- デザインやコーディング、SEO(Search Engine Optimization)などのスキル
この他にも、テストやデバッグなどのスキルを身につけることで、正確かつ安全なWebサイトの構築が可能です。
一見するとマーケティングに関係がないように思えるでしょう。実際の現場では、外注していることも少なくありません。しかし、知っておくことでWebマーケターとしての活動が幅広くなりますし、的確な指示ができるようになります。
Webを解析するスキル
Web解析スキルとは、ユーザーの行動を解析・分析し、有効なマーケティング戦略を立てるためのスキルを指します。例えば、GoogleアナリティクスなどのWebサイト解析ツールを使い、訪問者の行動を把握したり分析したりします。
また、サーチコンソールを使用し、キーワードを含む検索結果の収集やウェブサイトの改善を検討するスキルも必要です。
リサーチ力
リサーチ力とは、市場や業界、顧客ニーズなどに関連する情報を効率的かつ確実に収集する能力を指します。最新のトレンドや技術、競合他社の情報などを継続的に把握し、マーケティング戦略の策定や改善に役立てることができます。
情報収集力が強いWebマーケターは、顧客ニーズや市場動向に基づいた新しいプロモーションや広告を開発することも可能でしょう。
オンライン広告に関連する原理や手法、ツールなどの知識
オンライン広告に関連する原理や手法、ツールなどの知識も重要です。このスキルは広告の成功に不可欠です。Webマーケターは適切な顧客獲得のために、デジタル広告の原理を理解し、顧客にアピールする効果的な広告を作成しなければなりません。
特にWeb広告業界は、サードパーティーCookieの廃止や法整備など広告のレギュレーションが頻繁に変わります。セミナーや勉強会に参加して、知識を身につけることが大切です。
クリエイティビティ
クリエイティビティは新しいアイデアを生み出す能力や創造力のことで、Web広告を差別化するために重要です。クリエイティブなWebマーケターは、既存のマーケティング手法にとらわれず、独自のアプローチを試み、ユーザーを惹きつけます。
webマーケティングのスキルの獲得方法とその伸ばし方
webマーケティングのスキルを磨く方法はさまざまです。ここでは主な方法を3つ紹介します。
- 実務を通して知識と専門性を深める
- 専門書やイベント、講座などを受ける
- 資格を取得する
実務を通して知識と専門性を深める
実務を通して知識と専門性を深め、キャリアパスを開発することがWebマーケターのスキルを磨く方法として重要です。未経験の方は日々情報収集に努め、流行の情報をキャッチしながら、プログラミング知識やWordPressの知識を身につけましょう。
また、Googleアナリティクスやサーチコンソールを使用し、ウェブサイトの改善を検討します。これからWebマーケターになろうとしている方は、自分自身でWebサイトやブログを立ち上げるのもおすすめです。
専門書やイベント、講座などを受け
Webマーケティングスキルを向上させるために有用な方法として、専門書やイベント、講座などを受けることが挙げられます。すでにネット上にもオフライン上にも豊富な教材があり、未経験者向けのものからレベルの高い経験者向けの無料セミナーや研修、ワークショップなど自分にふさわしいものを選んで取り組むことが可能です。
また、イベントへの参加などで仲間と共に学ぶことができ、人脈も広がります。未経験者やより集中して学びたい方は、スクールに通うなどの学びの場を活用することが有効です。
資格を取得する
Webマーケティングに関わる資格はたくさんあります。例えば、一般社団法人ウェブ解析士協会が提供するウェブ解析士資格は、アクセス解析をはじめとしたデータ解析を活用し、ビジネスの成果に繋げるための知識と判断力を身につけることができます。Googleが提供するGoogleアナリティクス個人認定資格もあり、Googleアナリティクスを使ってデータ分析の知識を身につけることが可能です。
資格に関しては次で詳しく説明します。
webマーケティングのスキルを証明できる資格
webマーケティングのスキルを証明できる資格としておすすめなのが以下のとおりです。
- マーケティング・ビジネス実務検定
- Web検定
- IMA(Internet Marketing Analyst)検定
- ネットマーケティング検定
- Google Analytics Individual Qualification
- ウェブ解析士
- Webアナリスト検定
- 統計検定
- Google AdWords認定資格
- Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験
このなかで特におすすめを挙げるとしたら「Web検定」「マーケティング・ビジネス実務検定」「ネットマーケティング検定」でしょう。実際に、多くのWebマーケターが取得しています。
Webマーケターは資格ありきではなく、実務を通じて知識を高めることが最も重要です。PDCAサイクルを回し、改善を続けてより良い成果を出すためには実務経験が重要だからです。したがって、資格はあくまでもスタート地点に過ぎません。
しかしながら、資格はWebマーケターとして走り出すきっかけとなるものであり、実務経験によってWebマーケターとしての経験値を積み上げることは可能です。
未経験からでもwebマーケターになれるのか
未経験からでもwebマーケターを目指すことは十分に可能です。Webマーケティングスクール「デジプロ」を運営する株式会社Hagakureの調査によれば、実に6割の方が未経験だったとわかっています。
「未経験だからダメだ」などと考えず、まずは実際に行動してみることをおすすめします。
まとめ
webマーケターのスキルは「Webマーケターになりたい」と考え始めたときからコツコツ磨いていくことをおすすめします。他の企業と違い、求められるスキルは多岐にわたります。しかし、多岐にわたるからこそやりがいを感じられるでしょう。
スキルを手っ取り早く身に付けたい場合、資格の取得がおすすめです。今回紹介した資格を取得して、Webマーケターのスキルを磨きましょう。