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web広告とは?種類や特徴・メリットとデメリットを徹底解説!

そもそもweb広告(デジタル広告)って何?
web広告のメリットとデメリットを知りたい

現代で効率的にビジネスをするうえでは、web広告を導入することが望ましいですが、よくわからないとお悩みの方も多いでしょう。web広告を効果的に運用できれば、想像以上に売上をあげられるケースもあります。

この記事、web広告の種類やメリットとデメリット、運用方法などを解説します。web広告の導入を検討している方はご確認ください。

Web広告(デジタル広告)とは何か?

Web広告(デジタル広告)とは、インターネット上のメディアに掲載されている広告のことです。
以前は新聞や雑誌などのメディアが主流でしたが、インターネットが発展したことにより、現代では多くの企業から選ばれる傾向にあります。

2023年に株式会社電通が発表したデータにより、以下の点が判明しています。

  • インターネット広告費は3兆912億円で、3年間で1兆円増加している
  • 日本の総広告費全体の43.5%に達する割合である

インターネット広告が急速に普及した理由としては、具体的に以下の点が挙げられます。

  • データの分析や解析をしやすい
  • 目的に応じて最適な広告を選びやすい
  • 費用対効果が高い

インターネット広告の種類は多く、成果をあげるには自社に合う広告を選ぶことが最も重要です。自社の目的とターゲットとするユーザーを明確化することにより、どのweb広告を選べばよいのかがわかるでしょう。

web広告の種類とそれぞれのメリット・デメリット

web広告には多くの種類がありますが、なかでも基本的なものは以下の通りです。

  • ディスプレイ広告
  • 純広告
  • DSP
  • リスティング広告
  • リターゲティング広告
  • ネイティブ広告
  • インフィード広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告
  • 動画広告

ここでは、web広告の種類とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、情報メディアやアプリなどの広告枠に表示される広告のことで、バナー広告とも言われます。
視覚的なインパクトが大きく、サービスや商品の認知拡大が目的です。
年齢や閲覧履歴などをもとにターゲット層にアプローチできれば、成果をあげやすくなるでしょう。

ディスプレイ広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・商品を知らないユーザーや、よく知らないユーザーに対してアピールできる
・画像や動画を使うことで、ユーザーに興味をもたせやすい
・リスティング広告よりも単価が安く、運用しやすい
・興味のないユーザーにもアプローチすることから、購入につながりにくい
・画像や動画などで広告を展開することから、効果測定や改善がしにくい
・多くのユーザーからクリックされやすく、多くの費用がかかるケースもある

純広告

純広告とは、特定のメディアの広告枠に固定したり、ローテーションしたりしながら表示される広告のことです。
広告枠を持つメディアから広告枠を購入することで運用でき、以下の料金形態となっています。

  • クリック保証型:一定のクリック数を超えるまで広告を表示する
  • インプレッション保証型:広告の表示回数により料金が決まる
  • 期間保証型:広告の掲載される期間が決まっている

純広告の費用相場は、1週間につき数十万円から数百万円です。

メリットとデメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・幅広いユーザーに対して認知拡大が期待できる
・画像、動画、テキストなどさまざまな広告形式がある
・掲載するメディアにより、効果の差が大きい
・効果の有無に関係なく費用が発生する

DSP

DSPとはDemand Side platformの略で、広告枠の取得、配信分析までを自動で行うことです。DSPを利用することにより、1つのプラットフォームのみでさまざまな広告を管理できる点が特徴です。

費用相場は1,000インプレッション(ユーザーが広告を閲覧した回数)につき、10円から数百円となっています

DSPのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
興味関心のあるターゲットに絞れ、効率的に広告を運用できる広告費の他にも、運用コストが発生する

リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンで検索したキーワードに関連する広告を表示することです。
検索結果の上部か下部に設置されるケースが多く、広告に興味のある可能性が高いユーザーに効果的にアプローチできます。

課金方式となっており、1クリックにつき10円から数千円の費用相場となっています。

リスティング広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・広告に関連するユーザーに限定でき、効果をあげやすい
・初心者でも運用しやすい
・人気のキーワードは費用が高額になりやすい
・キーワードに関心のないユーザーにアピールしにくい

リターゲティング広告

リターディング広告とは、サイトを1度でも訪れたユーザーに対して提携するメディアに広告を出すことです。

興味関心の高いユーザーにのみに限定することで、高い広告効果が期待できます。ディスプレイ広告などの手法と組み合わせて利用するのが一般的です。

リターディング広告の費用相場は、1クリックにつき10円からとなっています。

リターゲティング広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
商品やサービスに関心のあるユーザーにのみ広告を表示でき、効果を得やすい・アプローチできるユーザーが限定的になる
・ユーザーによっては、監視されていると思われる恐れがある

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、メディアで自然に掲載されていると思わせる広告のことです。ネイティブ広告の活用方法は以下の通りです。

  • ニュースメディア:記事の形式にする
  • SNS:投稿の形式にする

広告感が少なく、ユーザーにとってストレスとなりにくい点が特徴で、広告を拡散してもらえる可能性もあります。

1クリックの費用相場は、20円から80円程度です。

ネイティブ広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
クリック率をあげやすいメディアを選ぶことで、興味を持ってもらいたいユーザーにアプローチしやすい・広告単価が高い
・画像制作の手間や時間がかかる

インフィード広告

インフィード広告とは、メディアやSNSのコンテンツ間に表示される広告のことです。
SNSなどの投稿間に表示されることにより、ユーザーにクリックしてもらいやすい点が特徴です。

1クリックの費用相場は、20円から80円となっています。

インフィード広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
投稿に馴染ませることで、クリックしてもらいやすい広告感が強い場合、クリックされてもすぐに離脱されやすい

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、メディアなどにリンクを貼り、広告主の設定する条件をユーザーが満たした場合に費用が発生する広告のことです。
成果報酬型で、費用対効果の高い点が特徴です。

webサイトの上部や下部に広告が貼られる傾向にあり、1クリックで10円から数千円の費用相場となっています。

アフィリエイト広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・第三者に広告を依頼することで、信頼してもらいやすい
・無駄な費用が発生しにくい
・潜在ユーザーにアプローチしやすい
違反行為や誇大広告がないか管理が必要

SNS広告

SNS広告とはTwitterやInstagramなどに掲載される広告のことです。
特に若い年代を中心に多く利用される傾向にありますが、幅広い年代にアプローチも可能です。

発生する費用は、1クリックにつき1円から数百円となっています。

SNS広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・ユーザーの属性や関心のあることなどに応じて、広告を出しやすい
・ユーザーと広告主間でやり取りをしやすい
・ターゲットとするユーザーを絞り込みやすい
・マイナスの情報を拡散されるリスクがある
・広告を出す前に、内容のチェックが必要
・興味関心を持たれないと広告が埋もれやすい

動画広告

動画広告とは、動画の配信中や前後に出る広告のことです。
代表的なものはYouTubeですが、近年ではwebメディアやSNSなどに動画広告を出せるケースもあります。

YouTubeの場合、1再生あたりの費用は3円から20円です。

動画広告のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・ユーザーに見てもらいやすい
・一度に多くの情報を伝えやすい
・潜在層にもアプローチしやすい
動画の質により、広告効果が左右される

web広告選定の見極め方

webで広告を出す前には、以下の点を押さえることが重要です。

  • ターゲットが利用する媒体を見極める
  • 目的を明確にする
  • 予算で選ぶ

ここでは、サービスや商品に適したWeb広告を選ぶ方法を紹介します。

ターゲットが利用する媒体を調べる

ターゲットとするユーザーが多く利用する媒体に広告を出せば、広告効果を最大化できます。

例えば、高齢者向けの商品やサービスの宣伝をするときに、SNSを利用するのは難易度が高くなります。なぜならSNSのユーザーの多くは20代や30代などの若い世代が中心となっているためです。

こういった場合はweb以外の広告手法を模索するのも1つの方法になるでしょう。

目的を明確にする

webで広告を出すときには、広告の目的を明確にするのも大切です。
商品やサービスの認知度をあげることが目的とするケースと、販売を目的とするケースとでは、利用する広告の種類が変わるためです。

前述の通り、広告の種類によってさまざまな特徴があります。自社が広告を運用することで、どのような目的を達成したいのかにより、最適な広告が決まるでしょう。

予算で選ぶ

広告の種類により費用は異なるため、予算に応じた広告を選ぶことは大切です。

特に、初めてweb広告を出す場合は、高い広告を利用しにくいケースもあるでしょう。
リスティング広告やSNS広告など比較的安く利用できる広告運用するのも1つの方法です。

効果的なweb広告の運用方法とは?

どのweb広告を使うか決めたら、実際に運用してみましょう。
運用するときには下記のポイントを押さえてください。

  • 顧客目線に立つ
  • 目標を設定する

ここでは、より効果的にweb広告を運用する方法を紹介します。

顧客目線に立つ

web広告を運用するときは、顧客目線に立ち広告を作ることがポイントになります。
特に広告の効果が出ていない場合、何らかの原因が考えられるためです。広告で効果をあげるために重要なのは、「ユーザーに商品やサービスの価値を感じてもらうこと」です。
価値を感じてもらえれば、商品やサービスが売れる可能性をあげられるでしょう。

効果的な方法として、人気のある競合他社の広告をリサーチすることが効果的です。
キャッチコピーやリンクの配置、デザインなど、よい部分は積極的に取り入れてください。

目標を設定する

数値で目標を設定すると、広告効果がどのくらいあるのかを把握できます。
広告に掛けた費用に対してどれくらいの利益があるのかを算出すれば、改善点が見えてきます。

例えば、アクセス数は多くても成約率が低い場合、ランディングページの写真やテキスト、デザインなどを見直すことが望ましいです。目標を設定することで、原因の発見・改善のサイクルを回しやすくなるでしょう。

まとめ

Web広告とは、インターネット上のメディアに掲載されている広告のことです。
web広告の運用は、現代でビジネスを展開するうえでは必須ともいえますが、選び方や運用方法などに注意が必要です。

webメディアにはさまざまな種類があり、自社の商品やサービスに合うものを選ぶのがポイントです。
広告を発信する目的を明確にし、予算にあった広告を使用しましょう。

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