「検索順位を上げるためのキーワードの選び方が難しい」
検索順位を上げるためのSEO対策では、キーワードの選び方が重要になってきます。しかし、どのようにしてキーワードを選べば良いのかがわからない方も多いでしょう。この記事では、検索順位を上げるためのキーワードの選び方のコツを解説します。
具体的にどのようにすれば検索順位を上げられるかがわかるようになるでしょう。
SEOにおける検索順位とは
検索順位とは、GoogleやMicrosoft Bing、Yahoo!などの検索エンジンの検索結果画面(SERP)に表示されるサイトの順位を指します。
検索結果画面には、リスティング広告やニュース、動画など、さまざまなコンテンツが表示されますが、SEOにおける検索順位とは、これらのコンテンツを除いた自然検索の順位です。
SEO対策で検索順位が重要になる理由は、検索エンジンによってより良いランク付けを受けることが、SEOの主な目的であるためです。一般的に、検索順位が上位になるほどサイトへの流入数が増えます。
検索順位が1位のサイトと100位のサイトを比較すると、アクセス数は大きく異なるでしょう。SEO対策で検索順位を上げることでサイトへのアクセス数が増加し、商品の購入などのコンバージョンにつながりやすくなります。
検索順位の決まり方
検索順位は、検索エンジンのアルゴリズムに基づいて評価した結果によって決まります。
検索エンジンは、クローラー(Webページのインデックス情報を収集するプログラム)を使用してWeb上の情報を収集しており、その情報を基に検索結果をランク付けします。
検索エンジンのアルゴリズムは多岐にわたる要素で構成されており、検索順位を決定する要因はさまざまです。
検索順位に影響を与える要因として、以下が挙げられます。
- キーワードの適合性(Webページが検索クエリにどれだけ適合しているか)
- コンテンツの質とユーザビリティ(Webページが有用で読みやすいコンテンツを提供しているか)
- リンクの質と量(Webページへの他のサイトからのリンクの数や質)
- Webページの信頼性や権威性
- Webページの読み込み速度
SEO対策では、これらの要因を最適化するための施策を行います。
検索順位を上げる具体的な施策
SEO対策で検索順位を上げる具体的な施策として以下が挙げられます。
- キーワードの最適化
- コンテンツの品質向上
- 内部リンクの最適化
- 外部リンクの取得
上記の他にも、レスポンシブデザインの導入やページの読み込み速度の最適化、SSLの使用、SNSの活用なども検索順位の向上に貢献します。
SEO対策の基本的な施策以外にも複合的に実施することが必要です。
キーワードの最適化
検索順位を上げるためにはまず、キーワードの最適化が欠かせません。
なぜならキーワードが適切でないと、検索順位が上位になりにくかったりターゲットとするユーザーに魅力的に映らなかったりするからです。
ツールを利用して適切なキーワードリサーチを行い、サイトのコンテンツやメタデータに適切なキーワードを組み込みましょう。
記事にはメインキーワードやサジェストキーワード、関連キーワードを自然な形で盛り込み、見出しやタイトル、メタディスクリプションにもキーワードを含めるのが基本です。なお、キーワードの選び方は後で詳しく解説します。
コンテンツの品質向上
SEO対策においては、コンテンツの品質向上が何よりも大切です。
有用で質の高いコンテンツを提供し、ユーザーの検索意図に応えることが検索順位を上げることにつながります。
Webライティングのスキルを高め、ユーザーニーズを満たす記事を作成しましょう。
内部リンクの最適化
関連する他のページに内部リンクを配置し、サイト内のリンク構造を強化しましょう。
内部リンクを最適化するとサイトに訪れたユーザーが次に読みたい記事を提供できるようになり、ユーザビリティの向上につながります。また、クローラーがサイト内の情報を収集しやすくなるのもメリットです。
適切なアンカーテキストを使用し、ユーザーが関連ページにアクセスしやすいようにすることが大切です。
なお、URLはアンカーテキストになるため、検索順位の向上に間接的に影響しますが、直接的に影響することはありません。
外部リンクの取得
関連性が高く信頼性のあるサイトからのバックリンクを獲得することも検索順位を上げることにつながります。
バックリンクの品質が重要であり、量よりも質が求められます。スパムリンクの設置は検索順位を落とす原因になるため注意が必要です。
検索順位の調べ方とおすすめのツール
検索順位を調べるためには、いくつかのツールや方法があります。
ここでは手動での検索順位の調べ方と、おすすめのツールをご紹介します。
手動による検索順位の調べ方
手動で検索順位を調べるためにはまず、直接検索エンジン(Google、Bing、Yahoo!など)にアクセスしましょう。
検索欄で確認したいのキーワードで検索し、対象の記事が何番目に表示されているかを確認します。
この方法だと上位に表示されているサイトの順位はわかりますが、下位のサイトの順位をチェックすることは困難です。したがって、検索順位のチェックにはツールの使用をおすすめします。
検索順位を調べるのにおすすめのツール
Googleから提供されている無料のツール「Google Search Console」を使用すると、サイトの検索パフォーマンスの監視・分析ができ、検索順位の確認も可能です。
Google Search Consoleにログインし、サイドメニューの「検索パフォーマンス」をクリックすると検索キーワードの表に「検索順位」が表示されます。
なお、下記の検索順位チェックツールやサービスを利用する方法でも検索順位を確認できます。
- AZC
- BULL
- Gyro-n
- TACT SEO
- SE Ranking
- RankTracker
- GMO順位チェッカー
- SEOツールラボ(GRC)
検索順位の上位を狙えるキーワードの選び方とは
検索順位の上位を狙えるキーワードを選ぶには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 検索ボリュームが十分ある
- 競合性が低い
- ユーザーの検索意図に沿っている
Googleキーワードプランナーやラッコキーワード、RURI-CO、Googleトレンドなどのツールを使い、これらの要素を調べましょう。
検索ボリュームが十分ある
検索ボリュームとは、特定のキーワードで検索された月間の回数のことです。
検索ボリュームが十分あるキーワードであれば、アクセス数も期待できます。検索ボリュームはGoogleキーワードプランナーやaramakijake.jpなどのツールで調べられます。
ただし、検索ボリュームが数千以上もあるビッグキーワードは避け、検索ボリュームが数百~数千程度のミドルキーワードや、検索ボリュームが100程度のロングテールキーワードを選びましょう。
競合性が低い
競合性とは、特定のキーワードで上位表示されているサイトの競り合いや強さのことです。
キーワードの競合性が低い場合、そのキーワードで上位にランクインすることが相対的に容易になります。
競合性が低いキーワードはラッコキーワードやRURI-COなどのツールで調べられます。
ユーザーの検索意図に沿っている
ユーザーの検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索する目的のことです。
ユーザーの検索意図に沿ったキーワードであれば、ユーザーの満足度を高め、コンバージョン率の向上にもつながります。
ユーザーの検索意図は、検索結果ページのタイトルや説明文、ユーザーが検索窓に入力する検索クエリなどを調査・分析すると推察が可能です。
まとめ
検索順位を上げるためのSEO対策として、キーワードの最適化やコンテンツの品質向上、内部リンクの最適化、外部リンクの獲得などの施策が挙げられます。これらの施策を複合的に実施することで、検索順位の向上につながるでしょう。
上位を狙えるキーワードの選び方は、検索ボリュームが十分あり、競合性が低いミドルキーワードやロングテールキーワードを選ぶのが基本です。
検索結果ページのタイトルや説明文、検索クエリなどを調査して、ユーザーの検索意図に沿っているキーワードを選ぶことも大切です。適切なキーワードを選び、検索順位のアップを目指してください。