「WordPressで目次を作るメリットは?」
「簡単な作り方が知りたい」
wordpressで記事を作る際、目次を設定したほうが良いのか迷います。
また、初期設定では目次が自動で作成されないため、どうやって作ればいいのかわからない人も多いです。
本記事ではwordpressで目次を作成するメリットや、目次を作成する方法を解説します。プラグインを用いた簡単な作成方法も紹介しますので、できるだけ手間をかけずに設定したい方にも参考になる情報です。
wordpressの目次は必要か?そのメリットをご紹介
wordpressでは目次がなくても記事は作れますが、目次があるほうが良い効果が得られます。
目次のメリットは下記の3つです。
- 一目で記事の内容を把握できる
- 読みたい見出しにスキップできる
- 間接的にSEO対策が期待できる
ここでは、wordpressの記事に目次をつけるメリットを紹介します。wordpressで記事を書いたけれど、目次を付けるか迷っている方に参考になる内容をまとめました。
一目で記事の内容を把握できる
目次を記事の冒頭に設置すると、一目で記事の内容が把握できるようになります。
インターネットで検索するユーザーの多くは「この情報ついて知りたい」など目的を持っており、記事の内容のすべてに目を通すことは少ないです。
目次がないと最後まで目を通さなければ目当ての情報が書かれているのかわからないため、ユーザーが途中で離脱する可能性があります。
一方、記事冒頭に目次を付けると一目で記事の内容を把握できるため、求めている情報の有無が一目でわかります。
ユーザービリティが向上し、離脱率が低くなるでしょう。
読みたい見出しにスキップできる
目次をクリックすると、読みたい見出しまでスキップできます。
ユーザーは気になる情報が書いてある記事の全てを読みたいわけではありません。
たとえば、10,000字の記事にほしい情報があるとします。
目次でスキップができないと求めている情報の見出しにたどり着くのが困難になり、途中で離脱してしまうユーザーが多くなるでしょう。
一方、目次があればどんなに長い記事でもワンクリックで見たい見出しにスキップできるため、ストレスがありません。
目次を入れることでユーザーが求めている情報をより早く・簡単に提供できるようになるのです。
間接的にSEO対策が期待できる
目次を入れてユーザーの利便性を高めることで、間接的にSEO対策も期待できます。
Googleはユーザーファーストをコンセプトに、アルゴリズムのアップデートを行っています。
そのため、目次の付いたユーザビリティが高い記事は良質なコンテンツを提供しているという評価につながり、SEO対策にも良い効果が期待できるのです。
wordpressの目次をプラグインで作成する方法
wordpressの目次はプラグインの機能を使用すれば簡単に作成可能です。
また、テーマやデザインが変わっても目次が表示されるため、使い勝手も良いでしょう。
数あるプラグインのなかでも多くの方が使用しているのが「Table Of Contents Plus」。
下記の3ステップで目次を簡単に作成できます。
- インストールする
- カスタムする
- 設定を更新する
ここでは、「Table Of Contents Plus」を用いて目次を作成する方法を解説します。
1.インストールする
まずはプラグインのインストールを行います。
wordpressの管理画面にログインし、プラグインの検索画面を開きましょう。
「Table Of Contents Plus」を検索し、右上の「今すぐインストール」のボタンを押します。
インストールが完了したら「有効」のボタンを押し、プラグインを有効化してください。
2.カスタマイズする
プラグインをインストールできたら、目次のカスタマイズを行います。
wordpressの管理画面から「設定」→「TOC+」を選択。
下記の「基本設定」が表示されるので、カスタマイズを行いましょう。
項目 | 内容 | おすすめ |
位置 | 目次をどこに表示するか | 最初の見出しの前 |
表示条件 | 何個見出しがあるときに目次を作るか | 3 |
以下のコンテンツタイプを自動挿入 | どのページに目次を表示させるか | page(固定ページ)post(通常の記事) |
見出しテキスト | 目次の上部に表示されるテキスト | 目次 |
階層表示 | h2・h3などを階層的に表示する | 表示する |
番号振り | 目次の先頭に番号を付ける | 振らない |
スムーズ・スクロール効果を有効化 | 目次をクリックしたときに、スキップではなくスクロールで移動する | 有効化する |
外観 | 目次の外観の設定 | サイトに合わせる |
迷ったらおすすめの内容で設定してみて、使い始めてから細かくカスタマイズをしてみるといいかもしれません。
3.設定を更新する
カスタマイズが完了したら、左下にある「設定を更新」のボタンを押します。
これで記事を作成するたび、自動で目次が表示されます。
wordpressの目次をプラグイン無しで作成する方法
「HTML」のコードを書けば、プラグインなしで目次を作成できます。
HTMLで目次を作る手順は下記の通りです。
- カスタムHTMLブロックを追加する
- 目次を作る
- 見出しを作る
ここでは、wordpressの目次をプラグイン無しで作成する方法について解説します。
カスタムHTMLブロックを追加する
まずはHTMLのコードを書くためのブロックを記事の上部と見出し部分に追加します。
目次を追加したい記事を開き、左上の「+」で「カスタムHTML」をクリック。
ブロックの検索ボックスで「/カスタム HTML」で検索しても表示できます。
目次を作る
記事の上部に追加したカスタムHTMLで、目次を作ります。
<h2>目次</h2>
<ol>
<li><a href=”#a1″>見出し1</a></li>
<li><a href=”#a2″>見出し2</a></li>
<li><a href=”#a3″>見出し3</a></li>
</ol>
「見出し」の部分は実際に表示したい見出しを入力してください。
なお、「a1・a2・a3」の部分は任意で設定可能です。
見出しを作る
見出し部分に追加したカスタムHTMLブロックに下記を入力します。
<h2 id=”a1″>見出し1</h2>
<h2 id=”a2″>見出し2</h2>
<h2 id=”a3″>見出し3</h2>
このとき、「a1・a2・a3」部分に目次と同じものを設定することで、目次のリンク先になります。
たとえば、目次の<li><a href=”#a1″>見出し1</a></li>のをクリックすると、<h2 id=”a1″>見出し1</h2>までスキップできるのです。
seo対策に最適な目次を作成するポイント
目次を設置するメリットは多くありますが、ただ設置するだけではseo対策に効果的とは限りません。
下記のポイントに注意し、目次を作成しましょう。
- 目次の長さを調整する
- 目次と見出しの内容を同じにする
目次の長さを調整する
目次の長さは10行程度に抑えましょう。
目次が長くなりすぎると確認するだけで時間がかかり、離脱の可能性が高くなります。
良い例 | 悪い例 |
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重要なh2とh3見出しだけを表示させるなど、適切な長さに調整しましょう。
目次と見出しの内容を同じにする
目次と見出しの内容を一致させましょう。
目次と見出しの内容が異なると、目次からスキップしてきたユーザーが移動先があっているのか混乱してしまい、離脱につながる可能性があります。
目次から飛んできたユーザーが混乱しないよう、目次と見出しの内容は一致させてください。
まとめ
wordpressで目次を作ると一目で記事の内容を把握できるうえ、読みたい見出しにスキップできます。
これによりユーザビリティの向上につながり、間接的なSEO対策にも期待できます。
「Table Of Contents Plus」のプラグインを導入すれば簡単に目次を作成できるため、目次を作るか迷っている方は試してみましょう。
SEOに効果的な目次を作るには、目次の長さや目次の内容も大切です。
ユーザーが見やすく使いやすい目次を作るよう心がけましょう。