ECサイトやSEO記事において、Googleで検索順位1位を取ることは目標の一つです。しかし、そのためには現状分析が必要となります。もちろんシークレットモードで検索することで、現状の検索順位を把握できますが、それ以上の細かい情報を得たり分析したりするには、ツールが必要となります。
そのようなときに必要なのがGoogleサーチコンソール(Google Search Console)です。この記事ではGoogleサーチコンソールの概要やログイン方法について解説します。
Googleサーチコンソールとは
Googleサーチコンソールとは、Googleの検索順位を監視し、改善に役立てるためのツールです。インプレッション数やアクセス数のカウントはもちろんのこと、ユーザーがどのような言葉を検索してあなたのWebサイト(Webページ)にたどり着いたのか教えてくれます。
Googleサーチコンソールのログイン方法
Googleサーチコンソールのログイン方法は次の通りです。
- GoogleサーチコンソールのWebサイトへアクセスする
- ログイン画面にてGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する
- Googleサーチコンソールの管理画面に、管理するWebサイトのURLを入力する
Googleサーチコンソールにログインできない時の対処法
ユーザー名が間違っている
ユーザー名が間違っているとログインできません。当然ですが、一言一句間違いなく入力する必要があります。ユーザー名を記録していない、あるいは思い出せない場合は「メールアドレスを忘れた場合」というリンクをクリックしてください。そうすると、電話番号、あるいは再設定用のメールアドレスを入力するよう指示されます。
入力した電話番号(SMS)、あるいはメールアドレスに送られてきた確認コードを用いて、ユーザー名を再設定する必要があります。
パスワードが間違っている
ユーザー名と同様に、一言一句間違いなく入力する必要があります。大文字と小文字の間違いでもログインできません。通常、パスワードを一文字入力するごとに、入力した文字が見えなくなります。そのため、自分が間違った文字を入力していても気付かないことがあるのです。そのようなときは「パスワードを表示する」にチェックを入れると、入力した文字を表示し続けてくれます。
ただし、パスワードの文字を見えなくするのは、他人からパスワードを盗み見られないための対策です。パスワードの文字を見えるようにすることは、その目的から外れることを理解し、自ら安全を確保したうえで行いましょう。
それでもログインできない(正しいパスワードがわからない)場合、「パスワードをお忘れの場合」というリンクをクリックすれば、パスワードを再設定できます。
アカウントを削除した
Googleアカウントを削除すると、登録時(削除前)に使っていたユーザー名やパスワードを入力してもログインできません。Googleアカウントヘルプを参考にアカウントを復元しましょう。あるいは、別のアカウントを作ってもかまいません。
そもそもアカウントを持っていない
そもそもアカウントを持っていなければログインできません。Googleアカウント作成を参考にゼロからアカウントを作成しましょう。
別のアカウントでログインしている
ログインするためには、Googleサーチコンソールに追加されているGoogleアカウントでログインする必要があります。別のGoogleアカウントでログインしている場合は、一度ログアウトしてそのアカウントに切り替え、再度、Googleサーチコンソールにログインしてください。
Googleサーチコンソールにログインする時の注意点
不正ログインに注意する
Googleサーチコンソールはユーザー名とパスワードがわかれば、誰でもログインできます。そのため、不必要に多くの人にこれらの情報を教えるのはやめましょう。ユーザー名やパスワードを共用PCなどに掲示するのもやめましょう。
また、あなたが教えなくてもログイン時などに盗み見られる可能性があります。そのため、ログインするときは、周囲に不審な人がいないか確認してからログインするようにしてください。
適宜パスワードを変更する
Googleサーチコンソールのログインパスワードは適宜変更しましょう。「適宜」とは、たとえばWebサイトの管理担当者が変わった場合や、事業譲渡などにより管理する法人が変わった場合などです。管理画面というのは本来、Webサイト管理に必要な最低限の人しかログインできないのがあるべき姿です。前任者など、関係者以外がログインできないようにパスワードを変えましょう。
Googleサーチコンソールに登録する方法
Googleサーチコンソールを使用するには、自ら管理するWebサイトを登録する必要があります。そのための手順を以下に示します。
- Googleサーチコンソールのサマリー画面を開く
- 「プロパティの追加」をクリックしてプロパティタイプを選択する
- 管理するWebサイトのURLを「URLプレフィックス」へ入力し「追加」を選択する
- 「その他の確認方法」をクリックし、HTMLタグにチェックを入れる
- Googleサーチコンソールのheadタグをコピーする
- 自ら関するWebサイトの管理画面に入り、指定の場所にコピーしたheadタグを貼り付ける
これら処理を行うことで、あなたのWebサイトをGoogleサーチコンソールで分析できるようになります。
Googleサーチコンソールの基本的な使い方
検索パフォーマンスの情報取得
Googleサーチコンソールでは、次のような情報を取得できます。
- 検索されたキーワード
- 平均掲載順位
- 表示回数(インプレッション数)
- クリック数
- クリック率
- CTR など
Googleサーチコンソールを使うと、Webサイト(Webページ)制作時に想定していたキーワードで流入してくるユーザーがどの程度いるのか確認できます。また、それ以外のキーワードによる流入の状況も確認できますので、サイト設計の意図と実際の乖離がないかわかるのです。
期間ごとにデータを比較できる機能もあるため、コンテンツを改善した前後の違いを比較することもできます。ただし、一度に複数の改善を行うと要因と結果の関係がわかりづらくなります。そのため、改善の結果を確認するときは、変更点を一つずつ設定して、変更するごとにデータを比較して検証しましょう。
問題点の確認
Webページに問題がある場合、Googleサーチコンソールで確認することができます。たとえば、ペナルティを受けている場合は「カバレッジ機能」で確認でき、インデックスされていない場合は「URL検査」で確認できます。
被リンクの確認
被リンクとは外部のWebサイトに、自分が管理するWebサイト、あるいはWebページのリンクを貼り付けてもらうことです。「参考ページ」などとしてリンクを貼り付けてもらえるということは、あなたのWebページの情報が一定程度信頼されているという証拠になります。そのため、有益なサイトにリンクを張ってもらえるほど、あなたのサイトの信頼度が高まるのです。
まとめ
この記事ではGoogleサーチコンソールの概要やログイン方法、基本的な使用方法について解説しました。Googleサーチコンソールを利用して、ぜひあなたのWebサイトの目的を達成してください。成功するまで諦めなければ、いつか必ず成功します。