「webサイトを作成したけどコンバージョン率がなかなか上がらないので、コンサルティングの利用を検討している」
webマーケティングを行う際にはSEOや広告の設定、SNSの運用などさまざまな施策を打つ必要があります。
しかし、自社だけでwebマーケティングを完結させようとすると、社員のリソースを大きく割く結果となり、その他の業務が滞るのにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、webマーケティングのコンサルティングが何をしてくれるのか解説するとともに、費用相場や失敗しない選び方について紹介しています。
webマーケティングのコンサルティングはどんなことをしてくれる?
webマーケティングのコンサルティングは、webサイトなどを十分に活用して、クライアント企業などの売り上げ増や顧客数の増加などを支援する仕事です。主な業務内容としては以下の4つが挙げられます。
- 現状分析
- 課題の抽出
- 施策の提案
- 施策を実行
- 効果の測定および改善
ここでは、webマーケティングのコンサルティングがどんなことをしてくれるのかについて解説します。
現状分析
webマーケティングのコンサルティングはまず、クライアント企業などのwebサイトを確認し、現状の把握を行うのが一般的です。
webサイトでどの程度効率的に集客や販売ができているのか確認するほか、競合サイトと比較してクライアント企業がどの立ち位置にいるのかを分析。どのようなユーザーがwebサイトを訪れているのか把握も行い、現状を確認します。
課題の抽出
現状分析を終えたら次に、webサイトが抱えている問題点や課題の抽出を行います。webサイトの課題の抽出自体は、Googleが提供している無料ツールでも可能です。
しかし、素人には分からない専門用語も多いため、専門家であるコンサルティングの目で見てもらった方が効率的に課題が見つかります。
施策の提案
webマーケティングのコンサルティングによって課題が抽出されると、以下のような具体的な施策が提案されます。
- Webサイトの改善もしくは新規制作
- 広告の選定および出稿
- SEO
- LINEやメルマガの運用
- SNSの利用など
一口にwebマーケティングと言っても施策は広範囲にわたっており、どのような施策が有効かは企業によっても異なります。
ただ、インターネットが主流となった昨今、ホームページがないのは論外として、広告の出稿やSNSの利用などはコンバージョン率アップに欠かせない施策となっています。
施策を実行
コンサルティングによってweマーケティングの施策が提案されたら、クライアント企業側ではどのような施策を行うか決定して実行へと移します。
企業内の担当者に対してコンサルティング担当者から業務が割り振られ、KPI(Key Performance Indicator)などの指標を活用し、中間目標がどの程度達成されているか確認しながら施策を進めるのが一般的です。
効果の測定および改善
webマーケティングの施策を終えたら、各種分析ツールやKGI(Key Goal Indicator)などの指標を利用して、最終目的がどの程度達成できたのか効果を測定します。
最終目標に到達できていないのであれば課題をもう一度洗いだし、費用対効果を考えながら再び施策を打つ流れとなります。
webマーケティングのコンサルティングの相場費用
webマーケティングの施策は多岐にわたるため、コンサルティングの利用料もピンからキリまでとなっています。
webサイトの検索順位をあげるためにSEO対策を依頼する際には、1ヶ月あたり50,000円〜500,000円程度が必要となります。
ホームページの作成からコンサルティング会社に依頼するのであれば、500,000円〜2,000,000円程度は必要となるでしょう。
webサイトのアクセス解析や改善のための提案を行ってもらう際には、30,000円〜500,000円程度が必要です。
また、マーケティング戦略や売り上げ増に必要な具体的な施策を考えてもらう際には、1ヶ月あたり1,000,000円以上が必要となるケースも少なくありません。
webマーケティングの全てをコンサルティングに任せると膨大な費用が必要となるため、自社でどこまでできるのかを把握し、必要な点だけをコンサルティングに依頼するのがおすすめです。
失敗しないwebマーケティングコンサルティングの選び方
webマーケティングをコンサルティングに依頼した企業のなかには、思ったような結果が得られなかったという例も少なくないため、以下の点を意識してコンサルティングを選ぶのがおすすめです。
- 実績は豊富か
- 経営コンサルティングまでできるか
- 親身になって相談に乗ってくれるか
- 長期的に利用可能か
ここでは、失敗しないwebマーケティングコンサルティングの選び方について解説します。
実績は豊富か
実はwebマーケティングのコンサルティングは国家資格でもなんでもなく、その気になればだれでも名乗れるのが現実です。
そのため、webマーケティングのコンサルティングを選ぶ際には、実績が豊富かどうかを判断する必要があります。
ただし、自社と異なる業界で実績を残していてもあまり参考にならないため、同じような悩みを抱えたクライアント企業の業績を改善した事例があるかなどを確認するのが重要なポイントです。
また、コンサルタントの実力を見極めるためには「何ができて、何ができない」と明確に説明できるかどうかをチェックするとよいでしょう。
経営コンサルティングまでできるか
webマーケティングのコンサルティングを利用する最大の目的は、自社製品やサービスや売上を増加させる点にあります。
確かにSEO対策はwebマーケティングにおいて重要なポイントの1つですが、検索順位の上位に表示されても、サービスや売り上げ増につながらなければ意味がありません。
そのため、webマーケティングのコンサルティングを選ぶ際には、コンサルタントがトータルでコンサルティングできるかどうかに着目する必要があります。
親身になって相談に乗ってくれるか
webマーケティングのコンサルティングはビジネス上の付き合いではありますが、それでも人と人との取引である点に変わりはありません。
そのため、コンサルティングを依頼するのであれば、親身になって相談に乗ってくれるクライアントを選定するのがおすすめです。
親身になって相談に乗ってくれるコンサルタントを選ぶには、無料相談を通じて判断したり、信頼できる他の企業から紹介してもらったりする方法があります。
長期的に利用可能か
webマーケティングの施策はさまざまですが「昨日施策を行ったら今日結果が出た」という類のものではありません。
基本的にwebマーケティングの施策の効果が出るまでにはおよそ3ヶ月から半年と長い時間がかかるため、継続的に相談できるコンサルタントを選ぶのが重要です。
webマーケティングのコンサルティングを利用するべきかどうか
webマーケティングのコンサルティングを利用するにあたっては、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
・社内のリソースを割かなくて済む・精度の高いwebマーケティングの施策が期待できる・自社のwebサイトを客観的に見てもらえる | ・コンサルタント任せなのでノウハウが残りにくい・高額の費用が必要になるケースもある・確実に効果が得られるとは限らない |
webマーケティングにかける資金が豊富にある企業であれば、専門家であるコンサルタントにwebサイトの改善を依頼するのもおすすめです。
しかし、コンサルティングに依頼したからといって、確実にコンバージョン率がアップするとは限りません。
そのため、自社でできる範囲内の施策は社員が行い、専門的な知識を要するwebサイトの分析や施策の提案などはコンサルタントに依頼するなど工夫するとよいでしょう。
まとめ
webマーケティングをコンサルティングに依頼すると、精度の高い施策を提案・実行してもらえるため、自社製品やサービスの販売増が期待できます。
ただし、コンサルティングに依頼したからといって、確実にコンバージョン率がアップするとは限りません。
そのため、今回ご紹介したポイントを参考に失敗しないコンサルティング選びを行い、費用対効果を考えてwebマーケティングを依頼するのがおすすめです。