新聞やチラシ、テレビCMなどのマスメディア広告に変わる、新しい広告手法として注目されているのがweb広告です。web広告は安価な広告費でありながら高いターゲティング精度があり、予算の少ない中小企業でも運用しやすい特徴があります。
しかし便利な一方で、従来のマス広告に比べて仕組みの複雑さや媒体の多さに苦戦するビジネスマンも多いのも事実です。この記事では、おすすめのweb広告の媒体を紹介します。ぜひweb広告を行うときの媒体選びの参考にしてみてください。
web広告とは何か
web広告とは、インターネット上に掲載される広告のことを指します。スマートフォンなどの電子デバイスが普及した現代においては、webサイトやSNSといった多くの場所でweb広告は見られます。
主なweb広告の媒体の種類
web広告には、広告の掲載媒体や種類が多く存在します。各種類ごとに特徴や費用が異なるため、広告の種類は広告のターゲットや予算に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な広告媒体の種類を5つ紹介します。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- アフィリエイト広告
- 動画広告
リスティング広告
リスティング広告とは「GoogleやYahoo！などの検索エンジンの検索結果ページで上部に表示される広告」です。リスティング広告は、設定された特定のキーボードを検索したユーザーに対して表示される仕組みであり、購入意欲の高いユーザーに狙って広告を配信できます。
リスティングは、商品販売や資料請求といったコンバージョンを獲得する目的との相性がいい広告種類です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、webサイトやアプリの広告枠に表示される広告を指します。表示形式は画像や動画、テキストなどさまざまです。Google AdSenseという有名な広告もディスプレイ広告にあたります。
ディスプレイ広告では、ユーザーの年齢や性別、検索履歴などの情報をもとに顧客になる可能性が高いユーザーに自動的にアプローチされます。
SNS広告
FacebookやTwitter、InstagramといったSNS上で見られる広告をSNS広告と言います。近年のSNSの利用者の増加に伴い、SNS広告を利用する企業も増えています。
SNS広告のメリットは、ターゲティング精度の高さと広告の拡散力の大きさです。多くのSNSでは、ユーザーは自身のプロフィールを詳細に設定します。ユーザーのプロフィール情報をもとに広告配信ができるため、その他のweb広告よりも精確なターゲティングが可能です。また多くのSNSには、拡散（シェア）機能がついています。高い質の広告を配信したり、ユーザーに広告の拡散を促すキャンペーンを行うことで、広告の二次拡散を実現できます。
アフィリエイト広告
別名「成果報酬型広告」とも言われているのが、アフィリエイト広告です。アフィリエイト広告では、広告をクリックしたユーザーが商品の購入などを行った際に、広告が掲載されたサイトの運営者に報酬が支払われる仕組みです。アフィリエイターと呼ばれる人がアフィリエイト広告を使って商材の販売を行うため、広告の運用管理をしなくてもコンバージョンを獲得できます。
商品が売れたときなどのコンバージョン獲得時にのみ広告費が発生するため、予算が組みやすいというメリットがあります。
動画広告
動画広告とは、その名の通り動画形式の広告です。YouTubeやInstagram上で配信されている動画広告を見たことがある方も多いでしょう。
動画形式のため、画像やテキストの広告よりも多くの情報を配信できる特徴があります。さらに動画広告は、自動で再生が始まりユーザーの目を惹きやすいです。そのため商品やサービスへの興味が薄いユーザーへの訴求効果も期待できます。
高い効果が期待できる一方で、動画広告はその他の広告に比べて広告費が高いことや広告制作が難しいといったデメリットも存在します。
おすすめのweb広告媒体
ここまで紹介したように多くの種類があるweb広告ですが、その広告の配信媒体にも種類があります。各媒体ごとに利用しているユーザーの特徴や相性がいい広告の種類が異なります。広告を配信したいターゲティングや、表示したい広告の種類に合わせて広告媒体を選ぶことが大切です。
ここではおすすめのweb広告媒体を4つ紹介します。
- YouTube
- a8.net
リスティング広告を配信する際におすすめな広告媒体がGoogleです。Googleでの広告は、Google AdWordsというGoogle広告のサービスを利用することで広告配信ができます。
Googleは世界最大の検索エンジンであり、多くの人が利用しています。より多くの人を対象に広告配信を行いたい場合は、Googleでの広告配信がおすすめです。
Facebookは、高いターゲティング精度で潜在顧客にアプローチしたい時におすすめな広告媒体です。Facebook広告では、ユーザーの年齢や性別、居住地や興味関心などに合わせた多彩なターゲティング設定が行えます。
さらにFacebook広告では、Facebookの他にもFacebook社が運営するInstagraｍやMessengerでも広告配信が可能です。Instagramはユーザーの年齢層が低く、Messengerはビジネス利用のユーザーが多いという特徴があります。広告配信のターゲットに合わせた選択ができるのもFacebook広告を利用するメリットです。
YouTube
最近では、YouTubeを媒体とした動画広告も人気です。YouTubeでは動画の冒頭や動画の途中で動画形式の広告が流れます。ユーザーは広告を一定時間視聴しないとYouTubeの動画を視聴できないため、確実に広告をユーザーに届けられます。
YouTubeの利用者は年々増加しており、ビジネス利用から娯楽目的までユーザーの特徴も多種多様です。多くの人に動画形式で広告を配信したい時には、YouTubeを媒体とした広告配信がおすすめです。
a8.net
アフィリエイト広告を検討する際におすすめなのがa8.netです。a8.netとは、国内最大手のアフィリエイトサービスを提供するASP（アフィリエイトサービスプロバイダー）です。a8.netを利用するアフィリエイターも多くいるため、より多くのサイトでの広告展開が期待できます。
運用管理が必要ないアフィリエイト広告を行う際は、a8.netがおすすめです。
web広告の効果的な運用方法とは
web広告を効果的に運用するには以下のポイントを意識しましょう。
- 広告の目的とターゲットを明確にする
- 広告の効果を測定し改善につなげる
広告の目的とターゲットを明確にする
web広告を効果的に運営する上で大切なのが、「広告の目的とターゲットの明確化」です。web広告では、配信に関するさまざまな設定ができることがメリットになっています。そしてこれらの設定が広告の配信に大きな影響を与えます。つまり目的とターゲットに関する設定が間違っていると、せっかく広告を配信しても費用に見合った効果は得られないのです。
設定にしっかりと反映できるよう、広告の目的とターゲットは明確にしましょう。
広告の効果を測定し改善につなげる
定期的に広告の効果を測定し、改善することでweb広告の効果的な運用が可能です。web広告の運用において、はじめから効果のある広告を配信することは簡単ではありません。そのため広告の配信後も、広告の効果を測定し、配信設定を見直していくことが大切です。
広告の効果の測定が容易で、広告の改善・更新がリアルタイムでできることがweb広告が人気の理由でしょう。
まとめ
この記事では現在主流となりつつあるweb広告における、おすすめの媒体を紹介しました。web広告には、リスティング広告やSNS広告などの種類が多くあります。さらに掲載媒体もGoogleなどの検索エンジンやFacebookなどのSNSがあり、広告の種類と媒体の組合せは無数です。
web広告の配信を検討するときは、ぜひこの記事を参考に自身の目的とターゲットに合った広告媒体を見つけてください。
