SEO対策をする上で、自社サイトと競合サイトを比較したいと感じたことがあるでしょう。しっかりと他社サイトと比較しないと、SEO対策においても不利になる可能性があります。偏った発信内容で、検索順位を落とすことがないように、競合サイトとも比較しながら運営を進める必要があるといえるでしょう。
そこでこの記事では、SEO対策においてサイトの比較が容易になるツール情報を解説します。現時点よりも自社サイトを伸ばしていきたいと考えている方に参考となる情報です。
SEOツールとは
SEOツールとは、検索エンジンからの評価を高めるためのサポートツールです。対策キーワードに対して、SEO対策に必要な施策を提案してくれます。
SEO対策は、良質なコンテンツが重視される内部対策と、外部のサイトによる被リンクを重視する外部対策の2つに大別されます。そのうちSEOツールは内部対策に焦点をあてているものが大半です。競合リサーチからサイトの改善案の提示、順位の比較などさまざまな機能があります。
SEOツールがSEO対策にとても重要
SEO対策は、専用のツールがなくても取り組めます。しかしSEOツールがなければ非常に時間がかかり、効率が悪くなってしまうでしょう。ツールを使うことで以下のようなポイントを押さえられるためです。
ここではSEOツールがSEO対策でどのように役立てられるか解説します。主なSEOツールの効果は以下のとおりです。
- キーワードリサーチする
- 検索順位の確認が必要な場合
- リンクの状態をチェックする
- 自社サイト内部情報を確認する
- コピーコンテンツをチェックする
- 競合サイトを調査する
キーワードリサーチする
キーワードを調査する時点において、SEO対策ツールは非常に活躍してくれます。対策キーワードを入力するだけで検索ボリュームはもちろん、クリックを獲得するまでの単価や検索上位を獲得するまでの難易度まで表示するツールもあるためです。
すべて手動でリサーチしていると多くの時間を要します。リソースが潤沢にある企業であっても調査にかかるコストが膨大になってしまっては本末転倒です。特にキーワード調査はコンテンツ制作の肝になる重要な工程です。短時間でミスなく済ませるには、ツールの利用が最も効率的と考えられます。
実際にSEOツールでは、単語レベルで情報を細分化してチェックできます。積極的に使っておくのがおすすめです。キーワード選定に関しては下の記事でも詳しく解説しています。
SEOの検索キーワード選定方法5選!もっとも効率的なやり方は?
検索順位の確認が必要な場合
検索順位を確認したいのであれば、専用ツールを活用するのが一番効率的です。対策キーワードで自然検索した結果から調べる場合、検索上位を獲得できていれば問題ありませんが、通常は膨大な検索結果の中から自社サイトのコンテンツを見つけなければなりません。
しかもキーワードによってはインデックスされていない可能性もあるため、時間をかけて探しても、コンテンツが見つからないことも考えられるでしょう。
ツールを活用すれば、現時点で自社サイト・コンテンツが検索上何位を計測しているかがすぐに分かります。膨大な時間をかけて調べる必要もなく、数十秒程度で情報をチェックできるようになるのがポイントです。
リンクの状態をチェックする
リンクがどのような状態になっているか確認するのも、SEOにおいては重要です。リンク切れがあると、Googleから「ユーザーに利益を与えるサイトになっていない」と評価される恐れがあります。
サイトによっては被リンクが少なかったり、リンク切れのサイトが多かったりします。そのような場合にもリンクチェックできるツールがあれば、効率的に作業を進められるでしょう。
自社サイト内部情報を確認する
自社サイトの内部情報をチェックする際、自動チェックツールがあれば大変便利です。特に内部対策を実施している場合、どの程度SEOに影響しているか未知数であることが大半でしょう。PDCAサイクルを回すのも難しく、作業が一方通行になってしまう傾向があります。そうした事態を避けてリスクを少なく運用するには、ツールの利用が欠かせません。
また現時点で競合サイトよりも優れている点が分かるというのも、ツールを使う利点のひとつでしょう。改善が不要な場所をそのまま残しておけるのが大きなポイントです。
コピーコンテンツをチェックする
コピーコンテンツのチェックには、必ずといっていいほどツールが必要になります。ツールで確認するのは、文字列や内容の一致があるかどうかという点です。手動でチェックすることも複数人で対応するのも限界があるため、積極的にツールを使いましょう。
実際にコピーコンテンツが見つかると、SEOにおいてはペナルティの対象になります。コピーコンテンツを防ぐという意味においては、ツールを使ってチェックしておくのが最も効率的です。
競合サイトを調査する
競合サイトは、自社サイトを上位表示させる上で欠かせない存在のひとつです。競合サイトがいなければ、SEO上でさまざまな対策や工夫をせずとも確実に検索上位が取れてしまい、競争性が損なわれます。そうしたリスクを避けてより良いコンテンツを作れるようになるという意味で競合サイトは必要であり、同じく競争で勝つための調査も求められます。
一方、手動で調べた内容と比較した際、ツールを用いて調べた結果のほうが短時間で調査でき、膨大な情報量の中から必要な情報だけを抽出してくれます。効率よく使って自社サイトの発展につなげましょう。
SEOツールの種類
SEO対策ツールにはいくつか種類があります。SEO対策においては内部対策や外部対策など取り組んでおきたいものが複数存在しており、いずれもツールで対策が可能です。具体的には以下のようなツールを参考にしましょう。
- 内部対策ツール
- 外部対策ツール
- キーワードツール
- 順位計測チェックツール
ここではSEOツールにどのような種類があるのか解説します。
内部対策ツール
内部対策ツールを使えば、自社サイトの内部対策が十分かどうか気軽に判定できます。SEOで必要な内部対策は多岐にわたり、それぞれが優れたコンテンツ作りにおいて重要な意味を持ちます。そのためユーザーにとって利便性が高いサイトに仕上げる上では、内部対策ツールが欠かせないといえます。
SEO対策を考える際には、ユーザーファーストにつながる施策ができているかどうかチェックする必要があります。したがってツールで一部あるいは全部を自動化して、必要な情報をいつでも押さえておける環境を作るのが重要です。
内部対策に関しては下の記事でも詳しく解説しています。
【2022最新】SEO内部施策15選|即実践可能+効果が高いものを厳選
外部対策ツール
SEOにおいては、外部対策ツールがあると大変便利です。外部評価のほとんどは被リンクの量と質で決まります。質の高いサイトから多くの被リンクをもらえているかどうかが重要です。
あるいはドメインパワーの計測です。サイトにはドメインの権威性を示すドメインパワーが存在しています。しかしツールを利用しない限りは数値として確認しづらいため、イメージも難しくなるでしょう。いずれもツールを利用すれば漏れなく確認可能です。積極的に活用していきましょう。
外部対策に関しては下の記事でも詳しく解説しています。
SEOの外部リンクとは?すぐに実践できる内部・外部施策10選
キーワードツール
キーワード選定も重要な要素のひとつです。コンテンツ作りの根幹を担うほか、上位表示しやすいものとそうでないものに分かれます。ユーザーのニーズをつかんでいるサイトとしては、キーワードツールを使ってSEO難易度や関連キーワードの拾いやすさなどを明確にして対策しているのが特徴です。
キーワード選定ツールを使うメリットとしては、関連キーワードやユーザーの潜在的ニーズに該当するキーワードを見つけられることです。SEOにおいて長期的に有利な立ち回りができるようになるため、積極的に利用しておくのをおすすめします。
順位計測チェックツール
順位計測チェックツールは、自社サイトおよび競合サイトの順位を確認する際に大変便利です。対策キーワードで現在自社サイトが何位なのかを確認し、競合サイトとの差を具体的な数字とともに把握できるのが特徴です。
現在の順位を自動でチェックできるようになれば、今後の施策を立てる上でも効率がよくなります。さらに運営方針を見直す必要があるかどうかも判断できるようになります。
おすすめの無料SEOツール
SEO対策を効率的に進める上では、ツールの使用が欠かせません。まずは無料のツールから使用してみて、必要なツールを自社サイト用に最適化していきましょう。具体的なツールとしては次のようなものが参考になるでしょう。
- Google Search Console(サーチコンソール)
- GRC
- Serposcope
- 検索順位チェッカー
- ラッコツールズ
- Screaming Frog SEO Spider Tool
- Google トレンド
- Ubersuggest
- パワーランクチェックツール
- マイサイト被リンクチェック
- hanasakigani.jp
- CopyContentDetector
- リンクチェッカー
- Google Analytics
- Google データポータル
ここではおすすめの無料SEOツールを紹介します。
無料ツールに関しては下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Google Search Console(サーチコンソール)
Google Search Consoleは、Googleが公式にサポートしているサイトパフォーマンスの計測ツールです。具体的な機能としては以下のようなものが挙げられます。
- 検索パフォーマンスによるコンテンツの最適化
- インデックス登録
- AMPページの管理
- 検索エンジン上の表示確認
- モバイルユーザビリティ管理
- テスト・トラッキング管理
- リッチリザルト管理
- 修正が必要になった際、通知を受け取れる
中でも活用しておきたい機能は、モバイルフレンドリーにも関係するモバイルユーザービリティ管理です。PCだけでなくモバイル端末からチェックしても問題ないサイトを目指すうえでは、モバイルユーザービリティ管理は欠かせません。
Google Search Consoleの導入方法などは下の記事をご覧ください。
【2022最新】サーチコンソールの使い方7選|導入方法も写真で説明
GRC
GRCは、検索順位の確認に役立つツールです。対策キーワードを指定することで、順位の変化をグラフで視覚的に確認できるという点でメリットがあります。機能の中にはメモの記録も含まれているため、これまでの変化を参考にどのような改善策が考えられるか対策を残すこともできるでしょう。
利用手順としては、項目新規追加 > 順位検索実行の順に作業を進めるだけです。特定の曜日・時間を指定して順位をチェックすることもできるため、自社サイトの変遷を丁寧に確認しながらSEO対策できるという点でもメリットが大きいでしょう。
Serposcope
Serposcopeは検索順位の確認で活用しておきたいツールのひとつです。SEO対策においては、複数のキーワードを同時にチェックしたいというニーズも少なくありません。Serposcopeでは、複数のキーワードを登録できます。複数サイトを運営している場合や競合サイトと一緒にリサーチしたい場合に大変役立つといえるでしょう。
また時間差で順位計測すれば、ユーザーの動きをチェックしやすくなると同時に競合サイトとの差別化を図るポイントを見つけることにも役立てられるかもしれません。一方でツールは英語で表記されているため、注意が必要です。
検索順位チェッカー
検索順位チェッカーは、Googleをはじめとする複数のWebブラウザにて検索順位を1位から100位まで順に表示するツールです。
一度の検索で5つまでキーワードを入力できるほか、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からの利用にも対応しています。OS間によるトラブルも発生しないため、いつでもどこでも気軽に使えるという点でメリットのあるツールともいえるでしょう。
ラッコツールズ
ラッコツールズは、上位記事の情報を調べる上で大変役立つツールのひとつです。上位サイトのタイトルやURL、見出しなどの情報を一度にチェックできます。コンテンツの企画に必要な情報を過不足なく確認できるともいえるでしょう。
そして検索後のデータはオフラインでも閲覧可能です。CSV形式によるダウンロード機能がついているため、データとして一元管理したい場合にも重宝します。
Screaming Frog SEO Spider Tool
Screaming Frog SEO Spider Toolは、URLやメタディスクリプションの確認に便利なツールのひとつです。サイト規模の拡大とともにチェックが難しくなる要素を確認しやすくしてくれるという点で、重宝するツールともいえるでしょう。
またツールは初心者でも扱いやすいようなシンプル設計になっています。指定の場所にURLを入力するだけで情報を確認できるためです。これからSEO対策をはじめる上でも使い慣れておきたいツールのひとつでしょう。
Google トレンド
Google トレンドは、Googleが公式にサポートしているツールのひとつです。主にキーワード検索ツールとして利用できます。国内・海外問わずに世界中の最新情報を確認できるため、海外向けサイトを運営している企業にとっても役立つツールといえるでしょう。さらに以下のような機能も搭載しているため、必要に応じて活用の幅を広げるのも選択肢のひとつです。
- 複数キーワードの調査
- 対策キーワードの過去情報
- トレンドになっているキーワードの確認
対策キーワードに関する情報を包括的に確認したい場合に便利なツールです。リアルタイムで情報が手に入るという点でも大変便利といえます。
Ubersuggest
Ubersuggestは、検索ツールの中でもSEO対策に必須となる情報を網羅的に確認できるのが特徴です。対策キーワードはもちろん、関連キーワードの検索数や広告単価なども同時にチェックできます。SEOメディアと並行して、SNS運用している企業にとっても役立つ情報が入手できる点で優れているといえるでしょう。
また検索したキーワードについては、SEO難易度もチェックできます。表示されている数値を参考にすれば、自社サイトの規模やドメインパワー、制作に割けるリソース量などを考慮しながらキーワードを選べるようになるでしょう。
無料版でも利用可能ですが、1日3回しか利用できないという制限を設けられているため、有料版で効率よく情報を集めるのがおすすめです。
パワーランクチェックツール
パワーランクチェックツールは、サイトによってドメインパワーをチェックできる便利なツールです。SEO対策では、ドメインパワーによって検索順位が変動しやすい傾向にあります。実際にコンテンツの質がほとんど同じレベルだったとき、ドメインパワーが強いサイトのほうが検索上位にくるというケースは少なくありません。ツールで適宜ドメインパワーをチェックするのも重要な作業のひとつといえるでしょう。
ツールでは、サイトのドメインが何年使われているか、被リンクがどの程度ついているかといった情報を確認できます。長期的な目線でサイト運営に携わりたいと考えている方や、サイトの成長につながる情報がほしいと考えている方に最適なツールです。
マイサイト被リンクチェック
マイサイト被リンクチェックは、リンク数やドメイン数をチェックできるもので、自社サイトを分析する上で役立つツールのひとつです。外部対策に注力している企業にとって重宝するツールともいえるでしょう。
また取得した情報に関しては、CSV形式でダウンロードできます。オフラインでも分析できるようにしたいという方に役立つ機能といえるでしょう。
hanasakigani.jp
hanasakigani.jpの「マイサイト被リンクチェック」は、外部サイトから受けたリンクのチェックに役立ちます。現時点で自社サイトが受けてきた被リンクを短時間で調べられるという点で非常に便利です。
被リンクに関しては、リンク先のタイトルやアンカーテキストといった詳細まで情報を提示してくれます。競合サイトを調べる際にも応用できるのが嬉しいポイントです。
CopyContentDetector
CopyContentDetectorは、制作したコンテンツが不正なコピーや重複を犯していないかチェックするためのツールです。無料版で最大4,000文字を一度に確認できます。チェックする内容としては「類似度判定」「一致率判定」などです。文字列と内容の双方からコンテンツの質を判定するため、必然的に品質の向上にもつながります。
また指定のURLをチェックの対象から外すこともできます。例えば既存コンテンツのリライトをする際、変更点が少なければ既に公開されているリライト記事との重複が確認され、意図せず高いコピー率が数値として返ってくるでしょう。そうした事態を避けるために、除外するURLの指定機能も搭載されています。
リンクチェッカー
リンクチェッカーは、自社サイト内のリンク切れを確認するためのツールです。既に存在しないページをはじめとして、必要ないリンクが残っていないか確認できます。
リンク切れをそのままにしていると、SEOでも低評価の対象になります。Googleでも不要なリンクには厳しい対応を取ると発表しているため、早急に対策するのがおすすめです。リンクチェッカーを使えば、リアルタイムでリンク切れを確認できます。安心してサイト運営に注力する上では外せないツールになると考える方もいるでしょう。
Google Analytics
Google Analyticsは、サイト内の状況を整理するためのツールです。ユーザーがどのような行動をとっているか基準にできるほか、次のような内容をリサーチできます。
- ページビュー数(PV数)
- ユーザー情報
- ページ/セッション
- セッション数
- 直帰率・離脱率・回遊率
- 流入経路
- コンバージョン率
それぞれサイト内でどのような行動がとられているか確認するもので、新規コンテンツの制作に加えて、改善にも役立てられます。
Google Analyticsの使い方などは下の記事をご覧ください。
GA4(Googleアナリティクス4)の使い方5選|写真付きで解説
Google データポータル
Google データポータルは、BIツールのひとつです。BIツールは業務効率や課題解決に役立つソフトウェアのことを指します。Googleが公式にサポートしているのが特徴です。
強みのひとつは、Googleアナリティクスをはじめとするさまざまなプラットフォームからデータを集めて情報をまとめられることです。マーケティングツールとしても効果を発揮するともいえるでしょう。
おすすめの有料SEOツール
無料で使えるツールにてSEO効果を実感できれば、有料ツールの導入も検討するのがおすすめです。以下のようなツールを活用しつつ、効率的なSEO対策を実現させましょう。
- SEARCH WRITE
- MIERUCA
- TACT SEO
- EmmaTools™(エマツールズ)
- tami-co
- アナトミー
- DeepCrawl
- SEOマスター
- Ahrefs Site Explorer
ここではおすすめの有料SEOツールを紹介します。
下の記事でもおすすめのツールについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【2022最新】SEO分析ツール42選|目的別・経験別に詳しく紹介
SEARCH WRITE
SEARCH WRITEは、PDCAサイクルがスムーズに進むようにサポートするツールです。簡単操作で初心者でも便利に使えるのが特徴といえるでしょう。関連するキーワードの提案や今後の運営方針の提案などが備わっているため、サイト運用で便利な機能が豊富に利用できます。
運用実績5,000件を超えるコンサルタントチームがアシストしてくれる特典がついているため、今後メディア運営をシステム化したいと考えている場合にもおすすめです。
MIERUCA
MIERUCAは、SEO対策に求められる機能を多く備えているツールです。1,700社が導入した実績は折り紙つきで、アクセス分析や競合リサーチはもちろん、キーワードに関する提案まで幅広い観点からアドバイスしてくれます。無料のツールだけでは入手しがたい情報にも気軽にアクセスできるのが大きなポイントです。
注意点としては、料金が月15万円〜と高額であり、一定規模のサイトを運営している場合や、既に収益が安定しているサイトを持っている場合に限り利用を推奨するという点です。すぐ導入を検討する前に、自社サイトと予算の状況から冷静に判断しましょう。
TACT SEO
TACT SEOは、SEO対策における課題提示ツールです。自社サイトのコンテンツで生じている課題を発見し、提案する機能を持っています。導入企業が4,100社を超えていることからも、十分な実績と信頼があると分かるでしょう。
一方で、月額にして9万円以上のコストがかかるという懸念点が挙げられます。対策できる範囲も広く品質も高いだけに、相応の料金が求められることを認識しておく必要があります。
EmmaTools™(エマツールズ)
EmmaTools™(エマツールズ)は、高機能型のSEO対策ツールです。ツールが持つ独自のシステムを活用してサイトの評価を判定します。具体的には次のような機能を中心に、コンテンツを評価するのが特徴です。
- これから使いたいキーワードの提案
- サイト内におけるタグの最適化
- コンテンツの適切な文字数
- コピペ率の確認
ツールのポイントは、SEO対策初心者でも十分な水準のSEOノウハウを活用できることです。ツールの指示にしたがってサイトを作り込むだけでも、ある程度の水準に到達するサイトが作れるようになります。
tami-co
tami-coは、対策キーワードに対するSEO対策を自動で提案してくれるサポートツールです。ユーザーのニーズを的確に掴んだ提案を可能にしており、具体的には次のようなものが挙げられます。
- SEOで評価されているサイトの分析
- 読者ニーズ把握機能
- 市場の顕在ニーズ・潜在ニーズ提示
- 競合ページのアクセス状況
複数人で制作する場合に役立つ知見が一気にチェックできるのが特徴です。無料のツールや通常の有料ツールよりも一定の優位性があるといえます。
アナトミー
アナトミーは、Googleが提供するサービスを情報源として必要な情報を提示するツールです。GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleなどを参照しているため、信頼度の高い情報を得られるというのが大きなメリットになります。
ツールの魅力は、ユーザーの労力を大幅に減らしてくれることです。キーワード選定から制作、最終的なCVに至るまでの流れを自動化してくれます。コンサルティングやSEO専門の企業でさえ時間を要する作業が自動化できるのが大きな魅力のひとつといえるでしょう。
DeepCrawl
DeepCrawlは、コンテンツのリンク切れや自社サイトにどれだけのページが含まれているか計測してくれるツールです。コンテンツの質に直結する情報が手に入るほか、内部対策で応用できるアドバイスが豊富にチェックできます。
料金は月あたり約3万円が必要になります。変化が激しいジャンルでサイト運営している場合は、ツールの使用頻度も高くなるでしょう。早い段階で利用できるようにしておくのがおすすめです。
SEOマスター
SEOマスターは、総合的な観点からSEO対策で役立つアドバイスを提供するツールです。ツールの特徴は、アップデートに強いことです。Googleをはじめとする検索エンジンは頻繁にアップデートを繰り返すことでユーザーの利便性を高めようとしています。そうした事情も加味して開発されたのがSEOマスターです。
提示してくれる情報はいずれも即効性のあるアドバイスのため、短時間でSEO対策に最適化したいという場合に大変重宝します。
Googleのアップデートに関しては、下の記事でも詳しく解説しています。
【2022年最新】GoogleのSEOアップデートとは?最新の対処法を5つ紹介
Ahrefs Site Explorer
Ahrefs Site Explorerは、サイト分析に役立つツールで競合サイトの分析や外部サイトから受けた被リンクの数などに強みを持ちます。
競合サイトが力を入れているキーワードをチェックしつつ、被リンクの数からどのような施策が効果的か逆算できるようになっています。導入実績が豊富であり、一定の実績も出していることから、国内でも高い評価を獲得しているのが特徴です。
まとめ
SEOを改善するために重要なのが「自社サイトが他社サイトと比較してどうなのか」という点です。このような他社との比較で役立つのがSEOツールです。
SEOツールとは、SEO対策における施策を効率的に進めるための手段であると考えてください。内部対策や外部対策など、SEO対策には欠かせない作業をサポートしてくれます。具体的には、以下のような作業を一部あるいは全部を代替してくれるのが特徴です。
- キーワードを調査する
- 検索順位をチェックする
- リンクの状況を把握する
- 自社サイト内部の診断をする
- コピーコンテンツをチェックする
- 競合サイトを調査する
また、SEOツールの種類には、次のようなものが挙げられます。
- 内部対策ツール
- 外部対策ツール
- キーワードツール
- 順位計測チェックツール
自社サイトの運営状況に応じて、適切なSEO対策ツールを活用しましょう。
SEOのツールを使って競合と比較しても、「どのように改善すればいいのか」がわからなければあまり意味はありません。SEOは非常に複雑であり、自分たちで解決するのはかなりの手間や時間がかかります。もしSEOの改善やホームページ運用にお困りなら、お気軽に当社にお問い合わせください。