「バナー広告を作りたい」
「クリック率を高めるにはどうしたらいい?」
バナー広告を活用することで、自社のwebサイトへ誘導や会社の認知度の向上につながります。しかし、バナー広告の作り方がわからなければ広告を掲載できません。
本記事ではバナー広告の種類や特徴、基本的な作り方を解説します。
クリックされやすいバナー広告を作成するコツも紹介しますので、これからバナー広告の作成したいと考えている方は確認してみてください。
バナー広告の特徴と種類
バナー広告には、どのような特徴や種類があるのでしょうか。
バナー広告の特徴
バナー広告とはインターネット上に設けられた広告枠を使用し、画像や動画を用いて閲覧者にアプローチする広告のことです。
バナー広告はテキストに加え、画像やイラスト、アニメーションなどが使用されます。テキストのみの広告は「テキスト広告」と呼ばれ、基本的にバナー広告とは区別されています。ビジュアル重視の広告となり、視覚的なインパクトから興味を引くことができるのも特徴です。
主に自社のwebサイトへ誘導することを目的とした広告ですが、掲載することで商品や会社の認知度、信頼性の向上にも繋がります。
バナー広告の種類
さまざまな種類があるバナー広告は、課金の基準によって分類されています。バナー広告は下記の4種類に分けられ、ビジネスの拡大には自社に適したタイプを選ぶことが重要です。
- クリック型
- インプレッション課金型
- 成果報酬型
- 期間保証型
クリック型やインプレッション課金型はユーザーが広告をクリックしたり、閲覧することで費用が発生します。
成果報酬型はバナーを表示するだけでは費用は発生せず、バナークリック後に購入や入会などの手続きが成立した場合のみ費用が発生するタイプです。
期間保証型は広告枠を一定期間契約することで、クリック数や閲覧数にかかわらず、定額での取引になります。
閲覧数の多い人気のサイトであるほど、広告枠は高額です。自社の予算と目的に合った費用形態を選び、効率的に活用することで大きな効果が期待できます。
バナー広告の基本的な作り方
広告の手段として定着したバナー広告ですが、やみくもに作り始めても、効果の高いバナーは作れません。
もちろんプロのデザイナーに依頼もできますが、自社で作成することも可能です。下記の手順に沿ってバナー広告を作成してみましょう。
- イメージを決め必要な要素を書き出す
- 各要素の優先順位に沿ったレイアウトを作る
- フォントやカラーなどのトンマナを揃える
- 背景や文字に装飾を付けて完成させる
イメージを決め必要な要素を書き出す
伝えるべき情報がまとまっていないバナーは、内容が伝わりにくくなりがちです。
キャッチコピー(テキスト)・画像・ロゴ・色・CTAなど、バナー広告を掲載する目的や表示する媒体に合わせ、必要となる要素を明確に書き出しましょう。
各要素の優先順位に沿ったレイアウトを作る
次に広告枠の形状に合わせ、特に強調したい要素をメインに配置場所を決めていきます。
レイアウトができたら優勢順位に沿って配置し、それぞれの要素にメリハリを出します。
フォントやカラーなどのトンマナを揃える
要素を配置したらトンマナを揃えていきます。
フォントやカラーなど、全体的に統一感を持たせるための調整が大切です。
背景や文字に装飾を付けて完成させる
最後に文字や背景に装飾を付け、全体のバランスを整えてバナーを仕上げます。
クリックされやすいバナー広告を作成するコツ
クリック率の高いバナー広告を作るにはコツがあります。効果の高いバナー広告作成に役立つ3つのコツをご紹介します。
- バナーで伝えたい要素を絞る
- 素材選定にこだわる
- 「情報のまとまり」や「人の目線」を意識してレイアウトする
バナーで伝えたい要素を絞る
サイズ制限のあるバナー広告では、限られたスペースがある中ですべてを伝えることは困難です。多くのことを伝えようと要素を詰め込みすぎると、情報は伝わりにくくなってしまいます。
重要な情報に優先順位をつけ、載せるべき要素を絞ることがポイントです。
素材選定にこだわる
ユーザーが瞬時に内容を把握できるものほど、良いバナーとされています。
そこで重要な役割を担うのが素材選定です。
対象のサービスに適した写真や、雰囲気に合ったテキストを選ぶようにしましょう。使用する画像は、画質の良い写真やイラストを選定することが大切です。
画像の品質はバナー広告の印象に大きく関わります。バナーの効果を高めるためにも、見た目の美しさにこだわりましょう。
「情報のまとまり」や「人の目線」を意識してレイアウトする
情報のまとまりのないレイアウトは、ユーザーに違和感を与えてしまいます。
余白をうまく使い、情報のまとまりを意識した画像やテキストの要素を配置するのがポイントです。要素・余白を揃えることで、情報を認識しやすくなります。
直感的に情報が理解されやすい、整ったレイアウトを意識することが大切です。
また、ユーザーにストレスを与えない、目線の流れに沿ったパーツの配置も重要です。目線の流れに沿ったデザインは、内容が明確に伝わることが多く、クリック率が格段に高まるといわれています。
バナー広告の作成に役立つツール
基本的なバナーの理解を深めたところで、実際にバナー作成に役立つツールをご紹介します。
- Canva
- バナープラス
- バナー工房
- illustrator/Photoshop
デザインの知識がない初心者でも扱いやすい「Canva」
オンラインでバナーを作成できる「Canva」。
初心者でも扱いやすいという声が多く、人気の高いツールです。
テンプレートや素材が豊富で、おしゃれでわかりやすいデザインを簡単に制作できるといったメリットがあります。
また、パソコン版だけではなくスマホやタブレットのアプリもリリースされており、さまざまな環境で使用可能です。
さらに画像制作、動画編集もできるなど、優秀なツールとなります。無料プランもあるので、初めての方にもおすすめのツールです。
プロが作ったようなバナーが作れる「バナープラス」
初心者でも簡単に、プロのデザイナーが作成したかのようなバナーが作れる「バナープラス」。
高品質な4,400種類以上の画像パーツ素材に加え、訴求力のある「装飾文字」のパターンも多数含まれています。
作りたいイメージに合わせて、素材を配置・調整するだけでバナーが作れる優秀なツールです。1年間のライセンスで14,700円と料金はかかりますが、他のソフトと比較するとローコストというメリットもあります。
誰でも簡単に画像を編集できる「バナー工房」
登録やインストール不要で、誰でも簡単に画像を編集できる「バナー工房」。
無料のフリーソフトで、バナー制作の他、GIFアニメ作成、アイコン作成、QRコード作成なども可能です。
adobe社「illustrator/Photoshop」
プロのデザイナーが使用していることの多い「illustrator/Photoshop」。
バナーやイラストの作成はもちろん、写真の細かな加工・編集まで、クオリティの高い作業ができます。
凝ったデザインやオリジナリティのある作品を作りたい方におすすめのツールです。
まとめ
バナー広告には、クリック型・インプレッション課金型・成果報酬型・期間保証型の4種類があります。自社に適した運用方法に合わせ、上手に活用しましょう。
また、バナー広告を作成できるさまざまなツールが存在します。外注するだけではなく、自社で製作するということもひとつの手段です。
バナー広告を作成する際には、コツをおさえた基本的な手順で作成することで、クリック率の高いバナーに仕上がります。
ユーザーの目を引く整ったバナー広告で、自社サイトの閲覧へと繋げましょう。