「webマーケテイングとプログラミング知識は関連がある？」
webマーケティングにおいて、プログラミングの知識があることでマーケティングの仕事の質が向上することをご存知でしょうか。「ものを作るプログラミング」と「ものを売るマーケティング」では、一見全く別の知識のように感じますが、実は知識を掛け合わせることで得られるメリットは多くあります。
本記事ではwebマーケターがプログラミング知識を持つことのメリットや、具体的に持つべき知識を紹介します。
webマーケティングにプログラミングの知識は必要？
webマーケティングにプログラミングの知識は必要です。
プログラミングの知識がなくてもwebマーケティングの業務を行えますが、プログラミングの知識があるとマーケティング業務の質と効率が各段に向上します。
ここからは、webマーケターがプログラミングの知識を持つことのメリットを紹介します。
webマーケターがプログラミングの知識を知っておくメリット
webマーケターがプログラミングの知識を知っておくメリットは以下の4つです。
- 作業の効率化が図れる
- 分析と改善の質が上がる
- webサイトへの理解が深まる
- 自らの市場価値の向上
作業の効率化が図れる
プログラミングの知識はマーケティング業務の効率化につながります。
webマーケティングでは、webサイトやweb広告の運用に関わる膨大な量のデータを取り扱います。プログラミングの知識があればこれらのデータの効率的な管理が可能です。
これらの効率化によく使われる言語に、VBA（Visual Basic for Applications）とGAS（Google Apps Script)があります。VBAとGASの知識があるとExcelやスプレッドシートでの作業の自動化などが可能になります。
分析と改善の質が上がる
プログラミングの知識は、webマーケティングの分析と改善の質を向上させます。
webマーケティングで高い効果を出すには、施策の分析と改善案の考案がとても重要です。プログラミングを用いることで、高度なデータ分析が可能になり改善案の幅が広がります。
具体的には先ほど紹介したVBAやGASの他に、PythonやSQLといった言語の知識が該当します。
webサイトへの理解が深まる
webサイトへの深い理解にも、プログラミングに関する知識が必要です。
一般的にwebサイトはHTMLとCSSと言ったプログラミング言語と似た言語で作られています。これらの言語の知識があるとwebサイトの構成を深く理解でき、サイト改善の際のエンジニアとのコミュニケーションが円滑になります。
自らの市場価値の向上
プログラミングとwebマーケティングの知識を兼ね備えた人材は市場で高く評価されます。
webマーケティングが注目されて間もない現在の市場においては、プログラミングができるwebマーケターは稀な存在です。このような人材はwebサイトの作成から集客を一人で行えるため、人手が少ない中小企業はもちろん大企業でも必要とされます。
今後のキャリアのために自身の市場価値を上げたいwebマーケターにも、プログラミング知識の習得はおすすめです。
webマーケターが知っておくべきプログラミングの知識
Webマーケター知っておくべきプログラミングの知識は下記の4つです。
- Python
- Javascript
- SQL
- HTML/CSS
どの知識もwebマーケティングの業務をよりよくしてくれる知識です。自身がより高めたいマーケティング効果に合ったプログラミング知識の習得をおすすめします。
Python
Pythonはプログラミング言語のひとつ。
Pythonを活用すると、「スクレイピング」と呼ばれるwebサイトの情報が自動取得できます。スクレイピングとは、webサイト上の情報を収集し活用しやすい形に加工することを指します。
スクレイピングができると、競合サイトの記事のタイトルと見出し抽出などのwebマーケターのルーチンワークの自動化が可能です。
Javascript
Javascriptもwebマーケターにとってメリットの多いプログラム言語です。Javascriptは高精度なデータ収集と多角的な視点からの分析を可能にします。
具体的には、Google Apps Scriptなどの分析ツールで活用できるほか、webマーケティングには欠かせないGoogleアナリティクスのカスタマイズが可能になります。Googleアナリティクスのイベントトラッキングなどの一部機能はJavaScriptを使わないと計測できない情報のため、JavaScriptはwebマーケターがぜひ習得したい言語です。
SQL
SQLとは最も普及しているデータベース言語で、効率的なデータ分析を可能にする言語です。SQLはGoogleアナリティクスのデータの詳細な分析や、社内データとの結び付けができます。
比較的習得難易度の低い言語でありながらwebマーケティング業務の効率化が可能なため、webマーケターにおすすめな言語のひとつです。
HTML/CSS
HTMLやCSSなどのwebサイトの作成に使われる言語も、webマーケターが学びたい言語のひとつです。
これらの知識があると、webサイトの見た目の変更や内部SEOのタグの変更などができるようになります。さらにwebサイトの内部構造も理解できるため、SEO対策がしっかりできているかを自身で確認できます。
HTMLとCSSの知識のあるwebマーケターは、社内のエンジニアや外注先との円滑な打ち合わせも可能です。
webマーケターがプログラミングスキルを学ぶ方法
webマーケターがプログラミングスキルを学ぶ方法hは下記の2つです。
- 独学で学ぶ
- スクールに通う
学び方は人それぞれなので、自身に合った方法を選択すれば問題ありません。
独学で学ぶ
近年ではプログラミングに関する書籍や、YouTubeなどの動画コンテンツも豊富にあるため、独学でスキルを取得できます。
ただ、独学で学ぶのは途方もない時間がかかります。特に兼業の場合、しっかりと勉強する時間を取らなければなかなか身につかないでしょう。
独学が好きな方やスクールに通う時間とお金がないという方は、自分のペースで学ぶ方法がおすすめです。
スクールに通う
スクールでもプログラミングのスキルを学べます。通学形式のスクールはもちろん、最近ではオンライン形式のスクールも存在するため、社会人でも通いやすいです。
スクールでは実践的にプログラミングが学べ、知識の定着が早いのが特徴です。また、通学形式で学ぶ場合は他の受講者とも交流ができるため、独学と比べるとモチベーションを維持しやすいでしょう。
学べる言語はスクールによって異なるため、自身が学びたい言語を明確にしてからスクールを選ぶことをおすすめします。
まとめ
webマーケターがプログラミングスキルを習得することで、webマーケティングの仕事の効率と質を高められます。一言にプログラミングスキルといっても、習得する言語によって得られるメリットはさまざまです。日々の業務の効率化や分析の精度向上など、自身が得たい効果に合わせたプログラム言語を習得することが大切です。
業務の忙しさに追われている人や、思うように分析が進まないwebマーケターは、プログラミングスキルの取得を目指してみてください。
