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CVRをアップさせる効果的なコンバージョンボタンの作成方法を解説

コンバージョンボタンとは何なの?

コンバージョンボタンは、商品の購入などの成果につながる行動をユーザーに喚起させる重要な役割を果たします。Webサイトの運営において極めて重要なボタンですが、よくわからない人も多いでしょう。

この記事ではコンバージョンボタンとは何なのかを説明し、コンバージョン率(CVR)の向上につながるボタンの作成方法を解説します。Webサイトの運営で成果を出したい方はぜひ参考にしてみてください。

コンバージョンボタンとは?

コンバージョンボタンとは、Webサイトに訪問したユーザーをコンバージョンにつなげるためのボタンを指します。コンバージョン(CV)とはWebサイトを運営して得られる最終的な成果であり、商品の購入や資料請求などがコンバージョンの例です。

Webサイトを訪問したユーザーはコンバージョンボタンをクリックすることで、コンバージョンに至るアクションを起こします。

コンバージョンボタンは成果につなげるための重要な要素であり、デザインや配置によってユーザーのクリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)に影響を与えます。Webサイトを構成する要素の中では、特に重要なボタンです。

なお、コンバージョンボタンは一般的にCTAボタンとも呼ばれます。CTA(Call to Action:コール トゥ アクション)とは「行動喚起」という意味であり、ユーザーの行動(アクション)を喚起させることを目的とします。

コンバージョンボタンがなぜ重要なのか

コンバージョンボタンが重要な理由は、Webマーケティングの成功に欠かせない重要な役割を担っているためです。ユーザーがコンバージョンボタンをクリックして、商品を購入するなど特定のアクションを起こすことで企業に利益をもたらします。

コンバージョンボタンは、ユーザーにクリックを促すものでなければなりません。ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なデザインで、目立つ場所への配置が必要です。

コンバージョンボタンの色や大きさ、形状などのデザインやキャッチコピーによって、コンバージョン率は大きく影響を受けます。コンバージョン率(CVR)とは、Webサイトを訪問したユーザーのうち、どの程度がコンバージョンにつながったかを示す指標です。

コンバージョン率(CVR)= コンバージョン数(CV数)÷ 訪問数(セッション数)

コンバージョン率は、何をコンバージョンにするかによっても数値は変化しますが、一般的には2~3%程度が目安とされています。

コンバージョン率の数値が高いほど、Webサイトの運営やWebマーケティングは成功しているといえるでしょう。Webマーケティングを成功させるには、効果的なコンバージョンボタンを作成して、コンバージョン率を上げることが極めて重要です。

効果的なコンバージョンボタンの作成方法

コンバージョン率を上げるには、ユーザーのクリックを促すコンバージョンボタンの作成が必要です。
ユーザーのクリックを促すには、ユーザーの心理や行動を分析して、デザインや配置を決めなければなりません。

ユーザーの心理や行動を分析することで、どのようなデザインやテキストがユーザーにとって魅力的でクリックを促すかを把握できます。

具体的には下記を考慮してみましょう。

  • 目立つ色にする
  • ボタンの形状も工夫する
  • 明確なテキストを掲載する
  • 目立つ場所に配置する

ここでは、効果的なコンバージョンボタンの作成方法を解説します。

目立つ色にする

デザインや配置は、ユーザーがボタンを見つけやすく、クリックを自然と望むような状況を作ることを意識しましょう。ユーザーが迷うことなくボタンを見つけ、アクションを起こしやすい状態を作り出すことがコンバージョン率向上の鍵となります。

たとえばボタンのデザインはシンプルで目立つようにするのが基本です。また、コントラストを考慮して、ボタンが背景から十分に区別されるようにします。

色彩心理学では赤やオレンジなどの暖色系が人の目を引くとされています。
これらの色は行動や注意を喚起させ、ユーザーの注意をボタンに向ける効果が期待できるでしょう。

ただし、色の選択はWebサイトのデザインや企業のブランドイメージ(ブランドカラー)との調和が大切です。
調和していないと不自然な印象になり、逆効果になることがあります。ボタンの色は目立つだけでなく、ブランドの一貫性を保つためにも注意が必要です。

ボタンの形状も工夫する

ボタンの形状も目立つように工夫しましょう。形状は「四角」「角丸」「円形」が基本です。
四角はスタイリッシュな印象を与え、シンプルでモダンなデザインに適します。角丸はフレンドリーな印象を与え、ユーザーに対して親しみやすさを演出できます。

円形は可愛らしい印象をもたらし、特に目立つ形状です。ただし、子供っぽい印象を与えることもあるため注意を要します。使用する場所や対象ユーザーの考慮が重要です。

適切な形状を選ぶことでユーザーの感情に訴求でき、クリックを促進できます。なお、形状を決める際は、Webサイトのデザイン全体との調和も大切です。

明確なテキストを掲載する

コンバージョンボタンには、ユーザーに行動を喚起させる具体的でメリットのあるテキストの掲載が必要です。
例えば、「今すぐ購入」「本日中だと30%OFF」などのテキストが、ユーザーに商品の購入に対するメリットを明確に伝え、購買意欲を高める助けとなります。

同様に、「無料資料を請求する」「詳細情報を入手する」などのテキストも、ユーザーに提供される情報やサービスのメリットを示す重要な要素となります。

コンバージョンボタンには長文は禁物です。要点を的確に伝えるために言葉を厳選し、簡潔でわかりやすいテキストを掲載しましょう。

目立つ場所に配置する

ボタンはユーザーが容易にアクセスできる場所に配置する必要があります。
一般的にはWebページの上部や下部に固定させて設置するか、コンテンツ内や末尾に設置することが多いです。

配置の際には、ユーザーがボタンを見つけやすい位置や状況の考慮が重要です。アクセスしやすい場所にボタンを配置することで、ユーザーのアクションを促進し、コンバージョン率の向上に貢献します。

コンバージョンボタンを改善するべきタイミング

コンバージョンボタンを改善するべきタイミングは、クリック率が低い場合です。
クリック率が低い場合、ユーザーがコンバージョンボタンを見逃している可能性があります。ユーザーの目を引くように、デザインやテキスト、配置場所を改善しましょう。

また、A/Bテストを実施して異なるボタンのバリエーションを比較した結果、特定のデザインやテキストが良い結果を示した場合も改善のタイミングです。

効果的なデザインやテキストを特定できれば迅速に改善を行い、ユーザーエクスペリエンスとコンバージョン率の向上を図りましょう。

なお、Webサイト全体のデザインや構造を変更する場合、コンバージョンボタンも見直すタイミングです。新しいデザインに合わせてボタンの配置やデザインを最適化します。

新たなコンバージョン目標が追加された場合も、それに合わせて新しいコンバージョンボタンを作成したり、既存のボタンを適切に調整したりすることが必要です。

総じて、定期的にWebサイトの分析を行い、ユーザーの行動や反応を把握することで、改善が必要かどうかを判断できます。ユーザーのニーズや動向に合わせてコンバージョンボタンを最適化することで、コンバージョン率の向上につながります。

まとめ

コンバージョン率(CVR)の向上につながるコンバージョンボタンを作成するには、デザインとテキスト、配置場所が特に重要です。デザインは色彩心理学を参考に目立つようにして、テキストはユーザーに行動を喚起させる簡潔でわかりやすい言葉を選びましょう。

作成したコンバージョンボタンは、Webページの上部や下部、コンテンツ内や末尾に配置するのが基本です。A/Bテストを実施して効果的なデザインやテキストを特定できれば、速やかに改善を行いましょう。この記事を参考に、コンバージョン率の向上につなげてください。

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