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無料SEOツール30選!検索順位、分析、内部・外部対策など

SEO対策に取り組むうえで「ツールを活用して作業を効率化したい」と感じたことがあるでしょう。しかし無料で提供されているツールのうち、どのツールが使いやすいのか分からない方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、SEO対策において無料で使えるツールを紹介します。内部対策やコピペチェックなど、状況別に利用できるツールが知りたい方に参考となる内容です。

SEO対策ツールの重要性

現在では多くのサイトでSEOツールが導入されており、効率的なコンテンツ制作に役立てています。作業を自動化することでコストを抑えられ、リソースを有効活用できるようになるためです。実際にツールを導入するメリットは以下の3つに分けられます。

  • SEO対策の効率化
  • 検索順位の大幅アップ
  • 競合サイトの分析が可能

ここではSEO対策ツールの重要性を解説します。まずはツール導入の重要性を理解して、自社サイトでどのような使い方をするのが最適か、イメージを持ちましょう。

SEO対策の効率化

SEO対策に取り組むうえで、ツール導入は必須ではありません。しかしツールがなければ、自社サイトの分析に必要なデータや、競合サイトの制作状況などを手作業で調べる必要があります。サイト規模が拡大するにつれて必要な情報量は増えてくるため、早い段階でツールを導入した運用方法に切り替えるのがおすすめです。

実際にSEOツールを導入すれば、対策が効率化します。コンテンツごとのPV数や離脱率が数値やグラフで可視化されるほか、短時間でチェックできるためです。予算や人的リソースを最適化するうえでも、ツールの導入は欠かせないでしょう。

検索順位の大幅アップ

SEO対策ツールを導入すれば、検索順位の向上につながります。ツールではサイト詳細情報に加え、サイト利用状況の表示も可能です。狙ったターゲット層とサイトの運用方針に沿った、丁寧な対策ができるようになります。

またツールによっては、競合サイトとの比較情報もチェックできます。自社サイトの相対的な検索順位も確認できるため、順位アップに向けてどのような対策を実施するべきか一目瞭然になるでしょう。サイトの品質向上に必要な情報のみを使って対策することで、結果的に検索順位の大幅なアップが実現します。

競合サイトの分析が可能

SEO対策ツールでは、競合サイトの分析が可能です。具体的には競合サイトが投稿しているコンテンツの品質レベルやアクセス状況などを分析でき、それぞれの情報を自社サイトのコンテンツ制作に活かせるようになります。

特に上位表示されている競合サイトの情報は大変貴重です。検索エンジンでは、市場のトレンドやユーザーからのニーズをバランスよく取り入れ、オリジナリティを持つコンテンツに高い評価がつきます。競合サイトがどのようなポイントで評価されているのか、客観的な指標を基準にチェックできるのがメリットです。

SEOツールの選び方

SEO対策ツールは課題解決や利便性向上を目的に、最適なものを選んで活用するのが重要です。ツールを選ぶ際には、次のポイントを意識しておきましょう。

  • 無料のSEO対策ツール
  • 有料のSEO対策ツール
  • SEOツールの種類

ここではSEOツールの選び方を紹介します。無料と有料のツールでどのような違いがあるのか理解することで、現在抱えている課題の解決に役立てられるかどうかがわかるでしょう。

無料のSEO対策ツール

SEOチェックツールでは、自社サイトの順位やサイトの品質レベルをチェックできます。参考にする情報源によっては、有料のチェックツールを推奨する場合もありますが、無料のツールでも十分に効果を発揮するものはあります。

実際にサイトの立ち上げ初期段階や、規模が小さい段階では、無料のチェックツールで必要な情報のほとんどはそろうといっても過言ではありません。有料のツールは利便性が高い分、十分に使いこなせないケースも少なくありません。低コストで効率よくSEO対策に取り組みたいのであれば、まずは無料のチェックツールから導入してみましょう。

有料のSEO対策ツール

無料のSEO対策ツールが存在する一方で、有料のSEO対策ツールも人気が高い傾向にあります。有料チェックツールの特徴は、大規模サイトや複数サイトを運営する際、情報の整理が楽になることです。

例えばデータの保存容量が無制限であったり、CSVによるデータ出力が可能であったりするケースがあります。大量のデータを一括で扱う場合が多いサイトでは、効果測定時にも、効率のよい情報整理が欠かせません。市場のトレンドをつかむ際にも大量のデータを比較・検討する必要があるためです。サイトの規模や運用効率を考え、必要に応じて有料ツールの利用も視野に入れるとよいでしょう。

SEOツールの種類

SEOツールにはさまざまな種類があります。具体的には、以下に示すようなツールが挙げられるでしょう。

  • 検索順位チェック
  • コンテンツ診断
  • キーワード選定
  • 被リンクチェック
  • コピーアンドペースト(コピペ)チェック
  • リンク切れチェック
  • Webサイト内部診断

特に重要なのは、コピペチェックツールです。コピーコンテンツは、コンテンツの品質を落とすだけでなく、サイトの信用低下も招きます。そのほかのツールも併用して、オリジナリティのある高品質なコンテンツを制作しましょう。

キーワード選定ツール

SEO対策において、キーワード選定は非常に重要な意味を持ちます。キーワードの選び方が適切であるほど、少ないコストで目標達成に近づけるためです。キーワード選定で役立つツールは以下の8つが挙げられます。

  • Googleキーワードプランナー
  • aramakijake.jp
  • Whatsmyserp
  • Ubersuggest
  • ラッコキーワード
  • OMUSUBI
  • SEOチェキ!
  • Googleトレンド

ここではキーワード選定ツールを紹介します。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、特定のキーワードの検索ボリュームをリサーチできるツールです。複数のキーワードを同時にリサーチできるため、サイト設計時や、キーワードの見直しがしたい場合に大変便利です。

また関連キーワードを見つける際にも便利です。SEO対策では、メインで対策するキーワード以外にも関連情報を含められるように、関連キーワードもチェックする必要があります。Googleキーワードプランナーであれば、競合サイトが対策中の関連キーワードも確認できるため、SEOで不利になる状況を避けられるでしょう。

aramakijake.jp

aramakijake.jpは、検索順位別の検索数が調査できるツールです。特定のキーワードで上位表示された際、アクセス数の目安が具体的な数字で表示されます。

また競合検索数予測ツールも用意されています。自社サイトのURLとキーワードを最大3つまで指定して、月間推定検索数や現在の順位、月間検索アクセス予測数を同時にチェックできるようになっているのが特徴です。Yahoo!JAPANとGoogleの両方で情報が区別されており、関連キーワードについても月間推定検索数が表示されます。

Whatsmyserp

Whatsmyserpは、Google Chromeの拡張機能です。利用ブラウザにGoogle Chromeを指定していれば、コストをかけずに導入できます

ツールの機能としては、各キーワードにおける月間検索や関連キーワードの表示などが挙げられます。拡張機能として利用できる分、スピード感を持ってリサーチできるのが、他のツールにはないメリットといえるでしょう。

Ubersuggest

Ubersuggestは、キーワードの月間検索数や対策難易度、関連キーワード一覧などの情報をチェックできるツールです。Googleアカウントを利用してそのまま使いはじめられるため、すぐに対策キーワードを絞りたい方に適したツールともいえるでしょう。

またツールには広告を利用する際にかかる推定コストも表示されます。将来的に広告を利用してSEO対策したいと考えている場合にも便利です。

ただし無料で利用できる一方、一日3回までの利用制限があるため、何回も調査しようと検討している方は注意しましょう。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、GoogleやYahoo!JAPANに加え、Q&Aサイト、共起語などさまざまなデータから関連キーワードをリサーチできます。

特に活用したいのは「見出し(hタグ)抽出」機能です。特定のキーワードごとに上位10サイトを自動で表示するほか、上位記事のタイトルや見出し構成、文字数、メタディスクリプションなどの情報を一覧で表示します。これから競合リサーチをしようと考えている方に大変役立つ機能のひとつといえるでしょう。

またラッコキーワードは、無料で利用できるツールです。回数無制限で調査も可能なため、初心者でも安心して使えるでしょう。

OMUSUBI

OMUSUBIは、キーワードに関する情報やユーザーのニーズを、マップ上で表示するツールです。指定したキーワードを基準に、関連キーワードや派生語句が連結していきます。検索ボリュームが大きいキーワードや、ユーザーのニーズを視覚的にチェックしたい場合におすすめです。無料で使えるツールのため、試験的に導入するのも選択肢のひとつでしょう。

SEOチェキ!

SEOチェキ!は、SEO施策の見直しや運用方針の改善時などで役立つツールのひとつです。具体的には次のような情報を検索できます。

  • サイトSEOチェック
  • 検索順位チェック
  • キーワード出現頻度チェック
  • 発リンクチェック
  • Whois – ドメイン所有者の情報検索

特に検索順位チェックでは、指定のURLがリサーチ対象のキーワードで何位に表示されるのかを確認できます。GoogleとYahoo!JAPANの両方で順位計測できるため、検索エンジン全体でユーザーの取りこぼしをしたくない方には有益な情報でしょう。

Googleトレンド

Googleトレンドは、業界で話題になっているキーワードのリサーチや検索数チェックなどに長けているツールです。トレンド性の高い商材やサービスを扱うメディアの運営で役立ちます。

またSNSを活用して集客している方にもおすすめです。SNSの検索クエリは、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索クエリと関連性があります。検索エンジンのトレンドを調べる一方で、SNSのニーズも調査できるというメリットもあるのが特徴です。

検索順位ツール

コンテンツ制作後は、検索順位を測定しながらSEO対策を進める必要があります。サイトの順位に関する情報がわかれば、今後の運営方針を改善・修正する際にも大変便利です。具体的なツールとしては、以下のものが参考になります。

  • DemandMetrics
  • 検索順位チェッカー
  • ohotuku.jp

ここでは検索順位ツールを紹介します。いずれも無料で使えるため、気軽に検索順位を調べたい方にもおすすめです。

DemandMetrics

DemandMetricsは、検索順位のモニタリングができるツールです。数多くのキーワードを対象に分析を実施するため、コンテンツ制作に役立つ情報を効率的に集められます。表やグラフなどで視覚的に分析結果をチェックできるのが特徴で、改善ポイントを見つけやすいといった点でも便利なツールです。

そしてコンテンツごとの詳細分析結果やアドバイスなども随時閲覧できます。現状を理解したうえですぐに制作へ取り組めるため、分析に時間を取られることがありません。そのほかにも複数の機能が備わっており、2週間の無料トライアルも利用可能です。これから検索順位チェックツール導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

検索順位チェッカー

検索順位チェッカーは、検索順位表示に役立つ無料チェックツールです。Google・YahooJAPAN!・Bingにてサイト順位を確認できます。スマートフォンでの順位計測にも対応しているため、モバイルフレンドリーを意識したい方にもおすすめです。

順位は1〜100位まで順位取得が可能です。一度の検索で最大5つまでキーワードを指定できるため、効率よく情報収集したい場合にも便利でしょう。検索結果はCSV形式でダウンロードもできます。

またブラウザのキャッシュを残しておけば、検索結果が1年間保存されます。次回以降検索する工数を減らせるのも、検索順位チェッカーならではの特徴でしょう。

ohotuku.jp

ohotuku.jpは、GoogleとYahoo!JAPANの両方で順位計測ができるブラウザツールです。Yahoo!JAPANでは10位までしか計測できませんが、Googleは100位まで順位をチェックできます。Googleを対象に、上位表示サイト以外のサイト情報も調べておきたい場合は、非常に便利なツールといえるでしょう。そのほかにチェックできる情報は次のとおりです。

  • キーワード出現率チェック
  • 関連語・候補キーワード一覧
  • 競合サイトターゲットキーワード調査

いずれも無料で利用できるため、それぞれのツールを組み合わせることで、SEO対策が効率的に進められるようになるでしょう。

内部対策ツール

SEO対策で最も注力したいのは、内部対策です。質の高いコンテンツ制作に加え、内部リンクの最適化やURLの正規化など、さまざまな要素に配慮する必要があります。内部対策で役立つツールは次のとおりです。

  • アナトミー
  • Light House
  • PageSpeed Insights
  • Screaming Frog SEO Spider
  • 高評価

ここでは内部対策ツールを紹介します。

アナトミー

アナトミーは、SEO分析とアクセス解析に役立つツールです。SEO分析では、次の機能を備えています。

  • Webサイトへの流入キーワード検出
  • 検索流入数の予測
  • 検索順位を定期的に集計
  • 競合分析
  • 関連キーワード分析
  • 検索ボリューム分析
  • タイトルとディスクリプションや見出しの分析
  • 検索インデックスの比較
  • 内部リンク分析
  • メタ情報の解析

またアクセス解析ではPV数やコンバージョン分析ができるほか、最大で300ページ相当のデータを一度に確認できます。参照できるデータが多いため、内部対策の大幅な強化を目指している場合に便利なツールともいえるでしょう。

Light House

Light Houseは、ページの利便性や読み込みスピードを評価して、適切な改善案を提示してくれるツールです。診断時には、次の5つの観点を評価ポイントにしています。

  • Performance
  • ProgressiveWebApp
  • Accessibility
  • Best Practices
  • SEO

特に注目したいのは、AccessibilitySEOです。Accessibilityでは、クローラーがサイトを閲覧しやすいかどうかを判定します。コンテンツが検索エンジンに認識されなければ、SEOで上位表示を狙うのも難しくなるため、確実に押さえておきたいポイントでしょう。そしてSEOについては、SEO評価に影響があるものを項目に分けて表示してくれます。上位表示につながるヒントを見つける場合に大変便利です。

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、サイトの表示速度を分析・評価するためのツールです。Googleが提供していることもあり、信頼性の高い情報を参考にできます。

リサーチ対象のサイトURLを入力することで、ページの表示スピードを測定し、スコア化してくれます。速度改善に必要な情報を提示してくれるため、スピード感を持って対策に臨めるでしょう。またパソコンからの表示とモバイル端末からの表示を分けて評価しており、それぞれのポイントを押さえて対策できる点も、ツールを利用するメリットのひとつです。

ツールは無料で使えるため、低コストで利用したい方にもおすすめです。

Screaming Frog SEO Spider

Screaming Frog SEO Spiderは、対象のサイトを解析して次のような情報を一覧表示してくれるツールです。

  • ページタイトル
  • ページタイトルの長さ
  • ステータスコード
  • Meta Robotsタグ
  • Meta Descriptionタグ
  • Meta Descriptionの長さ
  • H1・H2タグ
  • Canonicalタグ
  • ページサイズ
  • 被リンク数
  • ユニーク被リンク数

そのほかにも、SSL化できていないページやページタイトルの重複など、サイトを適切な状態に保つための情報が参照可能です。各機能を利用して、内部対策を最適化しましょう。

高評価

高評価は、各ページ単位におけるSEO対策レベルをチェックするツールです。以下の情報を一括で確認できます。

  • titleタグ
  • meta description
  • 重要なメタテキスト情報のマッチ率
  • モバイルフレンドリー対応で重要なviewportの設定の有無
  • ダウンロード速度に影響するドキュメントのファイルサイズ
  • Webページの基本情報

いずれもSEO対策において重要な項目です。漏れなく設定することで、SEO効果を実感できるようになるでしょう。

またこちらのツールは、対策キーワードがページコンテンツで適切に使われているか評価するものです。ユーザーファーストの対策ができているかチェックする際の目安としても活用しましょう。

外部対策ツール

外部対策も内部対策と同様、SEOにおいて欠かせない施策のひとつです。内部対策よりも効果測定が難しい分、ツールを利用することで効率的にサイトの改善ができるようになります。具体的なツールとしては、以下のものがおすすめです。

  • Majestic SEO
  • Bing Webmaster Tools
  • Semrush
  • Moz Pro

ここでは外部対策ツールを紹介します。

Majestic SEO

Majestic SEOとは、被リンクチェックに便利な解析ツールです。自社サイトはもちろん、競合サイトの被リンク状況も手軽にチェックできます。解析結果としては、被リンク数やドメイン情報などがわかります。

そのほかにも、トラストフローやサイテーションフローといった独自の指標も備わっているのが特徴です。いずれもドメイン品質を向上させるうえで必要な情報を提供してくれます。

またMajestic SEOは本来有料ツールですが、無料アカウントも利用できます。外部対策用のツールを試してみたいと考えている方は、無料トライアルからMajestic SEOを使ってみるのがおすすめです。

Bing Webmaster Tools

Bing Webmaster Toolsは、Bingを通じたサイト状況をチェックするためのツールです。Microsoftが無償で提供しているため、利用料金はかかりません

ツールの特徴としては、ユーザーの取りこぼしを防ぐ効果が期待できることです。一般的に検索エンジンは、GoogleとYahoo!JAPANの2つが国内シェアの大半を占めています。しかしBingにもわずかながら一定数のユーザーがいるため、流入数を獲得するチャンスがあるといえるでしょう。

今後Bingのシェアが拡大してくることを予想して、ユーザーニーズに適したコンテンツ制作をしようと考えている場合には、非常に役立つツールのひとつです。

Semrush

Semrushは、SEMやSEO対策で便利に使えるツールです。SEO対策においては、次の9項目を中心に機能を利用できます。

  • オーガニック検索分析
  • キーワードギャップ調査
  • ロングテールキーワード調査
  • 順位変動のトラッキング
  • 自サイト分析
  • 被リンク調査
  • 悪影響のある被リンク否認
  • 低品質コンテンツ検出
  • 上位10サイト分析

特に外部対策で役立つのは、被リンク調査です。競合サイトの分析により、被リンクの数やアンカーテキスト、参照ドメインなどの情報を提示してくれます。被リンク元のサイトも明確になるため、競合サイトが提携しているドメインもすぐに確認できるのが特徴です。

Moz Pro

ドメインパワー情報がわかる便利なツールのひとつに、Moz Proがあります。Googleは2016年4月頃から、ページランクを非公開にしました。そのためサイトの権威性を数値で確認できなくなり、競合サイトとの優位性も把握しづらくなっているという現状があります。

しかしMoz Proでは、Linksという機能で被リンクの確認ができるようになっています。ドメインの信頼性も予想しやすくなっているため、外部対策も効率的になるでしょう。

またMoz Proでは、1ヵ月間の無料トライアルによる利用が可能です。本来は有料ツールのため、まずは無料で利用してみて、本格的に導入するかどうか検討しましょう。

コピペチェックツール

SEOコンテンツを制作するうえで、コンテンツの重複はペナルティの対象です。実際にGoogleの公式見解でも、コピーコンテンツが発覚すると、SEOでの上位表示も難しくなると解説されています。そうした重要な役割を担うコピペチェックツールは、以下のものを使用するのがおすすめです。

  • CopyContentDetector
  • こぴらん
  • sujiko.com
  • 剽窃チェッカー
  • chiyo-co

ここではコピペチェックツールを紹介します。

CopyContentDetector

CopyContentDetectorは、誰でも気軽に使える無料のコピペチェックツールです。一度で最大4,000文字をチェックでき、Web上に存在する他のコンテンツとの類似度や内容一致率などを判定できます。

ツールの特徴としては、除外ドメインを指定できることです。例えばコンテンツのリライトをする際、リライト元ドメインは除外しておかないと、コピペ判定が非常に厳しくなります。しかし除外ドメインとして設定しておくことで、リライト後のコピペ率も正しくチェックできるようになります。

また一部言語指定もできるため、英語を対象にチェックすれば、英語で作られたサイトとのコピペ判定も調べられます。多言語サイトを制作しようと検討している方にも便利です。

こぴらん

こぴらんは、Web上で使える無料のコピペチェックツールです。チェックしたい文章を入力欄にコピペし、チェックボタンを押すだけで、一文ごとにコピペ判定してくれます。最大で4,000文字のチェックができるため、短いコンテンツを制作する場合には利便性が高いでしょう。

チェック後の情報としては、文章の類似数と、対象となるリンクが提示されます。例えば類似数が4の場合は、GoogleとYahoo!JAPANの両方で4サイトヒットしていることを意味しており、注意対象の文章であるとわかるでしょう。

シンプルで使いやすいツールデザインになっているため、これまでコピペチェックツールを利用したことがない方や、最低限のコピペ情報がわかれば問題ないという方に適したツールともいえるでしょう。

sujiko.com

sujiko.comは、二つのコンテンツを比較して、類似度を判定する際に役立つツールです。チェック対象となるコンテンツのURLと比較したいコンテンツのURLを用意するだけで、簡単に類似度が判定できます。

ツールが役立つシーンとしては、類似度の高い記事を作っていると思われる競合サイトとの比較です。例えば非常にニッチでユーザー数が限られている市場を狙う場合、コンテンツの情報がどうしても似通ってしまう傾向にあります。

sujiko.comを利用すれば、互いの類似性が一目瞭然になるため「どのような観点で付加価値を生むか」「独自性を出すなら視点をずらしてアプローチしたほうがよい」といった着想を得るのも容易になるでしょう。より細かいコピペチェックをして差別化を図りたいという場合に便利です。

剽窃チェッカー

剽窃チェッカーは、最大2,000文字を一度にチェックできるコピペチェックツールです。本来は学生がレポートを作成した際、意図せずコピペしていないかどうかを確認するために利用されます。しかしコンテンツ制作のうえでは、学術的な内容を含んだものや公的機関による一次データを利用する機会も多いため、通常のコピペチェックツールとしても十分役立てられるでしょう。

ツールの特徴としては、読み込み速度です。類似度判定や一致率判定といった細かな指標を扱わない分、スピード感のあるチェックが可能になっています。簡易的なコンテンツを大量に制作する場合や、テストコンテンツを制作する場合には重宝するツールのひとつともいえるでしょう。

chiyo-co

chiyo-coは、無断転載・引用・類似判定の判定に役立つコピペチェックツールです。文章の類似判定ができるツールのなかでも、クラウド型として利用できるのが大きなポイントです。デスクトップアプリのようにダウンロードする必要もなく、複数のアカウントを登録して使えるというメリットがあります。

ただし長期的にツールを使う場合は、有料版を利用することになるため注意が必要です。試しに利用してみたい方は、登録初月だけ無料で導入してみるのをおすすめします。10アカウント分無料で使い放題になっているため、試験的に運用するのも選択肢のひとつです。

被リンクチェックツール

SEOは外部施策も非常に大事です。外部施策においてもっともSEOを左右するといわれているのが被リンクなどのサイテーションです。サイテーションはその記事やサイトが有益であることを示します。

被リンクはおすすめの被リンクチェックツールは以下の2つです。

  • hanasakigani
  • Online Broken Backlink Checker

hanasakigani

hanasakiganiは調べたいURLを入力してボタンを押すだけで、以下の2つがわかります。

  • 被リンクの数
  • 被リンク情報

無料で使えるうえに、手間もほとんどかかりません。さらに、データをCSVで保存することも可能です。何度使っても無料なので、被リンクの増減や動向を確かめることもできます。

Online Broken Backlink Checker

Online Broken Backlink CheckerもURLを入力するだけで使えます。「リンク切れしていないか」を確認するツールですが、使い方によっては被リンクの調査もできます。

さらに、ドメイン評価もしてくれて、参照URLやバックリンクなどを調べることも可能です。Online Broken Backlink Checkerも無料で使えるので安心してください。

GoogleのSEO対策ツール

SEO対策ツールで最も信頼性が高いのは、Googleが公式認定しているツールです。検索エンジンを開発している企業自らが提供していることもあり、通常のツールと比較して、情報の信頼性や精度には定評があります。コンテンツ制作で役立てたいツールは、以下の6つです。

  • Google Search Console
  • Google Analytics
  • Googleトレンド
  • AMPテスト
  • リッチリザルトテスト

ここではGoogleのSEO対策ツールを紹介します。

Google Search Console

Google Search Consoleは、サイトに入る前のユーザーの動きがわかるツールです。具体的には、次のような観点でサイトの評価が可視化されます。

  • コンテンツにたどり着いた検索クエリ
  • 検索後何番目に表示されていたのか

また内部対策には欠かせない、モバイルフレンドリーの判定も可能です。モバイルからのアクセスが増加しつつある昨今、モバイル対策に注力したいと考えている運用者にも非常に便利でしょう。

Google Analytics

Google Analyticsは、サイト内に入ったあとのユーザーの動きがわかるツールです。具体的には、次のようなポイントが確認できます。

  • ユーザーが離脱したページ
  • ユーザーの年齢層
  • ユーザーの住んでいる地域

コンバージョン率を高めたい場合や、PV数を伸ばしたい場合に役立つでしょう。

Googleトレンド

Googleトレンドは、検索結果のトレンドを分析してくれるツールです。過去のデータを参照できるのはもちろん、現在のトレンド分析や将来の市場がどのように移り変わるのかまで予測データを表示してくれます。

データを表示する期間としては、1ヵ月から1年、5年と長期間におよぶほか、2004年を起点に、過去のデータをトータルで参照できるようになっています。特にトレンド性が重視されるサイトを運営している方には、参考になるでしょう。

AMPテスト

AMPテストとは、ページが適切に表示されるかどうかを短時間でテストすることです。モバイルにおける判定が基準で結果が返ってくるため、モバイルフレンドリーを目指しているサイトに役立つテストともいえるでしょう。

テスト対象となるページのURLを入力するだけで、簡単にチェックできるのがポイントです。サイトの運営状況が安定してきて、さらに品質を高めたいという場合に利用してみてください。

リッチリザルトテスト

リッチリザルトは、リサーチ対象のキーワードが検索上位に表示された際、ユーザーからどのように表示されるかをチェックするためのテストです。具体的には次のような要素がどのように表示されるかを視覚的に確認できます。

  • ページタイトルやURL
  • ディスクリプション

リッチリザルトと判断されて検索結果にサイトが載ると、ユーザーが受け取る情報量を増やせるようになります。検索後の流入数にも関係するため、積極的に利用するのがおすすめです。

その他のツール

今回紹介した以外にも、さまざまなツールがあります。

SEO分析したい場合、以下の記事をご覧ください。

【2022最新】SEO分析ツール43選|目的別・経験別に詳しく紹介

検索順位を調べる際におすすめなのが以下のツールです。

SEO検索順位の調べ方とおすすめツール7選|知っておくべき順位の上げ方も解説

サイトや記事を診断する場合、下の記事で紹介するツールを検討しましょう。

【2022最新】SEO診断ツール9選|無料・有料ともにおすすめを紹介

まとめ

SEO対策用のツールは、キーワードや順位の調査を自動化するうえで非常に便利です。検索順位の大幅アップや競合サイトの分析を無料でできるといったメリットがあります。

実際に内部対策コピペチェックなど、コンテンツの質を高める際に重要なポイントを押さえられます。効率よく対策を進めたい方にとっては、欠かせない情報源のひとつになるでしょう。

そして数あるツールのなかでもおすすめなのは、Googleが提供しているSEO対策ツールです。検索エンジンのアルゴリズムに沿った評価基準でコンテンツを採点するため、正確な情報が手に入ります。こちらも無料で使えるため、積極的に利用して、競合サイトとの差別化を図りましょう。

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