「外部リンクってSEOにどこまで効果があるのだろう?」
「外部リンクを増やすにはどうすればいいのかわからない」
SEOマーケティングを考える際に、担当者の頭を悩ませるのが「外部リンク施策」です。
外部リンクはSEOにおいて非常に重要であるうえに、増やそうと思って増やせるものではありません。
この記事では外部リンクとは何かを説明し、外部リンク獲得に向けて7つの内部施策と3つの外部施策、注意点を解説します。
SEOに効果的な外部リンクとは
SEOマーケティングを考えるなら、外部リンク施策は避けて通れません。
ここではまず、外部リンクの基本と重要性を紹介します。
外部リンクについて
外部リンクは2つの意味で用いられます。
- 他サイトから自サイトのページに貼られる被リンク
- 自サイトから他サイトへリンクする発リンク
主にSEOマーケティングで用いられる「外部リンク」とは前者を意味するため、この記事では被リンクのことを外部リンクと呼びます。
外部リンクの重要性
外部リンクはSEO対策するうえで非常に大事です。
なぜなら、Googleがサイトを評価する重要な要素の一つであり、検索順位に大きな影響を与えるからです。
質の高いリンクが多いほど検索の上位に表示されやすくなるため、外部リンクの獲得はSEO対策をするうえで欠かせません。
外部リンクと内部リンクの違い
外部リンクと内部リンクの違いは、リンクが「外部サイトと繋がっているかどうか」です。
下の画像をご覧ください。
内部リンクは自社で対策が完結しますが、外部リンクの場合、そうはいきません。
以下で外部リンクを増やすための具体的な施策を解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
あわせて内部リンク施策も見直しましょう。
内部リンクに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
内部リンクとは|SEOの効果を3つ説明!おすすめの設置場所も解説
外部リンクを獲得する方法:内部施策
外部リンク獲得には、自サイト内でおこなう「内部施策」と自サイト外でおこなう「外部施策」があります。
まずは、内部施策から見ていきましょう。
マーケティング担当者が知っておくべき「外部リンク獲得の内部施策」は以下のとおりです。
- 質の高いコンテンツを作る
- 記事にSNSのシェアボタンを設置する
- リンク切れのページを修正する
- パーマリンクを英語にしてシェアされやすくする
- アンケートなどを実施しシェアされそうな「調査結果」を作成する
- 広くシェアされそうな無料ツール・無料コンテンツを公開する
- シェアされそうなインフォグラフィックなどの画像を作る
具体的に解説します。
質の高いコンテンツを作る
ユーザーにとって役に立つ質の高いコンテンツを作るのはSEOの大前提です。
質の高いコンテンツを作るためには、以下の点を意識しましょう。
- ターゲットを明確にする
- ターゲットのニーズに合ったキーワード、タイトル、記事設計をする
- 分かりやすい文章で書く
SEO記事は一般的な文章と違い、ユーザー目線だけでなく「Googleから評価される書き方」にする必要があります。
SEO記事の作り方に関しては、以下の記事をご覧ください。
【2022最新】SEO記事の作り方|ユーザー・Google目線でポイントを解説
記事にSNSのシェアボタンを設置する
記事の冒頭と最後にSNSでシェアできるボタンを設置しましょう。
ボタンがないと「URLをコピー→ペーストする」という手間がかかり、シェアされにくくなってしまいます。
「Twitter」「Facebook」「LINE」など大手のSNSだけでも問題ありません。
リンク切れのページを修正する
リンク切れがあるとコンテンツの質の低下に繋がりますし、シェアされなくなってしまいます。
WordPressを使っているなら、Broken Link Checkerのプラグインでリンク切れを簡単に知ることができます。
パーマリンクを英語にしてシェアされやすくする
パーマリンクは、日本語ではなく英単語にしておくとシェアされやすいです。
日本語でパーマリンクを設定した場合、そのリンクを貼り付けると、エンコード変換が行われて文字化けしたような長い記号になってしまうからです。
コンテンツの内容が分かりやすいシンプルな英単語をパーマリンクにしておきましょう。
アンケートなどを実施しシェアされそうな「調査結果」を作成する
調査結果をコンテンツに載せることで、「その情報を広めたい」とシェアされたり他サイトで引用されたりします。
クラウドソーシングでアンケートを募れば、調査会社などを使わずに安くデータを取得できます。
広くシェアされそうな無料ツール・無料コンテンツを公開する
無料で役立つツールやコンテンツを公開することは、多くのユーザーからのシェアを狙うのに効果的です。
他サイトで「おすすめツール〇〇選」などの記事で紹介されやすくなり、外部リンク獲得が期待できます。
シェアされそうなインフォグラフィックなどの画像を作る
インフォグラフィックとは、テキストではわかりづらい内容を画像にして視覚的に説明することです。
たとえば、業界のカオスマップなどがインフォグラフィックに該当します。
画像はテキストよりもシェアされやすいことから、外部リンク獲得につながります。
外部リンクを獲得する方法:外部施策
次に、外部リンクを獲得するための外部施策を紹介します。
外部施策としておすすめなのが以下の3つです。
- 他社サイトに商品レビューなどを依頼する
- 広告を出稿するなど認知度を高める
- プレリリースなどを配信する
それぞれ解説します。
他社サイトに商品レビューなどを依頼する
自社商品やサービスがある場合、他社サイトにレビューを依頼してみましょう。
有名なサイトやブロガーにレビューしてもらうと外部リンクを得られるだけでなく、たくさんのシェアも期待できます。
広告を出稿するなど認知度を高める
広告を出稿して認知度を高めれば、ブランディングにつながります。
さまざまなユーザーに「この商品(情報)は信用できる」と思ってもらえるため、サイトや会社自体の評価が高くなるのです。
プレリリースなどを配信する
PR TIMES等でプレスリリースを配信すれば、以下の効果が期待できます。
- プレスリリースサイトからの外部リンク
- サイトでの転載による被リンク獲得
- SNSでの拡散
プレリリースは信頼性・専門性の高いメディアで配信されます。
そのため、質の高い外部リンクを獲得できるメリットがあるのです。
外部リンクを獲得する際の注意点
外部リンク獲得をする際には、Googleから「サイトのランキングを操作することを目的としたリンク」と見られないように注意してください。
特に注意すべきなのが以下の点です。
- 業者で販売されている外部リンクの購入
- 外部リンク目的で作られたサイトからのリンク
- プログラムなどを利用した自動化された外部リンク
施策を講じる前に、Googleの「リンクプログラム」を参照しましょう。
まとめ
SEOの外部リンクについてまとめます。
- 外部リンクとは他サイトから自サイトにリンクされること
- 良質な外部リンクは、Googleから評価されて検索順位の上昇等に影響を与える
- 外部リンク獲得には内部施策と外部施策がある
- 他サイトから引用される質の高いコンテンツ作りが大切
- 低品質のサイトから外部リンクを貼られないように注意する
今回紹介した内部施策、外部施策を活用してSEO効果のある外部リンク獲得を目指しましょう。