「Cocoonを使うとどのような効果が期待できるの?」
WordPressはテーマやプラグインが豊富で、HTMLやCSSを使わなくてもデザイン性の高いサイトを簡単に作成できます。Cocoonはテーマの一種で、無料でありながら高機能・多機能なことが大きな魅力です。
この記事では、Cocoonの使い方やSEOに強いサイトを作るためのコツをご紹介します。Cocoonの特徴を最大限に活かし、SEOに強いシンプルでおしゃれなサイトを作成してアクセスアップを図りましょう。
WordPressテーマのCocoonとは?
Cocoon(コクーン)はWordPressで使える無料のテーマです。
無料のテーマのなかでも人気が高い理由には、下記の2つがあります。
- 無料でありながら高機能・多機能
- シンプルで使いやすいデザイン
ここでは、Cocoonの主な特徴について解説します。
無料でありながら高機能・多機能
Cocoonは無料でありながら高機能・多機能です。
本格的なサイトを作成するのに必要な機能があらかじめ搭載されており、数多くのプラグインを追加でダウンロードする必要はありません。
内部SEO対策が施されていることも特徴で、SEOに強いサイトを構築できます。
ページの表示速度も高速で、訪問したユーザーはストレスを感じることなくサイトを閲覧できます。レスポンシブ完全対応で、スマートフォンでも最適に表示されることも魅力です。
シンプルで使いやすいデザイン
Cocoonはシンプルで使いやすいデザインになっており、メインコンテンツやサイドバー、フッターなどはわかりやすく配置されています。無駄な装飾はなく、シンプルでおしゃれなサイトを目指せます。
さらに、数十種類のスキンを着せ替えることで、サイトデザインを瞬時に切り替えられることも魅力です。最適なスキンを適用することで、初心者でもシンプルでおしゃれなサイトを簡単に作成できます。
Cocoonを使うメリットとデメリット
Cocoonは無料で利用できSEOに強いなどのメリットがある反面、デメリットも存在します。
メリット | デメリット |
・SEOに強い本格的なサイトを構築できる ・アドセンス広告を簡単に設定できる | ・デザインがシンプルすぎる ・機能を使いこなすのが難しい |
ここでは、Cocoonを使うメリットとデメリットについて解説します。
Cocoonを使うメリット
Cocoonを使うメリットは、初心者でもSEOに強い本格的なサイトを構築できることです。
内部SEO施策があらかじめ行われており、Googleからの評価が高まるように設計されています。SEO対策に精通している人は設定を変更することで、さらなる最適化が図れます。
また、アドセンス広告の設定を簡単にできるのもメリットです。
アドセンス広告の貼り方は「自動広告」と「手動広告」から選べ、初心者の方は自動広告を選ぶと最適な場所に自動的にアドセンス広告を配置してくれます。
Cocoonを使うデメリット
デザインがシンプルで高機能・多機能であることがCocoonの魅力ですが、人によってはデメリットと感じることがあります。デザインがシンプル過ぎるため、カラフルなデザインのサイトを作成したい人にはあまり向きません。
Cocoonは確かに使いやすいものの、機能が非常に多く使いこなすまでには時間がかかります。
デフォルトの設定のままでも十分使えますが、機能を発揮させるには多数の項目の設定が必要になってきます。
また、機能の使い方を間違えると逆効果になることもあるため注意が必要です。
Cocoonの初期設定と使い方
Cocoonを使うには、Cocoonテーマのダウンロードと初期設定が必要です。
ここでは、Cocoonの初期設定と基本的な使い方をご紹介します。なお、Cocoonは設定項目が非常に多いため、必要最低限の設定についてのみ解説します。
Cocoonをインストールする
公式サイトからCocoonテーマをダウンロードしパソコンに保存します。
ダウンロードする際は、必ず「親テーマ」と「子テーマ」の両方をダウンロードするようにしてください。
次に、WordPressのダッシュボード画面から「外観」を選択し、「テーマ」をクリックします。
その後は「テーマのアップロード」「参照」をクリックし、親テーマ(cocoon-master.zip)をインストールします。
同様の方法で子テーマ(cocoon-child-master.zip)もインストールし、「有効化」をクリックすると完了です。
スキンを設定する
Cocoonには数十種類のスキンが用意されており、好みのスキンを選択できます。
スキンの設定は「Cocoon設定」の「スキン」から適用するスキンを選び、「変更をまとめて保存」をクリックすると完了です。スキンは後から変更できるため、最初は悩みすぎないようにしましょう。
タイトルを設定する
次に、サイトやブログのタイトルを設定します。
「Cocoon設定」の「タイトル」を開くと、「フロントページの設定」という項目が表示されます。
ここでは、検索エンジンでの表示方法を下記の3つから選べます。
- サイト名
- サイト名|キャッチフレーズ
- 自由形式
サイト名とキャッチフレーズを表示させると長くなりすぎる場合は、サイト名のみにしておきましょう。
メタディスクリプションとメタキーワードの設定では、メタディスクリプションは必ずチェックを入れてください。
タイトルの設定は、SEOでは重要な項目です。SEO対策については、後で詳しく解説します。
記事を書く
初期設定が完了したら、記事を書いていきましょう。
メニューから「投稿」を選択し、「新規追加」をクリックすると記事を書けるようになります。
「Cocoon設定」から「エディター」を選び、「Gutenbergエディターを有効にする」をチェックすると、ブロックエディターで執筆可能です。記事に見出しを入れると自動的に目次が作られます。
SEOに強いサイトを作るためにおすすめなCocoonの設定
Cocoonには下記のSEO対策が既に施されています。
- ページ高速化機能やレスポンシブ対応
- AMP対応
- HTMLアウトラインの最適化
このままでもSEO効果が期待できますが、さらに設定を充実させることでSEOに強いサイトを目指せます。
ただしSEO対策は奥が深く、元からの設定だけで確実に成果が出るとは限りません。
ここでは、SEOに強いサイトを作るためにおすすめの方法を厳選してご紹介します。
SEO設定
「Cocoon設定」から「SEO」を選び、以下の項目にチェックを入れます。
- canonicalタグの追加
- 分割ページにrel=”next”/”prev”タグの追加
- タグページの2ページ目以降をnoindexとする
- その他のアーカイブページをnoindexとする
- 添付ファイルページをnoindexとする
- JSON-LDを出力
Googleの評価が必ず高まるわけではありませんが、SEO効果が期待できます。
投稿ページでのSEO設定
投稿ページでのSEO設定項目では、SEOタイトルとメタディスクリプションを入力しましょう。
メタキーワードは不要です。
タイトルを設定する際は、タイトルにターゲットキーワードを入れるようにします。
クリックされやすいキーワードを入れることもSEO効果が期待できます。メタディスクリプションは60~120文字程度にすると良いでしょう。
高速化設定
「Cocoon設定」から「高速化」を選び、以下の項目にチェックを入れます。
- ブラウザキャッシュの有効化
- HTMLを縮小化する
- JavaScriptを縮小化する
- 画像遅延読み込みを有効にする
高速化設定をするとページ表示速度が高速化され、SEO効果が高まる可能性があります。
プラグインの数を減らす
数多くのプラグインを導入するとページ表示速度が遅くなります。
プラグインは必要なものだけをインストールしましょう。
Cocoonは元から高機能・多機能であるため、数多くのプラグインを追加する必要はありません。
まとめ
CocoonはWordPressの人気のテーマのひとつです。
無料でありながら高機能・多機能で、SEOや高速化、スマートフォンに最適化されています。初心者でもシンプルでおしゃれなサイトを簡単に作成できるでしょう。
Cocoonを使いこなすには多くの項目の設定が必要です。
最低限、SEOと高速化は設定しておきましょう。使い方に慣れてきたら他の項目も設定することをおすすめします。
Cocoonを活用し、SEOに効果的なサイトを作成してください。