今回は、検索順位が決まる仕組み、検索順位の調べ方、順位が変動する理由について簡単にまとめました。
Googleにおける検索順位とは?
検索エンジン「Google」でキーワードを入力し検索すると、膨大なWebサイトの中から、Googleによって選定されたWebページが表示されます。
検索結果に表示された各Webページの位置が「検索順位」です。
このとき「スポンサー」や「広告」の文字が記載されたWebページは、「検索順位」から除外します。
「検索順位」は、位置が上段のものから1位、2位、3位と順位づけされ、SEO対策の指標となります。
「検索順位1位」に表示されることは、Webページ(Webサイト)が、ユーザーの検索意図に最も合致しており信頼性が高いと、Googleから評価されたことを意味します。
Googleは独自の「検索アルゴリズム」により、膨大なWebサイトの各ページを評価し順位を決めています。
「検索アルゴリズム」とは何か
Googleの「検索アルゴリズム」とは、簡単に説明すると、「検索順位を決めるための仕組み」です。
Webページは、Googleの「検索アルゴリズム」によって評価され、検索結果への表示順位が決定します。
「検索アルゴリズム」がどのように順位を決定しているのか、具体的な内容は公開されていません。
しかし、Googleはユーザーにとって価値のある高品質なWebページの作成を推奨しています。
「検索順位に影響を与える項目」については、Googleが公表しています。※1
サイトの運営の指針となるため、一読しておくことをおすすめします。
※1出典:Google公式HP
Google for Developers 「Google 検索の基本事項」参照2023.10.10
アルゴリズムアップデート
アルゴリズムアップデート(コアアルゴリズムアップデート)とは、Googleが「検索順位」を決める「検索アルゴリズム」を更新することです。
Googleは、ユーザーにとって信頼性の高い、高品質なWebページを表示するために常に「検索アルゴリズム」に改良を加えています。
それらの改良プログラムを実装する「アルゴリズムアップデート」が実施されると、Webページの評価基準が大きく変わり、大幅な「順位変動」をもたらす可能性があります。
SEO対策として「検索順位」を注視する場合は、「アルゴリズムアップデート」による順位変動を視野に入れておく必要があります。
アルゴリズムアップデートはいつ?
Googleのアルゴリズムアップデートは年に2回から3回が一般的ですが、何月何日と決まっていないため、SEO対策の担当者は、公式発表を待つしかありません。
「X」(旧Twitter)のGoogle公式アカウント、Google Search Central(@googlesearchc)をフォローするなど、常にチェックできる状態にしておくことがおすすめです。
googleの検索順位を上げるメリット
「検索順位」を上げるメリットは、検索流入の増加です。
例えば、Webページの「検索順位」が「1位」の場合、ユーザーの目に入る確率は、ほぼ100%です。
1位に表示された「タイトル」と「概要」が、ユーザーの検索意図に合致していれば、ユーザーはクリックして検索結果画面から移動します。
1位の内容が検索意図と合致しない場合、視線が移動しますが、3位程度でクリックへ進む可能性があります。
5位、7位と順位が下がるほどユーザーの目に入る確率は低くなり、場合によってはスクロールせず、検索キーワードを変えて検索するケースも考えられます。
クリック率は、圧倒的に有利な1位、クリックの可能性を秘めた2位、3位、5位以下は低いクリック率で横並びという傾向です。
「検索順位」を1位に上げることは、検索流入数を大幅に増加させるメリットがあります。
現在のgoogleの検索順位を調べる方法とおすすめのツール
運営するサイトの現在の「検索順位」を簡単に調べるには、実際に検索する方法と無料ツールを利用する方法があります。
【Googleで検索する】
Googleで実際に検索することで、結果がすぐに分かります。
無料で手軽な確認方法です。
検索するには、Google Chromeのシークレットモードを利用します。
(通常モードでは、パーソナライズされた検索結果が表示されるため、正確な検索順位が反映されない可能性があります。)
パソコンでGoogle Chromeを開き、右上の点が縦に3つ並んだ設定メニューボタンをクリック、「新しいシークレットウィンドウ」を選択し、検索キーワードを入力します。
対象のWebページが、検索結果の何番目に表示されているかを確認します。
【Google search console】
無料のツールでは、Google search console(Googleサーチコンソール)がおすすめです。
Googleサーチコンソールは検索順位以外のデータも確認が可能です。
Googleサーチコンソールにアクセスし、画面左側の「今すぐ開始」ボタンをクリックします。
画面左上の「プロパティを検索」をクリックし、「プロパティを追加」を選択、対象となるブログやサイトのURLを入力し登録します。
「プロパティタイプ」は「URLプレフィックス」を選択します。
「所有権の確認」は「HTMLファイル」を選択、発行されたファイルをダウンロードし、対象となるブログやサイトに追加します。
Googleサーチコンソールに戻り、「所有権の確認」ページの「確認」ボタンをクリックします。
「検索順位」は、登録してから数日後に反映されます。
Googleサーチコンソールのメニュー「検索パフォーマンス」では、平均掲載順位やキーワード別、ページ別の掲載順位を確認可能です。
その他有料ツールもありますが、有料ツールを使用する場合にはGoogleサーチコンソールとの併用がおすすめです。
googleの検索順位を効果的に上げる方法
掲載順位はいつ決まる?
掲載順位は、Googleのクローラーと呼ばれる調査ロボットが、Webページにアクセスし、GoogleにWebページをインデックスしてから決まります。
つまり、クローラーがWebページにアクセスしインデックスが完了しないと、掲載順位は決まりません。
インデックスにかかる時間は、通常Webページ公開後、1日から数週間です。
Googleサーチコンソールでは、手動でインデックスをリクエストすることが可能です。
「URL検査」に対象サイトのURLを入力し、インデックス状況を確認しましょう。
登録されていないページは「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
検索順位を上げる方法
「検索アルゴリズム」は、ユーザーの検索意図を反映した内容を評価するため、Webページのタイトルや見出しに検索キーワードを含めることが効果的です。
内容だけでなく、表示に乱れがないか、表示速度などもポイントです。
サイト全体が見やすく、必要な情報までスムーズにたどり着ける設計なども考慮する必要があります。
検索順位の最重要ポイントは、情報の正確さと信頼性です。
Googleは、これまで一貫して高品質で正確な情報のコンテンツを作成することを推奨してきました。
ファクト(事実)とエビデンス(証拠)を明確にした上で、ユーザーにとって分かりやすい記載を作成することが重要です。
高品質な内容の記事を作成した後は、その記事をロボットであるクローラーに知らせましょう。
タイトルや見出しにキーワードを入れ、GoogleのクローラーがWebページを見つけやすくすることで、Googleとユーザー双方に適応したサイトになります。
まとめ
今回は、検索順位について解説しました。
SEO対策で「検索順位1位の獲得」は、最重要課題です。
「Googleガイドライン」、「Googleアルゴリズム」、「アルゴリズムアップデート」の把握が、検索順位の仕組みを理解することに繋がります。
時間に余裕があれば、これまでのアルゴリズムアップデートの内容にも目を通しておくことをおすすめします。
大きな視野で、検索順位対策を実施してみてください。