「webマーケティング用語が理解できない」
「最初に何を知っておけば良いのかわからない」
webマーケティングの用語は聞きなれないものが多く、どれを知っておけばいいのかわからなくて勉強しにくいです。
本記事では、webマーケティングで使われる基本的な用語や指標を紹介します。上級者向けの用語も紹介しますので、webマーケターを目指すなら理解しておきましょう。
webマーケティングとは
webマーケティングとは、インターネット上で行うマーケティング活動全般のことを指します。webマーケティングの目的は、商品・サービスの販売やブランドの認知向上などさまざまです。
スマートフォンの普及やPCの進化などに伴い、webマーケティングの重要度は年々増加しています。
これだけ知っておけばいい基本的なwebマーケティング用語
webマーケティングでは専門用語が多く存在し、それぞれの意味を正確に理解していないとコミュニケーションに齟齬が生じます。
まずは下記の基本的なwebマーケティング用語を理解しておきましょう。
- LP(ランディングページ)
- オーガニック(自然)検索
- SEO
- 流入経路
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
LP(ランディングページ)
LPとはLanding Page(ランディングページ)の略で、webサイトの中でユーザーが最初にアクセスするページを指します。一般的にLPはweb広告の遷移先のwebページで、縦長の構成をしていることが多いです。
LPは企業の提供する商品・サービスの販売や資料請求の問い合わせの増加など、特定の目的を持っています。そのためLPを分析することでユーザーが求めている情報の把握が可能です。
オーガニック(自然)検索
GoogleやYahoo!など、検索エンジンの検索結果からwebサイトにアクセスされることをオーガニック(自然)検索と言います。
オーガニック検索では、各検索エンジンが独自のアルゴリズムでwebサイトを表示しています。そのため自身のwebサイトがオーガニック検索に表示されるように工夫することは、webマーケティングにおいてとても重要です。
SEO
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジンの最適化を指します。SEOを最適化することで、検索エンジンの検索結果で自身のwebサイトが上位に表示され、オーガニック検索を増やすことが可能です。
検索エンジンに評価されやすいwebサイトを作ることをSEO対策と言います。
流入経路
流入経路とは、ユーザーがwebサイトにアクセスするまでの経路のことです。一般的な流入経路には、オーガニック検索や配信中の各種広告が該当します。
ユーザーの流入経路を把握することで、webサイトの現状の分析や配信中の広告の評価・改善につながります。
リスティング広告
リスティング広告とは検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーが検索したワードに応じて検索結果ページに表示される広告です。特定のキーワードを設定し、ユーザーがそのキーワードを検索した際に広告が表示されるため、興味関心高いユーザーに直接アプローチできます。
代表的なリスティング広告に「Google広告」や「Yahoo!広告」が挙げられます。
ディスプレイ広告
webサイトやアプリケーションの広告枠に表示される広告をディスプレイ広告と言います。ディスプレイ広告の表示形式はテキスト・画像・動画などさまざまです。
ブログやアプリ上で表示される、横長のバナー広告もディスプレイ広告の一種です。
webマーケティングでよく使用する指標
webマーケティングでは、データの収集と分析がとても重要です。下記の指標を正しく理解することで、データの収集と分析、施策の改善の効率と質が向上します。
- PV
- 直帰率
- インプレッション
- コンバージョン
- CTR
- CPC
- CPA
PV
PVはPage Viewの略で、webページのアクセス数のことです。PVは広く利用される指標のひとつで、webサイトの規模の把握などができます。
直帰率
直帰率とは、LP(ランディングページ)にアクセスしたユーザーのうちすぐにwebサイトから離脱してしまった人の割合を表します。
直帰率を確認することで、webサイトの内容やUIの改善検討が可能です。たとえば直帰率が高い場合は、ユーザーが求めた情報をwebサイトが提供できていない可能性があります。
インプレッション
web広告の表示された回数をインプレッションと言います。インプレッションは配信中の広告の分析や改善によく使われる指標です。
リスティング広告のインプレッションが想定より低ければ、表示されるキーワードの設定を変える必要があります。また、インプレッションが大きすぎる場合は、キーワードが広すぎる可能性があるため、もう少しキーワードを狭めるなどの改善が可能になります。
コンバージョン
コンバージョンとは、webサイトの目的につながるアクションをユーザーが起こすことです。
webサイトの目的は商品の購入や会員登録、資料請求などさまざまあります。webマーケティングでは、施策に合ったコンバージョンを決定することが重要になります。
CTR
CTRとはClick Through Rateの略で、インプレッション数に対して広告がクリックされた割合のことです。CTRはクリック率やクリックレートと呼ばれることもあります。
CTRが低い時はユーザーにとって広告が魅力的でない可能性があるため、広告改善のきっかけになります。
CPC
CPCとは、Cost Per Clickの略で広告が一回クリックされるごとにかかる費用(クリック単価)のことで、web広告の予算を考える際などに利用されます。
CPCは、web広告を掲載する媒体や表示キーワードによって異なります。
またクリックされるごとに広告費が発生するクリック課金型広告のことを、CPC広告と言います。
CPA
CPAとはCost Per Actionの略で、コンバージョン一件あたりの広告費用のことです。CPAは顧客獲得単価やコンバージョン単価とも呼ばれます。
CPAではweb広告の費用対効果を確認できるため、web広告の運用において最も重要視される指標です。
上級者向けwebマーケティング用語
最後に上級者向けのwebマーケティング用語を紹介します。先述の用語ほど利用頻度は高くありませんが、下記の用語を知っておくことでwebマーケティング業務を円滑に行えます。
- モバイルフレンドリー
- UI
- UX
モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末での閲覧に対応していることです。
webサイトによっては、スマホで閲覧すると文字が小さく表示されたり、画像の表示位置がずれてしまうなどの現象が起こります。モバイルフレンドリーに対応したwebサイトであれば、スマホでの閲覧時も正しく表示されユーザーが快適に閲覧できます。
近年では、スマホからwebサイトを閲覧するユーザーが増えているため、モバイルフレンドリーを意識したwebサイト制作が重要です。
UI
UIとはUser Interface(ユーザーインターフェース)の略で、ユーザーが見たり操作したりする接触点のことです。webマーケティングにおけるUIは、webサイトのデザインや文字のフォントなどを指します。
UIを改善することでユーザーの快適な閲覧を可能にし、webサイトのコンバージョンを高めます。
UX
UXとはUser Experience(ユーザー エクスペリエンス)の略で、ユーザーが得られる体験のことです。webマーケティングにおいては、webサイトやweb広告を見たユーザーが感じた印象や感想などを表します。
UXを高めることで、ユーザーのコンバージョンにつながります。
高いUXの実現はUIのクオリティと強く連動しているため、UXとUIはセットで使われることが多い用語です。
まとめ
本記事ではwebマーケティングで使われる専門的用語や指標を紹介しました。これらの用語を正しく理解し、使いこなすことでwebマーケティングの効果をさらに高められます。
ご紹介した用語と同時に、頻出する指標も覚えてきましょう。指標を理解することで、データの収集と分析、施策の改善の効率と質が向上します。
より深くwebマーケティングについて学びたい方はGoogleアナリティクス個人認定資格などの取得を目指してみてください。