「SEOの内部施策って何をすればいいの?」
「内部施策と外部施策はどう違うんだろう?」
SEO対策の内部施策といっても、具体的に何をすべきか悩みますよね。
この記事では内部施策の重要性について説明し、具体的な施策を「コンテンツ」「クローラー対策」「ユーザビリティ」にわけてそれぞれ5つ解説します。
SEOの内部対策とは
SEOの内部対策はWebマーケティング施策の一つです。
ここでは内部対策の基本と重要性を説明します。
SEOの内部対策について
SEOの内部対策とは、Google検索で上位表示をするために自サイト内で行う対策を意味します。
具体的には、コンテンツのキーワードや見出しタグの設定、記事設計やサイトの最適化等をおこなって、Googleに評価されやすいサイトや記事を作り上げることです。
内部対策の重要性
Googleの内部対策は、検索エンジンに認識、評価されるために非常に重要です。
内部対策をおこなうことで、Googleから認識されやすくなるからです。
内部対策ができていないとGoogleになかなか認識してもらえず、検索画面に表示されにくくなってしまいます。
逆に言うと、内部対策することで上位表示されやすくなるのです。
SEOの内部対策と外部対策の違い
SEO対策には内部対策と外部対策があります。
これらは同時に対策するのが大事です。
なぜなら、両方対策することによってSEO効果がさらに高くなるからです。
内部対策は自サイトで完結しますが、外部対策は外部サイトから評価を得なければなりません。
もっともわかりやすい外部対策が「外部リンク」です。
外部リンクの獲得方法などは下の記事でまとめています。
SEOの外部リンクとは?すぐに実践できる内部・外部施策10選
SEOの内部対策をする際のポイント:コンテンツ
ここからはコンテンツ作成の部分でSEOの内部対策をするポイントを説明します。
主な内部対策のポイントは以下の5つです。
- タイトルを含めたキーワードにする
- 見出しタグを使って構造を最適化する
- 画像に代替テキストを付ける
- 独自性と網羅性のある記事を作る
- ユーザーの検索意図を把握する
それぞれ具体的に解説します。
タイトルを含めたキーワードにする
記事タイトルには、検索結果で上位表示を目指したいキーワードを含めましょう。
タイトルタグは、Googleが記事の内容を判断するもっとも重要な要素の一つだからです。
たとえば「おすすめ プログラミング」という記事を書く場合、以下のタイトルにするのが大事です。
- OK:おすすめプログラミング教室10選!
- NG:良さげなプログラミング教室を10個紹介します。
ただし、キーワードを詰め込み過ぎたり不自然なタイトルになったりした場合、「スパム」と判断される可能性もあるため注意してください。
見出しタグを使って構造を最適化する
SEO対策とユーザビリティを踏まえて、見出しタグを最適化しましょう。
見出しタグにはそれぞれ役割があり、適切な順序で使う必要があります。
具体的には、以下のとおりです。
- h1タグ:タイトル
- h2タグ:記事の大きなテーマごとに設定する中見出し
- h3タグ:h2タグの内容を詳しく解説する小見出し
- h4タグ:h3タグのさらなる詳細や補足
ヴァレインのブログを例に出して紹介しましょう。
このように、見出しは階層になっているのです。
画像に代替テキストを付ける
画像を載せる際は、内容を表す代替テキスト(alt属性)を設定するようにしましょう。
検索エンジンが代替テキストを読み込むため、SEO効果が期待できます。
独自性と網羅性のある記事を作る
記事を作成するうえで意識すべきなのは「独自性」と「網羅性」です。
なぜなら、どちらもGoogleで高く評価されるポイントだからです。
詳しい記事の作り方はこちらの記事でまとめています。
【2022最新】SEO記事の作り方|ユーザー・Google目線でポイントを解説
ユーザーの検索意図を把握する
ユーザーの検索意図を把握しましょう。
検索意図は主に4つあります。
- Do(したい)
- Buy(買いたい)
- Know(知りたい)
- Go(行きたい)
たとえば、「おすすめ プログラミング教室」というキーワードの場合、「おすすめのプログラミング教室を知りたい」という「Know(知りたい)」であることがわかります。
こういった検索意図を読み取ることでユーザーファーストな記事になり、Googleから評価されやすくなるのです。
SEOの内部対策をする際のポイント:クローラー対策
次に、SEOの内部対策をする上でクローラー対策に関するポイントを説明します。
主なクローラー対策のポイントは5つです。
- XMLサイトマップを送信する
- 適切に内部リンクする
- パンくずリストを設定する
- robots.txtを設置する
- URLを正規化する
それぞれ具体的に解説します。
XMLサイトマップを送信する
サイトを立ち上げたり記事を書いたりしたら、XMLサイトマップを送信するようにしましょう。
Googleのクローラーが巡回しやすくなります。
WordPressを利用している場合、プラグインの「Google XML Sitemaps」を使えばXMLサイトマップが自動作成されます。
適切に内部リンクする
適切な内部リンクはサイトや記事に以下のSEO効果をもたらします。
- クローラーが巡回しやすくなり、検索画面に表示されやすくなる
- 記事・サイトの信頼性が高くなる
- ユーザーの離脱を防ぐ
- 複数の記事を見てもらいやすくなる
- 網羅した情報を提供できる
内部リンクに関しては下の記事を参考にしてください。
内部リンクとは|SEOの効果を3つ説明!おすすめの設置場所も解説
パンくずリストを設定する
Googleのクローラーにサイトを分かりやすく巡回してもらうためにも、パンくずリストを設定しましょう。
パンくずリストの設定は、Googleの公式サイトで以下のように説明されています。
ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。
出典:SEO スターターガイド
robots.txtを設置する
robots.txtを設置すると、クローラーにクロールしてほしくないコンテンツを指定できます。
次のようなページはrobots.txtに指定しておきましょう。
- 自動生成コンテンツ
- 広告用ページ
- 著しく情報量の少ないページ
- 他のページと内容が似通っているページなど
URLを正規化する
URLはきちんと正規化しましょう。
たとえばサイトを作成した際、以下2つのURLができることがあります。
- www.valleyin.co.jp
- valleyin.co.jp
この場合、同じコンテンツなのに、2つのURLがインデックスされる恐れがあります。
そうすると、SEO効果が分散してしまいかねません。
複数のURLがある場合、1つのURLに正規化しましょう。
SEOの内部対策をする際のポイント:ユーザビリティ
SEOの内部対策をする際のポイントとして最後にユーザビリティに関する対策を説明します。
主なユーザビリティ対策のポイントは以下の5つです。
- モバイルファーストにする
- ページ速度を上げる
- 表などを使ってわかりやすくする
- わかりやすいサイトデザインにする
- リンク切れを減らす
それぞれ解説します。
モバイルファーストにする
スマホユーザーが快適に見やすいサイト作りは必須です。
もはやパソコンよりもスマホでGoogleを利用する人がほとんどだからです。
自サイト・記事がモバイルフレンドリーかどうかはこちらでテストできます。
ページ速度を上げる
ページ表示速度の速さはSEOに影響を与えます。
Google検索の検索順位で上位表示されやすくなる要因の一つだからです。
表などを使ってわかりやすくする
わかりやすいコンテンツを作成しましょう。
ユーザーの滞在時間を伸ばして、コンバージョンに繋げやすくなるからです。
文章だけだと読み手が理解しづらく購買につながらないどころか、離脱されてしまいかねません。
わかりやすいサイトデザインにする
デザインも「わかりやすさ」が大事です。
ユーザーの滞在率向上やリピートに繋がる要素だからです。
見やすいサイト構成と読みやすいフォントやカラーにし、わかりやすいデザインを目指しましょう。
リンク切れを減らす
リンク切れがあると、ユーザーから質の低いサイトと見られページ離脱する原因になりかねません。
ユーザーから「信用のないサイト」と思われてしまえばリピートされる可能性が低くなり、結果として検索順位に悪影響を与えてしまいます。
まとめ
SEOの内部施策についてまとめます。
- 内部対策はGoogleの検索エンジンに認識、評価される為に重要な対策である
- コンテンツ作成ではタイトルや見出しタグ、画像に代替テキスト設定等が大事
- ユーザーの検索意図を把握して、ニーズを満たす記事にする
- Googleのクローラーが巡回しやすいサイト設定をする
- スマホに最適化したサイト作りが大切
- ユーザビリティ向上の為に見やすいデザインやページの快適な速度での表示が必要
今回紹介した内部施策を活用して、SEO効果を高めたサイトに仕上げましょう。